2021年05月13日
大腸CTアカデミア 大腸CT(CT colonography)検査は炎症性腸疾患の診断では用いられない
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Spada C, et al. Imaging alternatives to colonoscopy: CT colonography and colon capsule. European Society of Gastrointestinal Endoscopy (ESGE) and European Society of Gastrointestinal and Abdominal Radiology (ESGAR) Guideline - Update 2020. Eur Radiol 2020 Oct 26. doi: 10.1007/s00330-020-07413-4.
論文(ガイドライン)
「大腸内視鏡検査の代替検査としての大腸CT検査と大腸カプセル内視鏡検査
欧州消化器内視鏡学会(ESGE)および
欧州消化管・腹部放射線学会(ESGAR)共同ガイドライン
2020年アップデート版」
のご紹介です。
【主たる推奨事項】の各項目を詳細にみていきましょう。
一般的に大腸CT検査では、穿孔リスクが高いこと、生検なしでの診断が困難であること、炎症性変化と腫瘍性病変の区別が形態だけでは困難なことから、炎症性腸疾患の診断では用いられない。
(感想)
2000年代前半に、潰瘍性大腸炎やクローン病における大腸CT検査の有用性を検討したことがありますが、現状の大腸CT検査では有用性に乏しいと思います。
それでは、また。
原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33104846/
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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