自分の足で立ち上がり、歩き回ることで筋肉をしっかり使うと、私たちの体はエネルギーとして糖や脂肪を消費します。これがメタボの予防として重要なポイントです。
筋肉を動かさず、食事で摂ったエネルギーがあまってしまうと、脂肪として蓄積されてしまいます。とくに内臓脂肪をため込み過ぎてしまうと、脂肪細胞からアデイポサイトカインという炎症物質が分泌され、さまざまな不都合が起こります。
代表なのが、血糖値が下がりにくなる「インスリン抵抗性」が生じることで、これがやがて糖尿病へと進んでしまうのです。 血糖値が高くなると、血管のたんぱく質が「糖化」してホットケーキが焦げたような現象が発生するので動脈硬化につながります。また、脂肪細胞から血液を固まりやすくする物質も出すために、血栓もできやすくなります。これもメタボ肥満から糖尿病、動脈硬化、心筋梗塞へと進むメカニズムですが、更に邁進の研究では、糖化は脳内で炎症を引き起こし、アルツハイマーの一因になっていることもわかっています。
体の中でもっともエネルギーを使っているのが筋肉です。筋肉を増やすだけでも消費エネルギーが増して痩せやすい体になる。同じ運動でも多くエネルギーが使われル体へと変化するわけです。つまり【糖質が余ってしまって脂肪がたまる】という根本的なところから解消が可能です。
また、筋肉をつける運動は、成長ホルモンやテストステロンなどのホルモン分泌を促進します。<何歳になっても、です。 こうしたホルモンは若返らせる作用があり、筋肉量が増えるだけでなく、脂肪の分解や細胞の成長促進、免疫力の向上など様々な作用があります。筋肉を増すと、実際に体の若返りにつながるのです。
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