2017年10月24日
様?
受信でも発信でもお客様と対話していると、中には競合他社の名前が出てくることあります。
周りの応対を聞いていると、昔はなかったのですが、ここ2〜3年の傾向で
競合他社に「様」を付けて呼ぶんです。若い人を中心に。
例えば通信関係の業務であれば、J:COMの受信をしているときに「NTT様」とか、プロバイダであれば、So-netの発信をしているときに、「Biglobe様」とか、そういうふうに。
どうして競合している会社なのに、「様」を付けるのでしょうか。
競合 = 敵対会社であるのに、敵に塩を送っているんです。
お客様への対応として、柔らかい印象を与えるよう考えているのでしょうか。
或いは「正々堂々」というイメージを心掛けているのでしょうか。
それ以外に思い当たる節がありません。
もし私がお客様だったら、良い印象は受けません。
立てるべきはお客様であって、仮にSoftbankと契約しているとき「NTT様」と、第三者に「様」を付けられたって、嬉しくも何ともありません。
かえって、
「オペレーターさん、あんたはどっちを立てているの?どっちも立てたいの?」
と聞きたくなってしまいます。
また、「会社」に対して「様」を付けるのもどうかと思います。
かつての「お奉行さま」だって、奉行所の役人に対してであって、奉行所に対してではありません。
新聞に店舗の開店チラシがあると店舗の地図が載っています。
地図には目印として付近の店舗や会社も載っています。
今から十数年前でしょうか、付近の店舗や会社に「さん」付けするようになったのは。
その頃から敬う対象を考えなくなり始めた気がしています。
だから、
「伝票にはお客様の名前が載っていらっしゃいますか?」
〜 載っていらっしゃる 〜
という、まるで「伝票」という「紙」を敬っているような、何とも歯がゆい案内が出てくるわけです。
これは、
「伝票にはお客様の名前が書いてありますか?」
で良いと思います。全く失礼はありません。
それ以上に丁寧な言葉をくっつけても、長くなるだけだし、余計ですし、しつこいです。
(「お客様のお名前」は二重敬語です。)
--------------
会社に「様」を付けて呼んだオペレーターの対応を続けて聞いていると、
「KDDI様がプランの変更をするので・・・」(会社名は仮定)
??
おいおい、
「様」を付けたんでしょ?
なら、
「KDDI様がプラン変更をして下さいますので・・・」
ではないの??
または、
「KDDI様がプラン変更をなさいますので・・・」
など、これが本当でしょう?と。
なら、お客様を敬って、KDDI社も敬って、応対しているオペレーター、あんたは何?
そんな低い会社と契約してくれ、または契約しているお客様は大したことない?
オペレーターは間違ってもそう考えていません。
じゃ結局、敬っていないんだ。とボロが出るのです。
企業の看板を背負って応対しているのですから、企業の立場に感情移入するのは、ある意味当たり前です。
なら、別に最初から付ける必要などない「様」はいらないと思います。
つまるところ、簡単に「様」を付けて呼ぶオペレーターは、そこまで考えていないのです。
相手に「様」を付けて呼ぶのはどういうことなのか、考える必要があると思います。
周りの応対を聞いていると、昔はなかったのですが、ここ2〜3年の傾向で
競合他社に「様」を付けて呼ぶんです。若い人を中心に。
例えば通信関係の業務であれば、J:COMの受信をしているときに「NTT様」とか、プロバイダであれば、So-netの発信をしているときに、「Biglobe様」とか、そういうふうに。
どうして競合している会社なのに、「様」を付けるのでしょうか。
競合 = 敵対会社であるのに、敵に塩を送っているんです。
お客様への対応として、柔らかい印象を与えるよう考えているのでしょうか。
或いは「正々堂々」というイメージを心掛けているのでしょうか。
それ以外に思い当たる節がありません。
もし私がお客様だったら、良い印象は受けません。
立てるべきはお客様であって、仮にSoftbankと契約しているとき「NTT様」と、第三者に「様」を付けられたって、嬉しくも何ともありません。
かえって、
「オペレーターさん、あんたはどっちを立てているの?どっちも立てたいの?」
と聞きたくなってしまいます。
また、「会社」に対して「様」を付けるのもどうかと思います。
かつての「お奉行さま」だって、奉行所の役人に対してであって、奉行所に対してではありません。
新聞に店舗の開店チラシがあると店舗の地図が載っています。
地図には目印として付近の店舗や会社も載っています。
今から十数年前でしょうか、付近の店舗や会社に「さん」付けするようになったのは。
その頃から敬う対象を考えなくなり始めた気がしています。
だから、
「伝票にはお客様の名前が載っていらっしゃいますか?」
〜 載っていらっしゃる 〜
という、まるで「伝票」という「紙」を敬っているような、何とも歯がゆい案内が出てくるわけです。
これは、
「伝票にはお客様の名前が書いてありますか?」
で良いと思います。全く失礼はありません。
それ以上に丁寧な言葉をくっつけても、長くなるだけだし、余計ですし、しつこいです。
(「お客様のお名前」は二重敬語です。)
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会社に「様」を付けて呼んだオペレーターの対応を続けて聞いていると、
「KDDI様がプランの変更をするので・・・」(会社名は仮定)
??
おいおい、
「様」を付けたんでしょ?
なら、
「KDDI様がプラン変更をして下さいますので・・・」
ではないの??
または、
「KDDI様がプラン変更をなさいますので・・・」
など、これが本当でしょう?と。
なら、お客様を敬って、KDDI社も敬って、応対しているオペレーター、あんたは何?
そんな低い会社と契約してくれ、または契約しているお客様は大したことない?
オペレーターは間違ってもそう考えていません。
じゃ結局、敬っていないんだ。とボロが出るのです。
企業の看板を背負って応対しているのですから、企業の立場に感情移入するのは、ある意味当たり前です。
なら、別に最初から付ける必要などない「様」はいらないと思います。
つまるところ、簡単に「様」を付けて呼ぶオペレーターは、そこまで考えていないのです。
相手に「様」を付けて呼ぶのはどういうことなのか、考える必要があると思います。
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