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2010年06月15日

日常を離れて〜その1

天気予報だと、今日は雨のはずだったのに、
まるで梅雨明けを思わせるような1日だったよねェ。

仕事を休んで、家族の1人と都内へ出かけた。
向かった場所はちひろ美術館。
いわさきちひろが目当てではなくて、
赤羽末吉という日本画家で、絵本などを多数描いた人の展示だ。

美術館は西武新宿線の上井草駅から歩いて約10分の所にあった。
平日とあって、来館者は年配の方ばかり。

先にいわさきちひろの作品を見に行った。

そこで、思わず涙があふれてしまった。
いわさきちひろの言葉で
「絶望した時、困ったとき、私の絵を思い出して少しでもなごんでくれたら」
と書いてあるのを見たのだ。

まだまだ、心がゆらいでいるのだなぁって思った。
いわさきちひろの絵より、その言葉が書かれている前で
しばらく立ち尽してしまった。
それから、ちひろが使用していた部屋などを見て、
彼女の温かさがひしひしと伝わってくるようだった。

そんな思いを胸に、赤羽末吉の企画展へ。
とても細かいタッチで、どれもすばらしい絵だった。
読み聞かせをしている時は、何気なく見ている絵だが、
改めて絵だけを見ると、赤羽末吉の情熱が感じられた。

彼も、彼の思いを子どもたちに伝えていきたいと書いてあった。

私も及ばずながら、絵本を通して子どもたちに優しさや強さなどが伝わればと思う。

非日常の美術館で思わず涙をながせてくれたちひろの言葉に感謝のキッス。
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