やや鬱が苦しいがゆっくり考えながら昼まで数学をやる.
先日読み終えたカミュの『ペスト』をざっと読み返してみる. この小説は緒言が示しているようにある種の監禁状態 ── おそらくナチス支配下のフランスの状況 ── を描いたものである.
けれども, そこに限定されることなく, 追い込まれた人間に対する寓話としても読める普遍性を持っていると思う.
たとえば自分の場合だったら, 長年に渡る鬱病とか過去の苦しい記憶の反復とか.
『ペスト』の中で, 疫病からの解放を願う多くの人びとがいる一方で, 特殊な事情によってペストの収束を望まない者がいたりといった状況が描かれている.
これなど自分の場合に, 鬱の苦しさから解放されたいと願う一方で, この病が自分の性格や気質と深く結び付いているがゆえにどこかで完全な治癒を望まない意識と対応する.
夕方に買い物に行く.
帰宅して食事. キャベツと胡瓜のサラダ, 蕎麦.
疲れたので早めに布団に入る.
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image