2016年06月23日
英国国民投票の行方
今為替(FX)の世界では英ポンド(GBP)が熱い!
英国のEU残留か離脱かをめぐる国民投票の結果次第で大波乱が予想されそうだからだ。ポンドだけでなくもちろんユーロ(EUR)もそうだし、資金の還流の絡みで米ドル(USD)や本命の日本円(JPY)などメジャーな通貨はどれも対象となりそうだ。
FX会社もスプレッドの拡大やロスカットの危険性など、顧客への注意喚起も半端ではない。スイスショックの時と違って今回は予めスケジュールがわかっているのだから対応もしやすいのだろう。それでもやらかす客はいつの世でもいるに違いないが。
※ちなみに筆者のプロフィール画像はスイスショックの時のユーロスイス(EUR/CHF)の日足チャートです。
最近ほとんど為替にノータッチの筆者。株の方も決してこの動きと無縁ではないが、国内の個別株と為替そのものでは影響の度合いが違う。
かと言ってよくわからない状態で仕掛けても仕方ない。結果がどうなるかはまったく根拠の無い予想しかできないのだから、それで相場を張るのはただのギャンブルだろう。
ここに来て不気味にポンドが上昇をしている。一部には一般の日本人によるポンド円(GBP/JPY)の値ごろ買いが大量に入っているとの報道もあるが、はたして本当にそれだけなのだろうか?
なんかイヤーな予感がするんだよね、ここで売ると。
期待利益と損失限度を比較してリスク・リターン比がいいので仕掛けるという考えもあるようだが、そもそも期待値を考える上での頻度がこれ1回こっきりのイベントにその考えを当てはめてもいいのだろうか?
正確なことはわからないが、少なくとも筆者自身がわかってないことに手を出すのは良くない。なので今回為替を仕掛けるのはNGだ。
では何もしないのかというと、さすがに相場を仕事にしていてそれは寂しい。分かることに手を出せばいい。
それは何かと言うと・・・。
「日経VI」!
日経平均オプションのインプライド・ボラティリティに連動する商品である。今回仕掛けたのは出来高の少ない先物の方ではなくETNの方である。
※ETNの出来高もそんなにはない。ただ先物よりはまだましな方。(笑)
筆者はオプションのボラティリティは基本高くなった所の売りしか考えていない方なので、この商品は信用売りができないため使えないなと思っていた。
今回も日経平均の急落がありちょこっとインプライド・ボラティリティが上がってきたので売れないかなといろいろ探していたらこの商品を見つけた。
当初はボラティリティ・ショートの相場観だったのだが(というよりもただの噴き値売り)、よく考えたらこれって国民投票イベントにも使えることに気づいた。
今回の結果は為替市場のみならず、株式・債券等あらゆる金融市場に影響が及ぶと考えられている。結果が離脱の方が大きく動くと予想されているが、残留でもそこそこ動きそうではある。
そうした場合、デルタが上か下かで相場を張るのではなく、単にカッパ(ベガ)が上がる方に賭けた方がいいのではないだろうか?
幸い先日の日経平均の急落は15,000円付近のサポートラインに支持されたこともあって足元の値動きは小さくなっており、その影響を受けて「NEXT NOTES 日経平均VI先物指数 ETN(2035)」も直近高値から値を消している。
最初はここの下落を取りたかったのだが、今ではちょうどいい押し目を形成しているように見える。我ながら都合のいいチャートの見方をしている。(笑)
押し目買いや戻り売りが基本的には苦手な筆者だが、今回はチャートを見なくていいので気が楽だ。大きく動けばそれで良し。動かなかったらさっさと損切りしてしまえばいい。値段は関係ない。
直近の上昇もそんなに大したことなかったので、ボラティリティ自体がメチャクチャ高い水準でない。なので今回はボラティリティの上昇速度よりも下降速度の方が比較的ゆっくりしてると思われるので、そこに優位性があるのではないかと勝手に思っている。
個別株→株価指数→オプション→ボラティリティ・インデックス→先物→ETNと、派生に派生を重ねているこの商品。厳密に計算すると割高なのかもしれない。しかし、ETNの価格からは実際の水準から割高なのか割安なのかまったくわからないというものも困ったもんである。もう少し何とかならないのかな。
※このETNは仕組み上次第に減価する宿命になっている商品なので、長期保有にはまったく適していません。絶対に持ち続けないようにご注意を!
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まるてん
英国のEU残留か離脱かをめぐる国民投票の結果次第で大波乱が予想されそうだからだ。ポンドだけでなくもちろんユーロ(EUR)もそうだし、資金の還流の絡みで米ドル(USD)や本命の日本円(JPY)などメジャーな通貨はどれも対象となりそうだ。
FX会社もスプレッドの拡大やロスカットの危険性など、顧客への注意喚起も半端ではない。スイスショックの時と違って今回は予めスケジュールがわかっているのだから対応もしやすいのだろう。それでもやらかす客はいつの世でもいるに違いないが。
※ちなみに筆者のプロフィール画像はスイスショックの時のユーロスイス(EUR/CHF)の日足チャートです。
最近ほとんど為替にノータッチの筆者。株の方も決してこの動きと無縁ではないが、国内の個別株と為替そのものでは影響の度合いが違う。
かと言ってよくわからない状態で仕掛けても仕方ない。結果がどうなるかはまったく根拠の無い予想しかできないのだから、それで相場を張るのはただのギャンブルだろう。
ここに来て不気味にポンドが上昇をしている。一部には一般の日本人によるポンド円(GBP/JPY)の値ごろ買いが大量に入っているとの報道もあるが、はたして本当にそれだけなのだろうか?
なんかイヤーな予感がするんだよね、ここで売ると。
期待利益と損失限度を比較してリスク・リターン比がいいので仕掛けるという考えもあるようだが、そもそも期待値を考える上での頻度がこれ1回こっきりのイベントにその考えを当てはめてもいいのだろうか?
正確なことはわからないが、少なくとも筆者自身がわかってないことに手を出すのは良くない。なので今回為替を仕掛けるのはNGだ。
では何もしないのかというと、さすがに相場を仕事にしていてそれは寂しい。分かることに手を出せばいい。
それは何かと言うと・・・。
「日経VI」!
日経平均オプションのインプライド・ボラティリティに連動する商品である。今回仕掛けたのは出来高の少ない先物の方ではなくETNの方である。
※ETNの出来高もそんなにはない。ただ先物よりはまだましな方。(笑)
筆者はオプションのボラティリティは基本高くなった所の売りしか考えていない方なので、この商品は信用売りができないため使えないなと思っていた。
今回も日経平均の急落がありちょこっとインプライド・ボラティリティが上がってきたので売れないかなといろいろ探していたらこの商品を見つけた。
当初はボラティリティ・ショートの相場観だったのだが(というよりもただの噴き値売り)、よく考えたらこれって国民投票イベントにも使えることに気づいた。
今回の結果は為替市場のみならず、株式・債券等あらゆる金融市場に影響が及ぶと考えられている。結果が離脱の方が大きく動くと予想されているが、残留でもそこそこ動きそうではある。
そうした場合、デルタが上か下かで相場を張るのではなく、単にカッパ(ベガ)が上がる方に賭けた方がいいのではないだろうか?
幸い先日の日経平均の急落は15,000円付近のサポートラインに支持されたこともあって足元の値動きは小さくなっており、その影響を受けて「NEXT NOTES 日経平均VI先物指数 ETN(2035)」も直近高値から値を消している。
最初はここの下落を取りたかったのだが、今ではちょうどいい押し目を形成しているように見える。我ながら都合のいいチャートの見方をしている。(笑)
押し目買いや戻り売りが基本的には苦手な筆者だが、今回はチャートを見なくていいので気が楽だ。大きく動けばそれで良し。動かなかったらさっさと損切りしてしまえばいい。値段は関係ない。
直近の上昇もそんなに大したことなかったので、ボラティリティ自体がメチャクチャ高い水準でない。なので今回はボラティリティの上昇速度よりも下降速度の方が比較的ゆっくりしてると思われるので、そこに優位性があるのではないかと勝手に思っている。
個別株→株価指数→オプション→ボラティリティ・インデックス→先物→ETNと、派生に派生を重ねているこの商品。厳密に計算すると割高なのかもしれない。しかし、ETNの価格からは実際の水準から割高なのか割安なのかまったくわからないというものも困ったもんである。もう少し何とかならないのかな。
※このETNは仕組み上次第に減価する宿命になっている商品なので、長期保有にはまったく適していません。絶対に持ち続けないようにご注意を!
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