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プロフィール

はぴせ
元会社員の後期高齡者。自称平均的な日本人。札幌市出身、東京都在住。「心と体の健康維持・増進」を願い、求める極意は「自然体」で「頑張りすぎない程度に頑張って」日々を暮らすこと。
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2012年11月06日
A213・「美味しい!」とは?
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同じ料理をいただいても、雰囲気とか体調とかで美味しさは天と地ほどに違います。
そんな体験はどなたにもおありのことと思います。

食べ物の「味」はどんな要因で左右されるのだろうか?
ふとこんなことを考えていました。

先に「食材その物の味」「調味料の味」について駄文を綴りましたので(*)、その影響を受けていたのかも知れません。


(*)A148・「素材の味」と「調味料」
(*)A211・「食材その物の味」「調味料の味」

1、「美味しい!」〜「素材の味」と「人工の味」

持病の糖尿病と付き合いながら「一病息災」を願って過ごしています。
その為もあって、食事は糖質摂取量を控え目にして、ミネラル、ビタミン他各栄養素はバランス良く取るように、かつ、人工添加物は極力攝らないように心がけています。

サラダなどで生野菜かさっと湯を通したものを常食としていますが、マヨネーズやドレッシングなどをかけずに、せいぜいレモンを絞るくらいでいただいています。

キャベツにしてもレタスにしても、グリーンアスパラなどはなおのこと、噛んでいるとそのものの味が口の中にじわーっと広がります。

大豆を原料とする食材、豆腐とか厚揚げなどを常食していますが、味付けをせずに焼くか炊くかなどしてそのまま口にすると、素材のうま味を実感します。削り節、生姜、レモンなどで調味したりもします。

もともと味とか匂いとかには無頓着なほうでしたが、そんな私でも最近は素材の味が分かるようになりました。

人間の味覚は異物と常時接していると麻痺してしまうようですし、逆に、隔離していると本来の知覚能力が蘇るものらしいと思ったりします。

調味料を用いる習慣は、例えば代表格の「砂糖」ですが、紀元前4世紀、アレキサンダー大王の昔からの使われていたとかで、今、砂糖の是非を云々するのは無意味でしょうが、昨今の調味料の類が溢れている様は、如何にも過剰と思われます。

「天然の味」が押しのけられ、人々は「加工の味」に麻痺しているようにすら思われます。
「素直でないよ!」「余計なお世話だよ!」と言われそうでもあります。

2、「人工の味」

食べ物の「味」はどんな要因で左右されるのでしょうか?
先ず、幾つかの記事から整理してみました。

(1)「食べ物自身の要素」
 「見た目」、
 「味」、
 「香り」、
 「口ざわり、口あたり、舌ざわり、歯ごたえ・・・」、など

(2)「食べる人の環境」
 「食べる人の過去の食事体験」、
 「喜怒哀楽の感情」、
 「空腹の度合」、
 「健康状態」、など

これらが複合されて「美味い」「まずい」という感覚になると言えそうです。
先入観とか知識、習慣に左右されるものようです。

「調味料いっぱいの食品」と
「なるべく自然の材料を使い人工調味料を減らして調理した食品」
を並べて味覚調査を行うと、必ず「調味料いっぱいの食品の方が美味しい!」と言う結果になる。のだそうです。

「環境負荷や身体への負荷が少しでも少ない、昔ながらの味の食品を作っても、美味しいという評価が得られず、売れない。
人工調味料漬けの食品が売れて、更に刺激の強い味付けの食品が増える・・・と言うような悪循環に陥っているように思います。ファーストフードや量販店の惣菜、お菓子なんかはこの傾向にあるようです。」といって味覚障害を心配するお医者さんの記事を目にします。

・「食べ物の味」は
「食べ物自身」と
「食べる人の記憶や体調」で左右されるもの。

・添加物の味に慣れると本来の素材の味が分からなくなる。

添加物は「食べ物自身」の味を包み隠してしまいます。

素材の「臭い」など好ましくないところを包み隠すプラス面もあり、添加物による人工の味を楽しむ文化もまた健全な範囲では「食を楽しむ」という人生のプラスですが、調味料漬けになってしまうと、先程の味覚障害が問題視されるようになりそうです。

防腐剤、着色剤など人体に蓄積すると有害な物の流通も少なくないようです。
添加物に慣れると添加物ナシの食事は美味しくなくなります。
素材の味を味わえなくなります。
不足分をまた添加物で補う事になります。
こんな麻薬性があるようです。

無害といわれる添加物でも、度を過ごすと毒になります。
砂糖だって大量に摂取すれば健康に対して有害になります。

「今の日本人を一億総病人にしている張本人は砂糖です」とまで言われるのも、一概に暴言!で処理出来ない面があるように思います。

私は「一病息災」で暮らす為に調味料を制限し、素材の味を味わう食事を目指していますが、だからと言っても修行僧の難行苦行を意図する訳ではありません。

時には幅を持って対応しますが、「先ずは調味料ありき」ではありません。
「素材の味」を大切にして、「人工の味」は時と場合によって少量にとどめる、ことにしています。




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