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TOP PAGE  »  帝王切開体験記  »  誤診?妊娠後期に襲われた悪夢のような痒みの始まり
うちの奥様が妊娠後期の頃の話です。


ある日気が付くと、
両腕の肘から手首までの内側の部分に
赤みを帯びたポツポツが点在し始めました。


とってもかゆいのですが、
掻くともっとかゆくなるし、
変なあざが残ったりしますよね。


だから奥様はひたすらかゆみを我慢していましたのですが
腕だけでは終わりませんでした。


これが始まりだったのです。


患者の話を聞けない医者



妊婦検診の時、
産婦人科の先生に両腕がとってもかゆい事を伝えると


カルテに
【子供の頃サバでじんましんを起こしたことがある】
という記述があるのを見て


「じんましんですね。魚を食べましたね?」
と言ってきました。


しかし、
奥様はここ数日魚は食べていません。


なので
「いえ、ここ数日魚は食べていませんよ」
と答えるのですが、


「青魚じゃなくても、赤い魚でもじんましんになるんですよ!」
と、頓珍漢な答えが返ってくるばかり。


「いえ、魚は食べていないんです」
と、強く言うも


「いやいや、じんましんだから。
ちょっとじんましん用の注射しましょう」


産婦人科の先生は聞く耳を持たず。
注射の準備が始まりました。



うちの奥様は内心
「じんましんじゃないのになぁ」って思いながらも、
「まぁこれでかゆいのがなくなれば、いいか」
と、じんましん用の注射を打ちました。



ちなみにこの注射。
とっても太いそうで、
透明な液をゆっくり時間をかけて注入したそうです。


実は奥様、
子供の頃に2回魚でじんましんを起こしていて、
魚のじんましんがどういうものか知っています。


最初にかゆみがポツポツ出始めたら、
一気にぽつぽつが大きくなり、
かゆみみ同士が繋がって、
一つの大きなかゆみに成長するそうなんです。


でも今回は明らかに違ってました。


腕にある小さなポツポツは、大きくなりません。
そして凝視すると、一つ一つの真ん中に水泡があります。


さらに


決定的に違う部分があります。


じんましんには、
奥様が子供のころから特効薬があって
注射を打つとものすごい勢いで治るのですが、


今回はあんなに太い注射を打ったのに、
治る様子が全くありませんでした。


なんという事でしょうか・・・。


かゆみも全く収まる気配がありません。
それどころか
ますます痒くなってきているのでありました。


そしてその翌週
また妊婦検診があったのですが


看護師さんがおなかを見てびっくりしました。

腕だけではなくおなかまで赤い湿疹のようなものが
広がっていたのです。


腕の方は赤黒く変色していました。


「これかゆくないのですか!?」と聞かれれば
「かゆいです」と答える奥さん。


淡々と答えていますが、火が付くくらいかゆかったそうです。
でも、全くかかないし、顔に出さないんですよね。
物凄い精神力だと思いました。


そしてそれを見た産婦人科の先生が、
また言うのです。


「これはじんましんだから注射ね」


ちょっとびっくりです。


ちなみに奥さんはネットで調べた結果

【妊娠性そう痒性丘疹】

と言うものがあることを知っていたのですが、
がんこな産婦人科の先生に言ったところで、
聞いてはくれないだろうと言わなかったそうです。


なんというか。


近所の産婦人科の限界を見た気がしました。


来週には帝王切開する予定だったので、
このままひたすらかゆみを我慢しようと心に決めたそうです。


私だったら、腕や腹が血だらけになるくらい
掻き毟っていたかもしれませんね。



貴重なご意見ありがとうございます!

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