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2015年04月18日
安全神話
BLOGOSで佐々淳行さんの投稿を読んで。
「安全神話」は国を滅ぼす@−−霧の中に隠し続けた原子力のリスク - 佐々淳行
「安全神話」は国を滅ぼすA――無視され続けた原子力事故への備え - 佐々淳行
非常に興味深い内容でした。
2011年の震災、福島県の原発事故以来、様々な形で原子力発電について議論されています。
一般市民にとって何が正しく、何が良くないことなのか.....賛成派の意見も反対派の意見もよく読めば納得のできるところもあります。
賛成派の意見にある理由の一つとして、石油やガスを輸入に頼っている日本にとっては原子力発電所は理想の発電システムだとも思います。
反対派の意見としての「安全性」も最もだとも思います。
今回の佐々淳行さんの話は過去に日本で起きた原子力事故について、当時関わった立場からの貴重な意見です。
日本は戦争で唯一の核被爆国となりました。
毎年夏になると原爆の話題、戦争の話題は出るものの、私の世代ではその被爆について全く知識も無いと思います。私の世代以上でも、今やその恐ろしさを知っている人は少ないでしょう。
私は幸いにも小学生5年生6年生の頃、担任に就いてくださった先生が「被爆」された先生でした。
先生は戦時中は少年兵で海軍に所属、「人間魚雷」の訓練を受けていたそうです。戦地に行く前に終戦を迎えたのですが、戦争が終わるきっかけとなった広島の原爆が投下された翌日に広島へ現地入りをしたそうです。任務は遺体処理。
教科書に載っている広島の写真は先生たちのような兵隊さんが、全て片付け終わった後の綺麗な写真だと言っていました。
当然、先生は被爆者となり「被爆者手帳」を持っていました。先生は事あるごとに戦争の恐ろしさ、悲しみ、そして放射能の恐ろしさ、原爆の悲惨さを生徒である私たちに語っていました。時には先生が集めた戦争の写真を見せられて....。それは悲惨な写真ばかりでした。原爆や被爆者の写真も見せられました。とても見るに耐えれない写真ばかりです。
現代の「はだしのゲン」が閲覧禁止になる時代に、こんなことをする先生は教育者としては不適切、場合によっては事件としてニュースになるかもしれません。
ですが、私をはじめ先生から戦争や被爆について教えてもらえた生徒たちは全員感謝していると思います。
被爆の恐ろしさを、ほんの少しでも知っているから。
ですから、この原子力問題についても気になる話題のひとつなのです。
「勘三先生ありがとうございます。」
このBLOGOS、気になる記事を読みます。
記事にはコメントが書き込まれています。賛成派、反対派それぞれの言い分があります。
中には揚げ足取りのどうしようもないコメントもありますが、それぞれのコメントを読むと勉強になります。
原子力発電について自分が思うには、教習所で習った「だろう運転はダメ」ということ。
「地震が来ても大丈夫だろう」「津波が来ても大丈夫だろう」「震災が起きても大丈夫だろう」「事故は起きないだろう」「活断層があるけど大丈夫だろう。」
物事100%は有り得ません。
ですから、「大丈夫だろう。でも起こった場合はしっかりと対策は出来上がっている。二重にも三重にも安全は確保している。」と言えるようにならなければいけません。
それから、人間の力を信じたいですね。原子力に頼ることなくエネルギーを生み出せる方法を見つけることを。
それが出来るのはこれからの子供たちではないでしょうか。
それには大人である私たちが先ずは知ること、知ることで意見が生まれます。お時間のある方は一読してみては。
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「安全神話」は国を滅ぼす@−−霧の中に隠し続けた原子力のリスク - 佐々淳行
「安全神話」は国を滅ぼすA――無視され続けた原子力事故への備え - 佐々淳行
非常に興味深い内容でした。
2011年の震災、福島県の原発事故以来、様々な形で原子力発電について議論されています。
一般市民にとって何が正しく、何が良くないことなのか.....賛成派の意見も反対派の意見もよく読めば納得のできるところもあります。
賛成派の意見にある理由の一つとして、石油やガスを輸入に頼っている日本にとっては原子力発電所は理想の発電システムだとも思います。
反対派の意見としての「安全性」も最もだとも思います。
今回の佐々淳行さんの話は過去に日本で起きた原子力事故について、当時関わった立場からの貴重な意見です。
日本は戦争で唯一の核被爆国となりました。
毎年夏になると原爆の話題、戦争の話題は出るものの、私の世代ではその被爆について全く知識も無いと思います。私の世代以上でも、今やその恐ろしさを知っている人は少ないでしょう。
私は幸いにも小学生5年生6年生の頃、担任に就いてくださった先生が「被爆」された先生でした。
先生は戦時中は少年兵で海軍に所属、「人間魚雷」の訓練を受けていたそうです。戦地に行く前に終戦を迎えたのですが、戦争が終わるきっかけとなった広島の原爆が投下された翌日に広島へ現地入りをしたそうです。任務は遺体処理。
教科書に載っている広島の写真は先生たちのような兵隊さんが、全て片付け終わった後の綺麗な写真だと言っていました。
当然、先生は被爆者となり「被爆者手帳」を持っていました。先生は事あるごとに戦争の恐ろしさ、悲しみ、そして放射能の恐ろしさ、原爆の悲惨さを生徒である私たちに語っていました。時には先生が集めた戦争の写真を見せられて....。それは悲惨な写真ばかりでした。原爆や被爆者の写真も見せられました。とても見るに耐えれない写真ばかりです。
現代の「はだしのゲン」が閲覧禁止になる時代に、こんなことをする先生は教育者としては不適切、場合によっては事件としてニュースになるかもしれません。
ですが、私をはじめ先生から戦争や被爆について教えてもらえた生徒たちは全員感謝していると思います。
被爆の恐ろしさを、ほんの少しでも知っているから。
ですから、この原子力問題についても気になる話題のひとつなのです。
「勘三先生ありがとうございます。」
このBLOGOS、気になる記事を読みます。
記事にはコメントが書き込まれています。賛成派、反対派それぞれの言い分があります。
中には揚げ足取りのどうしようもないコメントもありますが、それぞれのコメントを読むと勉強になります。
原子力発電について自分が思うには、教習所で習った「だろう運転はダメ」ということ。
「地震が来ても大丈夫だろう」「津波が来ても大丈夫だろう」「震災が起きても大丈夫だろう」「事故は起きないだろう」「活断層があるけど大丈夫だろう。」
物事100%は有り得ません。
ですから、「大丈夫だろう。でも起こった場合はしっかりと対策は出来上がっている。二重にも三重にも安全は確保している。」と言えるようにならなければいけません。
それから、人間の力を信じたいですね。原子力に頼ることなくエネルギーを生み出せる方法を見つけることを。
それが出来るのはこれからの子供たちではないでしょうか。
それには大人である私たちが先ずは知ること、知ることで意見が生まれます。お時間のある方は一読してみては。
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