漫画「れんあいこわい」1巻の感想とあらすじ: ハネ吉のマンガ生活～おすすめマンガ感想紹介～

2016年07月23日

漫画「れんあいこわい」1巻の感想とあらすじ

『れんあいこわい』1巻の感想。

れんあいこわい
著者：くずしろ
掲載：REXコミックス
1巻発売日：2016年6月18日

レンタルショップ「かりてきたねこ」でバイトをしている大学生・桜井恭介。働き始めてから2ヶ月と少し、バイト先で気になる女性ができました。
その彼女はというと、17歳の女子高生・堂本悠。明るくてとってもカワイイ女の子・・・なのだけど、女性である彼女の心の中には『童貞』がいた。
カワイイ女の子が大好きな悠は、店に訪れて来る女性客を目で追い、彼女たちの胸を観察するかなり変な女の子。そんなちょっと変わった女の子でもやっぱり気になってしまう恭介だったが、彼女が最も良い表情を見せるのは女の子とふれ合っているとき。
悠をはじめ、「かりてきたねこ」にはお客も店員も何かをこじらせている人たちばかり。これは、そんなちょっと変わった人たちが巻き起こす、だいぶ変なラブ(？)コメディ。

レンタルショップを舞台にした店員とお客の群像劇。1巻は登場人物の紹介的な話とヒロイン・悠をメインにした話が主。
登場したキャラクターを見渡してもまともな人は皆無ですね。あらすじにも書いた心に童貞がいる女の子・悠だけではなく、何かしらこじらせ気味のキャラクターがほとんど。そんな彼女たちのユニークなやりとりを見て楽しむ漫画です。

例えば、ダメな一面ばかりが目立つめんどくさい性悪腹黒店長の小日向日和（27）。自分に彼氏がいないからといって、「かりてきたねこ」を恋愛禁止にしてしまう呆れた人。
お客として訪れて来るコミュニケーションが苦手な腐女子のみっちゃん。来店目的は男子店員同士のやりとりを見ながら、BL妄想を膨らませること。恭介以外にも蓮見という男子店員がいまして、2人が一緒になるレジシフトを把握するまで通いつめている人です。心のつぶやきが多い。
それから、見た目だけは清純美人の支倉涼子さん。女子大生、黒髪美人、巨乳、読書好き、ここまでなら文句の付けようのない女性ですが、ここにAV鑑賞が趣味という設定がおまけでついてきます。紅茶を飲みながら優雅にAV鑑賞する人です。

堂本悠がとにかく可愛い。女子を前にしてるときのニンマリしてる顔も可愛いく、桜井の言動に照れたりオタオタしてるところもすごい可愛かったです。
普通の恋愛漫画のように甘酸っぱい恋模様を繰り広げそうな、同じ苗字の蓮見くんと蓮見さんの話もありましたが、そんなものがこの漫画で見られるのかは甚だ疑問です。作品の清涼剤として普通にイチャついてくれててもいいんでけど特別読み切りだからもうないのかな？
普通のラブコメ漫画に飽きた人には新鮮味があって楽しめるかもしれません。続きも楽しみですね。