2016年08月06日
漫画『金のタマゴ』1巻の感想とあらすじ
『金のタマゴ』1巻の感想。
金のタマゴ
著者:カツヲ
掲載:講談社コミックス
1巻発売日:2016年5月9日
一千万部の本を売る編集者になるという野望と夢を持つ講成社ラノベ文庫編集部の新人編集者・桜井珠子。よく転び、ホメられると小躍りするなど、ちょっと変わったところはあるけど負けず嫌いのがんばり屋。睡眠時間もあまりとれず、新人のため作品作りにも携われずにいたが、ようやく担当をつけてもらえることになった。
だが、そこからがさらに過酷だった。選考に作家との打ち合わせなど、やることが次から次へと舞い込んで大忙し。それでも夢に向って努力し、たまにライバルを陥れようともしながら、今日も笑って泣いて前へ前へと突っ走る。
ライトノベルを一千万部売り上げるという夢を持つ女性編集者の奮闘記。出版業界の本を作って売るという現場の過酷さを珠子含め個性的なキャラでコミカルに描いた作品です。1ページに1つという横長で読みやすい4コママンガ。
主人公の珠子が面白い。普段から表情豊かな女性ですが、速読しながらコロコロと表情変えるのは面白くもありキモくもありますね。仕事は一生懸命こなす大人の女性ではあっても見た目、言動、行動からは幼さを感じ、可愛いんですけどよく調子にのるのでたまにうざいです。大人として社会人として「ダメでしょ」と思うこともありますが、そんな自由なところが珠子の魅力でもありますね。まあ、嫌いな人は全く受け入れられないキャラでしょうけど。独特の感性で猪突猛進的に突っ走ることもあるので失敗することもありますが、周りに助けられながらちゃんと成長してます・・・・たぶん!
珠子には高校の同級生で同期に入社した週間マガコミ編集部のマンガ編集者・高瀬数馬がいます。2人は仲良く見えますけど仕事ではライバル関係にあるようで、どちらが先に一千万部売るかを勝負してます。珠子は夢と野望からですが、数馬の場合は調子にのって何かとイラっとさせる珠子にだけは負けたくないという気持ちから。正直、その気持ちは分からんでもないです。直感で動く珠子とは正反対に、数字を出してしっかり分析・計画たてて動くタイプ。そのことを珠子にディスられたりもしますけど。
出版業界の裏事情や厳しい現実も描かれています。打ち切り事情は思ってた以上にシビアでしたね。優秀賞をとれなかった佳作の方が人気出ちゃったというのもなんか分かります。イラストレーターのギャラについても語られていましたが、表紙なんて本の第一印象になる顔みたいなものですからもっと貰ってるものだと思ってました。
作品の裏側で日々奮闘している人達の姿を描いた作品。主に珠子というキャラクターで楽しむ作品ですが、こういう裏側でがんばる人の話は結構好きです。
ちょっと自由すぎる気もしますが、コロコロ変わる珠子の表情は面白く、行動も突飛で笑えます。実情を描いてはいてもやはりご都合主義的なところもあり、ちょっとおふざけがすぎる場面もちらほら見受けられますので、そのような作風や珠子のキャラを受け入れられない人は避けた方がいいと思います。
そんな真剣になって読むような漫画でもないので気楽に漫画を楽しみたい人におすすめですね。ストーリーは分かりやすくてテンポよく進み、構図も見やすいので読みやすかったです。私は珠子というキャラクターを気に入るこができたこともあり、とても楽しく読むことができました。次巻も期待です。
【楽天】金のタマゴ(1) [ カツヲ ]
【eBookJapan】金のタマゴ (1)
↑ここで立ち読みもできます
金のタマゴ
著者:カツヲ
掲載:講談社コミックス
1巻発売日:2016年5月9日
一千万部の本を売る編集者になるという野望と夢を持つ講成社ラノベ文庫編集部の新人編集者・桜井珠子。よく転び、ホメられると小躍りするなど、ちょっと変わったところはあるけど負けず嫌いのがんばり屋。睡眠時間もあまりとれず、新人のため作品作りにも携われずにいたが、ようやく担当をつけてもらえることになった。
だが、そこからがさらに過酷だった。選考に作家との打ち合わせなど、やることが次から次へと舞い込んで大忙し。それでも夢に向って努力し、たまにライバルを陥れようともしながら、今日も笑って泣いて前へ前へと突っ走る。
ライトノベルを一千万部売り上げるという夢を持つ女性編集者の奮闘記。出版業界の本を作って売るという現場の過酷さを珠子含め個性的なキャラでコミカルに描いた作品です。1ページに1つという横長で読みやすい4コママンガ。
主人公の珠子が面白い。普段から表情豊かな女性ですが、速読しながらコロコロと表情変えるのは面白くもありキモくもありますね。仕事は一生懸命こなす大人の女性ではあっても見た目、言動、行動からは幼さを感じ、可愛いんですけどよく調子にのるのでたまにうざいです。大人として社会人として「ダメでしょ」と思うこともありますが、そんな自由なところが珠子の魅力でもありますね。まあ、嫌いな人は全く受け入れられないキャラでしょうけど。独特の感性で猪突猛進的に突っ走ることもあるので失敗することもありますが、周りに助けられながらちゃんと成長してます・・・・たぶん!
珠子には高校の同級生で同期に入社した週間マガコミ編集部のマンガ編集者・高瀬数馬がいます。2人は仲良く見えますけど仕事ではライバル関係にあるようで、どちらが先に一千万部売るかを勝負してます。珠子は夢と野望からですが、数馬の場合は調子にのって何かとイラっとさせる珠子にだけは負けたくないという気持ちから。正直、その気持ちは分からんでもないです。直感で動く珠子とは正反対に、数字を出してしっかり分析・計画たてて動くタイプ。そのことを珠子にディスられたりもしますけど。
出版業界の裏事情や厳しい現実も描かれています。打ち切り事情は思ってた以上にシビアでしたね。優秀賞をとれなかった佳作の方が人気出ちゃったというのもなんか分かります。イラストレーターのギャラについても語られていましたが、表紙なんて本の第一印象になる顔みたいなものですからもっと貰ってるものだと思ってました。
作品の裏側で日々奮闘している人達の姿を描いた作品。主に珠子というキャラクターで楽しむ作品ですが、こういう裏側でがんばる人の話は結構好きです。
ちょっと自由すぎる気もしますが、コロコロ変わる珠子の表情は面白く、行動も突飛で笑えます。実情を描いてはいてもやはりご都合主義的なところもあり、ちょっとおふざけがすぎる場面もちらほら見受けられますので、そのような作風や珠子のキャラを受け入れられない人は避けた方がいいと思います。
そんな真剣になって読むような漫画でもないので気楽に漫画を楽しみたい人におすすめですね。ストーリーは分かりやすくてテンポよく進み、構図も見やすいので読みやすかったです。私は珠子というキャラクターを気に入るこができたこともあり、とても楽しく読むことができました。次巻も期待です。
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