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カジヤマ シオリ(@Kindermeer )
元女性アシスタントディレクター。 心は広島とオランダにおいてきぼりですが、名古屋市民です。 いちにんまえのトラベルライター目指し、日々これまでの旅行経験や映画や洋楽、西洋美術や海外ドラマなどについての記事を更新してます。 ネタになるだけ、今までの経験は無駄じゃない!
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2016年11月26日

pk/ぶっ飛んでて、真剣で、物事の本質に迫ったインド映画







ほんとはずいぶん前に見てた映画ですが。
「pk」というインド映画を見ました。今日はそのレビューです。

ネタバレにならないあらすじを。
宇宙船で地球にやってきたけれど、いざ自分の星に戻ろうと思ってたら、そのために必要なカギを何者かにひったくられ、自分の星に戻れなくなった男。
留学先のハンガリーで失恋し、母国インドに戻ってテレビ局のリポーターをするヒロイン・ジャグー。当たり障りのない、批判を恐れたネタばかりをやるテレビ局に対して抱いていたフラストレーション。この状況を打破したいと思っていたところに現れたのが、その男。「神様が行方不明です」というビラを電車内で配り歩いていた。「これはネタになるんじゃ…?」と踏んだジャグーがその男をおいかけるところから、ストーリーが始まります。
しばらく、その男がなぜこういうことをすることになったのか?という回想が入り込んで、テレビに出ない?と提案するジャグー。神様ってなに?人は神様に願うけれど、現実はそうはうまくいかない。それはなぜ?人が神にすがる純粋な心と、このしくみを使って悪儲けをするものに迫ろうとする。

「pk」とは、インドでは「酔っ払い」をさす言葉だそう。
pkと呼ばれる男は、地球に降り立ったときは何もみにまとわず、
何も話すことができず、もといた星と同じ方法でコミュニケーションを取るべくいろんな人の手を握ろうとし、
そのさまから、pkと呼ばれるようになった。

いやー長かった。深かった。インド映画大好きです。
ただハッピーなだけなんじゃない。「宗教」って何?神に誓うって何?ってことに問題提起をしてくれてます。
人間なのか天使なのか、宇宙人なのか。まったく不思議な存在のpk。
すっごくコミカルなんだけど、しっかり真実を追求してくれてます。

アーミル・カーン、ここでもさすがの活躍ですね。
この不思議な存在をここまで演じ切れるのも彼、とびっきり大きな目と耳がそれっぽい(笑)
冒頭でフルヌードをさらしてますが、たまりません。すっごくムキムキで…
ただのpkではない、世の中の悪いことに迫ってやろう感がひしひしと伝わってきます。
ひそかに思いをよせる女性に、好きだって言いたいけれど、なかなか言えない。そのもどかしさと、好きな人の幸せをほんとに願うひたむきさ。きゅんとくる要素も満載ですね。

あと、特筆すべきはヒロインのジャグー!インド映画のヒロインって、なんだかすごく可憐で、お姫さまっぽさがあって、とびきりの美女。あんまり得意じゃないタイプ(笑)
だけどジャグーはとても親しみがもてました。ショートカットもかわいかった!
友達になりたい。男の人に守ってもらうんじゃなくて、自分で未来を切り開いてくタイプの。
活発で、とても好感もてますね。正しくないことははっきりと言えるその強さ。うらやましい。
インド映画のヒロインのイメージとはかけ離れてましたが、それがあえてストーリーにいい影響があったかもしれない。
pkみたいな男の人がメインなら、きゃしゃで美しいお姫さまみたいな女の子よりも、クラスメイトにいたら人気ありそうな女の子のほうがあってますね、うん(笑)





「きっと、うまくいく。」もとてもよかったけれど、
こっちもかなり好印象ですね。

2016年08月19日

どぅわっ!!(いろいろ気づいた…)/大統領の執事の涙

まず、今月の更新。
これ2度目ですね(笑)
お仕事のほうも、7月最終週からこれまで、しばらくセーブしておりました。
一時的に締め切りがきっちりと決まったお仕事を抱えてなかったので、なんとかなりました…
たびねすの記事も更新してないですね。ええ。

で、何更新するかなーと思い。

最近見た映画「大統領の執事の涙」がとっても良かったので、少しだけお付き合いください。

ネタバレにならないあらすじを。

大半フィクション、ベースは実話といった物語。
アメリカ・ホワイトハウスのバトラー(執事)目線で、アメリカで起こったことが描かれています。アイゼンハワーからレーガン大統領までの執事を担当した、セシルという黒人の男が主人公。


うん、説明はこのくらいでいいと思う。
ストーリーは主人公目線で見たアメリカの近代史と、主人公の半生だから。
冒頭から衝撃です。両親とともに奴隷として綿花つみをしていたところ、いきなり父親が雇い主に撃たれるんだから。
びっくりですよもう。
んで、その家の年老いた女性の計らいにより、ただの綿花つみから使用人に抜擢されるところから、セシルの執事としてのキャリアがスタートするのです。

自立するために逃げ出し、執事としての仕事が見つかり、高級ホテル、ホワイトハウスと勤務先が変わる。
もちろん苦労しています。当時のアメリカは根強い黒人差別の風習が残っているし。

セシルの賢さを感じるシーンもありました。
黒人差別の現実を感じながらも、生き残るためには執事として一流でなければならない。それをしっかりと理解してたから、長くホワイトハウスで働けたのでしょう。
黒人としてのマイノリティや反発心を一切出さずに、あくまでプロの執事として、大統領と向き合う。彼の息子はめっちゃ黒人差別に反発しているのですが、セシルにとってはこれが生きる術…

彼のプロ意識に脱帽しながらも、いろいろ考えさせられました。
フィクションにもかかわらず、リアルなんです。
実際に大統領と執事があそこまで会話があったのかは定かではありませんが、演技がとてもリアル。
ほんものの執事…
動作もきれいで、見惚れます。

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まだ見てないかたはぜひ。
考えるきっかけには、十分なるから。

2016年05月16日

ハロルドが笑う その日まで/ありふれた日常に起こるクレイジー、だけどほっこり

今日は、最近見た映画について。

「ハロルドが笑う その日まで」

harold.jpg

北欧の映画です。
ノルウェーの田舎町を舞台にした映画。

またまた、ネタバレにならない程度のあらすじです。

何十年も、地元に根付いていた家具店のオーナー、ハロルド。
しかし、家具店の向かいにIKEAができます。
IKEAの人気に押され、経営難でお店をたたむまでに追い込まれたハロルド。
とうとう、IKEAの経営者の誘拐を企てます。

北欧の映画って、なんだか眠たくなるイメージでした。
しかし、ちゃんとぜんぶ見れましたよ。
なんなんだろうなあ。淡々としてるからかなあ。

ハロルド役のおじさま、すごく味があるというか…
誘拐とか経営難とか、人生お先真っ暗な人のストーリーなのに、とても人間らしいからか、クスリとくる。
淡々とはしているものの、暗いオーラのない映画です。
登場人物それぞれが抱える問題、悩み、葛藤。それぞれに共感できること間違いなし。
だから、すっと作品に入り込めるのです。
コメディ映画じゃないのに、どこかユーモラスなのです。
みんなめちゃくちゃだから、淡々としてるのに退屈せず、クスリと笑えたのかも。

誘拐に加担する、エバという少女。
このこもいい演技してますよ。
彼女もいろんな問題抱えてるんだけど、ティーンエイジャーらしくて、必死に日々を生きてる。
すっごい美人じゃなくて、どこにでもいそうなかわいいこだったのも好きなポイントです。

ゆったり、自分の時間を過ごしたいという人にもおすすめな映画かも。
ありふれた生活とか、大切な人とか、日常のエッセンスがいろいろ盛り込まれているから。

予告編はこちら。



これだけで、なんだかノスタルジーな感じがする…(笑)


2016年04月23日

新・三バカ大将 ザ・ムービー/私は、本家の三バカ大将を知らない。


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今日見た映画について、ご紹介。
最近、おうちに引きこもりがちなので、DVD鑑賞ばかりです…
しかもコメディとか多い。

今日は、新・三バカ大将ザ・ムービーを鑑賞しました!!!

新・三バカ大将 ザ・ムービー [ ショーン・ヘイズ ]

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簡単かつネタバレになりそうにないあらすじ。

孤児院の前に捨てられ、そのまま孤児院で育てられたモー、ラリー、カーリー。引き取り手が現れないのでそのまま孤児院で大人になるが、相変わらずの問題児。そんな中、財政難により、30日以内に83万ドル以上集めないと孤児院が潰されるということに。それを聞いた3人は、83万ドルを集めるために街へと向かう…

というものです。

どうやら、この3バカ大将というのは、元となるトリオがいたらしい…
ということで、ちょこっと調べてみました。

三ばか大将とは、ちょうどテレビが普及しはじめた東京オリンピック(1964年)前後の時期に日本で放送されていた、外国のコメディドラマ(短編映画)です。
もともとは1930年代からアメリカで人気を博していたもので、本国ではとても有名。
主にモー、ラリー、カーリーの3人組が巻き起こす、ドタバタコメディ。

主に、と言いましたが、このトリオ活動は1975年まで続いていて、その50年近い間でメンバーチェンジが幾度となく行われているのです。ボードビリアンの友人テッドと実兄シェンプと共に前身トリオを作ったのがモーで、その後ラリーが加入。人間関係とか出世とかの理由でシェンプがいなくなり、テッドの実弟カーリーが穴埋めに加入。1933年には、あのフレッド・アステアの映画デビュー作「ダンシング・レディ」に、4人は出演。1934年にコロンビア映画と契約を結びます。その頃にはテッドは脱退していた模様。テッド脱退後のラリー、モー、カーリー3人組が、最も有名な顔ぶれとして知られています。今回紹介する映画も、この3人がモデルになっています。

この3人のコメディスタイルは、ドタバタコメディ。カーリーがひたすらおとぼけ。ギャグ連発。そこにモーがビンタや目突きの暴力でツッコミ、ラリーは二人の間でおろおろ、とばっちりというのが主なスタイル。すっごく暴力的…でも、カーリーが何かしらしくじるので、その被害を受けるのはモーという構図。サイレントの時期はもちろんですが、トーキーに移っても人気は相当のものだったそう。1947年までに97本の映画を生み出したという。

ほんとはこの本家を見てみたいのですが、
「ダンシング・レディ」くらいしか見れない…
マルクス兄弟シリーズみたいに近所でDVDがおいてあると嬉しいんですが。
この映画を見たら、絶対本家がどんな感じだったか気になりますよ。「新・三バカ大将ザ・ムービー」においては、もし現代で活躍していたら…という想像がたっぷり含まれていますから。

んで、印象的だったカーリーのキャラ。
実は、脚に障害があったり、セリフ覚えが悪くてとっさにアドリブばかり繰り出していたそう。
これが当時のファンに大いに受けていたんだとか。
明らかにリアクションや声色がほかの2人とは違うし、動きもコミカル。
このカーリーの動きは、映画やアニメに影響を大いに与えているようです。
古き良きミュージカル映画が好きな人ならわかる例を紹介しましょう。

「雨に唄えば」のコズモ(演:ドナルド・オコナー、主人公ドンの親友)が「Make Em Laugh」という曲のダンスで、
カーリーの独特な動き(床に寝そべり、片足の側面をぴったり床につけて軸にして、ぐるぐる体を回転させる)を取り入れてます。

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感想(1件)




笑いながら、ひたすら地面で体をぐるぐるさせる。
あと、コズモのコミカルな動きの効果音とかも、なんか同じ匂いがします。

「Make Em Laugh」、大好きなんですよね。
底抜けに明るくて、ほんとに笑顔になるのです。
そこだけYoutubeで見たりして。
この脚をぐるぐるさせるシーン、とても印象に残っていました。
ルーツはこれだったのか!!意外でした。
というかドナルド・オコナーという俳優が大好きです。ジーン・ケリーと並ぶととても3枚目さが際立っていますが、こういう顔というか雰囲気の男性が好きです。華奢な感じとか。コミカルな動きも、表情のあやつりかたも、ただ上手いだけじゃない、歌での表現の仕方も。なんというか、準主役のミュージカル俳優としてはとても完璧だと思うんですよね。彼がコミカルな演技をすることで、ほんとに主役が際立ちます。ほんと「雨に唄えば」大好きです。何度もみてます。誰か語りましょう。ジーン・ケリーも好きな俳優の一人ですが、ドナルド・オコナーはもっと好きです。というかロンドンでミュージカル見たほどのフランク・シナトラも、フレッド・アステアも…

…おっと。
だいぶお話しがそれてしまいました。
戻します。必死で戻します。

カーリーに限らず、この3人組自体がいろんなところに影響を与えているそうで(パイ投げとか)
「新・三バカ大将ザ・ムービー」はとてもはちゃめちゃです。なんでこんなことになるんだ?とか、ひたすらドタバタしてます。
でも、結局はみんな幸せなんだよなあ。

あ、とても暴力的なシーンが多いです。
戦争とか任侠ものではないので、そんな人がたくさん死んだり流血しまくったりというのはないですが、本家をならって、目つぶし鼻つぶしビンタ、ラリーの髪引きちぎりなどの暴力的ギャグが満載です。ストーリーは特別目新しさはありませんが、3バカ大将のキャラが非常に際立つ作品となっています。
あ、ウィキペディアとかに掲載されている写真との比較になりますが、「新・三バカ大将ザ・ムービー」、見た目だけであれば本家を忠実に再現できてると思います。俳優さんもかなり役作りがんばってるなって感じです。カーリーなんか、あの恰幅のいい見た目もさることながら、コミカルな動きや声の調子はカーリーが独自で生み出したものですし。難しかっただろうな。

子どもがマネするのを避けられないシーンが満載なのですが、
最後に、制作スタッフによる「マネしないでね」映像が入っています。
これは映画の中だから安全にできてることで、実世界でやったらトラブル免れられないぞ!というものです。
普通にまねしちゃうよなあこれ。
これ、今ゴールデンタイムでテレビで流したら確実にみんな学校でやっちゃうよ。
本家のやつが昔日本のテレビで放送されていて、しかも子どもたちに大人気だったということなので、大丈夫だったのかとついつい…

途中かなり脱線しましたが、こんな感じの映画でした。
3分の1くらい「雨に唄えば」というかドナルド・オコナーのことだったじゃないか。何やってんの。



2016年04月18日

ライフ・イズ・ビューティフル/悲しみであふれた世界なのに、なぜか美しくて、あったかい

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こんばんは。
今日は映画をひたすら観る日にしました。
最初はトイ・ストーリー2。

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感想(3件)




わたしは、トイ・ストーリーシリーズの中ではいちばん、2が好きです。
なぜかって?それはジェシーが好きだからです。
大きなトラウマを抱えているジェシーですが、ほんとは勇敢で、元気で、とってもチャーミング。そんな彼女が好きです。トラウマも、仲間たちがいればへっちゃら。そんな彼女に、いつも元気をもらってます。大きなトラウマを抱えてるのはわたしも一緒ですが、彼女には、私にはない魅力がたくさんある。そんなジェシーになりたい。

そのあとは、
ライフ・イズ・ビューティフル
という映画を見ております。

こちら、イタリア映画です。

大まかに、どんな映画かを説明します。
物語の舞台は、第二次世界大戦前のイタリア。
ユダヤ系イタリア人の男グイドが、本屋さんを営もうと、叔父さんを頼って友人と北イタリアの田舎町へ。
そこで先生をやってるドーラと出会い、紆余曲折を経て駆け落ちも同然で結婚して、息子・ジョズエと平凡ながらも幸せな日々を送ります。
しかしながら、第二次世界大戦中です。ユダヤ系のグイドとジョズエは差別を受けながらくらし、とうとう、叔父さんと3人で収容所に送られます。ドーラはユダヤ系じゃないけど、愛する人と離れ離れなんて耐えられず、自ら同じ収容所送りの列車に乗り込みます。
収容所での生活は過酷で、とても恐ろしくて、悲しみにあふれたもの。だけど、そんな中で、グイドはジョズエが明るく過ごせるように「これはゲームなんだ」と言って、さまざまな演出をします。

という、北イタリアの田舎町と、ユダヤ人収容所が舞台になった映画です。
ちなみに、北イタリアの田舎町は、アレッツオというトスカーナ州にある街がロケ地となっています。有名な観光地で説明するなら、同じトスカーナ州都のフィレンツェから61キロのところにあるそうです。
フィレンツェにはかれこれ2日間まるごと滞在してたのですが、こんな近くに、歴史を感じる街があるなんて知らなかったです。

もちろんこの映画はフィクションです。
ですが、ユダヤ人迫害ってほんとにあったことなんです。
テーマはとっても重たいんですが…なんでだろう。すっごくあったかくて、ユーモアがいっぱいで、幸せにあふれた映画なんです。
特別な派手さがあるわけでもなく、大規模なハリウッド映画でもないのですが、
それでもこの映画が好きという人は多いようで、公開当時も高評価を受けたそうです。
現に、第71回のアカデミー賞で複数部門にノミネートされ、トム・ハンクス(偶然、さっき紹介した「トイ・ストーリー」シリーズのウッディの声!)を押しのけて、グイド役のロベルト・ベニーニは主演男優賞を受賞したそうな。作曲賞、外国語映画賞も同時受賞。カンヌ国際映画祭でも、審査員賞。ほかにも、この年の映画賞を総なめにしています。
注目作やネームバリューのすごい映画、ハリウッド映画など、この年もいろんな映画がありましたが、その中においても「素晴らしい映画」と認められたのです。
わかるよ。わたしも「すばらしい」と素直に思える!

すっごく重たいテーマなのに、親しみやすい。
それは、やっぱり主役のチカラが大きいと思う。
グイド役のロベルト・ベニーニの演技はすっごくコミカルで、見てる人みんなが笑顔になるようなものがあります。
中にはやりすぎだなーとか、ちょっと下品だなーってものもあるのですが、それでも全力で笑いをとりにいってる感じが好きです。たぶんチャップリンとか近いんだけど、それとはまた違うような。周りを振り回しまくってるんだけど、なんだかほほえましい。
作中でもいろいろ深刻な場面とか、直視できないような問題とかあるんです。だけど、どんな場面でも、笑顔で明るく乗り越えています。
その笑顔に、妻のドーラは惹かれたんでしょう。笑顔に加え、いつでも明るく前向きなところも。どんな問題だってあきらめずに、乗り越えて見せようとする姿。純粋に、ひたむきにドーラを愛していて。
もちろん、息子のジョズエも溺愛してて。子育てにおいても、ユーモラスたっぷりに、幸せと愛情をめいっぱい注いでる姿が印象的です。このころからユダヤ人への迫害は見え隠れしてるんだけど、それも感じさせないくらい、明るく生きてる。

だけど収容所送りは避けられず。収容所ではドーラと離れ離れだけど、あの手この手でドーラに自分の存在を、愛を伝えようといろいろ行動しています。その姿ですらユーモアたっぷりで、でも愛が感じられてあったかい気持ちになります。
ジョズエ自身にも、ユダヤ人への迫害を感じさせないよう、少しでも収容所で幸せでいられるよう、安全でいられるよう、ひたすら行動していました。たしかに周りを振り回してるし、そのユーモアが無理やりすぎて場面に合わないとか、ありえないとかあるけど、戦争映画、全部が全部不幸である必要はないと思うし、中にはこういう幸せな物語があってもいいんじゃないかと思う。すっごくグロテスクなシーンもなければ、流血シーンもないです。

この映画の監督・脚本もロベルト・ベニーニ。
自身が一番この映画の意図を理解してるから、あんなに役がはまっていたのかな。ユーモアと愛にあふれた、優しくも強い、迫害に屈しない父親。ほら、こんな物語があったっていいんだよ。
妻のドーラ役、ニコレッタ・ブラスキとはプライベートでも、夫婦なんだとか。素敵すぎる…哀愁漂わせながらもすっごく素敵な女性でした。本当に連れ添っている夫婦だからこそ、醸し出せる雰囲気がありました。


戦争映画は苦手だけど、コメディは好き。という人にいいんじゃないかな。
戦争映画でこんなにあったかい思いをしたのは初めてです。

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感想(1件)




たぶん吹替えのほうが見やすいです。
独特の言い回しとかジョークとか、きっと字幕では表現しきれない。ま、この映画に限らず、コメディとアニメの映画全般に当てはまることなんですが…

あなたのおすすめ映画も、ぜひ教えてください。
コメント欄も、マナーさえ守っていただければ、お気軽にご利用くだされ!



2016年03月21日

おとなのけんか/お、おう。かなり‥‥






ちょっぴり更新の間隔があきましたが。
今日は映画のお話しです。

おとなのけんかという映画について。
(2011年)

まあ、そのとおり、おとなのけんかが80分繰り返されてる映画です。
子どもが他のうちの子どもにケガをさせたので、おとなの事情もろもろを話しあいに怪我したこの親のところへ行くという物語。

いや、ほとんど場面が変わらない。
ひとつの部屋で物語が完了。

最初は冷静に話しあいがすすんでましたが、どんどん両親同士のののしりあいに発展。
決してグロい映画ではありませんが、それなりに食事中の鑑賞はご注意くださいシーンが含まれています。
なかなか言葉遣いも汚いです。
興味本位で見るくらいなら大丈夫です。
かなり人を選ぶ映画かと‥‥

それでも、話しがすすむにつれ、
人の本性ってのがどんどん明らかになる映画です。

興味本位も時々大事ですよ。

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