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　精液アレルギーとは言葉そのままの通り精液に対するアレルギーのことをいいます。正式には「精液血漿過敏症」といいます。重いとアナフィラキシーショックを引き起こしたり、不妊症の原因となっていることもある。女性だけでなく、精液を作り出した男性自身が患者になっているケースもあります。

男性が精液アレルギーの症状
・射精後に、目や鼻の充血、熱い、倦怠感、気分が悪い、記憶力の低下、筋力の低下などが起こる。発症時間まで数時間かかることもある。
・射精の９０％で発症し、症状は２〜７日間程続く。
・POISともよばれ、射精後にのみ発症する。患者にはスギ花粉症、ハウスダストアレルギー、アトピー、早漏の男性が多い傾向がある。

男性が精液アレルギーの原因
　精液が尿路上皮の細胞に触れると発症すると仮説されています。

治療と対処方法
　抗アレルギー薬などの治療法があるそうですが、男性の発症は極めて稀なため、決定的な治療法の発見には至っていない。


女性が精液アレルギーの症状
・精液に触れると触った箇所や女性生殖器がかぶれる、赤く腫れる、ブツブツができる、ヒリヒリする、しみる、かゆくなる。

・重い場合は症状が三日間続くこともあり、アナフィラキシーショックを引き起こすこともある。

・妊娠がしにくい原因となっていることがある。

・初体験の時に起こる場合が多いようですが、ずっと特定の男性としていても突然発症することもある。

女性が精液アレルギーの原因
　精子ではなく、精液の液体部分が原因。特定の男性の精液が原因ではないので、彼氏や夫がかわったとしても起きる。親が精液アレルギーだった場合は子供もなりやすい。女性の約１０％が患者といわれている。皮膚炎や性病と誤診されてしまうこともある。

治療と対処方法
　コンドームを使用して精液に触れないようにする。抗アレルギー薬の散布や経口投与の薬物療法がある。精液を薄めて膣を慣らしていく減感作療法をする専門医がある。
　不妊の原因となっている場合は、引き金となっているタンパク質を精液から取り除き、体外受精や人工授精をすることで妊娠確率が上がります。
＊参考サイト新宿ライフクリニックhttp://www.life-cl.com/glossary/shi/Allergies-to-ones-sperm.html