アメリカには潰瘍性大腸炎に悩まされている人が多いのですが、タバコを吸う人は吸わない人の半分以下と言われています。それはどうもニコチンの効果によるのではないかというので、タバコを吸わない潰瘍性大腸炎の患者にニコチンパッチを張ってもらい観察したという実験が行われました。その結果,約6週間で腹痛や下痢等の症状が改善される例が多かったという報告があります。
いま、年間自殺者は3万2千人のものぼります。その中にタバコを吸っている人がどのくらいいるかということで、ある研究機関が2千にんのじさつしゃをたいしょうにして、その人たちがタバコを吸っていたかどうかを調べたことがあります。その結果、タバコを吸っている人は一人もいなかったのです。
これはどういうことを意味しているのでしょうか。先ほど述べたように、ニコチンが脳内物質に影響を与えていると考えていいのではないでしょうか。つまり、タバコを吸うことでストレスが軽減されているのです。
タバコを吸っているときには、何も考えずに頭の中が空になって、それまでとらわれていた悩みなどから、一時的にあれ、解放されるのかもしれません。ある時に「タバコを吸うことで、そのような間を取るのは人の精神を正常に保つのに大事ではないか」という話を聞いた西野式の呼吸法を実践している人から「これは呼吸法と関係するのではないか」と指摘されました。
西野式の呼吸法をするとストレス解消になります。タバコを吸いこむことが、着せず死で、そのような呼吸法と同じ効果を上げるのではないかということです。
このように、ニコチンには様々な効果があるのではないかということで、うつ病やアルツハイマーなどの分野で研究が進められています。
2020年夏開催予定だった(2021ン年夏に延期)東京オリンピックに向けてタバコの規制を強くしようという動きがありました。何年か前に都が主催する会議で、有名な金メダリストが発言していましたが、何分の一秒に命をかけたり、本番の演技の前などの激しい緊張にさらされたりした時、心を鎮めるのに効果的なのがタバコだそうです。ドーピングに引っかからないので、タバコを愛用する金メダリストも多く、どこの会場でもタバコが吸える場所が用意してあったようです。
金メダルとして有名な体操のある選手もヘビースモーカーだそうです。少し頭をクールにして論議していただきたいものです。
十年前と比べて、喫煙者は激減していますが、一方で肺がんになる人の数は増加しています。原因は高齢化だといわれますが、それでは統計的に説明がつきません。タバコ以外の原因を解明しなければ、肺がんを減らすことはできません。私たちの周りにはタバコなど無視していいほどの沢山の発がん性の環境因子が存在していることは間違いありません。まず、一般に騒がれている”タバコ主犯説”を棚上げして真因を探せねば、肺がんは増えるばかりです。
タバコが大嫌いなあるお寺の住職様と対談した折、境内で燃やしている線香の煙と、タバコの煙ではどちらが毒性が強いかという話をしました。線香の煙では死にますが、タバコの煙では死にません。タバコを禁ずるなら、境内の線香を燃やすのを止める方が有意義ではないかと提言すると、管主は起こってkぁえってしまい、対談は没になりました。排ガスを始め、私たちの周りにある発がん物質を少なくすることが大切であることは言を俟ちません科学的に否定された副流煙の害をヒステリックに歩ちだす方々にはまったくあきれてしまいます。
参考資料: 奥村康『健康常識は嘘だらけ コロナに負けない免疫アップ』ワック(株)
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