2020年10月08日
「元気」「やる気」を感じさせる「報酬系」とは?
私たちは何かを達成したときや誰かに褒められた時、うれしく感じたり、もっと頑張ろうという気持ちになったりします。実はこういう時に、脳内のある神経ネットワークに「ドーパミン」という神経伝達物質が奉仕つされ、私たちに「元気」「やる気」感じさせます。この神経ネットワークのことを「報酬系」と言います。
脳の奥にある視床と呼ばれるところから延髄あたりまでを脳幹と言います。ここに神経細胞が多く集まる神経核のうち、A8からA16までがドーパミンを合成する部位で、特にA9とA10が重要です。
A9は中脳の「黒質」という部位で、運動の調節に関わっており、その異常がパーキンソン病につながります。
そして、A10がちゅうのうの「腹側被蓋野(ふくそくひがいや)」という部位でここからのびているA10神経ネットワークが報酬系です。
報酬系は腹側被蓋野から伸びて大脳辺緑系にある線条体の「側坐核」と,その先にある「前頭連合野」につながっています。
側坐核にドーパミンが放出されると、私たちは元気ややる気を感じます。前頭連合野は私たちが施行したり情緒をコントロールしたりする場所で、そこにもドーパミンが放出されます。そのため、報酬系が活性化するときの記憶に関係します。
ドーパミンは、かつて「快楽物質」と呼ばれていました。今でもそう呼ぶ研究者もいます。しかし、報酬系に詳しい東北大学の筒井健一郎教授によれば、ドーパミンには「元気」「やる気」「求める気持ち」を生み出す役割があると考えられている。
ドーパミンは脳内でのみ合成される神経伝達物質です。 神経伝達物質は、神経細胞同士または神経細胞と他の細胞との接合部であるシナプスでは神経細胞同士は直接つながっていません。
シナプスでは前細胞に神経伝達物質の合成系、後細胞にある受容体があり、ドーパミンなどの神経伝達物質はシナプスの前細胞から出て、後細胞にある受容体でキャッチされます。このメカニズムにより情報が伝達されます。
神経細胞における情報伝達の仕組みを整理すると次の通りです。
@ 神経細胞の軸索起始部からその末端の軸索週末までは電気信号で情報伝達される。
A シナプスで神経伝達物質により科学的に情報伝達される
B そこから先はまた電気信号で情報伝達される
ちなみに、神経伝達物質には、グルタミン酸、GABAなどのアミノ酸、それぞれ「興奮性」「抑制性」の情報伝達を担っています。加えて「調節系」というべきものがあります。ドーパミン,ノルアドレナリン、セロトニンなどの「モノアミン類」がそれです。体内でドーパミンがノルアドレナリンがアドレナリンに変わるという合成が起きます。 これらの神経伝達物質は、広く脳内の情報伝達を調節しています。
また、統合失調症やうつ病などのさまざまな精神疾患においては、このモノアミン類の伝達物質の働きの不調が起こっていると言われています。
2020年10月06日
なぜ 中年期以降に睡眠障害の人がふえるのか??
なぜ、中年期以降になると睡眠障害に悩まれる人が増えるのでしょうか。
之には次の3つの理由が考えられます。
第一の理由は、加齢とともにメラトニンの分泌量が減るためです。メラトニンは一般に幼児期(1歳から3歳ごろ)に最も多く分泌され、思春期以降減少し、70歳を超えるとピーク時の10分の1以下になります。
メラトニンは網膜が光を検出すると、脳の視交叉上核を経て、松果体に信号が伝わることで分泌されます。メラトニンの分泌量が減るのは、加齢によってこの信号伝達系に「退行性変化(組織の形が変化して、その働きが低下すること)」が生じるのが原因と考えられています。
第二の理由は、ストレスによるセロトニンの分泌量の低下に伴い、メラトニンの分泌量が減るためです。中年期には仕事や家庭のことで多くのストレスがかかります。私たちはストレスにさらされ続くと、脳内のセロトニンを含むモノアミンの代謝障害が起きます。メラトニンはセロトニンを原料として松果体で合成されるので、セロトニンの分泌量が減るとメラトニンの分泌量も減ることになります。
第三の理由は、夜間に光に当たる時間(光暴露時間と言います)の増加により、メラトニンの分泌量が減るためです。多くの課題と責任を背負っている中年期には仕事や家庭のことが気になり、ついつい夜中にもパソコンやスマホを見てしまいがちです。フェイスブックやツイッター、LINEといったSNSの普及がさらにこの傾向に拍車をかけます。中には寝床に入ってからスマホをいじる人も少なくありません。
こうした行動が夜間のメラトニン分泌量を減少させ睡眠障害の原因となります。
この理由は、パソコンやスマホ、タブレットなどの液晶画面から強力なブルーライトが発生しており、これがメラトニン分泌量を抑制するためです。また、蛍光灯からもブルーライトが発生します。特に白色のLED照明からのブルーライトは強力でメラトニン分泌を抑制します。
こうしたブルーライトを夜中に太陽光線を浴びるのと似た状態です。ということは、メラトニンの分泌が減るだけではなく、夜中に脳や体を「覚醒状態」にして交感神経が優位な状態になり、ますます睡眠障害を起こしやすくなってしまいます。
このような夜間の光暴露時間の増加は、中年期の仕事や家庭の条件に加えて、スマホやSNSの普及など情報社会の進展といった生活環境の変化も大きな原因です。
以上の3つの理由以外に、中年期にはうつ病による睡眠障害などもあります。
認識すべきは、中年期以降に睡眠障害が起こりやすいのは、単に「年を取ったから睡眠力が落ちたのだ」というほど単純ではなく、それなりの理由があることです。
2020年10月04日
脳機能は20歳を過ぎると加齢とともに衰える
脳の働きの低下は、中年期以降に生じると信じている方がほとんどだと思いますが、実際はそうではないのです。認知機能に関連する世界中でおこなわれた心理検査をまとめた研究の成果を見るとある事実が浮かび上がってきます。語彙などの知識を問う心理学検査の成績を総合すると、20代からじゅおじゅおに成績が向上し、60~70代で最大値を示し、その後ゆっくりと低下していきます。人生経験が豊かになるという当たり前のことがちゃんと点数に表れています。
語彙などの知識や知恵は脳の頭頂連合野や側頭連合野に記憶として蓄えられるので,この点から言えば脳の機能は人生の晩年に向かって向上しているといえます。ところが、背外側前頭前野の機能を調べる心理学検査の成績を見ると、なんと20歳ごろから直線的に低下しています。中年期以降に急に下り坂になるのではなく、脳の器質的な成長が終わる20歳ごろから直線的に機能低下が始まっているのです。
自分のしていた行動や砂上をふと忘れてしまうタイプの物忘れは、前述のとおり背外側前頭前野の機能低下を直接反映しています。しかし、比較的若いうちからこうした症状がみられるのは、この機能低下が20歳を過ぎるとすぐに始まることに起因していると思われます。
興味深いことに、どちらの検査も、すべての年代の人の成績を平均すると40代半ばの値と一致することもわかりました。この事実は「40代半ばまでは、それまでの経験でカバーしてごまかしがきくので脳機能の低下をそれほど自覚することがない。ところが、40代後半以降は背外側前頭前野の機能低下の影響の方が強くなるため、ごまかしがきかなくなる。随って、中年以降に脳機能低下を強く自覚するようになる」ことを示唆するものです。/strong>
語彙などの知識や知恵は脳の頭頂連合野や側頭連合野に記憶として蓄えられるので,この点から言えば脳の機能は人生の晩年に向かって向上しているといえます。ところが、背外側前頭前野の機能を調べる心理学検査の成績を見ると、なんと20歳ごろから直線的に低下しています。中年期以降に急に下り坂になるのではなく、脳の器質的な成長が終わる20歳ごろから直線的に機能低下が始まっているのです。
自分のしていた行動や砂上をふと忘れてしまうタイプの物忘れは、前述のとおり背外側前頭前野の機能低下を直接反映しています。しかし、比較的若いうちからこうした症状がみられるのは、この機能低下が20歳を過ぎるとすぐに始まることに起因していると思われます。
興味深いことに、どちらの検査も、すべての年代の人の成績を平均すると40代半ばの値と一致することもわかりました。この事実は「40代半ばまでは、それまでの経験でカバーしてごまかしがきくので脳機能の低下をそれほど自覚することがない。ところが、40代後半以降は背外側前頭前野の機能低下の影響の方が強くなるため、ごまかしがきかなくなる。随って、中年以降に脳機能低下を強く自覚するようになる」ことを示唆するものです。/strong>
2020年10月03日
中年期と更年期では取るべき栄養が変わる
栄養はスマートエイジングの条件の一つです。まず、認識すべきことは「中年期と高齢期とでは取るべき栄養が変わる」ということです。この理由は、一般に壮年から中年期においては栄養過多で寿命を縮め、高齢期においては栄養不足が心身機能を衰弱させるからです。これは描く会では常識になっていますが、一般の方にはご存じない方も多いと思います。
中年期の方の多くには、若いころに身につけた「ガッツリ系」の食生活が染みついていて、なかなかその癖が抜けません。ところが体のほうは年を取るにつれて、それほどカロリーや脂肪分を必要としなくなっています。のも関わらず、若いころと同じような調子でついつい飲食してしまいます。また一般に若いころに比べて運動量が減っており、その上さまざまなストレスが増えている。だから多くの中年期の方は、中年太り、いわゆるメタボになってしまいます。その状態が続くと、体のあらゆる場所を傷つけ、寿命を縮めていくのです。
一方、高齢期の方の多くは、とりわけ60代後半から70代以降の方になると、中年期と逆にあまり食べなくなったり、偏食したりで必要な量の栄養が足りず、体が衰弱していく例が多く見られます。
なぜ、メタボはからだに悪いのか?
さて、中年期の食事について話を戻します。この年代の方々は、食事の量は若いころの5分目ほどで十分なのに、7分目、8分目、特には10分目以上まで食べて飲んでしまいがちです。こうした食べ過ぎ、飲みすぎの生活を続けることで、いつしか体はメタボに陥っているのです。
メタボとは、高背労働省の説明ですと「内臓肥満に高血圧・高血糖・脂質代謝異常が組み合わさり、心臓病や脳卒中などの動脈硬化性疾患を招きやすい病態」を指します。
内臓肥満とは、腸の周辺とお腹の内臓同士の間の空間(腹腔と言います)に脂肪がたくさんついた状態のことです。それに加えて、高血圧や糖尿病・脂質異常症(以前は高脂血症と呼んでいた)などが二つ以上重なって、、いわゆる生活習慣病なるわけです。
この内臓脂肪が内臓肥満を引き起こします。内臓脂肪がつくと、見た目に太ってくるだけではなく、体に悪いホルモン(脂肪を分解させないホルモン)が多く分泌されるようになります。このため内臓脂肪がつくと、ますます体に脂肪がつきやすくなるという悪循環に陥ります。こうして内臓肥満となり、糖尿病・脳梗塞、心筋梗塞、動脈硬化などを起こしやすくなります。
皆さんは”未病”という言葉を聞いたことはありませんか? これはもともと日本語にはなく、中国最古の医学書と言われる【黄帝内経】の中に出てくる言葉です。
未病とは文字通り“未だ病にあらず”という意味で、【体の中にすでに病があるのに、その症状がまだ出ていないために病気の自覚がない】,または【発病前の軽い症状しかまだ出ていない状態】を表します。
問題なのは前者で、自分は健康だと勝手に思い込んで検診や人間ドッグを定期的に受けていないので病気の自覚がないが、実際には病気が進行していることです。中年期の方々にはこういう例が非常に多い。
メタボとはいわばこの”未病”の典型です。メタボを改善する、あるいは予防するには、まず自分の体が必要とする以上の糖質や脂質を取らないことが重要です。<
中年期の方の多くには、若いころに身につけた「ガッツリ系」の食生活が染みついていて、なかなかその癖が抜けません。ところが体のほうは年を取るにつれて、それほどカロリーや脂肪分を必要としなくなっています。のも関わらず、若いころと同じような調子でついつい飲食してしまいます。また一般に若いころに比べて運動量が減っており、その上さまざまなストレスが増えている。だから多くの中年期の方は、中年太り、いわゆるメタボになってしまいます。その状態が続くと、体のあらゆる場所を傷つけ、寿命を縮めていくのです。
一方、高齢期の方の多くは、とりわけ60代後半から70代以降の方になると、中年期と逆にあまり食べなくなったり、偏食したりで必要な量の栄養が足りず、体が衰弱していく例が多く見られます。
なぜ、メタボはからだに悪いのか?
さて、中年期の食事について話を戻します。この年代の方々は、食事の量は若いころの5分目ほどで十分なのに、7分目、8分目、特には10分目以上まで食べて飲んでしまいがちです。こうした食べ過ぎ、飲みすぎの生活を続けることで、いつしか体はメタボに陥っているのです。
メタボとは、高背労働省の説明ですと「内臓肥満に高血圧・高血糖・脂質代謝異常が組み合わさり、心臓病や脳卒中などの動脈硬化性疾患を招きやすい病態」を指します。
内臓肥満とは、腸の周辺とお腹の内臓同士の間の空間(腹腔と言います)に脂肪がたくさんついた状態のことです。それに加えて、高血圧や糖尿病・脂質異常症(以前は高脂血症と呼んでいた)などが二つ以上重なって、、いわゆる生活習慣病なるわけです。
この内臓脂肪が内臓肥満を引き起こします。内臓脂肪がつくと、見た目に太ってくるだけではなく、体に悪いホルモン(脂肪を分解させないホルモン)が多く分泌されるようになります。このため内臓脂肪がつくと、ますます体に脂肪がつきやすくなるという悪循環に陥ります。こうして内臓肥満となり、糖尿病・脳梗塞、心筋梗塞、動脈硬化などを起こしやすくなります。
皆さんは”未病”という言葉を聞いたことはありませんか? これはもともと日本語にはなく、中国最古の医学書と言われる【黄帝内経】の中に出てくる言葉です。
未病とは文字通り“未だ病にあらず”という意味で、【体の中にすでに病があるのに、その症状がまだ出ていないために病気の自覚がない】,または【発病前の軽い症状しかまだ出ていない状態】を表します。
問題なのは前者で、自分は健康だと勝手に思い込んで検診や人間ドッグを定期的に受けていないので病気の自覚がないが、実際には病気が進行していることです。中年期の方々にはこういう例が非常に多い。
メタボとはいわばこの”未病”の典型です。メタボを改善する、あるいは予防するには、まず自分の体が必要とする以上の糖質や脂質を取らないことが重要です。<
2020年09月30日
ニコチンはストレスを解消させる
ニコチンはアセチルコリン受容体に結び付く作用があります。アセチルコリン受容体尾は脳の神経細胞や免疫細胞にありますが、それらに作用して活性化させるわけです。それによって、意欲や快感にかかわるドーパミンや心を安定させるセロトニンを分泌させるとも言われています。
アメリカには潰瘍性大腸炎に悩まされている人が多いのですが、タバコを吸う人は吸わない人の半分以下と言われています。それはどうもニコチンの効果によるのではないかというので、タバコを吸わない潰瘍性大腸炎の患者にニコチンパッチを張ってもらい観察したという実験が行われました。その結果,約6週間で腹痛や下痢等の症状が改善される例が多かったという報告があります。
いま、年間自殺者は3万2千人のものぼります。その中にタバコを吸っている人がどのくらいいるかということで、ある研究機関が2千にんのじさつしゃをたいしょうにして、その人たちがタバコを吸っていたかどうかを調べたことがあります。その結果、タバコを吸っている人は一人もいなかったのです。
これはどういうことを意味しているのでしょうか。先ほど述べたように、ニコチンが脳内物質に影響を与えていると考えていいのではないでしょうか。つまり、タバコを吸うことでストレスが軽減されているのです。
タバコを吸っているときには、何も考えずに頭の中が空になって、それまでとらわれていた悩みなどから、一時的にあれ、解放されるのかもしれません。ある時に「タバコを吸うことで、そのような間を取るのは人の精神を正常に保つのに大事ではないか」という話を聞いた西野式の呼吸法を実践している人から「これは呼吸法と関係するのではないか」と指摘されました。
西野式の呼吸法をするとストレス解消になります。タバコを吸いこむことが、着せず死で、そのような呼吸法と同じ効果を上げるのではないかということです。
このように、ニコチンには様々な効果があるのではないかということで、うつ病やアルツハイマーなどの分野で研究が進められています。
2020年夏開催予定だった(2021ン年夏に延期)東京オリンピックに向けてタバコの規制を強くしようという動きがありました。何年か前に都が主催する会議で、有名な金メダリストが発言していましたが、何分の一秒に命をかけたり、本番の演技の前などの激しい緊張にさらされたりした時、心を鎮めるのに効果的なのがタバコだそうです。ドーピングに引っかからないので、タバコを愛用する金メダリストも多く、どこの会場でもタバコが吸える場所が用意してあったようです。
金メダルとして有名な体操のある選手もヘビースモーカーだそうです。少し頭をクールにして論議していただきたいものです。
十年前と比べて、喫煙者は激減していますが、一方で肺がんになる人の数は増加しています。原因は高齢化だといわれますが、それでは統計的に説明がつきません。タバコ以外の原因を解明しなければ、肺がんを減らすことはできません。私たちの周りにはタバコなど無視していいほどの沢山の発がん性の環境因子が存在していることは間違いありません。まず、一般に騒がれている”タバコ主犯説”を棚上げして真因を探せねば、肺がんは増えるばかりです。
タバコが大嫌いなあるお寺の住職様と対談した折、境内で燃やしている線香の煙と、タバコの煙ではどちらが毒性が強いかという話をしました。線香の煙では死にますが、タバコの煙では死にません。タバコを禁ずるなら、境内の線香を燃やすのを止める方が有意義ではないかと提言すると、管主は起こってkぁえってしまい、対談は没になりました。排ガスを始め、私たちの周りにある発がん物質を少なくすることが大切であることは言を俟ちません科学的に否定された副流煙の害をヒステリックに歩ちだす方々にはまったくあきれてしまいます。
参考資料: 奥村康『健康常識は嘘だらけ コロナに負けない免疫アップ』ワック(株)
アメリカには潰瘍性大腸炎に悩まされている人が多いのですが、タバコを吸う人は吸わない人の半分以下と言われています。それはどうもニコチンの効果によるのではないかというので、タバコを吸わない潰瘍性大腸炎の患者にニコチンパッチを張ってもらい観察したという実験が行われました。その結果,約6週間で腹痛や下痢等の症状が改善される例が多かったという報告があります。
いま、年間自殺者は3万2千人のものぼります。その中にタバコを吸っている人がどのくらいいるかということで、ある研究機関が2千にんのじさつしゃをたいしょうにして、その人たちがタバコを吸っていたかどうかを調べたことがあります。その結果、タバコを吸っている人は一人もいなかったのです。
これはどういうことを意味しているのでしょうか。先ほど述べたように、ニコチンが脳内物質に影響を与えていると考えていいのではないでしょうか。つまり、タバコを吸うことでストレスが軽減されているのです。
タバコを吸っているときには、何も考えずに頭の中が空になって、それまでとらわれていた悩みなどから、一時的にあれ、解放されるのかもしれません。ある時に「タバコを吸うことで、そのような間を取るのは人の精神を正常に保つのに大事ではないか」という話を聞いた西野式の呼吸法を実践している人から「これは呼吸法と関係するのではないか」と指摘されました。
西野式の呼吸法をするとストレス解消になります。タバコを吸いこむことが、着せず死で、そのような呼吸法と同じ効果を上げるのではないかということです。
このように、ニコチンには様々な効果があるのではないかということで、うつ病やアルツハイマーなどの分野で研究が進められています。
2020年夏開催予定だった(2021ン年夏に延期)東京オリンピックに向けてタバコの規制を強くしようという動きがありました。何年か前に都が主催する会議で、有名な金メダリストが発言していましたが、何分の一秒に命をかけたり、本番の演技の前などの激しい緊張にさらされたりした時、心を鎮めるのに効果的なのがタバコだそうです。ドーピングに引っかからないので、タバコを愛用する金メダリストも多く、どこの会場でもタバコが吸える場所が用意してあったようです。
金メダルとして有名な体操のある選手もヘビースモーカーだそうです。少し頭をクールにして論議していただきたいものです。
十年前と比べて、喫煙者は激減していますが、一方で肺がんになる人の数は増加しています。原因は高齢化だといわれますが、それでは統計的に説明がつきません。タバコ以外の原因を解明しなければ、肺がんを減らすことはできません。私たちの周りにはタバコなど無視していいほどの沢山の発がん性の環境因子が存在していることは間違いありません。まず、一般に騒がれている”タバコ主犯説”を棚上げして真因を探せねば、肺がんは増えるばかりです。
タバコが大嫌いなあるお寺の住職様と対談した折、境内で燃やしている線香の煙と、タバコの煙ではどちらが毒性が強いかという話をしました。線香の煙では死にますが、タバコの煙では死にません。タバコを禁ずるなら、境内の線香を燃やすのを止める方が有意義ではないかと提言すると、管主は起こってkぁえってしまい、対談は没になりました。排ガスを始め、私たちの周りにある発がん物質を少なくすることが大切であることは言を俟ちません科学的に否定された副流煙の害をヒステリックに歩ちだす方々にはまったくあきれてしまいます。
参考資料: 奥村康『健康常識は嘘だらけ コロナに負けない免疫アップ』ワック(株)
2020年09月25日
認知症は階段を降りるように進行する
「認知症」の進行は、脳の萎縮のスピードと大きく関係しています。
脳のMRI画像を見ると、1年あたりの脳の減少量は、ごく初期の認知症であっても、健常者に比べて約2倍のスピードで落ちていきます。10年間で健常者の脳が約5%減るとしたら、認知症の方は10%減ってしまうことになります。脳にとっての10%というのは相当な量です。高齢になると、そのスピードが一気に加速する傾向もみられます。
認知症のしょうじょうはものわすれから始まります。ですが、加齢による単なる物忘れとは異なり、日にちや時間、曜日などが分からなくなります。また、近い記憶から少しずつ失われ、記憶の一部がそっくり抜け落ちていきます。そのため、夕ご飯に何を食べたかではなく、夕ご飯を食べたことそのものを忘れてしまうようになるのです。
この初期症状では、自分で自分の変化に気が付きます。また、、家の中でトイレの場所が分からなくなったり、自分のいる場所がわからなかったりすることから、家に帰れなくなるなど日常生活に気象をきたすようになります。 このような状態が半年続くと「認知症」と判定されます。ただし認知症の診断は必ずしも容易ではなく、老齢期うつ病など他の病気との鑑別が難しこともあります。
中期になると、失われる記憶が長くなり、数十年単位で抜け落ちていあ舞うことから、実際の年齢より、20歳、30歳若い時の意識でいるようになります。
このころから、ボタンをかける、お箸を使うなど日常生活で、手や道具を使う動作が難しくなり、歩行や排せつにも障害が出ているようになります。この中期の段階まで行くと、自分が認知症であることが分からなくなります。
そして後期まで進むと、あいてが誰なのかまでわからなくなり、会話をすること、自分の意志で体を動かすこともできないようになります。 「人間らしさ」と言える、記憶、思考力や判断力などの認知機能が失われ、最後には動物として生きるための重要な、立つ、食べるというう働きまで失われてしまいます。
やがて自分で食べることのできない嚥下(嚥下)障害が起き、身体が衰弱していくことによって終末期を迎えることになります。
脳のMRI画像を見ると、1年あたりの脳の減少量は、ごく初期の認知症であっても、健常者に比べて約2倍のスピードで落ちていきます。10年間で健常者の脳が約5%減るとしたら、認知症の方は10%減ってしまうことになります。脳にとっての10%というのは相当な量です。高齢になると、そのスピードが一気に加速する傾向もみられます。
認知症のしょうじょうはものわすれから始まります。ですが、加齢による単なる物忘れとは異なり、日にちや時間、曜日などが分からなくなります。また、近い記憶から少しずつ失われ、記憶の一部がそっくり抜け落ちていきます。そのため、夕ご飯に何を食べたかではなく、夕ご飯を食べたことそのものを忘れてしまうようになるのです。
この初期症状では、自分で自分の変化に気が付きます。また、、家の中でトイレの場所が分からなくなったり、自分のいる場所がわからなかったりすることから、家に帰れなくなるなど日常生活に気象をきたすようになります。 このような状態が半年続くと「認知症」と判定されます。ただし認知症の診断は必ずしも容易ではなく、老齢期うつ病など他の病気との鑑別が難しこともあります。
中期になると、失われる記憶が長くなり、数十年単位で抜け落ちていあ舞うことから、実際の年齢より、20歳、30歳若い時の意識でいるようになります。
このころから、ボタンをかける、お箸を使うなど日常生活で、手や道具を使う動作が難しくなり、歩行や排せつにも障害が出ているようになります。この中期の段階まで行くと、自分が認知症であることが分からなくなります。
そして後期まで進むと、あいてが誰なのかまでわからなくなり、会話をすること、自分の意志で体を動かすこともできないようになります。 「人間らしさ」と言える、記憶、思考力や判断力などの認知機能が失われ、最後には動物として生きるための重要な、立つ、食べるというう働きまで失われてしまいます。
やがて自分で食べることのできない嚥下(嚥下)障害が起き、身体が衰弱していくことによって終末期を迎えることになります。
2020年09月24日
その不調の原因は筋肉にあった
体のだるさ、目のかすみ、胃もたれ、、、。中高年になると、『大きな病死やケガではないけれど、どうも調子が良くない』と、ちょっとした不調を感じるものです。
厚生労働省の2010年国民生活基礎調査によると、40代男性の25%、女性の34%の方が体の不調を感じていて、その割合はこれ医とともに高くなっています。中でも多いのが、腰痛や肩こりといった関節周辺の問題です。
もし、あなたが「腰が痛いと感じることが多くなった」としたら、どうしますか。
「痛いけど我慢すれば何とかなる」、『腰の痛みは、原因がよくわからないそうだから、治療してもよくならないのでは』といった理由で「そのままにしておく」かもしれませんが、これはよくないパターン。
たとえば、関節の痛みの原因である変形性関節症は、早めに病院で診断して適切な治療に取り組めば、その進行を最小限に抑えることができます。
まず病院で診てもらうこと。 これが関節痛をはじめとする、体の不調に対する心構えの基本です。だだし、「病院で見てもらったけれど、原因がよくわからなかった)という場合もあるでしょう。そこであきらめてはいけません。なぜなら、その不調の原因が「筋肉の衰え」にあるかもしれないからです。そして、衰えている筋肉はトレーニングをすることで回復させることができるのです。
筋肉というと、「走ったり、物を持ち上げたりするときに必要なもの」という印象が強いかもしれませんが、それには筋肉が担っている役割の一つにしかすぎません。実は筋肉には、ほかにも【体温を産生する】、『関節が正しいポジションにとどまるように支える』、『血液を循環させる』など、健康に欠かせない働きがあります。筋肉はいわば健康を支える土台のようなもの。加齢による筋肉の減少が、様々な不調の原因になっていることも少なくありません。土台である筋肉がしっかりすれば、よくありがちな「以前、腰痛を接骨院で診てもらってよくなったけれど、最近また痛くなってきた」ということも少なくなると思います。/strong>
厚生労働省の2010年国民生活基礎調査によると、40代男性の25%、女性の34%の方が体の不調を感じていて、その割合はこれ医とともに高くなっています。中でも多いのが、腰痛や肩こりといった関節周辺の問題です。
もし、あなたが「腰が痛いと感じることが多くなった」としたら、どうしますか。
「痛いけど我慢すれば何とかなる」、『腰の痛みは、原因がよくわからないそうだから、治療してもよくならないのでは』といった理由で「そのままにしておく」かもしれませんが、これはよくないパターン。
たとえば、関節の痛みの原因である変形性関節症は、早めに病院で診断して適切な治療に取り組めば、その進行を最小限に抑えることができます。
まず病院で診てもらうこと。 これが関節痛をはじめとする、体の不調に対する心構えの基本です。だだし、「病院で見てもらったけれど、原因がよくわからなかった)という場合もあるでしょう。そこであきらめてはいけません。なぜなら、その不調の原因が「筋肉の衰え」にあるかもしれないからです。そして、衰えている筋肉はトレーニングをすることで回復させることができるのです。
筋肉というと、「走ったり、物を持ち上げたりするときに必要なもの」という印象が強いかもしれませんが、それには筋肉が担っている役割の一つにしかすぎません。実は筋肉には、ほかにも【体温を産生する】、『関節が正しいポジションにとどまるように支える』、『血液を循環させる』など、健康に欠かせない働きがあります。筋肉はいわば健康を支える土台のようなもの。加齢による筋肉の減少が、様々な不調の原因になっていることも少なくありません。土台である筋肉がしっかりすれば、よくありがちな「以前、腰痛を接骨院で診てもらってよくなったけれど、最近また痛くなってきた」ということも少なくなると思います。/strong>
2020年09月18日
使わない筋肉は、あっという間に衰える
仕事をしていたり、子育てに真っ最中だったりすれば、否応なしに体を動かすことになりますが、定年になって一日中家にいる。子どもも成人して家をはなれたとすると、それまでに比べると極端に動かなくなり人もいます。「今日も一日、家に閉じこもっていた。そういえば昨日は近所の近所のコンビニにいっただけ」という人もいるかもしれませんね。<
ところが、人間の筋肉は25〜30歳でピークを迎え、加齢とともに減少していきます。特に太ももやお尻、おなか、背中といった足腰の筋肉は減少しやすくて、1年あたり1%のスピードでおちるとされています。1年単位ではわずかな変化ですから気づきにくいのですが、70代になるころには若いころの半分まで落ちているのです。
足腰に筋肉が落ちてくると、バランスを崩して転びそうになった時、踏ん張ることができません。だから転倒する危険性が高くなる。骨ももろくなっているので骨折しやすく、一時的でも寝たきりになると活動量がさらに減って筋肉も落ちていくという悪循環です。
高齢者だけの問題ではありません。30代や40代でも、体をあまり動かさなくなると、筋肉が減少して間接の働きが悪くなっていきます。 そのためさらに動かなくなって全身がますます衰える負のスパイラルです。
そのまま年齢をかさねて高齢者になると、、、
健康長寿はなかなかむづかしいことが想定されるでしょう。
きんにくは使わないでいると、あっという間に衰えます。例えばスキーなどで骨折して片足にギブスをしていると、2~3週間でびっくりするくらい細くなって、左右で別人の足のようになってしまいます。3週間ベッドから降りないでいると、筋力は平均で20%低下するという研究結果もあります。
この「廃用性委縮」と呼ばれる現象は、人間が進化の中で獲得した仕組みだと考えられています。というのも、筋肉を維持するためにはかなりのエネルギーが必要ですが、そのためにはしっかり食べないといけな染。近年の日本では、食べ物には困らなくなりましたが、長い長い進化の時間の中では、食べ物には簡単にありつけなかった時代が圧倒的に長かったので、使わないならすぐに筋肉を落としてしまう省エネ型の体になったのです。 私たち人間は、この仕組みから逃れることはできません。
健康寿命のためには、体を動かして活動量を減らさないようにすることがひっすであると/strong>
ところが、人間の筋肉は25〜30歳でピークを迎え、加齢とともに減少していきます。特に太ももやお尻、おなか、背中といった足腰の筋肉は減少しやすくて、1年あたり1%のスピードでおちるとされています。1年単位ではわずかな変化ですから気づきにくいのですが、70代になるころには若いころの半分まで落ちているのです。
足腰に筋肉が落ちてくると、バランスを崩して転びそうになった時、踏ん張ることができません。だから転倒する危険性が高くなる。骨ももろくなっているので骨折しやすく、一時的でも寝たきりになると活動量がさらに減って筋肉も落ちていくという悪循環です。
高齢者だけの問題ではありません。30代や40代でも、体をあまり動かさなくなると、筋肉が減少して間接の働きが悪くなっていきます。 そのためさらに動かなくなって全身がますます衰える負のスパイラルです。
そのまま年齢をかさねて高齢者になると、、、
健康長寿はなかなかむづかしいことが想定されるでしょう。
きんにくは使わないでいると、あっという間に衰えます。例えばスキーなどで骨折して片足にギブスをしていると、2~3週間でびっくりするくらい細くなって、左右で別人の足のようになってしまいます。3週間ベッドから降りないでいると、筋力は平均で20%低下するという研究結果もあります。
この「廃用性委縮」と呼ばれる現象は、人間が進化の中で獲得した仕組みだと考えられています。というのも、筋肉を維持するためにはかなりのエネルギーが必要ですが、そのためにはしっかり食べないといけな染。近年の日本では、食べ物には困らなくなりましたが、長い長い進化の時間の中では、食べ物には簡単にありつけなかった時代が圧倒的に長かったので、使わないならすぐに筋肉を落としてしまう省エネ型の体になったのです。 私たち人間は、この仕組みから逃れることはできません。
健康寿命のためには、体を動かして活動量を減らさないようにすることがひっすであると/strong>
2020年09月16日
筋肉を増やすと体の若返りにつながる
健康寿命を延ばすために非常に大切なのが、メタボ、ロコモ,認知症にならないという3点です。そして、本質からこの3つを当座ける方法もすでに分かつています。「筋肉を鍛え、増やすこと」です。要は積極的な外出や運動で、筋肉をできるだけ動かすこと---これが健康寿命を延ばす秘訣です。
自分の足で立ち上がり、歩き回ることで筋肉をしっかり使うと、私たちの体はエネルギーとして糖や脂肪を消費します。これがメタボの予防として重要なポイントです。
筋肉を動かさず、食事で摂ったエネルギーがあまってしまうと、脂肪として蓄積されてしまいます。とくに内臓脂肪をため込み過ぎてしまうと、脂肪細胞からアデイポサイトカインという炎症物質が分泌され、さまざまな不都合が起こります。
代表なのが、血糖値が下がりにくなる「インスリン抵抗性」が生じることで、これがやがて糖尿病へと進んでしまうのです。 血糖値が高くなると、血管のたんぱく質が「糖化」してホットケーキが焦げたような現象が発生するので動脈硬化につながります。また、脂肪細胞から血液を固まりやすくする物質も出すために、血栓もできやすくなります。これもメタボ肥満から糖尿病、動脈硬化、心筋梗塞へと進むメカニズムですが、更に邁進の研究では、糖化は脳内で炎症を引き起こし、アルツハイマーの一因になっていることもわかっています。
体の中でもっともエネルギーを使っているのが筋肉です。筋肉を増やすだけでも消費エネルギーが増して痩せやすい体になる。同じ運動でも多くエネルギーが使われル体へと変化するわけです。つまり【糖質が余ってしまって脂肪がたまる】という根本的なところから解消が可能です。
また、筋肉をつける運動は、成長ホルモンやテストステロンなどのホルモン分泌を促進します。<何歳になっても、です。 こうしたホルモンは若返らせる作用があり、筋肉量が増えるだけでなく、脂肪の分解や細胞の成長促進、免疫力の向上など様々な作用があります。筋肉を増すと、実際に体の若返りにつながるのです。
自分の足で立ち上がり、歩き回ることで筋肉をしっかり使うと、私たちの体はエネルギーとして糖や脂肪を消費します。これがメタボの予防として重要なポイントです。
筋肉を動かさず、食事で摂ったエネルギーがあまってしまうと、脂肪として蓄積されてしまいます。とくに内臓脂肪をため込み過ぎてしまうと、脂肪細胞からアデイポサイトカインという炎症物質が分泌され、さまざまな不都合が起こります。
代表なのが、血糖値が下がりにくなる「インスリン抵抗性」が生じることで、これがやがて糖尿病へと進んでしまうのです。 血糖値が高くなると、血管のたんぱく質が「糖化」してホットケーキが焦げたような現象が発生するので動脈硬化につながります。また、脂肪細胞から血液を固まりやすくする物質も出すために、血栓もできやすくなります。これもメタボ肥満から糖尿病、動脈硬化、心筋梗塞へと進むメカニズムですが、更に邁進の研究では、糖化は脳内で炎症を引き起こし、アルツハイマーの一因になっていることもわかっています。
体の中でもっともエネルギーを使っているのが筋肉です。筋肉を増やすだけでも消費エネルギーが増して痩せやすい体になる。同じ運動でも多くエネルギーが使われル体へと変化するわけです。つまり【糖質が余ってしまって脂肪がたまる】という根本的なところから解消が可能です。
また、筋肉をつける運動は、成長ホルモンやテストステロンなどのホルモン分泌を促進します。<何歳になっても、です。 こうしたホルモンは若返らせる作用があり、筋肉量が増えるだけでなく、脂肪の分解や細胞の成長促進、免疫力の向上など様々な作用があります。筋肉を増すと、実際に体の若返りにつながるのです。
筋肉を増やすと体の若返りにつながる
繰り返しますが、健康寿命を延ばすために大切なのが、メタボ、ロコモ、認知症にならないという3点です。
そして、本質からこの3つを遠ざける方法がすでに分かっています。「筋肉を鍛え、増やすこと」です。要は積極的な外出や運動で、筋肉をできるだけ動かすこと---これが健康寿命を延ばす秘訣です。
自分の足で立ち上がり、歩き回ることで筋肉をしっかり使うと、私たちの体は筋肉を動かすエネルギーとして糖や脂肪を消費します。これがメタボの予防として重要なポイントです。
筋肉を動かさず、食事でとったエネルギーが余ってしまうと、脂肪として蓄積されてしまいます。
とくに内臓脂肪をため込み過ぎてしまうと、脂肪西郷からアデイポサイトカインという炎症物質分泌され、様々な不都合が起こります。代表的なのが,血糖がさがりにくい「インシュリン抵抗性」が生じることで、これがやがて糖尿病へと進んでしまうのです。
血糖値が高くなると、血管のたんぱく質が「糖化」してホットケーキが焦げたような現象が発生するので動脈硬化につながります。また、脂肪細胞からは血液を固まりやすくする物質も出るために、血栓もできやすくなります。これがメタボ肥満から糖尿病、動脈硬化、心筋梗塞
へと進むメカニズムですが、更に最新の研究では、糖化は脳内で炎症を引き起こし、アルツ
ハイマーの一因になっているともわかってきています。
からだのなかでもっともエネルギーをつかつているのが筋肉です。筋肉を増やすだけで消費エネルギーが増えて痩せやすいからだになる。同じ運動でも多くエネルギーが使われる体へと変化するわけです。つまり「糖質余ってしまつて脂肪がたまる」という根本的なところから解消が可能です。
また、筋肉をつける運動は、成長ホルモンやテストステロンなどのホルモン分泌を促進します。何歳になっても、です。こうしたホルモンは体を若返らせる作用があり、筋肉量が増えるだけでなく、脂肪の分解や細胞の成長促進、免疫力の向上など様々な作用があります。筋肉を増すと、実際に体の若がえりにつながるのです。<
そして、本質からこの3つを遠ざける方法がすでに分かっています。「筋肉を鍛え、増やすこと」です。要は積極的な外出や運動で、筋肉をできるだけ動かすこと---これが健康寿命を延ばす秘訣です。
自分の足で立ち上がり、歩き回ることで筋肉をしっかり使うと、私たちの体は筋肉を動かすエネルギーとして糖や脂肪を消費します。これがメタボの予防として重要なポイントです。
筋肉を動かさず、食事でとったエネルギーが余ってしまうと、脂肪として蓄積されてしまいます。
とくに内臓脂肪をため込み過ぎてしまうと、脂肪西郷からアデイポサイトカインという炎症物質分泌され、様々な不都合が起こります。代表的なのが,血糖がさがりにくい「インシュリン抵抗性」が生じることで、これがやがて糖尿病へと進んでしまうのです。
血糖値が高くなると、血管のたんぱく質が「糖化」してホットケーキが焦げたような現象が発生するので動脈硬化につながります。また、脂肪細胞からは血液を固まりやすくする物質も出るために、血栓もできやすくなります。これがメタボ肥満から糖尿病、動脈硬化、心筋梗塞
へと進むメカニズムですが、更に最新の研究では、糖化は脳内で炎症を引き起こし、アルツ
ハイマーの一因になっているともわかってきています。
からだのなかでもっともエネルギーをつかつているのが筋肉です。筋肉を増やすだけで消費エネルギーが増えて痩せやすいからだになる。同じ運動でも多くエネルギーが使われる体へと変化するわけです。つまり「糖質余ってしまつて脂肪がたまる」という根本的なところから解消が可能です。
また、筋肉をつける運動は、成長ホルモンやテストステロンなどのホルモン分泌を促進します。何歳になっても、です。こうしたホルモンは体を若返らせる作用があり、筋肉量が増えるだけでなく、脂肪の分解や細胞の成長促進、免疫力の向上など様々な作用があります。筋肉を増すと、実際に体の若がえりにつながるのです。<
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