2019年06月12日
大腸CTアカデミア 新たな高張洗浄剤による低用量大腸CT検査に関するランダマイズスタディ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
第37回日本大腸検査学会総会が
国立がん研究センターの斎藤豊先生の会長のもと
2019年11月1日-2日に東京で開催されます!
ナガイチは共催教育講演やハンズオンセミナーを
担当させていただきます。
6月28日まで演題募集中です。
是非ご応募くださいね。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
PubMedから、今日のつぶやき − 501 −
Utano K, et al. A novel volume-reduced CT colonography regimen using hypertonic laxative (polyethylene glycol with ascorbic acid): randomized controlled trial. Eur Radiol. 2019 Mar 22. doi: 10.1007/s00330-019-06127-6. [Epub ahead of print]
それでは
論文「新たな高張洗浄剤による低用量大腸CT検査に関する
ランダマイズスタディ」のご紹介です。
【アブストラクト】
結果:
対象患者60名の、360大腸区分について評価を行った。
腸管内の残渣がない割合は
A群(800mL高張洗浄剤による前処置)は83%
B群(600mL高張洗浄剤による前処置)は89%
C群(400mL高張洗浄剤による前処置)は88%
であった。
3群間で違いは認めず
B群とC群はともにA群に対し非劣勢であった。
腸管内液体残渣と固形残渣のタギングの質においても
B群とC群はともにA群に対し非劣勢であった。
対象症例で偶発症は認めなかった。
結論:
新たな高張洗浄剤による低用量大腸CT検査は
最も少ない400mL高張洗浄剤による前処置においても
有用な腸管内洗浄効果を認めた。
(感想)
大腸CT検査は内視鏡検査やカプセル内視鏡検査と異なり
腸管洗浄剤を大幅に減量できることが大きな利点です。
低用量前処置による大腸CT検査が安定して実施されるために
大切な研究結果ですね。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30903329
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
◆メルマガ「大腸CT検査アカデミー」無料購読募集中です◆
ライン参加者の皆様も過去の記事を読むのに便利ですよ〜
☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
Q&A方式で、一般の方の素朴な疑問に答えます!
ご質問もお待ちしています。
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メリット
・画像が共有できる!
・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
☆彡 入会希望の方はご連絡下さい
【106名の仲間がいるよ!】
(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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であった。
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B群とC群はともにA群に対し非劣勢であった。
対象症例で偶発症は認めなかった。
結論:
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最も少ない400mL高張洗浄剤による前処置においても
有用な腸管内洗浄効果を認めた。
(感想)
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腸管洗浄剤を大幅に減量できることが大きな利点です。
低用量前処置による大腸CT検査が安定して実施されるために
大切な研究結果ですね。
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