2019年06月23日
おかしな敬語
けっこう悩むんです。
このブログに書くネタはだいたい、朝には決まっています。
しかし、今日のように特に変わった出来事のない日は、午後10から11頃までPCに向かったまま、今日は何を書こうかと悩んでいます。
でもこの時間帯には大抵、私は酒(ウィスキー)を飲んでいるので、いったん何かを書き始めると酔っ払いが口数多くなるように何とか書くことはできてきます。
と、書いているうちに決めました。
今日は敬語の話にします。
正しい敬語を使うのに、年齢はそれほど関係ないようですね。
今日、隣に座った人は私より学年で3つ上の人です。
しかし気になる敬語の誤りが多い多い。
まず、
「○○様のお宅でいらっしゃいますか?」
“お宅”というのは“家族”や“家”という、ある“集まり”の“単位”であって、“人”ではない。
敬語はあくまで“人”を“敬う”ものだから、“単位”に「いらっしゃいますか?」と敬うのは誤りです。
また、
聞こえてくるのが
「お使いでおられますか?」
“お使い”ですでに敬語になっているのだから、さらに“おられますか?”と敬語を重ねるのは誤りです。
人生の先輩なので注意する気にはなれません。
しかし、あと数年で還暦になる人がこれなのだから、失礼ですが情けない気がします。
そして、
そういう人に限って、自信たっぷりに誤った敬語を使っているのです。
“自己陶酔”っていうんでしたっけ?こういうの。
年齢は関係ないと書きましたが、若い人は若い人なりにおかしな敬語を使っています。
それは、
何かと“過去形”にして話したがる傾向です。
「ご存知でしたでしょうか?」
「お時間いただいてよろしかったでしょうか?」
など。
なんというか、過去形にすると柔らかく伝わるイメージを抱いているのでしょうか。
これら、
「ご存知ですか?」
「お時間いただいてよろしいでしょうか?」
本来これです。
別におかしくも何ともないでしょう。
不思議なのは、どうして話す言葉の文字数を増やしたがるのか。
失礼にならない敬語なら、文字数は少ない方が良い。
いま私は発信業務をしています。
発信の方が私には合っている気がします。
昨年の11月、私はつなぎで受信のセンターに行きました。
あくまで“つなぎ”です。
研修期間として勤務しますが、実はデビュー前に辞めてしまうという、派遣会社が仕組んだ作戦です。
その受信するセンターでは二人の若い人と一緒に研修を受けました。
すると、ロールプレイングとか、実際にお客様と話してみる研修段階でその若い二人は、私からすると信じられない言葉も過去形にしてしまうのです。
私からはあまりに不自然だったので、いったいどんな言葉を過去形にしたのか、憶えていません。
でもこれが若い人の傾向なのだとしたら、この先、珍しいことではなく普段から当たり前に耳に入ってくるようになるのでしょう。
何か、どんどん崩れていく、美しい日本の敬語です。
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