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2020年12月16日

【読書日記】村上春樹翻訳ライブラリー『犬の人生』

生活を最適化、ライフ・オプティマイザーの Grace です。

今読んでいる本は、村上春樹が翻訳した短編集の『犬の人生』です。

著者は『吹雪(Blizzard of One)』でピューリッツァー賞 詩部門を受賞しているマーク・ストランド

マーク・ストランドは、もともとは詩人です。

この本の短編は、どれも独特な世界観を持っていて、どんどんページが進みます。

村上春樹さんの翻訳にも、村上春樹ワールドが感じられますね。

『犬の人生』では、主人公の夫がある日、妻に「ねえ、前から君に言わなくちゃと思っていたことがあるんだよ」と切り出します。

ハッとした妻に対して「実を言うとね、僕は以前は犬だったんだよ」と続けます。

妻「犬ですって」

夫「うん、コリーだったんだ…コネチカットの大きな家に飼われていた。広い芝生の庭があって、その辺の人たちはみんな犬を飼っていた。」

妻は決して笑い飛ばすこともなく、真剣に夫の話に耳を傾けます。

当時仲良くしていたメス犬の名前をあげると、「あなたは彼女のことを愛していたの?」と聞いたりします。

そして「ほかにもまだいるの?」と他にも恋に落ちたメス犬がいないかを確認するのです。

メス犬たちの描写が面白くて、村上さんの翻訳とマッチしていて、いい感じです。

他にも『更なる人生を』も気に入っています。

小説をもっと読もうかな、と感じさせてくれた一冊ですね。

Some people feel the rain. Others just get wet.

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