いみじのあんちの徒然なるままに

引き続き、怪傑ライオン丸です。
三角山の砦近くに住む盲目の美女、百合(久保田民栄)は、ふとしたきっかけで砦にいる侍、武蔵と知り合う。気さくな武蔵は峠の難所をいつも先導してくれる。
いつかは南蛮の眼医者に百合の目を治してもらおうと言ってくれる武蔵に恋心を抱く百合。不満なのは、いつまで経っても手一つ握ってくれない事。
「百合殿、許されい。子供のころから剣一筋の修業をしたので拙者の手は丸で松の木の小枝のようにささくれ立っている」百合は知らない。武蔵が怪人トビムサシなのを
第一の地図が示す三角山にやってきた獅子丸(潮哲也)たちの前にトビムサシが現れる
互いに相手の技量の高さを認め合う二人。
鳶というよりロックバットみたいな羽で空を飛び回るトビムサシ。だが、ドクロ忍者の邪魔にあいトビムサシは勝負を預ける。
獅子丸たちは足を怪我した小助(梅地徳彦)の手当てに宿を借りる。それは、百合の家だった！
百合の面倒を見る武蔵がトビムサシだと気付く獅子丸たち。沙織(九条亜希子)は、百合がトビムサシに恋していると確信する。
再び、峠の難所を通る二人。
だが、今日の武蔵は打倒ライオン丸の秘策を練るあまり、百合を怒らせてしまう。
「嫌です！」「どうしました？」「武蔵様は何か別の事を考えてられるんですもの」
そして大胆にもトビムサシの懐に飛び込み手を握る！
「お話のように丸で松の木のようなお手。百合は武蔵様がからかっておいでになっていると疑っていました。どうしても、お手に触りたかったのです」百合の大胆な行動に思わぬ秘策の手がかりを得たトビムサシ
百合が砦の首領によって囚われた！
そうでなくとも百合のおかげで打倒ライオン丸の秘策を完成させていたトビムサシは決闘に臨む。
ライオン丸を空に追い込んだトビムサシは、ライオン丸の懐に飛び込むや、金砂地の太刀を折る！
しかし、折られてもなおトビムサシの背中を貫くライオン丸。
辛くも勝利した獅子丸だが、金砂地の太刀は折れた。大魔王ゴースンを目前に捕らえながら獅子丸たちの前途は暗かった。