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　爪は「ケラチン」というタンパク質で出来ています。飾りなどではなく、指を守るために皮膚が進化したものです。一日で0.1mmから0.15mm伸びその時の体の状況によって変化していくのです。爪が病気の有無、感染症の有無、栄養素の摂取状況などを示してくれることもあるのです。いつの間にか爪の色が変になっていたら異常のサインかもしれません。


巻き爪
外部の圧力によってなることが多い。細菌に感染しやすくなってしまうこともあります。

爪が割れる
カルシウムやビタミンAが不足している可能性がある。ビタミンAはレバー、ホウレン草、人参などに多く含まれています。

シワがある
加齢により、白い線や黒い線のシワができることがある。無害。

反り返っている
匙状爪（さじじょうつめ）といい、貧血が原因で起こります。酷くなると「子宮筋腫」「子宮内膜症」になることがあります。

爪が白い原因
貧血、タンパク質の不足、肝臓の疾患の可能性がる。

爪が赤い原因
多血症、心筋梗塞、脳血栓の可能性がある。

爪が赤黒い原因
ホルモンの異常、肝臓の疾患の可能性がある。

爪が黄色い原因
栄養不足、肺や気管支などの呼吸器系や甲状腺の疾患になっている可能性がある、ネイル除光液の影響であることもあります。

爪が青紫色になっている原因
心臓疾患、肺疾患、動脈硬化、糖尿病などの可能性があります。

爪が緑色になっている原因
緑膿菌に感染している可能性がある。緑膿菌：健康な人ならば感染しないが、免疫力が落ちていると感染することがあり、院内感染が起こることもある。

白い点がある原因
亜鉛が不足している可能性がある。牡蠣やレバー、チーズなどに多く含まれています。

縦の線がある原因
加齢、睡眠不足、疲労、ストレス。

黒い縦線がある原因
強い刺激による内出血や加齢が要因であることもありますが「アジソン病」「メラノーマ」の可能性があります。

・アジソン病
　鉱質コルチコイド（コルチゾール）というホルモンの分泌に障害があり、副腎皮質の機能が低下している状態。低血圧、低血糖、食欲不振などの症状が出ます。対処方法：内科の受診

・メラノーマ（悪性黒色腫）
　色素細胞がガン化してしまった悪性種。初期症状は小さなほくろ程度。急に形が変わったり、大きくなったりします。対処方法：皮膚科の受診。黒い線が根元から伸びている場合や全体的に黒くなってきているときは直ちに受診。