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2020年10月02日

歳をとると涙もろくなるのは感受性が強まったせい??

最近、何だもろくなったと訴える中高年の方が増えています。「朝のテレビドラマを見ると感情移入しやすいのか、必ず涙ぐむ」と話すのは埼玉県川越市の主婦Kさん(66)。「先日映画を見たら冒頭から涙があふれ出て、最後まで止まらなかった。年を取ったら感受性が豊かになったのかしら」。神奈川県藤沢市の会社員Tさん(55)もこう振り返ります。
 しかし、実は歳をとると涙もろくなるのは、感情移入しやすくなったのでも、感受性が豊かになったのでもありません。 大脳中枢の機能低下が真の理由です。高齢者だけでなく、50代からも似た話が出るのは意外に思えますが、実は大脳の機能低下は20代から始まっているのです。
 私たちの身体では大脳の前頭葉の「背外側前頭前野」と呼ばれる部位が脳全体の司令塔となり、記憶や学習、行動や感情を制御しています。涙もろくなったのは、この部位が担っている感情の「抑制機能」が低下したからなのです。

 ここ数年「キレる高齢者」が目立つようになりました。携帯電話販売店で若い店員に突然怒鳴り始めたり、駅や病院で暴言を吐いて乱暴に振舞ったりする高齢者を時々見かけます。 2016年版【犯罪白書】によれば、20年前と比べて高齢者の「暴行」は49倍に増えています。
 こうした「暴走老人」の増加も、背外側前頭前野の機能低下により、感情を抑制できない高齢者が増えたためです。この部位の中核機能の一に「作動記憶(ワーキングメモリー)」があります。これは短時間に情報を保持し処理する能力で、パソコンでいえばRAM(ランダム・アクセツ・メモリー)のことです。
 作動記憶の容量とは「作業机の広さ」と考えてください。作業机が作業内容に対して十分広いと効率よく作業ができます。ところが、作業机が狭いと作業する際に机上の書類などを逐次移動せねばならず、作業効率が下がります。 問題はこの作業机の広さ、つまり作動記憶の容量が加齢とともに減少することです。これが感情の抑制機能を低下させる原因です。<
タグ:大脳
posted by hirochan at 16:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大脳
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74歳の現役老人です。 マンション管理の清掃と一部管理業務を兼ねて 作業をしています。
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