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2020年10月04日

脳機能は20歳を過ぎると加齢とともに衰える

 脳の働きの低下は、中年期以降に生じると信じている方がほとんどだと思いますが、実際はそうではないのです。認知機能に関連する世界中でおこなわれた心理検査をまとめた研究の成果を見るとある事実が浮かび上がってきます。語彙などの知識を問う心理学検査の成績を総合すると、20代からじゅおじゅおに成績が向上し、60~70代で最大値を示し、その後ゆっくりと低下していきます。人生経験が豊かになるという当たり前のことがちゃんと点数に表れています。

 語彙などの知識や知恵は脳の頭頂連合野や側頭連合野に記憶として蓄えられるので,この点から言えば脳の機能は人生の晩年に向かって向上しているといえます。ところが、背外側前頭前野の機能を調べる心理学検査の成績を見ると、なんと20歳ごろから直線的に低下しています。中年期以降に急に下り坂になるのではなく、脳の器質的な成長が終わる20歳ごろから直線的に機能低下が始まっているのです。

 自分のしていた行動や砂上をふと忘れてしまうタイプの物忘れは、前述のとおり背外側前頭前野の機能低下を直接反映しています。しかし、比較的若いうちからこうした症状がみられるのは、この機能低下が20歳を過ぎるとすぐに始まることに起因していると思われます。
 
 興味深いことに、どちらの検査も、すべての年代の人の成績を平均すると40代半ばの値と一致することもわかりました。この事実は「40代半ばまでは、それまでの経験でカバーしてごまかしがきくので脳機能の低下をそれほど自覚することがない。ところが、40代後半以降は背外側前頭前野の機能低下の影響の方が強くなるため、ごまかしがきかなくなる。随って、中年以降に脳機能低下を強く自覚するようになる」ことを示唆するものです。/strong>
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74歳の現役老人です。 マンション管理の清掃と一部管理業務を兼ねて 作業をしています。