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2017年10月23日

発信停止

発信業務は、いまなら台風21号のように、天災や火事などに見舞われた地域には電話をかけないということがときとしてあります。
大きな事象としては2011年の東日本大震災。
それ以来きっと、東北地方へ販売目的の発信は、今でも行われていないと思います。

少し前だと、昨年12月22日に発生した、新潟県の糸魚川市大規模火災。このときも付近への発信は止められました。同じく昨年4月の熊本地震のときもそうです。
当たり前と言えば当たり前です。

コールセンターで発信するのは大抵、全国規模のお客様ですから、発信停止といっても架ける地域を限定するだけです。
しかし、東日本大震災のように、あまりに大きな災害になると、全国への発信が一斉に停止になることもありますし、今でも3/11はセンターを休日にするところがあります。

中には地方限定の企業もあります。
その特定の地方に台風21号が接近すると、センター全体が発信を停止します。
今日がそうでした。
午前中は何でもなかったのですが夕方以降、台風が近づくと発信が停止になりました。

ただ、そこで「解散!」
としてしまえば、休業補償ということにもなります。
今日は、希望者の早退は認められ、残ったオペレーターたちは研修を受けることになりました。
会社としての温情ですね。

でも「台風が明日上陸」とか、わかっていた場合には
「明日、センターは臨時休業。」
ということも実際にあります。
この場合は給料が保障されませんから、収入を減らしたくない場合は休日を返上して出勤する必要があります。

2011年の東日本大震災のとき、私は受信のセンターにいました。
受信のセンターは災害とは無関係に通常業務ですので、あとから聞いた話です。
震災後2-3週間、発信のセンターは閉鎖。その間、休業補償として給料が2/3支給されたのだとか。

話は変わり、

昔は
「電話が遠い」
という言葉がありました。
その通り、市外通話は遠くなればなるほど、声が小さく聞こえたものです。
ノイズが大きくなり、声は小さく聞こえるのです。

もうかなり昔の話ですが、電話回線のバックボーンが光ファイバーへと次第に敷き替えられ現在は電話で距離を感じることがなくなりました。

そのため、コールセンターはどこにあってもいいことになりますし、まったく台風の影響を受けていないコールセンターが休業を強いられることもあるのです。

また、地域に根付いた企業を名乗り発信するときは、受けるお客様も、まさか遠い遠いコールセンターから架かってきているとは思いもしないのでしょう。
それだから、中にはお客様の住む町の話をするご家族の人もいます。
「(お客様は)いま〇〇の△△屋さんにいってるからさ!」
聞かされるこっちは、「??」ポカ〜ンです。




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