そして、本質からこの3つを遠ざける方法がすでに分かっています。「筋肉を鍛え、増やすこと」です。要は積極的な外出や運動で、筋肉をできるだけ動かすこと---これが健康寿命を延ばす秘訣です。
自分の足で立ち上がり、歩き回ることで筋肉をしっかり使うと、私たちの体は筋肉を動かすエネルギーとして糖や脂肪を消費します。これがメタボの予防として重要なポイントです。
筋肉を動かさず、食事でとったエネルギーが余ってしまうと、脂肪として蓄積されてしまいます。
とくに内臓脂肪をため込み過ぎてしまうと、脂肪西郷からアデイポサイトカインという炎症物質分泌され、様々な不都合が起こります。代表的なのが,血糖がさがりにくい「インシュリン抵抗性」が生じることで、これがやがて糖尿病へと進んでしまうのです。
血糖値が高くなると、血管のたんぱく質が「糖化」してホットケーキが焦げたような現象が発生するので動脈硬化につながります。また、脂肪細胞からは血液を固まりやすくする物質も出るために、血栓もできやすくなります。これがメタボ肥満から糖尿病、動脈硬化、心筋梗塞
へと進むメカニズムですが、更に最新の研究では、糖化は脳内で炎症を引き起こし、アルツ
ハイマーの一因になっているともわかってきています。
からだのなかでもっともエネルギーをつかつているのが筋肉です。筋肉を増やすだけで消費エネルギーが増えて痩せやすいからだになる。同じ運動でも多くエネルギーが使われる体へと変化するわけです。つまり「糖質余ってしまつて脂肪がたまる」という根本的なところから解消が可能です。
また、筋肉をつける運動は、成長ホルモンやテストステロンなどのホルモン分泌を促進します。何歳になっても、です。こうしたホルモンは体を若返らせる作用があり、筋肉量が増えるだけでなく、脂肪の分解や細胞の成長促進、免疫力の向上など様々な作用があります。筋肉を増すと、実際に体の若がえりにつながるのです。<
タグ:筋肉
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image