キスの味

今朝も今日一日の猛暑を予感させるかのような朝だよ。
お盆休みも今日までなのかな？

週末はお盆で実家へ行ってきた。

実家の岐阜は猛暑を超えていたよ。
暑さがドカーンとくる。
風もない。
これまた冬は冬で、雪が降る。
メリハリがききすぎるけど、自然たっぷりだなと
田舎を離れて改めて感じるよねぇ。

近所のおじちゃん、おばちゃんもすっかり年老いてしまって。
私ぐらいの年代が次の代を担っている。

土曜日に近所にあるお墓で供養が行われた。

200ぐらいしかないところだけど、
お盆にはみんなが集まり、近くの住職さんをお招きして供養していただく。

夕方6時から始まった。
その前には、みんなそれぞれのお墓を掃除したり、新しいお花を供えたり、
線香を立てたりとしていた。

住職さんの読経が始まった。

しかし、そこに集まった人々は色々な話があるようで話がおさまらない。
家族の一人が
「こんなにうるさくていいの？お経さんが聞こえないし、お坊さん、怒らないかな？」
って聞いてきた。
全くだよねぇ。

「自分だけは手を合わせて、静かに聞いていなさい」と言った。

最後まで話し声は止むことはなかった。

読経が終わると、お供えのお菓子が皆に配られた。
我こそはと、菓子箱に群がっていた。

まあ、静寂も大切かもしれないけど
久しぶりに出会った人々は、懐かしさや嬉しさで話を交わしていたのだろうねぇ。

父の墓前でお参りしながら、にぎやかな供養はよかった？と聞いたら、
「よかったよ」の声が聞こえた気がしたよ。

お盆に感じる田舎の人々の温かみのキッス。