作業療法の日.
体調はあまり良くないが, 前回描いた絵があまりに弱々しいのでどうしてもデッサンからやり直したい.
頓服を飲んで起き上がる.
海苔弁当を作る. 今日はご飯に梅干しを細かく刻んだものをまぶしてみた.
おかずはソーセージを焼いたもの, キャベツのスパイス炒め, ミニトマト, 目玉焼き, ザワークラウト.
病院のアトリエは人数も少なく静かで落ち着ける, と思ったのだが鬱が苦しくなってくる. 何だか身体が縮こまってくるよう.
止む無く頓服を飲む.
デッサンをどんな風にやり直すかはここ数日の間で大まかに決めていたのでそのイメージをひたすら描く.
どうにか頭の中の像に近いものを紙の上に写すことができた.
とても嬉しい. 気分も高揚している.
往き帰りの電車の中では数学をやる.
練習問題の解の中でいくつか自明に近い命題の証明が残っているのでそれらを順に与えていく.
帰りの電車の中で頓服をまた飲んだ.
座れはしたものの列車が思った以上に混雑していて急に動悸と恐怖感が湧き上がってきてしまったため.
アパートまで帰る道で, 陽が暮れるのに連れて気分が落ち込んでくる.
明日まで気持ちが持たないような疲労感を覚える. 自分が何をやっても駄目だという思いに何処にも居場所が無いように感じる.
やり切れない.
苦しさに堪えられず帰宅してから頓服を飲む.
一日 2 錠までと指定されているところを 4 錠飲んだ.
今日ぐらいの鬱の日に一日全力で活動すると, 頓服の服用がこんな風になってしまうということか.
また, 思い返すとアトリエでは絵には深く集中したのだが, 他のメンバーとはほとんど会話せず, その僅かな会話も全く的外れな受け答えで, しかも相手の顔をまともに見ることもできず非礼なこと極まりなかった.
いろいろなことを受け止め切れない.
疲れている.
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