効用その1は、ひざや腰の痛みの軽減・解消につながることです。加齢に伴い筋力や骨密度が低下します。少ない筋力で膝や腰を動かすと、骨密度が低下して弱った骨に多くの不かが加わり、痛みを発生・増加させます。筋トレにより筋肉量が増えると支える力が強くなり、骨に加わる負担が軽減され、痛みも軽減されます。
その効用2は太りにくくなることです。筋トレをすると筋肉が増えます。筋肉が増えると「基礎代謝」が増えます。基礎代謝とは生命維持のために常に消費されるエネルギーのことです。之が増えると、太りにくなる体になります。減量したい場合は、有酸素運動で体内の脂肪を燃焼させることに加えて、筋トレで筋肉を増やすことが効果的です。
効用その3は、冷え性や体残りが解消されることです。筋トレで継続的に筋肉を動かすと毛細血管が発達し、全身の血行が良くなります。体のすみずみまで血液が運ばれるようになると、それまで冷えていた部分も温まり、体がポカポカしてくる感覚を得られ、コリで固まっていた部分も動きやすくなります。
効果その4は、疲労回復力の向上につながることです。筋トレによって「成長ホルモン」が脳下垂体前葉というところから分泌されやすくなります。成長ホルモンは体の細胞の合成を促し、骨や筋肉を作るだけでなく、脳の疲労回復や免疫力の向上にも役立ちます。成長ホルモンの分泌は、一般に加齢とともに徐々に減っていき、高齢者になるとほとんど焼失します。しかし、筋トレを行うと年齢を問わず筋肉修復のため成長ホルモンの分泌が増大します。
中高年にとっては上述の4つが最需要の効用です。
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