キスの味

今朝はまた寒くなった。
それでも、太陽の光は暖かく、まぶしい。
でもこんなちょっとした変化も１年、１０年、１００年と考えれば、
たいしたことはないだろう。
そのうち、また氷河期がやってきて人類が滅亡しても不思議ではないのだ。

昨日、街を歩いていると前の方にスキンヘッドの背広姿のお兄さん歩いていた。
そのスキンヘッドは春の日差しを浴びてキラキラ輝いていた。
少し足早に歩いて追いつくと、やはり知人だった。
「お兄さんは、１キロ先からでも認識できるよ」と言うと、
「そんなにイケメンじゃないけどなぁ」なんて大笑い。

そのお兄さんは芸能界の端っこの方で仕事をしているらしい。
こういう街の中では目立つけど、
きっとそういう業界に行けば、きっと普通なんだろうなぁ。

出勤するとしばらくは帰ってこない。

「ハードワークに気をつけてよ。いってらっしゃい。」
「おう、たっぷり稼いでくるわ〜」と
颯爽と駅の方へ向かっていった。

素敵なスキンヘッドに、ワンダフルオーラのキッスだよ。