2018年04月23日
大腸CTアカデミア 大腸がんの5年生存率が70%を超えている国はどこ!?
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PubMedから、今日のつぶやき − 222 −
Allemani C, Matsuda T, et al. Global surveillance of trends in cancer survival 2000-14 (CONCORD-3): analysis of individual records for 37?513?025 patients diagnosed with one of 18 cancers from 322 population-based registries in 71 countries. Lancet 2018 doi: 10.1016/S0140-6736(17)33326-3. [Epub ahead of print]
この週末もジムで汗を流してきました。
筋トレとランニングをしています。
腹筋が割れるようにしたいのですが、
10年経っても割れません・・
なんで!?笑
ランニングは、自分の体調の良し悪し指標としている
12.5kmを超え、今回は13kmを超えることができました。
良い仕事ができるよう、
今後も体力つくりはコツコツと続けて行こうと思います。
論文「がん生存率の推移に関する大規模国際共同研究 CONCORD-3
71の国と地域3750万症例の2000-2014年に診断されたがん生存率」の
続きです。
前回、結腸がん、直腸がん、そして胃がんの5年生存率の
主要(ナガイチが勝手にセレクト)国別順位をご紹介しました。
上位にある国のうち、理解しにくい国が1つあります。
いずれの癌種別でも5年生存率上位にある、アルジェリアです。
アフリカの中では豊かな国だと思いますが、
先進国というわけではありません。
なぜ???
今回のデータが総人口のどの程度をカバーしているかということを
みるとそのわけが見えてきますね。
Table 3のデータの質に関する国別データをみてみます。
アルジェリアのデータは総人口の6.3%を反映しているに過ぎません。
アルジェリアの医療体制をみてみると
決して整っているわけではないようです。
外務省の情報でも
「当地の医療レベルは,アルジェ市と地方都市,
さらに南部砂漠地域とで大きく異なります。
概して私立病院は公立病院に比べ,
衛生的かつ医療設備も整っていますが,
日本や欧米に比較すると,
医療技術水準や医療サービスはまだ遅れていると言わざるを得ません。
医療従事者の衛生観念にも不安があり,
院内感染等への懸念もあります。
「入院,手術を要する病気にかかった場合は,応急処置以外,可能な限り,
フランス等国外で治療を受けられた方がよいでしょう。」とありますね
というわけで、Table 6の5年生存率の国別一覧ではなく、
本文から、信頼のできるデータをもとにした
5年生存率の上位の国をみてみますね。
結腸がん
5年生存率が70%を超えている国
イスラエル、韓国、オーストラリア
直腸がん
5年生存率が70%を超えている国
韓国、オーストラリア
胃がん
5年生存率が高い国
日本(60.3%)、韓国(68.9%)
その他の国々は欧米先進国でも
30-40%に過ぎません。
これは、欧米では胃がんがまれな病気
であるということを反映しています。
日本で他の地域より少ない
皮膚の黒色腫
成人のリンパ性・骨髄性悪性疾患の生存率は、
他の地域より低いです。
韓国(データは総人口の100%を反映)
オーストラリア(データは総人口の100%を反映)
イスラエル(データは総人口の100%を反映)
は消化器管がんの治療成績がよいといえそうです。
ちなみに日本のデータは総人口の40.6%(16府県)を
反映したものになります。
かなり面白い論文でしたね。
それでは、また。
原文
http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(17)33326-3/abstract
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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同僚の先生が【UQモバイル】に切り替えたそうです。
UQモバイルやYモバイルはいわゆるほかの格安スマホと
違って、自社回線なので通信速度が速いのが特徴です。
同僚の先生はauからの切り替えでしたが、
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自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
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アフリカの中では豊かな国だと思いますが、
先進国というわけではありません。
なぜ???
今回のデータが総人口のどの程度をカバーしているかということを
みるとそのわけが見えてきますね。
Table 3のデータの質に関する国別データをみてみます。
アルジェリアのデータは総人口の6.3%を反映しているに過ぎません。
アルジェリアの医療体制をみてみると
決して整っているわけではないようです。
外務省の情報でも
「当地の医療レベルは,アルジェ市と地方都市,
さらに南部砂漠地域とで大きく異なります。
概して私立病院は公立病院に比べ,
衛生的かつ医療設備も整っていますが,
日本や欧米に比較すると,
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というわけで、Table 6の5年生存率の国別一覧ではなく、
本文から、信頼のできるデータをもとにした
5年生存率の上位の国をみてみますね。
結腸がん
5年生存率が70%を超えている国
イスラエル、韓国、オーストラリア
直腸がん
5年生存率が70%を超えている国
韓国、オーストラリア
胃がん
5年生存率が高い国
日本(60.3%)、韓国(68.9%)
その他の国々は欧米先進国でも
30-40%に過ぎません。
これは、欧米では胃がんがまれな病気
であるということを反映しています。
日本で他の地域より少ない
皮膚の黒色腫
成人のリンパ性・骨髄性悪性疾患の生存率は、
他の地域より低いです。
韓国(データは総人口の100%を反映)
オーストラリア(データは総人口の100%を反映)
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は消化器管がんの治療成績がよいといえそうです。
ちなみに日本のデータは総人口の40.6%(16府県)を
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かなり面白い論文でしたね。
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原文
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タグ:アルジェリアの医療体制 5年生存率
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