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2016年07月10日
増担保規制解除銘柄の考察 〜ソフトフロントと日本ラッド〜
株式投資には増担保規制銘柄にまつわる投資アイデアが二つある。
一つは現在筆者も検証実践中である、規制を事前に予測して売買に活かす方法であり、もう一つは規制がいつ解除されるのかを予測してそれを売買に活かす方法だ。
基本的には、規制がかかる場合は「売り」方向、解除される場合は「買い」方向でのエントリーになる。
面白いことにネット上に流れている情報は、「解除」のタイミングを予測するタイプの内容のサイトやブログの方が圧倒的に多い。
規制されている銘柄の方が数が少ないので捕捉しやすいという面は確かにあるが、予測に要する作業労力としてはどちらも大して変わらないと思うんだけどね。
やはりここにも「売り」よりも「買い」を志向する「非対称性」が存在しているのだろうか。
さて一般的には、増担保規制で離散した人気(=出来高)が規制解除とともに回復して再び上昇基調に向かう傾向があるという考えがある。
もちろん、「必ず上がるわけではない」という注意書きも一緒に記載されていることも多く、これまで急激に買われた理由が仕手筋などの力技に一般大衆が飛びついただけで、業績などの裏付けのない場合は上昇回復は期待できないとしている。
ただしその銘柄がどちらに当たるのかという分析や予測も載っておらず、規制解除後の株価の統計資料など客観的なデータの記載もない。
筆者も企業のファンダメンタル分析などはできないが、客観的にわかるデータからちょっとした考察をしてみようと思う。とは言っても筆者は、規制ギャップ狙い以外は基本的に持ち越しのポジションは持たない身分なので、実際はお気楽な予想にすぎないのではあるが。(笑)
まず規制が解除される条件を確認しておこう。
解除条件には(1)残高基準と(2)株価基準と(3)特例基準がある。
(1)残高基準
次のイ.及びロ.のすべてに該当する場合
イ.5営業日連続して売残高の対上場株式数比率が12%未満である場合
ロ.5営業日連続して買残高の対上場株式数比率が24%未満である場合
(2)株価基準
5営業日連続して各営業日の株価と各営業日時点における25日移動平均株価との乖離が15%未満である場合
(3)特例基準
(1)(2)の基準のすべてに該当している場合であっても、当取引所が信用取引の利用状況や銘柄の特性を考慮し必要と判断した期間は措置を解除しないことができる。
(3)の特例基準は取引所の裁量なので、予測しようがないため考慮しない。
(1)の残高基準は「既定」の数値に対する比率なのでこれも一応除外できる。
実は(2)の株価基準がけっこうスルーしがちだが大事な部分である。
移動平均との乖離の縮小というものは、一見単一の事象のことのように思えるが、実は二つのパターンがある。
一つは上がっていた株価が下落して移動平均に接近してくるパターンであり、もう一つは株価が横ばいまたは小幅の上昇をしている間に移動平均が上昇してきて接近するパターンである。
この状態で規制が解除される場合、最初のパターンでは株価は下落しており、後のパターンでは株価は横ばいまたは小幅の上昇をしている。
どちらがこれから復活して強くなりそうに見えるか?
順張り志向と逆張り志向で考え方は違う部分もあるが、通常は横ばいまたは小幅の上昇をしている方が強く見えるのではないだろうか?
ソフトフロント(2321)と日本ラッド(4736)はともに規制解除のリーチが掛かっている銘柄であるが、チャートの形はこうも違う。
これを内部要因から強引に説明すると、ソフトフロントの信用買い残の上場株式数に対する比率が15%以上あるのに対して、日本ラッドは5%に満たない。
この状況でどちらかを買わなくてはいけない選択を迫られたなら、筆者は迷わず日本ラッドを選ぶだろう。
この項続く。
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まるてん
一つは現在筆者も検証実践中である、規制を事前に予測して売買に活かす方法であり、もう一つは規制がいつ解除されるのかを予測してそれを売買に活かす方法だ。
基本的には、規制がかかる場合は「売り」方向、解除される場合は「買い」方向でのエントリーになる。
面白いことにネット上に流れている情報は、「解除」のタイミングを予測するタイプの内容のサイトやブログの方が圧倒的に多い。
規制されている銘柄の方が数が少ないので捕捉しやすいという面は確かにあるが、予測に要する作業労力としてはどちらも大して変わらないと思うんだけどね。
やはりここにも「売り」よりも「買い」を志向する「非対称性」が存在しているのだろうか。
さて一般的には、増担保規制で離散した人気(=出来高)が規制解除とともに回復して再び上昇基調に向かう傾向があるという考えがある。
もちろん、「必ず上がるわけではない」という注意書きも一緒に記載されていることも多く、これまで急激に買われた理由が仕手筋などの力技に一般大衆が飛びついただけで、業績などの裏付けのない場合は上昇回復は期待できないとしている。
ただしその銘柄がどちらに当たるのかという分析や予測も載っておらず、規制解除後の株価の統計資料など客観的なデータの記載もない。
筆者も企業のファンダメンタル分析などはできないが、客観的にわかるデータからちょっとした考察をしてみようと思う。とは言っても筆者は、規制ギャップ狙い以外は基本的に持ち越しのポジションは持たない身分なので、実際はお気楽な予想にすぎないのではあるが。(笑)
まず規制が解除される条件を確認しておこう。
解除条件には(1)残高基準と(2)株価基準と(3)特例基準がある。
(1)残高基準
次のイ.及びロ.のすべてに該当する場合
イ.5営業日連続して売残高の対上場株式数比率が12%未満である場合
ロ.5営業日連続して買残高の対上場株式数比率が24%未満である場合
(2)株価基準
5営業日連続して各営業日の株価と各営業日時点における25日移動平均株価との乖離が15%未満である場合
(3)特例基準
(1)(2)の基準のすべてに該当している場合であっても、当取引所が信用取引の利用状況や銘柄の特性を考慮し必要と判断した期間は措置を解除しないことができる。
(3)の特例基準は取引所の裁量なので、予測しようがないため考慮しない。
(1)の残高基準は「既定」の数値に対する比率なのでこれも一応除外できる。
実は(2)の株価基準がけっこうスルーしがちだが大事な部分である。
移動平均との乖離の縮小というものは、一見単一の事象のことのように思えるが、実は二つのパターンがある。
一つは上がっていた株価が下落して移動平均に接近してくるパターンであり、もう一つは株価が横ばいまたは小幅の上昇をしている間に移動平均が上昇してきて接近するパターンである。
この状態で規制が解除される場合、最初のパターンでは株価は下落しており、後のパターンでは株価は横ばいまたは小幅の上昇をしている。
どちらがこれから復活して強くなりそうに見えるか?
順張り志向と逆張り志向で考え方は違う部分もあるが、通常は横ばいまたは小幅の上昇をしている方が強く見えるのではないだろうか?
ソフトフロント(2321)と日本ラッド(4736)はともに規制解除のリーチが掛かっている銘柄であるが、チャートの形はこうも違う。
これを内部要因から強引に説明すると、ソフトフロントの信用買い残の上場株式数に対する比率が15%以上あるのに対して、日本ラッドは5%に満たない。
この状況でどちらかを買わなくてはいけない選択を迫られたなら、筆者は迷わず日本ラッドを選ぶだろう。
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循環小数
先週の月曜、二回目の学習支援ボランティアに行ってきた。
前回のメンバーとは違う生徒も来ていた反面、今回は来ていない子もいた。保護者会があるので今日は無いと勘違いしている子もいそうだ。ちゃんとプリント見てないんだろうな。(笑)
教える側も知らない人が二人増えていた。一人は今回が初めてという女性だった。筆者より年齢は上に見える。(違ってたら失礼!)
女性の人が教えに来ているということを知って意外に思えたが、よく考えると「自発的に教える」という点に注目すると、男性より女性の方が比較的その意識が強いのかもしれない。男は人に教える(ことに自分の時間を使う)よりも自分が知りたい(ことに自分の時間を使う)という気持ちの方がどちらかと言うと強いように思える。
もう一人は筆者と同世代の男性で去年もやっていた人だ。見るからにヤル気満々の雰囲気を醸し出している。この人はたぶん「教えたがり」なんだろうな。
前回に引き続き今回も来ていた高齢の男性も、その傾向があるように思える。
筆者はあくまでも「知りたい、学びたい、変わりたい」という意欲のある人間に教えることは好きなのだが、「知りたいと思ってない」人に教えようという気はサラサラない。その意味で上述の同性の二人とはタイプが違う。
教える様子や話の内容を聞いていれば大体わかる。「知りたいことを教えている」のか「教えたいことを教えている」のか。
まだそんなに観察しているわけではないのでもしかしたら違う可能性もあるが、たぶんそういうタイプなんじゃないかなという気がする。
三年生の女子生徒で前回も来ていた子がいるのだが、この子が循環小数の問題をやっていた。循環小数を分数にしなさいという問題なのだが、分数を循環小数にするんじゃなくて循環小数を分数にする!?
えっ、何これ? 知らないよ!?
習った記憶がない。もしかしたら習ったのかもしれないが全然記憶にない。時代によって学習要項も変わるので本当に習っていない可能性もあるが確かめようがない。
わからないからといって知ったかぶりをする気はない。知らないものは知らない。
正直にそのことを白状した後(笑)、本人に聞いてみた。
循環小数を分数にするやり方を知っているのかどうか。覚えているのか否か。
知らないとの答え。
だったら考えても仕方ない、時間をムダにするだけなので、わからない時は教科書で確認するようにと言って一緒に教科書を見た。
※知らない数学の公式を考えてわかったら天才だ!
ハハ〜ン、そういうことか。
循環小数に10や100を掛けて循環小数を引いて循環する部分を消すのか。
例えば、0.57575757・・・・と「57」が循環する循環小数をXとおくと
X=0.57575757・・・・
100X=57.57575757・・・・
100X−X=(57.57575757・・・・)−(0.57575757・・・・)
99X=57
X=57/99
というふうになるそうだ。なるほどね。
一つおりこうさんになったな。
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前回のメンバーとは違う生徒も来ていた反面、今回は来ていない子もいた。保護者会があるので今日は無いと勘違いしている子もいそうだ。ちゃんとプリント見てないんだろうな。(笑)
教える側も知らない人が二人増えていた。一人は今回が初めてという女性だった。筆者より年齢は上に見える。(違ってたら失礼!)
女性の人が教えに来ているということを知って意外に思えたが、よく考えると「自発的に教える」という点に注目すると、男性より女性の方が比較的その意識が強いのかもしれない。男は人に教える(ことに自分の時間を使う)よりも自分が知りたい(ことに自分の時間を使う)という気持ちの方がどちらかと言うと強いように思える。
もう一人は筆者と同世代の男性で去年もやっていた人だ。見るからにヤル気満々の雰囲気を醸し出している。この人はたぶん「教えたがり」なんだろうな。
前回に引き続き今回も来ていた高齢の男性も、その傾向があるように思える。
筆者はあくまでも「知りたい、学びたい、変わりたい」という意欲のある人間に教えることは好きなのだが、「知りたいと思ってない」人に教えようという気はサラサラない。その意味で上述の同性の二人とはタイプが違う。
教える様子や話の内容を聞いていれば大体わかる。「知りたいことを教えている」のか「教えたいことを教えている」のか。
まだそんなに観察しているわけではないのでもしかしたら違う可能性もあるが、たぶんそういうタイプなんじゃないかなという気がする。
三年生の女子生徒で前回も来ていた子がいるのだが、この子が循環小数の問題をやっていた。循環小数を分数にしなさいという問題なのだが、分数を循環小数にするんじゃなくて循環小数を分数にする!?
えっ、何これ? 知らないよ!?
習った記憶がない。もしかしたら習ったのかもしれないが全然記憶にない。時代によって学習要項も変わるので本当に習っていない可能性もあるが確かめようがない。
わからないからといって知ったかぶりをする気はない。知らないものは知らない。
正直にそのことを白状した後(笑)、本人に聞いてみた。
循環小数を分数にするやり方を知っているのかどうか。覚えているのか否か。
知らないとの答え。
だったら考えても仕方ない、時間をムダにするだけなので、わからない時は教科書で確認するようにと言って一緒に教科書を見た。
※知らない数学の公式を考えてわかったら天才だ!
ハハ〜ン、そういうことか。
循環小数に10や100を掛けて循環小数を引いて循環する部分を消すのか。
例えば、0.57575757・・・・と「57」が循環する循環小数をXとおくと
X=0.57575757・・・・
100X=57.57575757・・・・
100X−X=(57.57575757・・・・)−(0.57575757・・・・)
99X=57
X=57/99
というふうになるそうだ。なるほどね。
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明日の注目銘柄! 〜2016/07/11〜
筆者の明日の注目銘柄はコレ!
〔ストップ高銘柄〕
・日本アビオニクス(6946)
・内外テック(3374)
〔ストップ安銘柄〕
・ぱど(4833)
日本アビオニクスは日足チャートだけ見てると訳がわからん状態に陥る。通常の値動きではない。意味不明。
ニュースを確認して納得した。リニア新幹線に関連してJR東海に事業用地を譲渡することになってその補償金73億8,800万円が特別利益で転がりこんでくるそうな。
単純に発行済み株式数で割ると、一株当たり261円となる。今日の終値は50円高の「190円」なので、あと211円、株価で「400円」相当まで買い進まれる可能性がある。
そう考えるとまだ様子見かな。PTS取引でも既にストップ高の「240円」をつけて張り付いている。何も知らない人が「ラッキー!」とばかりに売っているのだろうか。
内外テック、こちらは普通のチャート。日足ベースの高値に注意しておこう。
ぱど、今度はストップ安の方なのね。(笑) 買いはできるのでウェルカムだ。
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〔ストップ高銘柄〕
・日本アビオニクス(6946)
・内外テック(3374)
〔ストップ安銘柄〕
・ぱど(4833)
日本アビオニクスは日足チャートだけ見てると訳がわからん状態に陥る。通常の値動きではない。意味不明。
ニュースを確認して納得した。リニア新幹線に関連してJR東海に事業用地を譲渡することになってその補償金73億8,800万円が特別利益で転がりこんでくるそうな。
単純に発行済み株式数で割ると、一株当たり261円となる。今日の終値は50円高の「190円」なので、あと211円、株価で「400円」相当まで買い進まれる可能性がある。
そう考えるとまだ様子見かな。PTS取引でも既にストップ高の「240円」をつけて張り付いている。何も知らない人が「ラッキー!」とばかりに売っているのだろうか。
内外テック、こちらは普通のチャート。日足ベースの高値に注意しておこう。
ぱど、今度はストップ安の方なのね。(笑) 買いはできるのでウェルカムだ。
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