「この能力を発揮できれば、個人や家庭、会社などでどんな『自助』『共助』の備えが必要か分かる。
遥かに災害は減ります」。
目黒さんは災害イマジネーションを育む道具として、災害で何が起きるのか、自分は何をするのかを時系列で書いていく紙の巻物「目黒巻」を開発した。
マニュアルを東京大のホームページで公開中だ。
例えば「〇時〇分に大きな地震が発生」と想定し、
「3秒後 揺れが続く テーブルの下に身を隠す」
「30秒後 揺れが収まる 周りに怪我人がいないか確認」などと書き込む。
「書いて見れば、災害で何が起きるか、家庭や会社でコミュニティーでどんな備えをしたらいいかイメージする力が上がる。『我が事』として災害に備える切実さが強まります」と目黒さん。
防災の備えを、日常生活にも生かしたい。
目黒さんは、物やサ−ビスを、日常か災害時かの区別をせずにデザインする「フェーズフリー」と言う考え方を提唱している。
例えば、負荷を軽減するビジネスシューズや目盛付きの紙コップ----------。
「フェーズフリー協会」(東京都)代表理事の佐藤唯行さんは「フェーズフリーは、暮らしを豊かにし、非常時にも多くの人の生活や命を守る事ができる。行政や企業の取り組みに加え、一般家庭への普及が更に進む事が重要です」とし、協会のウェブサイトで関連主品などを紹介している。
「防災対策はコスト(費用)ではなくバリュー(価値)を生む、日常生活の質を高めて強くするんだ、と言う考えが常識にならないといけないですね」
愛媛新聞 暮らしから
時系列で書いていくのが大事らしい。
木芥子(こけし)人形(木の小さな人形)の意味らしい。
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