葉酸の話〜葉酸のリスク〜｜誰にでもわかる！はじめての不妊治療と高齢出産

今までは葉酸の良い点に着目してきました。
その結果正常な赤血球を作ったり、様々な病気を防止する大切な役割を担っていることが分かりましたね。
ではその逆はどうなのでしょうか。


葉酸の1日の摂取量の最大値は1mgとされていますよね。
もしこの量よりも多くとり続けるとどうなるのでしょうか？
大抵のサイトでは「水溶性なので心配は無いけど、1mgまでにしてね」等の記述がされているようです。


でも深く調べてみると不穏な事を書いているサイトもありました。
今日はこれ等についてお勉強してみます。


日本ビタミン学会のサイトにあった、
NPO法人国際生命科学研究機構が発表した文献にはこう書いてありました。


葉酸を取りすぎるとどのようなリスクが考えられるのか？


・葉酸拮抗薬の効果を低下させる。
葉酸拮抗薬は癌やりゅうまちの治療に使う「葉酸の働きを抑える薬」です。
ちなみにこの薬を服用していると、副作用として葉酸が予防する病気を引き起こしてくれます。
まさに葉酸の天敵ですが癌が増殖するのを抑える薬なんですよね。


・癌細胞を増殖させる。
まだはっきりと結論は出ていないようですが、
葉酸は癌にかかるリスクを低減させますが、
癌に罹った後だと逆に癌に栄養を与えるリスクが考えられるそうです。


・葉酸が多いのにビタミンB12が不足していると
高齢者の認知障害と貧血のリスクを増加させる。
産まれて来る赤ちゃんの肥満のリスクを増加させる。


葉酸だけが多くてとビタミンB12のバランスが崩れると
結構重篤な病気を起こす可能性があるようです。


さらに女性に直接関係するものとしてこのような記事もありました、
閉経後の女性の乳がん発症リスク増加、
体外受精を受けている女性の子宮外妊娠、多胎妊娠リスクの増加、
子供が喘息になるリスクが増加する。
といったものもありました。


葉酸は少なくても体に害があるし多くても体に害があることがわかりました。
ビタミンB12とのバランスも非常に大事ですよね。

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