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2016年11月27日

原点付近で落ち込む関数

 本日の『なんとなくの数学日記』も入っています。
 ≫ 「世の中には色々な人がいますね」

 今回は対数関数と三角関数を掛け合わせてみます。

原点付近で落ち込んで行く関数

 まずは y = logx cosx (x > 0) のグラフです。

 logxcosx.gif

 青い点線は参考のために描いた logx のグラフです。
 x → 0 において cosx → 1, logx → −∞ ですから、y は原点付近で落ち込んで行く関数です。振動の山の部分は logx に沿っています(谷は − logx に沿います)。

A 0 への収束の速さ

 次は y = logx sinx (x > 0) です。

 logxsinx.gif

 注目すべき点は原点付近です。
 x → 0 において sinx → 0, logx → −∞ となりますが、グラフを見ると y は 0 に収束しています。これは logx が無限大となる速度よりも sinx の 0 への収束が速いことを意味しています。

B 山の高さが logx ラインを超えます

 最後に@とAを重ね合わせて、

y = logx (cosx + sinx)

という関数のグラフを描いてみます。

 logx(cosx+sinx).gif

 cosx + sinx の振幅が √2 ですから、山の高さは logx のラインを超えます。原点付近で y ≒ logx となるのは@と同じです。
   
posted by Blog Cat at 08:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 三角関数
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