たとえばその一つは, 自分が引き受けた責任は最後まできちんとやり切るというもので, ある面では社会人として当たり前のことだ.
きっかけは, 自分がこの当たり前のことを, 全てを一人でやり遂げる, できなかったら自分は完全な無能, 居るだけで皆の迷惑になる邪魔な存在であって生きている価値も無い, とやや極端な形で受け取っていることに気がついた点にある.
ともかく, そこに気がついたところで, こういったあまりにも現実から離れ過ぎた部分を取り去って, 残ったものをあらためて受け入れることができた時点で解放されたという感触が得られた.
最初の極端な思い込みは, 認知療法では自動思考とか認知の歪みなどと呼ばれる.
このような認知の歪みを, 普遍的な位置から自身で分析・反論して自分に受け入れられる形で認識し直す.
それによって自分の内的世界と現実の世界を滑らかに接続する.
これが今の時点での自分にとっての認知療法における方法論である.
これで, 今なお残っている自己否定の意識を穏やかで許容できるものに変えられるかどうか.
希望はあると思うがどうなるだろう.
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