あれから。。。吾朗さんが生きていた頃。。。少しずつ、少しずつよみがえる。。多分、生きている事自体が幸せで、死んだ事が最大の不幸ぐらいに。。自分は幸せだったんだ、。。そんな感覚がある。。
「あの時。。俺は。。。マナベの頼みで。。。なぜか、マナベの女の債務整理を手伝った。。なんでか、よくわからない。別に俺には関係ねーし。なんだろう。。。」闇金、ポメ金でポメラニアンの金吾のとこのエックスで金を借りそもそもアイツんところは。風俗の店も持っててそこのスカウトやスタッフが女をひっかけて闇金とグルだろう。わかった時はズブズブでもう遅い無限地獄に堕とされるさ。とは言え。。俺も
俺がまるで、吾朗太さんが独り言のように。目の前に揺らぐヒロキの叔父貴の魂に言うヒロキの叔父貴の魂は。。。「借りは。。。」「借りは。。。あっ。。あ、借りは。。。返す貸し借りは無しだ。。。」そうだ、貸し借りは無しだ俺は思い出した女好きの金吾には。。。ヤバい女に散々手を出して揉めるたびに俺が間に入ってやったんだ。可愛い弟分だからといって。。手を出した女の相手は。。。だいたいヤバい奴らで。。。まぁ、だいたい俺より下の奴らだったから悪いなと、俺が出ていけばポメ金に女を取られた奴らは理不尽でもオレに逆らえないので。。黙って引き下がるしかなかった。
でも、女盗られる奴もアホだけどそれに、女なんかすぐ来るだろう歩いてれば棒に当たるじゃねーけどいろんなタイプの女が、掃いて捨てるほど勝手に寄ってくる。。めんどくさいならサッサと捨てるというのは吾朗太の兄貴だけですよーなんて、お世辞かもしれんけど。。まぁ、モテモテの実感あるし。。小さい頃から言われるから俺はちょっと一般とは感覚が違うかもしれないけどそんなものまずは、基本の基本。。生きて他人とやっていくにたは。。言うまでもねーのは清潔感だろうしあとは、顔が悪かろうが性格だの能力だの。。。面白いとか、かゆいところに手が届く優しさとか、金を稼ぐだの、必ずどこか自分でも自信があって、他人から褒められて自他とも認める優れているところを武器にして自分の自分らしいキャラクターを強みにしてけばいいんだし。ホストの時も自分からあまりにも離れたキャラクターを演じるなそんなものは息詰まるホストの自分と素のプライベートの自分は違うにしろあまりにも素の自分とかけ離れるキャラクターでやっていくと違和感や精神がやられると、オレは。。上の誰かから教わったような感覚がある多分、オレをホストにスカウトしたマヒルとかいうヤツだろう。まだ。。マヒルって奴はあまり思い出せないが。。もともとオレは歳上の男からも可愛がられやすい。父親の蓮気に寵愛されて幹部や若い衆に若とチヤホヤされて。いつも特別扱いそんなのそれがいつもの昔からの当たり前だったんだけど。でも、マヒルだか、確かに死んだオヤジみたいに、特に抜きん出て大切にしてくれたそんな存在が必ずあったはずだ。そうだ。。。多分、マヒル。。。そいつが、多分言っていた。
出会う奴らも自分も、客も、起きた事にも各々の宝を見つける事だ。全てのもんには必ずキラリと輝く宝があるとな。
ポメ金にしても。バカだけど。ガキの頃からの可愛い
弟分だからムカついてぶん殴ったりもあったけど、マジでヤバい時はほっとけなくて。。そこんとこは随分と面倒みてやったが。。。吾朗太さんは。。俺は末っ子だし小さい頃から周りから当たり前にチヤホヤされてどこかで。兄貴風を吹かせる事に憧れて。若い衆や悪仲間の兄貴分というのはなかなか悪いもんじゃないし。記憶にあるオヤジが面倒見がよくて、親分とか呼ばれて親しまれるのを見てそれがずっと、刻まれて死んでからもなお、俺の心にある。ヤクザとは言えオヤジの尊敬できる輝くところを。。。思い出して良かった人の優れた特徴というのは気付けば、暖かく自然に身に沁みるオヤジの人がよく育つには素直なやつを置くのが最高だと言う気持ちはよくわかる善人の人のいい素直な四朗を置けば四朗のいいところに感化されていったり周りの奴の長所もあっ、こいつここがいいやつじゃんとなるオヤジもヤクザとは言えヤバい性格一辺倒では人はついてこないし、ヤクザ同士はヤクザでも、一般人に対しては紳士でなければならないし。ヤクザだからこそ、人よりすぐれた宝。。。長所を伸ばさねばならない。オヤジの面倒見のよさ確か町内会や祭りに寄付したり被災地に寄付したり自分も行く事も時々で若い衆を炊き出しやボランティアに行かせたり町内会やら面倒な掃除やら地域の交通整理やらカタギに見える若い衆を地域へ日頃の感謝としてボランティアに行かせていた。
それを見て育って人の面倒見たり世話をするのも悪くないと思って。それに。。。いつも一方的に世話になるばかりのすぐ上の兄貴の四朗の嫁になる女性をろくでもない元旦那から助けて四朗が円満に結婚できるように裏で手を回して四朗には絶対できない。。裏の力を使うのはなんなんだが。。。四朗にいつもの恩を返した時はスッキリしたやっと借りを返せた四朗からしたら、四朗が中学の時に首をくくろうとした時にフラフラ遊び歩いて実家によりつかない俺がたまたま偶然、実家の本妻の要の金でも盗もうかと家に気まぐれに立ち寄ったらものすごいタイミングで、四朗の自殺未遂現場にでくわして四朗の自殺を止めた事に生命の恩人だと感謝してくれていたけど、俺からしたらあんなのはたまたま偶然だし四朗が自殺しようとするのを見たら、止めて当たり前の事だとしか思わない。
それに、絶対に手を挙げてはいけないと決めていた四朗を、自殺をしようとした事で、思わず思いっきりぶん殴ったのだ物心ついた時から横着いのとは喧嘩はするし、気に入らないと女は殴る蹴るの俺なのに。。。、異母兄の四朗には絶対手を挙げたり金を借りたり無心する事が嫌で嫌でどうしても絶対やるまいと思ったし、まさか四朗を殴る事なんて来ないだろうと思っていた。だからもう、殴ってしまったし。。絶対にやるまいと決めてた事を破った四朗が若い頃新宿でチンピラに絡まれた時に俺がたまたまホストかなんかの仕事で新宿をウロチョロしていて発見して「オイ、俺の兄貴になんかようか、それなら弟の俺が代わりに話をしてやる。兄貴は素人だ、手を出すな」と凄んだ俺の顔を見て、チンピラは真っ青になって謝ってすぐに逃げたがまぁ、オレも顔は広いし撃たれて死んだが剣崎組みの剣崎蓮気の跡取りになるはずだったヤツという事も、その俺が四朗を兄貴と呼んで。。。四朗は剣崎組みの息子という事を知って殺されるとでも思ったんだろう。。。情け無いあれも、たまたまオレが通りかかったまでだし、四朗も剣崎組みの息子だからビビられてチンピラは逃げたって事だし、四朗への借りは
イーブンではない。まだまだ四朗には借りがあるとそんなどこか後ろめたい俺だけど四朗の人生を変えるような大きな事でやっと四朗に借りを返せたと思った時はあれこれ奔走しても面倒だろうと大変だろうとこっちが感謝したいぐらいだったな。あれは、違和感と心地よさと。誰しもあるかもしれない。。忘れていたあの感覚。。。誰かが心から感謝してくれるというのがわかるのに。。。やったのは、動いたのは自分の方だが、
なぜか、自分の方こそ何倍も感謝したくなっているあの感覚。。。身体がふわっと、心身が、というか魂からとんでもなく軽く心地よく自分の背中に天使の羽がいつのまにか生えたような感覚。。。そう、俺は。。。生きている頃にあの喜びしみわたるというあの幸せが何度かあったんだ。結局は、エグい事ばかりしまくってたからいったん罪滅ぼしの浄化だと言って、マナベの女。。。翼って女を
もうじゅうぶん返済しただろう。あれはオレの舎弟の女だと言って話しをつけた。マナベは。。。あれからなんだか変わった。相変わらずチンピラだったけど。金を貢いできた全ての女を切り翼と付き合うようになって女好きだし女に暴力を振るうマナベだったけど他に女の影をみなくなったし。
翼には、俺が知る限り暴力を振るった事はなかったろうさ。ああ。。。でも。。
結局は。。。翼は。。末期の癌で。。亡くなったか。。再会した頃、既に余命宣告されていたとは報告されていたけれど。。。大切なものを失ったマナベ。。。
「あれから、奴は。。どうしてる」吾朗太さんは、目の前のヒロキ叔父さんの魂に問いかけます。
2024年05月09日
2024年04月28日
マリッジセレブレーション。385永遠に続くと信じていられたのに。。。
「思い出したか、色々と。」ヒロキ叔父さんの生き霊というか、青い光の魂はゆっくりと、幽霊の吾朗太さんの前でゆらゆらとゆらめいている。。。あまり時間がない、もうすぐヒロキおじさんの肉体が目を覚ましてしまいそうだと、ヒロキおじさんの霊は言いながらも幽霊でも甥っ子の吾朗太に会うことができて嬉しいのかヒロキ叔父さんの魂は吾朗太がだんだんと生前の自分を思い出していく事が嬉しいようだ。
「確かに。。えっと、マナベが、女。翼ってマナベを引き取って一時的に母親だった女を助けようとして。。俺もなぜか手を貸した気がするなんでだろう、俺には関係ねーし、俺の闇金のZの客で支払いができない女を売り飛ばした事すらあるのに。。。返せない金を借りる奴が悪いし。。でも。。。」
マナベの父親孝之の女で、真鍋の一時的な母親だった翼が金を借りていたのは闇金X。闇金エックスで、通称ポメ金。吾朗太さんの舎弟のポメラニアンの金吾の闇金でなかなかタチが悪い。風俗店も持っていて、その風俗店の若い男のスタッフに色恋営業をさせて男をキャストのヒモにさせて店で働かせて、闇金の客にする。。。あれは店と闇金がグルだろう。どんどん借金をさせて、キャストを酷使して給料はキャストのヒモが取り上げて会社に上納する
ポメラニアンの金吾というのは吾朗太さんより少し歳下で。もともと亡くなった父親の蓮気の剣崎組の幹部銀次の子どもで。幹部が蓮気を崇拝して吾朗太さんも、金吾の父親の銀次から若、若と可愛がってもらっていたし、金吾が産まれる時に組長、畏れ多いですが、吾朗太さんの吾の字をくださいと、文字かぶり真似していいか、蓮気に許可を得ていました。親バカなのか、自分が銀次で、銀だから息子には金を。そして、尊敬する組長の寵愛する跡取り若の吾朗太さんの吾の字を名前に入れたいとの事でした。
吾朗太さんは、幹部の銀次の子どもの金吾とは小さい時はよくつるんだしそれから時が経ってからも、金吾には闇金経営も相談されたり教えたりしたし。組長の子どもと組長を崇拝する幹部の子どもでアイツの父親の銀次は、組長の蓮気が抗争で撃たれて死んだ時に俺が代わりに死ねば良かったんですと身代わりになれなかった事を蓮気の息子の四朗や吾朗太さんに土下座して号泣したけど四朗が、「親父は、突然いつかこうなる可能性はいつでもあったしいつ死んでもおかしくないのだから、銀さんは絶対死ぬ事は考えず、金ちゃんもいるのだし。これも組長から与えられた生命だと思って大切にして欲しい」と。死んでお詫びしますと号泣する金吾の父親を慰めて金吾の父親は、恩人の尊敬する組長の蓮気亡きあとも子どもだった四朗や吾朗太さんの世話をよくしてくれました。あの時に。。。父親の蓮気亡き後の吾朗太さんは。。金吾の父親の銀次が四朗には内緒で、吾朗太に「実は、生前に組長がヤクザの実家に合わない大人しい四朗の坊ちゃんを、三太夫さんのように可哀想だから、カタギの家に養子にやろうかと考えた事が何度もあったけどそれでも。。四朗は幹部や若い衆になかなか可愛がられているし、吾朗太の教育にもいい。確かにうちはヤクザだし、吾朗太は跡取りだが幾らヤクザでも、人として失ってはいけないものはある清濁伏せのみ、奥深く育って欲しいし任侠の精神というものがある
金吾は、父親が蓮気を崇拝したように名前の文字を一つもらった蓮気の息子のの吾朗太さんを崇拝し吾朗太の舎弟の1人になった
ては四朗は素直だ、大人しくてヤクザには向いてないが素直で優しいし無償の精神がある裏切らない信用もあるそういう奴ははっきり言ってそうそうはカタギでもなかなかいない。。どう育てたらこんないい子になるんだという本人は全く気づいてないかもしれんが、天にどんどん宝を積んでいく性格をしている。誰しも歳をとれば、幾ら体力に自信があるものも必ずピークをすぎて、体力や肉体は衰えていく。。だが、生きとし生けるもの、心は年齢に関係なく精神性や心はいつまでもどこまでも成長する事ができるのだ。四朗は奇跡的にヤクザの組に産まれたのに、素直さや誠実さの尊い神性がある成長の為にはそんな奴を身近に置く事だ。」里親に出した三太夫さんも尊い神性のある性質だが、彼はもうヤクザの剣崎家とはきっちり縁は切った。三太夫は、あまりにも賢く飛び抜けて優秀だし四朗同様に、ヤクザには全く向いていないこのまま剣崎家に置いておくのはあまりにも三太夫が可哀想なので父親の蓮気は三太夫の幸せを想って里子に出して縁をキッパリ切ったのだ。息子達も父親蓮気の言う事は絶対なので吾朗太と母親が一緒の実の兄。。。三太夫は中学に上がる前に子どものいないいい家柄の夫婦に貰われていったのだ。
剣崎組ヤクザとはきちんと縁を切るという約束で父親の蓮気や四朗や吾朗太、、、剣崎家には、三太夫がどこの家に里子に出たかは約束だし、本人の幸せの為に三太夫を追わないし。。プライバシーを守る為に教えては貰えなかったけど。。。
だけど。。。実際には。三太夫は蓮気の約束をまもらなかった。。。蓮気が亡くなって剣崎組の組長死亡がニュースに出ると
蓮気が亡くなった事に思うところあるのか
三太夫は内緒で四朗に連絡を取っていたのだ。
四朗は学校へ行って蓮気がじゅうぶんに遺産を遺したのでパテシィエの専門学校へ行きながら結婚前学生時代から婿入り先の銀座イシナベーヌでアルバイトに励んでいて。三太夫に対して四朗は自分だけがどうしてヤクザに合わないのに、母親の要に虐待されているのに。。。三太夫みたいにカタギの家に里子に出してくれないんだと、恨む事は全くなかったようである。それどころか、三太夫はずば抜けて優秀だからいい家柄の人が欲しくて当たり前だ自分は平凡だし。。。これと言った取り柄はないし
蓮気に寵愛されている異母弟の吾朗太にもむしろ、吾朗太がいてくれてよかった父親が吾朗太を寵愛してくれるから、自分はヤクザにならなくて済む絶対にヤクザだけはなりたくないそれなら無職の方がマシだし蓮気にプレッシャーをかけられる事なく、家の雑用を済ませばいいしと、吾朗太の存在に感謝すらしていたようである。。。
「人が成長するには。。。神性の尊さの輝きある人をそばに置きかぁ。。。」吾朗太さんもポツリとつぶやく。。
だから。。マナベも。。。あの翼って女は、10歳上だろうが特別綺麗じゃなかろうが。。。天使のように女神のように。。。
マナベにとっては特別だったんだ。。
「確かに。。えっと、マナベが、女。翼ってマナベを引き取って一時的に母親だった女を助けようとして。。俺もなぜか手を貸した気がするなんでだろう、俺には関係ねーし、俺の闇金のZの客で支払いができない女を売り飛ばした事すらあるのに。。。返せない金を借りる奴が悪いし。。でも。。。」
マナベの父親孝之の女で、真鍋の一時的な母親だった翼が金を借りていたのは闇金X。闇金エックスで、通称ポメ金。吾朗太さんの舎弟のポメラニアンの金吾の闇金でなかなかタチが悪い。風俗店も持っていて、その風俗店の若い男のスタッフに色恋営業をさせて男をキャストのヒモにさせて店で働かせて、闇金の客にする。。。あれは店と闇金がグルだろう。どんどん借金をさせて、キャストを酷使して給料はキャストのヒモが取り上げて会社に上納する
ポメラニアンの金吾というのは吾朗太さんより少し歳下で。もともと亡くなった父親の蓮気の剣崎組の幹部銀次の子どもで。幹部が蓮気を崇拝して吾朗太さんも、金吾の父親の銀次から若、若と可愛がってもらっていたし、金吾が産まれる時に組長、畏れ多いですが、吾朗太さんの吾の字をくださいと、文字かぶり真似していいか、蓮気に許可を得ていました。親バカなのか、自分が銀次で、銀だから息子には金を。そして、尊敬する組長の寵愛する跡取り若の吾朗太さんの吾の字を名前に入れたいとの事でした。
吾朗太さんは、幹部の銀次の子どもの金吾とは小さい時はよくつるんだしそれから時が経ってからも、金吾には闇金経営も相談されたり教えたりしたし。組長の子どもと組長を崇拝する幹部の子どもでアイツの父親の銀次は、組長の蓮気が抗争で撃たれて死んだ時に俺が代わりに死ねば良かったんですと身代わりになれなかった事を蓮気の息子の四朗や吾朗太さんに土下座して号泣したけど四朗が、「親父は、突然いつかこうなる可能性はいつでもあったしいつ死んでもおかしくないのだから、銀さんは絶対死ぬ事は考えず、金ちゃんもいるのだし。これも組長から与えられた生命だと思って大切にして欲しい」と。死んでお詫びしますと号泣する金吾の父親を慰めて金吾の父親は、恩人の尊敬する組長の蓮気亡きあとも子どもだった四朗や吾朗太さんの世話をよくしてくれました。あの時に。。。父親の蓮気亡き後の吾朗太さんは。。金吾の父親の銀次が四朗には内緒で、吾朗太に「実は、生前に組長がヤクザの実家に合わない大人しい四朗の坊ちゃんを、三太夫さんのように可哀想だから、カタギの家に養子にやろうかと考えた事が何度もあったけどそれでも。。四朗は幹部や若い衆になかなか可愛がられているし、吾朗太の教育にもいい。確かにうちはヤクザだし、吾朗太は跡取りだが幾らヤクザでも、人として失ってはいけないものはある清濁伏せのみ、奥深く育って欲しいし任侠の精神というものがある
金吾は、父親が蓮気を崇拝したように名前の文字を一つもらった蓮気の息子のの吾朗太さんを崇拝し吾朗太の舎弟の1人になった
ては四朗は素直だ、大人しくてヤクザには向いてないが素直で優しいし無償の精神がある裏切らない信用もあるそういう奴ははっきり言ってそうそうはカタギでもなかなかいない。。どう育てたらこんないい子になるんだという本人は全く気づいてないかもしれんが、天にどんどん宝を積んでいく性格をしている。誰しも歳をとれば、幾ら体力に自信があるものも必ずピークをすぎて、体力や肉体は衰えていく。。だが、生きとし生けるもの、心は年齢に関係なく精神性や心はいつまでもどこまでも成長する事ができるのだ。四朗は奇跡的にヤクザの組に産まれたのに、素直さや誠実さの尊い神性がある成長の為にはそんな奴を身近に置く事だ。」里親に出した三太夫さんも尊い神性のある性質だが、彼はもうヤクザの剣崎家とはきっちり縁は切った。三太夫は、あまりにも賢く飛び抜けて優秀だし四朗同様に、ヤクザには全く向いていないこのまま剣崎家に置いておくのはあまりにも三太夫が可哀想なので父親の蓮気は三太夫の幸せを想って里子に出して縁をキッパリ切ったのだ。息子達も父親蓮気の言う事は絶対なので吾朗太と母親が一緒の実の兄。。。三太夫は中学に上がる前に子どものいないいい家柄の夫婦に貰われていったのだ。
剣崎組ヤクザとはきちんと縁を切るという約束で父親の蓮気や四朗や吾朗太、、、剣崎家には、三太夫がどこの家に里子に出たかは約束だし、本人の幸せの為に三太夫を追わないし。。プライバシーを守る為に教えては貰えなかったけど。。。
だけど。。。実際には。三太夫は蓮気の約束をまもらなかった。。。蓮気が亡くなって剣崎組の組長死亡がニュースに出ると
蓮気が亡くなった事に思うところあるのか
三太夫は内緒で四朗に連絡を取っていたのだ。
四朗は学校へ行って蓮気がじゅうぶんに遺産を遺したのでパテシィエの専門学校へ行きながら結婚前学生時代から婿入り先の銀座イシナベーヌでアルバイトに励んでいて。三太夫に対して四朗は自分だけがどうしてヤクザに合わないのに、母親の要に虐待されているのに。。。三太夫みたいにカタギの家に里子に出してくれないんだと、恨む事は全くなかったようである。それどころか、三太夫はずば抜けて優秀だからいい家柄の人が欲しくて当たり前だ自分は平凡だし。。。これと言った取り柄はないし
蓮気に寵愛されている異母弟の吾朗太にもむしろ、吾朗太がいてくれてよかった父親が吾朗太を寵愛してくれるから、自分はヤクザにならなくて済む絶対にヤクザだけはなりたくないそれなら無職の方がマシだし蓮気にプレッシャーをかけられる事なく、家の雑用を済ませばいいしと、吾朗太の存在に感謝すらしていたようである。。。
「人が成長するには。。。神性の尊さの輝きある人をそばに置きかぁ。。。」吾朗太さんもポツリとつぶやく。。
だから。。マナベも。。。あの翼って女は、10歳上だろうが特別綺麗じゃなかろうが。。。天使のように女神のように。。。
マナベにとっては特別だったんだ。。
2024年04月18日
マリッジセレブレーション。384ため息はモノクローム。。。
あの時は。。?えっと。。確か。。
遥か遠くにある生前の記憶。幸せだった。自分が自分でいられる事の幸せ。生きる喜び。やる事が次から次へと、やりたい事も次から次へと。。カジノや闇金の裏家業。。みかじめ料や。。あとは顔に弱い性格なんぞ、二の次さんの次の、下心まんまんの馬鹿な女からの献金。。多分。。小さいから、女からチヤホヤちやほやされて。女なんか掃いて捨てるほど寄ってきて。そんな感覚がなんとなくあるのに。結局は。。自分が小さい頃に気味悪がった奇妙なマゼンダ色の仏壇の写真の異母姉の真央の写真しか覚えていない。まぁ、いいけどさ。
幽霊の
吾朗太さんは。。あれほどモテていようが恋愛や結婚してきた女、自分にあれこれと貢いできた女振り回して泣かせた女など誰一人として異性関係として携わってきた女の事は覚えていない。いいんだ、俺は俺は母親の顔すら覚えてないし。実家に昔は写真はあった気がするけど自分が産まれた事が原因で亡くなったので。小さい頃は見たような気がするけど物心ついて。。自分のせいで母親が死んだのかと自分が人殺しかと怖くなって見れなくなったし。父親の蓮気が亡くなってからは、本妻の要が妾の俺の母親のなつめの写真を捨ててしまったんだろう。異母兄の四朗の、なつめさんは、吾朗太を産みたいから産んだんだ吾朗太は人殺しなんかじゃない。望まれて産まれてきたんだという励ましで気持ちに区切りがついた頃はあとの祭り本妻の要に母親のなつめの写真は捨てられていて。やはり、女を大切にしてこなかった因果なんだろう。女に対して優しい気持ちになれない。
そのてん。。。舎弟のマナベが羨ましく思えてきた
マナベは金を借りにきた10歳ぐらい歳の離れた昔世話になった女。。翼という女を助けたいと言ってきた。あの時はマナベもハタチぐらいか。四朗に似て顔は普通だけどというより、平凡で真面目そうな感じだったのがコンプレックスらしいが、俺はマナベには死んだヤクザのオヤジが言うには反社は反社に見えないというのもおおいに武器になるし、昔うちの組にも優しそうな奴やいかにも銀行員みたいな奴や大学生みたいな幹部や若い衆がいたけどなかなかアイツらも役に立った。マナベはまぁ、見かけは真面目だが、ヤンチャなのか女は適当に苦労してないが。。。でも。。。マナベに惚れてるから言う事をきくけど。。そろいもそろってアホばっか。。。ネジが飛んでるというか、ユルイというか。それでいて気性の激しいキツイ。。きのつよい女ばっかりだったので。そいつらをマナベが何股かかけていたので女同士がかち合ってつかみ合いの大喧嘩にでもなれば、マナベが金だけ置いてテメーらとっとと帰れと、ぶん殴ってなきわめく女から本当に容赦なく金だけ取り上げて帰らせていたマナベはホストのように、全員に、アイツは遊びでお前は本命だ、みたいな事をそれぞれに吹聴して気の強いアホな女達を騙していたぶん殴られて
金だけ置いて行けって。。
あんなのに引っかかってるんだアホが。。と、マナベの女達には呆れたけど、外では気の強い女に限って男に惚れたら情け無いぐらい尻に敷かれたり。。。ライバルがいるのかと思えば思うほど、マナベに気に入られようと金をどんどん貢ぐ。。。
俺みたいに最初から女はたくさんいるでも、それでもいいからそのうちの一人でいいとそういう感じだったんでラクで寄ってくる女が言うことをきいて女がいて当たり前だし、揉めようもんなら俺に嫌われるだけだし、喧嘩になる事はなかった自分で言うのも俺は女とはスターとファンの間柄を徹底させてそういうスタンスを貫いて結婚もしたけど悪さするために女の名字になってごまかすためのそんな結婚でしかない。愛情がどうのこうのでなくて、メリットがあるかどうかの。。女はそれなりに好きだろうけど、
ただし。。惚れた事は一度もない。性欲のみ、というやつ。マナベも女は、ぶん殴ったり貢がせたり、めちゃくちゃやっていたんで生意気な俺の嫌いなタイプの気性の激しい馬鹿ばっかりだったからアイツも女は金と性欲のはけ口かそうだろう。。。
と、思ってはいたけれど
ところが。。。偶然、闇金の仕事で金を借りにきて再開した女。。マナベの父親、孝之の昔の女。。とは言え、マナベの父親なんて14歳のガキの頃にマナベの父親になった奴なんで。。孝之の女の翼は、マナベより10歳ぐらい歳上で。。。いまどき10歳歳上の女なんて相手によっては恋愛や結婚の対象にする男なんて、いくらでもいるとは思うが。。。
マナベの気性の激しいバカ女達とは真逆の。。
儚い感じの、美人とは言えないものの、穏やかで優しそうな清楚な感じの女だった
父親の孝之に騙されて、ヤクザに売られてやっと借金は返したものの無理がたたったのか今度は病気の治療費のために借金を。。。
女なんて、使い捨てか財布かはけ口にしか思ってない
マナベが。。。初めて翼に本気になったのだ。。
マナベが言うには。。。
おそらく、あれは、淡い初恋の気持ち。でも、オヤジの女で、血は繋がってないけどあの時のオカンだったし。家族の思いをさせたくて、わざわざ俺を引き取りにきて。働かないバカオヤジの代わりに働いて家事もして。。
あの頃、5歳前後のマナベは。産まれてすぐ入れられた施設では暴れたり喧嘩したり職員も手を焼いて。周りが敵だらけの日々。。。容姿も平凡だしひねくれて性格は乱暴だしとてもじゃないけど里親の候補者は見つかるわけでもなく。
同じ施設で、新しい里親に引き取られていくやつや。。親が時々迎えに来るやつ。。
マナベは。。なんなんだアイツらは。。親というのがよくわかっていなかった気づいたら施設で育っていたしなんなんだ。。親ってよくわからないものの。優秀なやつから里親に引き取られたり親が面会に来る時奴らは、親が来るとその日は機嫌がいいので優秀なやつらは、親という奴が出来るのか。。と、周囲に手を焼かれたり嫌われてる自分には関係ない人だと思っていたがある日。。。マナベに。。
俺が
父親というなんだかチャラい若い男とさらにもっと若い。。女。父親という奴が、その女の事を、お前の母親だ、まぁ、お前を産んだわけじゃねーが、こいつが、お前の面倒を見るって言うから引き取ってやるが、絶対めんどくせー事すんなよ。
という思いもよらぬ面会者という迎えが来て。。施設を抜ける事ができる。。。やっと、その時に自分にも親がいたんだと。。。
でも。。それはマナベのつかの間の幸せ。。。やっと、親だの家族だの、なんだかそういうのがわかり始めて、翼が自分を産んだわけではないが、これが、家族なんだと不思議なこそばゆい嬉しい気持ちが芽生えはじめたころ。。。
翼はいなくなり。。新しい変なキツイ女が来て。。。マナベは施設に戻されて。。
遥か遠くにある生前の記憶。幸せだった。自分が自分でいられる事の幸せ。生きる喜び。やる事が次から次へと、やりたい事も次から次へと。。カジノや闇金の裏家業。。みかじめ料や。。あとは顔に弱い性格なんぞ、二の次さんの次の、下心まんまんの馬鹿な女からの献金。。多分。。小さいから、女からチヤホヤちやほやされて。女なんか掃いて捨てるほど寄ってきて。そんな感覚がなんとなくあるのに。結局は。。自分が小さい頃に気味悪がった奇妙なマゼンダ色の仏壇の写真の異母姉の真央の写真しか覚えていない。まぁ、いいけどさ。
幽霊の
吾朗太さんは。。あれほどモテていようが恋愛や結婚してきた女、自分にあれこれと貢いできた女振り回して泣かせた女など誰一人として異性関係として携わってきた女の事は覚えていない。いいんだ、俺は俺は母親の顔すら覚えてないし。実家に昔は写真はあった気がするけど自分が産まれた事が原因で亡くなったので。小さい頃は見たような気がするけど物心ついて。。自分のせいで母親が死んだのかと自分が人殺しかと怖くなって見れなくなったし。父親の蓮気が亡くなってからは、本妻の要が妾の俺の母親のなつめの写真を捨ててしまったんだろう。異母兄の四朗の、なつめさんは、吾朗太を産みたいから産んだんだ吾朗太は人殺しなんかじゃない。望まれて産まれてきたんだという励ましで気持ちに区切りがついた頃はあとの祭り本妻の要に母親のなつめの写真は捨てられていて。やはり、女を大切にしてこなかった因果なんだろう。女に対して優しい気持ちになれない。
そのてん。。。舎弟のマナベが羨ましく思えてきた
マナベは金を借りにきた10歳ぐらい歳の離れた昔世話になった女。。翼という女を助けたいと言ってきた。あの時はマナベもハタチぐらいか。四朗に似て顔は普通だけどというより、平凡で真面目そうな感じだったのがコンプレックスらしいが、俺はマナベには死んだヤクザのオヤジが言うには反社は反社に見えないというのもおおいに武器になるし、昔うちの組にも優しそうな奴やいかにも銀行員みたいな奴や大学生みたいな幹部や若い衆がいたけどなかなかアイツらも役に立った。マナベはまぁ、見かけは真面目だが、ヤンチャなのか女は適当に苦労してないが。。。でも。。。マナベに惚れてるから言う事をきくけど。。そろいもそろってアホばっか。。。ネジが飛んでるというか、ユルイというか。それでいて気性の激しいキツイ。。きのつよい女ばっかりだったので。そいつらをマナベが何股かかけていたので女同士がかち合ってつかみ合いの大喧嘩にでもなれば、マナベが金だけ置いてテメーらとっとと帰れと、ぶん殴ってなきわめく女から本当に容赦なく金だけ取り上げて帰らせていたマナベはホストのように、全員に、アイツは遊びでお前は本命だ、みたいな事をそれぞれに吹聴して気の強いアホな女達を騙していたぶん殴られて
金だけ置いて行けって。。
あんなのに引っかかってるんだアホが。。と、マナベの女達には呆れたけど、外では気の強い女に限って男に惚れたら情け無いぐらい尻に敷かれたり。。。ライバルがいるのかと思えば思うほど、マナベに気に入られようと金をどんどん貢ぐ。。。
俺みたいに最初から女はたくさんいるでも、それでもいいからそのうちの一人でいいとそういう感じだったんでラクで寄ってくる女が言うことをきいて女がいて当たり前だし、揉めようもんなら俺に嫌われるだけだし、喧嘩になる事はなかった自分で言うのも俺は女とはスターとファンの間柄を徹底させてそういうスタンスを貫いて結婚もしたけど悪さするために女の名字になってごまかすためのそんな結婚でしかない。愛情がどうのこうのでなくて、メリットがあるかどうかの。。女はそれなりに好きだろうけど、
ただし。。惚れた事は一度もない。性欲のみ、というやつ。マナベも女は、ぶん殴ったり貢がせたり、めちゃくちゃやっていたんで生意気な俺の嫌いなタイプの気性の激しい馬鹿ばっかりだったからアイツも女は金と性欲のはけ口かそうだろう。。。
と、思ってはいたけれど
ところが。。。偶然、闇金の仕事で金を借りにきて再開した女。。マナベの父親、孝之の昔の女。。とは言え、マナベの父親なんて14歳のガキの頃にマナベの父親になった奴なんで。。孝之の女の翼は、マナベより10歳ぐらい歳上で。。。いまどき10歳歳上の女なんて相手によっては恋愛や結婚の対象にする男なんて、いくらでもいるとは思うが。。。
マナベの気性の激しいバカ女達とは真逆の。。
儚い感じの、美人とは言えないものの、穏やかで優しそうな清楚な感じの女だった
父親の孝之に騙されて、ヤクザに売られてやっと借金は返したものの無理がたたったのか今度は病気の治療費のために借金を。。。
女なんて、使い捨てか財布かはけ口にしか思ってない
マナベが。。。初めて翼に本気になったのだ。。
マナベが言うには。。。
おそらく、あれは、淡い初恋の気持ち。でも、オヤジの女で、血は繋がってないけどあの時のオカンだったし。家族の思いをさせたくて、わざわざ俺を引き取りにきて。働かないバカオヤジの代わりに働いて家事もして。。
あの頃、5歳前後のマナベは。産まれてすぐ入れられた施設では暴れたり喧嘩したり職員も手を焼いて。周りが敵だらけの日々。。。容姿も平凡だしひねくれて性格は乱暴だしとてもじゃないけど里親の候補者は見つかるわけでもなく。
同じ施設で、新しい里親に引き取られていくやつや。。親が時々迎えに来るやつ。。
マナベは。。なんなんだアイツらは。。親というのがよくわかっていなかった気づいたら施設で育っていたしなんなんだ。。親ってよくわからないものの。優秀なやつから里親に引き取られたり親が面会に来る時奴らは、親が来るとその日は機嫌がいいので優秀なやつらは、親という奴が出来るのか。。と、周囲に手を焼かれたり嫌われてる自分には関係ない人だと思っていたがある日。。。マナベに。。
俺が
父親というなんだかチャラい若い男とさらにもっと若い。。女。父親という奴が、その女の事を、お前の母親だ、まぁ、お前を産んだわけじゃねーが、こいつが、お前の面倒を見るって言うから引き取ってやるが、絶対めんどくせー事すんなよ。
という思いもよらぬ面会者という迎えが来て。。施設を抜ける事ができる。。。やっと、その時に自分にも親がいたんだと。。。
でも。。それはマナベのつかの間の幸せ。。。やっと、親だの家族だの、なんだかそういうのがわかり始めて、翼が自分を産んだわけではないが、これが、家族なんだと不思議なこそばゆい嬉しい気持ちが芽生えはじめたころ。。。
翼はいなくなり。。新しい変なキツイ女が来て。。。マナベは施設に戻されて。。
2024年04月07日
383マリッジセレブレーション。。383始まりのおわり。終わりのはじまり。
それで。。。あの時。。幽霊の吾朗太さんの
生前の。。。舎弟のマナベは、吾朗太さんに土下座してなんでもしますからアニキ、金を貸してくれませんかと。。。
幽霊の吾朗太さんの生前は商売になるから商売の一つとして割り切って金貸しをしているだけど、生まれながら金に困った事はなかったしなんだかんだとジゴロで女が勝手に金を持ってくるしで。。。そこまで金には困った事は無いし自分の父親の蓮気が生きていた時は組員同士での金の貸し借りはトラブルになるので禁止だった蓮気にも金融の商売以外ではプライベートで金の貸し借りは絶対するなと言われてきたしまぁ、でも、異母兄の四朗の婿入り先の銀座の老舗の洋菓子店のイシベーヌの一人娘の夢子の元旦那は借金まみれをいい事に遠洋漁業に売り飛ばしたっけ。臓器か漁船かそれとも。。。自分で逝くか選べと拳銃で脅して追い込みをかけてやった俺の仲間じゃないが、あいつの評判は昔からめちゃくちゃ悪かったし。。。ちょうど俺の闇金の客でうちのカジノにも来ることがあったらしいが、ほぼ、ギャンブルの借金らしくて。まぁ、会社やって経営破綻ならまだしも完全な遊び金だし元嫁の夢子に暴力を振るていたらしい。夢子を風俗に売って夢子も一緒に元旦那の借金を返して。。。夢子が真面目に返済し続けてとっくに
元金の返済は終わってたし。。。結構返済してあったんで。異母兄の四朗の相談で四朗の職場の銀座イシベーヌの駆け落ちした一人娘が同級生で旦那と別れたいが暴力を振るうし、借金を押し付けられて困っていると
まぁ、俺もさ気に入らなければ女は殴っていたけどでも俺と付き合う為に勝手に風俗だの水商売だの俺と関わるのは金がかかるから女の方から進んでカタギの仕事から夜の仕事に転職した奴はいっぱいいたけど闇金の客以外の女は俺からは夜の世界へ売り飛ばした事はねーな。。
それはさておき、夢子の元旦那は臓器も嫌だ、保険金を掛けて自殺も嫌だで遠洋漁業を選んだが。。。あの時は。。。四朗の今の嫁の石鍋夢子との離婚届に署名と印鑑を押させて馬鹿だなぁ。。まぁ、保険かけて、自分でってのは別として。臓器提供すりゃ、それが一番ラクなのになにも、取ったら死ぬやつをよこせとは言ってない、こっちは一つとっても大丈夫だからよこせと言ってやってるのに。。中には、一つと言って全部臓器を取って処理する奴もいるらしいけど。。俺は殺人は絶対やらないと決めてるし。反社だけど。。。オヤジの後を継いでヤクザになったわけじゃないし。しょうもない奴からは生かさず殺さず。。。金を取ってもバチは当たらない殺さない、それより、金を取れるだけ取る方がいい。
そこまで優しい事を言ってるのに。最近もどんどん乗組員が消えて。。すっかり人手不足で若くて死にものぐるいで働く奴が早く欲しいという漁船に売り飛ばして仮に死んでも保険は充分かけてあるし海に落ちて死んで魚のエサで回収できないならしゃあないけど船上で過労死したらそれこそ、使える臓器は全て売られるか解剖の練習の献体として闇医者に死体をうりとばされるのに。アイツは自ら貧乏くじみたいなのを引いて消えていった。。もともと元嫁の夢子の返済ですでに結構儲けさせて貰っていたから一応、ヤツを漁船に売って、その金だけでももうそれでじゅうぶんだし。あとは万が一、海に消えても損はないし、もう四朗には、昔から世話になりっぱなしだったし子どもの時に、ウイスキーボンボンを普通のチョコレートと間違えて食べて死にそうになった時に生命の恩人で大きな借りがあった。吾朗太さんも、四朗さんが中学生の時に首を吊りそうになった四朗さんをたまたま発見して助けた事はあったけど。。それでフィフティフィフティーというわけではない、四朗は、多分オヤジの蓮気が、ヤクザに合わない実の兄貴の三太夫の様にカタギの家に養子に出す事もなく。。わざわざ自分の為に小さい頃から俺と三つしか年齢も変わらないのに。俺の世話させたり、本妻の要から守るために剣崎家に残したんだ。そんなこんなで自分のできる範囲で四朗にはきちんと恩を返しておきたかったし。四朗はどうか、やりすぎないでくれ、とは言われたものの。。、まぁ、多分。。あの男の消息も聞かないし夢子の元旦那はもう死んだかもしれないがでも、きっちり夢子との離婚届は書かせて夢子に渡したしもう他人だしいいだろう。吾朗太さんは。。。マナベから相談された時に。。自分には珍しく、異母兄の四朗に絡んで。。。特別な返済措置を行なった事を思い出していました。。。
そして、舎弟のマナベには。。
「金を。。貸せ、だと。。」
「はい。。実はこの間のXの客が。。。酒井翼って。。男だと思ったら、あの一時期母親だった人なんです。俺が5歳かそんなもんで。。。オヤジと同棲してて。。俺を可哀想だから引き取りたいって引き取って、夜の店の名前で、アイちゃんかなんかで呼んでたし、俺もガキだったんで、酒井翼なんて名前知らなくて。。。随分と世話になって。。でも、結局は。。オヤジが新しい女を作って邪魔になって、オヤジの借金で売り飛ばされて、俺は施設に捨てられてで、その翼が。。。やっと借金生活から足を洗ったかと思えば。。今。。なんか、昔っからの無理が祟ったのか。。どうもあんまりよくない状態で。。治療で。。。」
吾朗太さんは。。一瞬、マナベがマナベそっくりの容姿の異母兄の四朗になってしまったのかと。。
あ。。あの。。冷血な取り立て容赦ない。。マナベが。。。吾朗太さんが、マナベに何か言おうとすると、さらに深々と土下座をやめないマナベの方から。。。
「兄貴。。。兄貴に金を借りるなんて。。生意気です世話になっているのに。。あの、お、俺の腎臓でも肝臓でも。。。売れませんか血でも。。いつもの、闇医者で。。兄貴。。。」
吾朗太さんは。。な、なんだこいつ。。今日のマナベはおかしい。。臓器を売買している組織の闇病院でもチッ、他人の臓器ぶんどってまでも生きたいのかよ。とうそぶいて吾朗太さんが、「お前も、そうは言っても、そういう時になれば必要だろうよ。自分の事もだけど、誰か身内が臓器が必要だってなれば、お前もそんな事言ってられなくなる。。」と、たしなめようとして、はっしまった、マナベは。。身内もなにも。。。両方親から捨てられたんだあの時は、気まずさにチラッとマナベを見たが。。「バカバカしい。そこまでして生きたいもんですかね、めんどくセーのに。。」と、つぶやくだけだった
そして。。。あの時は。。俺は。。
「ま、まぁ、まて、マナベ。。金吾のとこの。。。ポメ金だろう。。で、お前の言ってる、翼って女は。。夜の商売か。。じゃあ。。。もしかすると。。。」
生前の。。。舎弟のマナベは、吾朗太さんに土下座してなんでもしますからアニキ、金を貸してくれませんかと。。。
幽霊の吾朗太さんの生前は商売になるから商売の一つとして割り切って金貸しをしているだけど、生まれながら金に困った事はなかったしなんだかんだとジゴロで女が勝手に金を持ってくるしで。。。そこまで金には困った事は無いし自分の父親の蓮気が生きていた時は組員同士での金の貸し借りはトラブルになるので禁止だった蓮気にも金融の商売以外ではプライベートで金の貸し借りは絶対するなと言われてきたしまぁ、でも、異母兄の四朗の婿入り先の銀座の老舗の洋菓子店のイシベーヌの一人娘の夢子の元旦那は借金まみれをいい事に遠洋漁業に売り飛ばしたっけ。臓器か漁船かそれとも。。。自分で逝くか選べと拳銃で脅して追い込みをかけてやった俺の仲間じゃないが、あいつの評判は昔からめちゃくちゃ悪かったし。。。ちょうど俺の闇金の客でうちのカジノにも来ることがあったらしいが、ほぼ、ギャンブルの借金らしくて。まぁ、会社やって経営破綻ならまだしも完全な遊び金だし元嫁の夢子に暴力を振るていたらしい。夢子を風俗に売って夢子も一緒に元旦那の借金を返して。。。夢子が真面目に返済し続けてとっくに
元金の返済は終わってたし。。。結構返済してあったんで。異母兄の四朗の相談で四朗の職場の銀座イシベーヌの駆け落ちした一人娘が同級生で旦那と別れたいが暴力を振るうし、借金を押し付けられて困っていると
まぁ、俺もさ気に入らなければ女は殴っていたけどでも俺と付き合う為に勝手に風俗だの水商売だの俺と関わるのは金がかかるから女の方から進んでカタギの仕事から夜の仕事に転職した奴はいっぱいいたけど闇金の客以外の女は俺からは夜の世界へ売り飛ばした事はねーな。。
それはさておき、夢子の元旦那は臓器も嫌だ、保険金を掛けて自殺も嫌だで遠洋漁業を選んだが。。。あの時は。。。四朗の今の嫁の石鍋夢子との離婚届に署名と印鑑を押させて馬鹿だなぁ。。まぁ、保険かけて、自分でってのは別として。臓器提供すりゃ、それが一番ラクなのになにも、取ったら死ぬやつをよこせとは言ってない、こっちは一つとっても大丈夫だからよこせと言ってやってるのに。。中には、一つと言って全部臓器を取って処理する奴もいるらしいけど。。俺は殺人は絶対やらないと決めてるし。反社だけど。。。オヤジの後を継いでヤクザになったわけじゃないし。しょうもない奴からは生かさず殺さず。。。金を取ってもバチは当たらない殺さない、それより、金を取れるだけ取る方がいい。
そこまで優しい事を言ってるのに。最近もどんどん乗組員が消えて。。すっかり人手不足で若くて死にものぐるいで働く奴が早く欲しいという漁船に売り飛ばして仮に死んでも保険は充分かけてあるし海に落ちて死んで魚のエサで回収できないならしゃあないけど船上で過労死したらそれこそ、使える臓器は全て売られるか解剖の練習の献体として闇医者に死体をうりとばされるのに。アイツは自ら貧乏くじみたいなのを引いて消えていった。。もともと元嫁の夢子の返済ですでに結構儲けさせて貰っていたから一応、ヤツを漁船に売って、その金だけでももうそれでじゅうぶんだし。あとは万が一、海に消えても損はないし、もう四朗には、昔から世話になりっぱなしだったし子どもの時に、ウイスキーボンボンを普通のチョコレートと間違えて食べて死にそうになった時に生命の恩人で大きな借りがあった。吾朗太さんも、四朗さんが中学生の時に首を吊りそうになった四朗さんをたまたま発見して助けた事はあったけど。。それでフィフティフィフティーというわけではない、四朗は、多分オヤジの蓮気が、ヤクザに合わない実の兄貴の三太夫の様にカタギの家に養子に出す事もなく。。わざわざ自分の為に小さい頃から俺と三つしか年齢も変わらないのに。俺の世話させたり、本妻の要から守るために剣崎家に残したんだ。そんなこんなで自分のできる範囲で四朗にはきちんと恩を返しておきたかったし。四朗はどうか、やりすぎないでくれ、とは言われたものの。。、まぁ、多分。。あの男の消息も聞かないし夢子の元旦那はもう死んだかもしれないがでも、きっちり夢子との離婚届は書かせて夢子に渡したしもう他人だしいいだろう。吾朗太さんは。。。マナベから相談された時に。。自分には珍しく、異母兄の四朗に絡んで。。。特別な返済措置を行なった事を思い出していました。。。
そして、舎弟のマナベには。。
「金を。。貸せ、だと。。」
「はい。。実はこの間のXの客が。。。酒井翼って。。男だと思ったら、あの一時期母親だった人なんです。俺が5歳かそんなもんで。。。オヤジと同棲してて。。俺を可哀想だから引き取りたいって引き取って、夜の店の名前で、アイちゃんかなんかで呼んでたし、俺もガキだったんで、酒井翼なんて名前知らなくて。。。随分と世話になって。。でも、結局は。。オヤジが新しい女を作って邪魔になって、オヤジの借金で売り飛ばされて、俺は施設に捨てられてで、その翼が。。。やっと借金生活から足を洗ったかと思えば。。今。。なんか、昔っからの無理が祟ったのか。。どうもあんまりよくない状態で。。治療で。。。」
吾朗太さんは。。一瞬、マナベがマナベそっくりの容姿の異母兄の四朗になってしまったのかと。。
あ。。あの。。冷血な取り立て容赦ない。。マナベが。。。吾朗太さんが、マナベに何か言おうとすると、さらに深々と土下座をやめないマナベの方から。。。
「兄貴。。。兄貴に金を借りるなんて。。生意気です世話になっているのに。。あの、お、俺の腎臓でも肝臓でも。。。売れませんか血でも。。いつもの、闇医者で。。兄貴。。。」
吾朗太さんは。。な、なんだこいつ。。今日のマナベはおかしい。。臓器を売買している組織の闇病院でもチッ、他人の臓器ぶんどってまでも生きたいのかよ。とうそぶいて吾朗太さんが、「お前も、そうは言っても、そういう時になれば必要だろうよ。自分の事もだけど、誰か身内が臓器が必要だってなれば、お前もそんな事言ってられなくなる。。」と、たしなめようとして、はっしまった、マナベは。。身内もなにも。。。両方親から捨てられたんだあの時は、気まずさにチラッとマナベを見たが。。「バカバカしい。そこまでして生きたいもんですかね、めんどくセーのに。。」と、つぶやくだけだった
そして。。。あの時は。。俺は。。
「ま、まぁ、まて、マナベ。。金吾のとこの。。。ポメ金だろう。。で、お前の言ってる、翼って女は。。夜の商売か。。じゃあ。。。もしかすると。。。」
2024年03月25日
マリッジセレブレーション。。。382色褪せた気がかりな白昼夢。。。
あの時は。。。少しづつ、夜があけるかのように思い出す
生きていた頃。。適当に闇仕事ばっかりやって吾朗太さんが生きていた頃。。点在する、点々とまだらに少しずつだけ、なんとなくよみがえってきた記憶の中で。。。。。
あれは多分、俺が死ぬ二、三年前だなやっていた闇営業の一つの闇金俺経営のカジノから騙して引っ張ってきた客も結構いたけど
舎弟の可愛がってた真鍋がたまたま俺の代わりに面接した客が。。。
「思い出したか」ヒロキ叔父さんの魂に問われると
吾朗太さんは「なんとなく。。少しずつ。。少しずつなんだけど。。。」
あの時、俺の代わりに闇金の面接をしたマナベが会ったのは酒井翼。。。てっきり、名前から男だと思っていたのが、偶然にも。。。マナベが幼い時に一緒に暮らしていたマナベの父親に捨てられた女だったらしい愛嬌のあるシーズー犬で。マナベのだいたい10歳ぐらい歳上の人だったらしい。。。
マナベは父親が14歳の時に同級生と作ったガキで、父親と暮らしていたその頃は4、5歳ぐらいだったので父親がハタチ前後で父親の女は十五、六歳の未成年で歳を誤魔化して風俗で働いている女で3人暮らしの時は多分、翼じゃなくて店の源氏名かなんかのアーちゃんかアイちゃんか、なんかと呼んでいた気がするマナベは幼かったしオヤジの女の翼という本名も知らなかったと言うが父親と一緒に同棲していて、多分まだかなり若いし入籍もしていなかったと思うがとにかく一年かそれぐらいは温かい家庭の温もりのようなものをそれでも一瞬は感じていたしだんだん働かなくなったマナベの父親の代わりに大黒柱として働いていて。それまで捨てられて施設で育って里親と暮らした事は何度かあっても横着過ぎて嫌われてなかなか里親にも恵まれずまた施設に出戻りの繰り返し5歳かそれぐらいに気まぐれに父親に迎えに来られて父親は飲んで暴れたりパチンコや競馬に明け暮れて。なんでも、父親が付き合っていた翼にマナベの存在を明かしたら可哀想だし面倒をきちんとみるから家に迎えようよ。親がいないのはアタシだけでじゅうぶんと、言う事だったと父親から聞いていた。。。だから、俺はお前の世話なんかしないからな、アイツが勝手に引き取れとうるせーんだ、置いてやるだけでもありがたいと思えと、マナベは父親から余計な事まで言われたらしい。。翼も親がいなくて引き取られた身内とうまくいかなくて家出したのだ。そして。。。年齢を誤魔化して風俗で働いてその店のスタッフだったマナベの父親の孝之と知り合って孝之は店の売り物、商品に手を出したという事で、従業員のルールに従わずボコボコにされて罰金を取られて店をクビになったらしい。翼。。。は、店ではアイちゃんと呼ばれていて若いし売れていたから罰金で済んだけど
それから店をクビになったマナベの父親は働かなくなったマナベを施設から引き取った時も朝から酒浸りに飲んだりパチンコへ行ったり翼が自分のせいで、孝之がクビになったと小遣いを与えるし翼が夜になって働きに行くと孝之は「オイ、ヒロ、いい仕事がある、」だのまだマシな。。パチンコ屋で落ちているパチンコの玉拾いをさせたり万引きをさせたり酷いと生命が助かる当たり屋の仕方を教えて最初は自転車ところが。。。だんだんと、車に当たり屋をさせたり
ヒロというのは、真鍋は真鍋裕之という名前なので父親からはヒロと呼ばれていたが翼は真面目なので、万引きや当たり屋の話は絶対にするなバラしたらお前はもうこの家で暮らせなくなって施設に返す不良品の返品だと脅されてとんでもないヤクザな親だと、マナベから幼少期の話しを聞いた吾朗太さんは空いた口がふさがりませんでした。まぁ、ヤクザな親って。。。吾朗太さんの父親の蓮気さんもバリバリのヤクザで小学生の頃、抗争で死んだけどでも、吾朗太さんも異母兄の四朗さんにもよくしてくれていたし殴られた事なんか全くない確かに。。本妻の要や若い衆はど叱られたり殴る蹴るされていたけど悪さしたから殴られたのであって。じゅうぶんに愛されてきた気がする親が優しいのは親だから当たり前であって理不尽な目に遭わせる奴のところには産まれてきた覚えもないしそういう奴は親の資格すらないと思った本妻の要が吾朗太さんにきついのは、継母だからきついのであり。。要からは、父親や若い衆や、四朗に守られてきたしむしろ、要のBBAなんてこんな奴から生まれてこなくて良かったぐらいにしか思えてならなかった。でもマナベの奴はあの頃5歳前後で無力だし施設でもヤンチャ過ぎて嫌われて職員は冷たいし施設に入れられた他の子どもとは喧嘩するし親が面会に来る子どもや、里親が決まりそうな子どもに逆恨みで喧嘩をふっかけるしで居場所が無くてもう二度と施設には入りたくないそれに、父親の孝之はクズだし、ろくでもないが孝之あっての翼の優しさ夢に見ていた潜在的に本能が求めるほんのわずかの家庭の温かさとよりどころもっと大きくなったら、父親の孝之と互角に闘えるしなんならぶっ飛ばせるわずか5歳前後のマナベは小さくてまだとにかく庇護が当たり前の非力さの中でそれなりにもがいて頑張ったのだけど
結局は、一家離散はある日不意打ちにやってくる見知らぬ狐だか、派手でケバケバしい女がある日突然やってきて。。その代わりに。。。頼りにしていた
翼がいなくなった。。。マナベはそれから父親や新しい女にほとんど無視されて新しい女の話しの内容だとなんと、翼は借金を押し付けられ肩代わりにヤクザに売り飛ばされたらしい
きちんと面倒見るからうちに迎えようと言ってくれた頼みの綱の翼はもういない。。。翼の折れた天使というべきか。。それから。。父親の孝之と新しい女はマナベの事はさすがにネグレクトで死なすのはまずいぞと、またマナベは孝之に施設に放り込まれたらしいのだ。
やっと掴みかけた小さな幸せも温もりも。。所詮は砂の城で。。マナベはまた捨てられたあの時翼と父親の3人暮らしで父親はろくでもなかったけどそのままの家庭で
でも、自分がなんとかあのままだったら成長していき反社会の道に入る事もなかっただろうと思う
それに。。恩人の翼を助けられないぐらいに幼い自分が恨めしいのだあれからはもう。。。マナベは荒むばかりで。。誰の事も信じられなくなっていき。。。
生きていた頃。。適当に闇仕事ばっかりやって吾朗太さんが生きていた頃。。点在する、点々とまだらに少しずつだけ、なんとなくよみがえってきた記憶の中で。。。。。
あれは多分、俺が死ぬ二、三年前だなやっていた闇営業の一つの闇金俺経営のカジノから騙して引っ張ってきた客も結構いたけど
舎弟の可愛がってた真鍋がたまたま俺の代わりに面接した客が。。。
「思い出したか」ヒロキ叔父さんの魂に問われると
吾朗太さんは「なんとなく。。少しずつ。。少しずつなんだけど。。。」
あの時、俺の代わりに闇金の面接をしたマナベが会ったのは酒井翼。。。てっきり、名前から男だと思っていたのが、偶然にも。。。マナベが幼い時に一緒に暮らしていたマナベの父親に捨てられた女だったらしい愛嬌のあるシーズー犬で。マナベのだいたい10歳ぐらい歳上の人だったらしい。。。
マナベは父親が14歳の時に同級生と作ったガキで、父親と暮らしていたその頃は4、5歳ぐらいだったので父親がハタチ前後で父親の女は十五、六歳の未成年で歳を誤魔化して風俗で働いている女で3人暮らしの時は多分、翼じゃなくて店の源氏名かなんかのアーちゃんかアイちゃんか、なんかと呼んでいた気がするマナベは幼かったしオヤジの女の翼という本名も知らなかったと言うが父親と一緒に同棲していて、多分まだかなり若いし入籍もしていなかったと思うがとにかく一年かそれぐらいは温かい家庭の温もりのようなものをそれでも一瞬は感じていたしだんだん働かなくなったマナベの父親の代わりに大黒柱として働いていて。それまで捨てられて施設で育って里親と暮らした事は何度かあっても横着過ぎて嫌われてなかなか里親にも恵まれずまた施設に出戻りの繰り返し5歳かそれぐらいに気まぐれに父親に迎えに来られて父親は飲んで暴れたりパチンコや競馬に明け暮れて。なんでも、父親が付き合っていた翼にマナベの存在を明かしたら可哀想だし面倒をきちんとみるから家に迎えようよ。親がいないのはアタシだけでじゅうぶんと、言う事だったと父親から聞いていた。。。だから、俺はお前の世話なんかしないからな、アイツが勝手に引き取れとうるせーんだ、置いてやるだけでもありがたいと思えと、マナベは父親から余計な事まで言われたらしい。。翼も親がいなくて引き取られた身内とうまくいかなくて家出したのだ。そして。。。年齢を誤魔化して風俗で働いてその店のスタッフだったマナベの父親の孝之と知り合って孝之は店の売り物、商品に手を出したという事で、従業員のルールに従わずボコボコにされて罰金を取られて店をクビになったらしい。翼。。。は、店ではアイちゃんと呼ばれていて若いし売れていたから罰金で済んだけど
それから店をクビになったマナベの父親は働かなくなったマナベを施設から引き取った時も朝から酒浸りに飲んだりパチンコへ行ったり翼が自分のせいで、孝之がクビになったと小遣いを与えるし翼が夜になって働きに行くと孝之は「オイ、ヒロ、いい仕事がある、」だのまだマシな。。パチンコ屋で落ちているパチンコの玉拾いをさせたり万引きをさせたり酷いと生命が助かる当たり屋の仕方を教えて最初は自転車ところが。。。だんだんと、車に当たり屋をさせたり
ヒロというのは、真鍋は真鍋裕之という名前なので父親からはヒロと呼ばれていたが翼は真面目なので、万引きや当たり屋の話は絶対にするなバラしたらお前はもうこの家で暮らせなくなって施設に返す不良品の返品だと脅されてとんでもないヤクザな親だと、マナベから幼少期の話しを聞いた吾朗太さんは空いた口がふさがりませんでした。まぁ、ヤクザな親って。。。吾朗太さんの父親の蓮気さんもバリバリのヤクザで小学生の頃、抗争で死んだけどでも、吾朗太さんも異母兄の四朗さんにもよくしてくれていたし殴られた事なんか全くない確かに。。本妻の要や若い衆はど叱られたり殴る蹴るされていたけど悪さしたから殴られたのであって。じゅうぶんに愛されてきた気がする親が優しいのは親だから当たり前であって理不尽な目に遭わせる奴のところには産まれてきた覚えもないしそういう奴は親の資格すらないと思った本妻の要が吾朗太さんにきついのは、継母だからきついのであり。。要からは、父親や若い衆や、四朗に守られてきたしむしろ、要のBBAなんてこんな奴から生まれてこなくて良かったぐらいにしか思えてならなかった。でもマナベの奴はあの頃5歳前後で無力だし施設でもヤンチャ過ぎて嫌われて職員は冷たいし施設に入れられた他の子どもとは喧嘩するし親が面会に来る子どもや、里親が決まりそうな子どもに逆恨みで喧嘩をふっかけるしで居場所が無くてもう二度と施設には入りたくないそれに、父親の孝之はクズだし、ろくでもないが孝之あっての翼の優しさ夢に見ていた潜在的に本能が求めるほんのわずかの家庭の温かさとよりどころもっと大きくなったら、父親の孝之と互角に闘えるしなんならぶっ飛ばせるわずか5歳前後のマナベは小さくてまだとにかく庇護が当たり前の非力さの中でそれなりにもがいて頑張ったのだけど
結局は、一家離散はある日不意打ちにやってくる見知らぬ狐だか、派手でケバケバしい女がある日突然やってきて。。その代わりに。。。頼りにしていた
翼がいなくなった。。。マナベはそれから父親や新しい女にほとんど無視されて新しい女の話しの内容だとなんと、翼は借金を押し付けられ肩代わりにヤクザに売り飛ばされたらしい
きちんと面倒見るからうちに迎えようと言ってくれた頼みの綱の翼はもういない。。。翼の折れた天使というべきか。。それから。。父親の孝之と新しい女はマナベの事はさすがにネグレクトで死なすのはまずいぞと、またマナベは孝之に施設に放り込まれたらしいのだ。
やっと掴みかけた小さな幸せも温もりも。。所詮は砂の城で。。マナベはまた捨てられたあの時翼と父親の3人暮らしで父親はろくでもなかったけどそのままの家庭で
でも、自分がなんとかあのままだったら成長していき反社会の道に入る事もなかっただろうと思う
それに。。恩人の翼を助けられないぐらいに幼い自分が恨めしいのだあれからはもう。。。マナベは荒むばかりで。。誰の事も信じられなくなっていき。。。
2024年03月16日
マリッジセレブレーション。。381あの頃が、今軽やかに翻って。。。
「ま。。。まさか。。まさか。。真鍋は。。真鍋のオヤジのドナーに、、、俺。。。」
幽霊の
吾朗太さんは思い出したのだ。吾朗太さんの生前の経営者の仕事の一つの闇金の取り立てに真鍋を時々行かせた事があった。。たまたま真鍋がある日その取り立ての仕事を早く終わって一応真鍋は俺の信頼できる右腕みたいなところがあったし真鍋は冷徹で情が薄いところがあり取り立てには向いているのだ。死人を見て当たり前な医者や取り立ては人間的に冷たいところが無いとやってられないし。
俺もだけど闇金が悪というなら闇金の客は悪とわかっていて客になるから馬鹿だし闇金の商売より悪い奴だと思っているし闇金が犯罪なら犯罪組織に関わって世話になるその客も共犯者だし、犯罪者だし。カジノなんて客も現場を見つかれば逮捕されるのに闇金の客は悪いところから借りた癖に逮捕されず逆に被害者になって金にだらしないから悪いのに被害者ぶるなと腹が立つ。
特に真鍋の生い立ちは金で苦労してきているらしいし真鍋の周りも借金まみれ騙し騙されの泥沼で生きてきたらしい。だいたいが施設と少年院を出入りしていた子ども時代の真鍋。。。
真鍋の母親も捨てた真鍋を母子家庭の保障の金目当てに何度か施設から真鍋を引き取っては戻しを繰り返してその時その時の男とパチンコで生活したり飲んだくれては真鍋の世話をろくにもしないで真鍋を殴ったり家に置き去りにして家に借金の取り立てがくるのもあり、逃げながら
遊び歩いて家を空けて夏の日に、電気を止められて家の中で置き去りにされた真鍋が熱中症で倒れていたのを取り立てにきたヤクザにすら同情されて借金取り立てのヤクザに
児童相談所に通報されて
真鍋は小学校高学年ぐらいにはすっかりグレて施設から少年院に入るを繰り返してそのまま母親とも疎遠になっていきました。小さい頃は父親の方にも少し引き取られた事はあるものの同級生と十四歳で子供を作って真鍋の父親の貴弘は真面目な人ばかりの親戚縁者、厳しい親からも絶縁されていて真鍋の祖父母にも頼れない状態だったし父親の彼女がいて真鍋を世話してくれた時は少しは家族の幸せみたいなものを感じながらも夕方その女性が仕事に出かけると父親は酒を飲みだしてすっかり寝てしまった真鍋が、夜明けになって酔っ払った父親と仕事から帰ってきた彼女との大喧嘩でいつも目を覚ましてしまう
「あの時、多分、オヤジの家にいたあの人はキャバ嬢ってより風俗の女性だったんじゃねーかまぁ、いい人だったからさでも、あの時、オヤジは多分働いてなかったと思うヒモで。酒ばっかり飲んで女を殴るし。多分、仕事の事で嫉妬してたんだろうけど働かない癖によく言うわ情け無いみたいな事を言ったら、誰がお前を引き取ってやったんだ、と俺も殴られたしなんだか、情け無い事にオヤジの借金を彼女が一緒に返してくれている感じで。そう、オヤジの家にもやっぱり。。借金の取立ては来てた。なんの因果か。。俺がガキの頃によく見てきた借金の取立てに自分がなるなんて。」
真鍋はそうは言っても、取り立ての腕はかなり良かった真鍋は結局は、父親が新しい女をつくり優しい彼女を捨てて新しい女が元々子どもは好きじゃないし自分の子どもじゃないから絶対に無理と、邪魔になった真鍋をまたいらないからと施設へ入れたのだ。。。どうもあの優しい彼女は真鍋の父親の借金でヤクザに売られてしまったらしいし、真鍋も、つかのまの幸せの。。。世話になった女性も、オヤジに裏切られて捨てられたのだ。。真鍋は小さすぎて抵抗もなにもできない。。。
そんなこんなと。。。真鍋がチンピラになったのもよくわかる色々、真鍋からは身の上話しを聞いていて
ある日、吾朗太さんは急遽経営していたカジノの事でどうしても出向かなければならなくなって真鍋に、仕事が終わったお前には悪いけど俺の代わりに闇金の新規の客の面接をと頼み。。
「酒井。。。って男、な。事務所に来るから」
吾朗太さんの記憶が少しずつ蘇っていく。。。
あの時は真鍋がハタチぐらいで、俺は二十二、三ぐらいか。。
俺は
ホストは辞めていて何人か貢いでくる女のジゴロをしながら闇金やカジノをやっていたかな。。
俺は酒はほとんど飲めないしせいぜい。。気まぐれに
飲んでも甘いカクテル程度だしだから、滅多に酒を飲まないが、酒を飲まないお客ウケのいい奴は飲み屋の経営に向いている酒飲みが酒場の経営者になれば店は崩れると言われてホストクラブの経営陣も強く勧められていたけどそのうちまた考えると、確か保留していた。。。あの頃は、なんだか、多分ホスト関係はやりたくなかった気がする。。確か、カジノの経営がおもしろくなっていたし、裏で色々悪さしたし。。結構儲かっていたはずだ。。。
まぁ、俺はフットワークがかなり軽い方だし、
ちょっと今はこっちをやっとこうと、あの時はカジノや闇金の気分だったんだろう。ジワジワと、ゆっくりギンギラギンなあの時は思い出されて。。。
闇金はカジノの副業でカジノで負けた客も借金でがんじがらめにした客も結構いたな。で、俺がやろうとしていた
闇金の新規の客の面接を代わりに真鍋に頼んで。。。。
だけど。。。代わりに真鍋が行った客は。。。
「なんだってキャンセルになったとんで、お前、キャンセル代取ってきたのかよ。。。」「ハァ。。。兄貴。。まぁ。。金持ってない奴だったんで、なんとか、二万。。。ならと。。。」
酒井という男がやっぱり、闇金で借りると返せそうにないからと、融資を断ってきたと。それにしては。。。無駄足だ馬鹿野郎と、真鍋が怒っている様子もなく。キャンセルでお詫びに二万、って。。子どもの小遣いかよと、怒っているわけでもなく。。。
「まぁ。。お前の手間賃だ、取っておけよ。」真鍋が面接してキャンセルになった客が出てから2、3日経つと。。。
真鍋は。。。
「兄貴。。。あの。、、。。ご相談が。。。」相当な
深刻な面持ちで。。。
ここ2、3日、、、真鍋の様子がどうもおかしい。。なんか、俺に隠してないか
「なんかあったのか、ちょっと元気ないような。。いったいなんなんだ、」
ふと、吾朗太さんが問い詰めようとすると。。。真鍋は。。
「闇金X。。。って、兄貴の舎弟の一人の店ですよね。。。」
「えっ。。ああ、ポメ金か。。あそこも可愛い顔してエグいぞ、ポメラニアンの金吾。。。あそこがXの墓場なら、うちはZで。。。
俺も人のこと言えんけど、まさか、お前、あそこで金を借りたんじゃないだろうな
確かに俺が一言入れれば借金なんか帳消しにできない事もないが。。真鍋お前。。ポメ金で
金を借りたんか」
幽霊の
吾朗太さんは思い出したのだ。吾朗太さんの生前の経営者の仕事の一つの闇金の取り立てに真鍋を時々行かせた事があった。。たまたま真鍋がある日その取り立ての仕事を早く終わって一応真鍋は俺の信頼できる右腕みたいなところがあったし真鍋は冷徹で情が薄いところがあり取り立てには向いているのだ。死人を見て当たり前な医者や取り立ては人間的に冷たいところが無いとやってられないし。
俺もだけど闇金が悪というなら闇金の客は悪とわかっていて客になるから馬鹿だし闇金の商売より悪い奴だと思っているし闇金が犯罪なら犯罪組織に関わって世話になるその客も共犯者だし、犯罪者だし。カジノなんて客も現場を見つかれば逮捕されるのに闇金の客は悪いところから借りた癖に逮捕されず逆に被害者になって金にだらしないから悪いのに被害者ぶるなと腹が立つ。
特に真鍋の生い立ちは金で苦労してきているらしいし真鍋の周りも借金まみれ騙し騙されの泥沼で生きてきたらしい。だいたいが施設と少年院を出入りしていた子ども時代の真鍋。。。
真鍋の母親も捨てた真鍋を母子家庭の保障の金目当てに何度か施設から真鍋を引き取っては戻しを繰り返してその時その時の男とパチンコで生活したり飲んだくれては真鍋の世話をろくにもしないで真鍋を殴ったり家に置き去りにして家に借金の取り立てがくるのもあり、逃げながら
遊び歩いて家を空けて夏の日に、電気を止められて家の中で置き去りにされた真鍋が熱中症で倒れていたのを取り立てにきたヤクザにすら同情されて借金取り立てのヤクザに
児童相談所に通報されて
真鍋は小学校高学年ぐらいにはすっかりグレて施設から少年院に入るを繰り返してそのまま母親とも疎遠になっていきました。小さい頃は父親の方にも少し引き取られた事はあるものの同級生と十四歳で子供を作って真鍋の父親の貴弘は真面目な人ばかりの親戚縁者、厳しい親からも絶縁されていて真鍋の祖父母にも頼れない状態だったし父親の彼女がいて真鍋を世話してくれた時は少しは家族の幸せみたいなものを感じながらも夕方その女性が仕事に出かけると父親は酒を飲みだしてすっかり寝てしまった真鍋が、夜明けになって酔っ払った父親と仕事から帰ってきた彼女との大喧嘩でいつも目を覚ましてしまう
「あの時、多分、オヤジの家にいたあの人はキャバ嬢ってより風俗の女性だったんじゃねーかまぁ、いい人だったからさでも、あの時、オヤジは多分働いてなかったと思うヒモで。酒ばっかり飲んで女を殴るし。多分、仕事の事で嫉妬してたんだろうけど働かない癖によく言うわ情け無いみたいな事を言ったら、誰がお前を引き取ってやったんだ、と俺も殴られたしなんだか、情け無い事にオヤジの借金を彼女が一緒に返してくれている感じで。そう、オヤジの家にもやっぱり。。借金の取立ては来てた。なんの因果か。。俺がガキの頃によく見てきた借金の取立てに自分がなるなんて。」
真鍋はそうは言っても、取り立ての腕はかなり良かった真鍋は結局は、父親が新しい女をつくり優しい彼女を捨てて新しい女が元々子どもは好きじゃないし自分の子どもじゃないから絶対に無理と、邪魔になった真鍋をまたいらないからと施設へ入れたのだ。。。どうもあの優しい彼女は真鍋の父親の借金でヤクザに売られてしまったらしいし、真鍋も、つかのまの幸せの。。。世話になった女性も、オヤジに裏切られて捨てられたのだ。。真鍋は小さすぎて抵抗もなにもできない。。。
そんなこんなと。。。真鍋がチンピラになったのもよくわかる色々、真鍋からは身の上話しを聞いていて
ある日、吾朗太さんは急遽経営していたカジノの事でどうしても出向かなければならなくなって真鍋に、仕事が終わったお前には悪いけど俺の代わりに闇金の新規の客の面接をと頼み。。
「酒井。。。って男、な。事務所に来るから」
吾朗太さんの記憶が少しずつ蘇っていく。。。
あの時は真鍋がハタチぐらいで、俺は二十二、三ぐらいか。。
俺は
ホストは辞めていて何人か貢いでくる女のジゴロをしながら闇金やカジノをやっていたかな。。
俺は酒はほとんど飲めないしせいぜい。。気まぐれに
飲んでも甘いカクテル程度だしだから、滅多に酒を飲まないが、酒を飲まないお客ウケのいい奴は飲み屋の経営に向いている酒飲みが酒場の経営者になれば店は崩れると言われてホストクラブの経営陣も強く勧められていたけどそのうちまた考えると、確か保留していた。。。あの頃は、なんだか、多分ホスト関係はやりたくなかった気がする。。確か、カジノの経営がおもしろくなっていたし、裏で色々悪さしたし。。結構儲かっていたはずだ。。。
まぁ、俺はフットワークがかなり軽い方だし、
ちょっと今はこっちをやっとこうと、あの時はカジノや闇金の気分だったんだろう。ジワジワと、ゆっくりギンギラギンなあの時は思い出されて。。。
闇金はカジノの副業でカジノで負けた客も借金でがんじがらめにした客も結構いたな。で、俺がやろうとしていた
闇金の新規の客の面接を代わりに真鍋に頼んで。。。。
だけど。。。代わりに真鍋が行った客は。。。
「なんだってキャンセルになったとんで、お前、キャンセル代取ってきたのかよ。。。」「ハァ。。。兄貴。。まぁ。。金持ってない奴だったんで、なんとか、二万。。。ならと。。。」
酒井という男がやっぱり、闇金で借りると返せそうにないからと、融資を断ってきたと。それにしては。。。無駄足だ馬鹿野郎と、真鍋が怒っている様子もなく。キャンセルでお詫びに二万、って。。子どもの小遣いかよと、怒っているわけでもなく。。。
「まぁ。。お前の手間賃だ、取っておけよ。」真鍋が面接してキャンセルになった客が出てから2、3日経つと。。。
真鍋は。。。
「兄貴。。。あの。、、。。ご相談が。。。」相当な
深刻な面持ちで。。。
ここ2、3日、、、真鍋の様子がどうもおかしい。。なんか、俺に隠してないか
「なんかあったのか、ちょっと元気ないような。。いったいなんなんだ、」
ふと、吾朗太さんが問い詰めようとすると。。。真鍋は。。
「闇金X。。。って、兄貴の舎弟の一人の店ですよね。。。」
「えっ。。ああ、ポメ金か。。あそこも可愛い顔してエグいぞ、ポメラニアンの金吾。。。あそこがXの墓場なら、うちはZで。。。
俺も人のこと言えんけど、まさか、お前、あそこで金を借りたんじゃないだろうな
確かに俺が一言入れれば借金なんか帳消しにできない事もないが。。真鍋お前。。ポメ金で
金を借りたんか」
2024年02月26日
マリッジセレブレーション。380いつまでもゆらがない自分でいたい。。。
「マナベは。。あの時は。。俺を待っていたのか、でも、もうあれから、20年近いさすがにもう、諦めただろう」20年近くも時が流れれば去るもの日々疎し。。日々、たとえ現状維持に見えたとて、人は知らず知らずに成長とか衰退とか劣化とか、良くも悪くも変化して当たり前なのだ。一年でも人は変わって当たり前なのに
幽霊の吾朗太さんは死んで幽霊になってからすら自分の姿を見える霊感持ちの木蓮寺の僧侶のベルモやこのプルメリア島のハイヤーの運転手のオーガストさんなどはっきり言って平均的に一般人より善人だなと思う人と話したり関わってきたけどそのせいか、知らないうちに自分が成長したんじゃないかと思う事がある。まぁ、ベルモの木蓮寺幼稚園の園児のピイなも自分の姿が見えて会うとキンキン見つけと名前通りにピーチクパーチクからかってきてめんどくさいのであまり見つからないようにはしているけどアイツもまだ小さいからわけがわからんのだけど幼稚園の副担任のベルモからきちんと、霊感を持つという事は他の人に見えないものや人が見えるのでそれは特別な個性で悪い事ではないけど亡くなった方を見ている事は、お友達はびっくりするので内緒にしましょうと、わかったのかわからないのかできる限り守っているようでもあるし。俺を見つけると嬉しそうに寄ってくる朱に交われば赤くなる。。か。体験や経験や、人の話は宝の山で。意識するともしないとも好き好んで普段から接しているヤツの影響を受けるのだああ、そういう考えもあるんだとか、そういう事を言ってもいいんだとか。俺は死んでからも人間関係。。というか生物関係に恵まれてきた。考えてみれば俺がまた、生まれ変わって早くまた自分らしい幸せな人生というか、今度はより良い人生をと、ベルモはいつもなぜかがんばってくれているのだ。ブーこだの憎まれ口を叩いては後から悪かったなと俺の姿が見えるブーこや、オーガストさんと時々話して俺はますますもう一度生まれ変わってやり直す事ができたらと思うし。ブーこが言うには、俺が生前にオレ、剣崎五朗太。。。結婚後色々名字が変わり、死んだ時は神野吾朗太だと言う。剣崎吾朗太であった、自分の自覚と、あと、どうして自分が亡くなったのかをきちんと思い出せば生まれ変わりに進むと言うのだ。なぜ、俺がそんなチャンスをというと。。ブーこは、あなたの魂はイキイキして、あまりにも生きる事に前向きで貪欲だからと、木蓮寺のご本尊様が言っているあなたは死んでしまったがそれでもなお、生命を尊んで前向きに生きたいというパワーやエネルギーを感じると、ご本尊様が褒めているらしい。ブーこは霊感が強いから、幽霊の俺が見えたり話したりできるが。仏様とも話しができる時があるらしい。それは、いつもではないが、仏様が話しかけてくると。。。突然強い蓮の香りに包まれるらしい。ブーこは、ご本尊様が、悪質な魑魅魍魎や幽霊を寄せ付けない結界が張ってある木蓮寺にさまよえる幽霊の吾朗太さんの寝泊まりを特別に許しているというのだ。俺が、吾朗太であった事は思い出して自覚している。でも。。いったい。。どうして死んだんだろうか。ただ、自殺でない事は確かだ自殺したなら生きたいとか生まれ変わりたいという魂をご本尊様が褒めるわけがないし。二度とこの世に生まれ変わりたいと思わないだろう。あれこれ考える事が次から次へと。。生きている時はおそらく考える前に動いてしまう性格だったろうに。
「マナベ君は。。。吾朗太を待っていたよ。いつ足元を救われるかわからない仲良くしても根っこで味方なんかいるわけがない生き馬の目を抜く環境で、悪さばかりしてきたヤクザの子に産まれてヤクザ育ちでそんな吾朗太だけは信じていたよ。ワシも。。吾朗太はいったん身の危険を感じて仲間とも接するのは危ないからとヤクザの追っ手も立ち入れない様なワシの知人の縁切り寺に潜伏しているからと、うまくごまかした。ワシは、枕元に兄さんが立って吾朗太が死んだと悟ったけど。でも、実際に吾朗太が亡くなったのを現実に確認したわけではないし、それにこれから更生しようという若者に対して生きる支えや目的を失って絶望感に突き落とす事なんてできない。そりゃあ、うちの寺は嘘には厳しいけど、本当に吾朗太の訃報を現実に聞いたわけではない。兄さんが吾朗太が死んだと枕元に立ったのは夢だと悪い夢を見たと言い聞かせてマナベ君をうちの寺にしばらく匿う事にした。そして、吾朗太と再び会うまでどちらが更生して成長しているか会えない日もまずは、自分のこと、自己研鑽や鍛錬に励むようにと励ました。マナベ君は、まさかワシが嘘をつくはずがないこんな立派な由緒ある厳しい寺の幹部のワシが。。。嘘をつくはずがないと信じ切って僧侶ではないが寺男として真面目に寺の雑用に励んだともかく。。。ワシは。。マナベ君にとっさに嘘をついてしまったんじゃ。絶対的に嘘をついてはいけない厳しい宗派の僧侶のワシが。。」
ヒロキ叔父さんの魂は嘘とわかっていて嘘をつく事に罪悪感いっぱいでしたがところが、吾朗太さんは「嘘って。。俺の知り合いに、坊さんがいるけどアイツはよく嘘には付かなければならない嘘と、絶対についてはいけない嘘がある。つかなければならない嘘というのは、例えば子どもにクリスマスイブの夜は寝てる間にプレゼントを持ってサンタクロースがくるとか本人が宣言して欲しくないと拒否してる人に対して馬鹿正直に余命何ヶ月とかそういう事を絶対言わずに良くなりますよ、安心してくださいとか、そういう嘘は嘘とは言わない人が成長したり希望を持たせるための必要な方便であると、俺に言ってくるがマナベへの俺が生きてるって嘘はそういう類のもんだろうに。マナベが今後もやり直して更生して生きるのに前向きになってくれるなら。。。そんな事別にしょうがないだろ。例えば病気の人に手遅れです、って真実を言ってみろ、自殺するかもしれないし小さな子どもにサンタクロースがいないなんて言ったらグレたり親を恨むかもしれない。。。俺んちは、まぁ、ヤクザだし。オヤジにサンタクロースなんかいないし、いても良い子のところにしか来ないでも、ヤクザはそれでいい悪くて結構だって最初からそんなもんいねーからなって教えで。。俺が幼稚園に入っても、サンタクロースはいないって言いふらしたら幼稚園をクビになったしな。
マナベに関しても、
むしろ、そこで俺は死んだ、諦めろ、みたいな冷徹な真実を突きつけるより。。というか、叔父貴は、オヤジが枕元に立って俺が死んだような事を聞いたのみで実際には俺が死んだという事実を現実確認したわけじゃなかったんだろ。そんなの夢でも見たようなもんじゃねーのか、」吾朗太さんは。。叔父貴の寺は厳しい寺というけどなんて。。。しょうもない。。と言ったらバチが当たるかもしれないが。。
俺が寝泊まりしている木蓮寺のブー子が聞いたらブー子からしたら。。とんでもないカルト宗教じゃないかとびっくりするだろうな。酒なんかも。。。飲みたいのに、禁酒だからと言って般若湯とかごまかして影でコソコソのむ方がわるいうちは寺だけど神様が居る神社にすら進んでお酒やお金を供えるので神様ほどの偉い存在に供えるぐらいだし、お酒やお金はいいものに決まってるだから綺麗な飲み方楽しいお酒ならお酒も大歓迎だし。酒や金で失敗するのは、神様も愛するようなこんな素晴らしいものをうまく生活に生かせない方が悪いのだ酒も悪い飲み方をする奴にバチが当たるし、お金も悪どい儲け方をする奴にバチが当たる、全国の蔵元や海外の酒造の会社のオーナーさんも檀家さんというか、信者としてそうだ、そうだとお酒のお供物を深い感謝とともに持ってやってくるらしい。
ヒロキの叔父貴の寺は結婚も肉食も酒もダメなベジタリアンの女人禁制寺らしいが。。。木蓮寺からしたら、じゃあ植物だって生き物じゃねーか、生命は土に還ってやがてバクテリアや植物の養分になるのだし。というところだろう。それに。。。女人禁制なんて人権侵害か男女平等にして、仏様はもっとおおらかだぞーと、いう事になるだろうがブー子も、お釈迦さんが、苦行の果てに苦行の無益さを知った断食や滝に打たれるより、断食するなら、お腹いっぱいの時に断食をして、腹が減ったら断食をすぐやめればいいし、自分の無理のない範囲で思いやりを込めて
福祉に寄付したり、役に立つ説法や手の足りない地域の行事などのお手伝いをする方がよほど困った人の役に立って
苦しみ厳しい事ばかりしてもいい事はないと言っている人や世の中を幸せにするのが宗教じゃないのかなんて言っていたよな。。
それを考えると真面目ってなんだろうなと思ういろんな人のものの考え方や解釈は十人十色でだから仏教も開祖が一人なのに伝えられる弟子の解釈や考え方でいろいろな宗派に別れるのだ
なんて。。。事はヒロキの叔父貴には口が裂けても言えないが
ヒロキ叔父さんの魂は、だんだんと薄っすらしてきたもうすぐ、肉体のヒロキ叔父さんが目を覚ますのだろう。肉体のヒロキ叔父さんはボケて昔の事を覚えていない。でも、眠っている間はこうやって魂だけになり浮遊して昔の事もはっきりと覚えているという。
その、ヒロキ叔父さんの魂は
「マナベ君は。。。寺男としてうちの寺に匿われてから、本格的に僧侶になりたいと言ってきたんだ。でも、ウチは。僧侶になれば、結婚も肉食もダメで酒も飲めなくなる、マナベ君は若いし、それに、施設で育ったというが、家庭の幸せを知るためにも自分の家庭を持った方がいいと説得したよ。寺男なら、やめて一般社会に戻って結婚すればいいし。それで、マナベ君も暫く寺男で住み込みで働いて、いずれ社会復帰するはずだった
でも。。。結局は。。。あの子は。。また父親に裏切られたんだよ。命懸けの事だし、ああ、この父親は信用したらダメだなと、マナベ君の話しに直感で見抜いたワシは猛烈に反対したが、マナベ君がドナーとして適合した臓器を父親に提供したんだが。。。。。。」
まてよ。。。あっ。。。
モヤモヤと、何かを思い出すような思い出さないような、吾朗太さん。。。
そうだ、確か。。そうだ。。。俺が死ぬ前にマナベが。。。父親の臓器移植のドナーに適合したって。。生体臓器移植。。。なんかそんな話が。。
あっ。。。
吾朗太さんも、ふと、マナベ氏に関する生前の事が、蘇ってきました。
幽霊の吾朗太さんは死んで幽霊になってからすら自分の姿を見える霊感持ちの木蓮寺の僧侶のベルモやこのプルメリア島のハイヤーの運転手のオーガストさんなどはっきり言って平均的に一般人より善人だなと思う人と話したり関わってきたけどそのせいか、知らないうちに自分が成長したんじゃないかと思う事がある。まぁ、ベルモの木蓮寺幼稚園の園児のピイなも自分の姿が見えて会うとキンキン見つけと名前通りにピーチクパーチクからかってきてめんどくさいのであまり見つからないようにはしているけどアイツもまだ小さいからわけがわからんのだけど幼稚園の副担任のベルモからきちんと、霊感を持つという事は他の人に見えないものや人が見えるのでそれは特別な個性で悪い事ではないけど亡くなった方を見ている事は、お友達はびっくりするので内緒にしましょうと、わかったのかわからないのかできる限り守っているようでもあるし。俺を見つけると嬉しそうに寄ってくる朱に交われば赤くなる。。か。体験や経験や、人の話は宝の山で。意識するともしないとも好き好んで普段から接しているヤツの影響を受けるのだああ、そういう考えもあるんだとか、そういう事を言ってもいいんだとか。俺は死んでからも人間関係。。というか生物関係に恵まれてきた。考えてみれば俺がまた、生まれ変わって早くまた自分らしい幸せな人生というか、今度はより良い人生をと、ベルモはいつもなぜかがんばってくれているのだ。ブーこだの憎まれ口を叩いては後から悪かったなと俺の姿が見えるブーこや、オーガストさんと時々話して俺はますますもう一度生まれ変わってやり直す事ができたらと思うし。ブーこが言うには、俺が生前にオレ、剣崎五朗太。。。結婚後色々名字が変わり、死んだ時は神野吾朗太だと言う。剣崎吾朗太であった、自分の自覚と、あと、どうして自分が亡くなったのかをきちんと思い出せば生まれ変わりに進むと言うのだ。なぜ、俺がそんなチャンスをというと。。ブーこは、あなたの魂はイキイキして、あまりにも生きる事に前向きで貪欲だからと、木蓮寺のご本尊様が言っているあなたは死んでしまったがそれでもなお、生命を尊んで前向きに生きたいというパワーやエネルギーを感じると、ご本尊様が褒めているらしい。ブーこは霊感が強いから、幽霊の俺が見えたり話したりできるが。仏様とも話しができる時があるらしい。それは、いつもではないが、仏様が話しかけてくると。。。突然強い蓮の香りに包まれるらしい。ブーこは、ご本尊様が、悪質な魑魅魍魎や幽霊を寄せ付けない結界が張ってある木蓮寺にさまよえる幽霊の吾朗太さんの寝泊まりを特別に許しているというのだ。俺が、吾朗太であった事は思い出して自覚している。でも。。いったい。。どうして死んだんだろうか。ただ、自殺でない事は確かだ自殺したなら生きたいとか生まれ変わりたいという魂をご本尊様が褒めるわけがないし。二度とこの世に生まれ変わりたいと思わないだろう。あれこれ考える事が次から次へと。。生きている時はおそらく考える前に動いてしまう性格だったろうに。
「マナベ君は。。。吾朗太を待っていたよ。いつ足元を救われるかわからない仲良くしても根っこで味方なんかいるわけがない生き馬の目を抜く環境で、悪さばかりしてきたヤクザの子に産まれてヤクザ育ちでそんな吾朗太だけは信じていたよ。ワシも。。吾朗太はいったん身の危険を感じて仲間とも接するのは危ないからとヤクザの追っ手も立ち入れない様なワシの知人の縁切り寺に潜伏しているからと、うまくごまかした。ワシは、枕元に兄さんが立って吾朗太が死んだと悟ったけど。でも、実際に吾朗太が亡くなったのを現実に確認したわけではないし、それにこれから更生しようという若者に対して生きる支えや目的を失って絶望感に突き落とす事なんてできない。そりゃあ、うちの寺は嘘には厳しいけど、本当に吾朗太の訃報を現実に聞いたわけではない。兄さんが吾朗太が死んだと枕元に立ったのは夢だと悪い夢を見たと言い聞かせてマナベ君をうちの寺にしばらく匿う事にした。そして、吾朗太と再び会うまでどちらが更生して成長しているか会えない日もまずは、自分のこと、自己研鑽や鍛錬に励むようにと励ました。マナベ君は、まさかワシが嘘をつくはずがないこんな立派な由緒ある厳しい寺の幹部のワシが。。。嘘をつくはずがないと信じ切って僧侶ではないが寺男として真面目に寺の雑用に励んだともかく。。。ワシは。。マナベ君にとっさに嘘をついてしまったんじゃ。絶対的に嘘をついてはいけない厳しい宗派の僧侶のワシが。。」
ヒロキ叔父さんの魂は嘘とわかっていて嘘をつく事に罪悪感いっぱいでしたがところが、吾朗太さんは「嘘って。。俺の知り合いに、坊さんがいるけどアイツはよく嘘には付かなければならない嘘と、絶対についてはいけない嘘がある。つかなければならない嘘というのは、例えば子どもにクリスマスイブの夜は寝てる間にプレゼントを持ってサンタクロースがくるとか本人が宣言して欲しくないと拒否してる人に対して馬鹿正直に余命何ヶ月とかそういう事を絶対言わずに良くなりますよ、安心してくださいとか、そういう嘘は嘘とは言わない人が成長したり希望を持たせるための必要な方便であると、俺に言ってくるがマナベへの俺が生きてるって嘘はそういう類のもんだろうに。マナベが今後もやり直して更生して生きるのに前向きになってくれるなら。。。そんな事別にしょうがないだろ。例えば病気の人に手遅れです、って真実を言ってみろ、自殺するかもしれないし小さな子どもにサンタクロースがいないなんて言ったらグレたり親を恨むかもしれない。。。俺んちは、まぁ、ヤクザだし。オヤジにサンタクロースなんかいないし、いても良い子のところにしか来ないでも、ヤクザはそれでいい悪くて結構だって最初からそんなもんいねーからなって教えで。。俺が幼稚園に入っても、サンタクロースはいないって言いふらしたら幼稚園をクビになったしな。
マナベに関しても、
むしろ、そこで俺は死んだ、諦めろ、みたいな冷徹な真実を突きつけるより。。というか、叔父貴は、オヤジが枕元に立って俺が死んだような事を聞いたのみで実際には俺が死んだという事実を現実確認したわけじゃなかったんだろ。そんなの夢でも見たようなもんじゃねーのか、」吾朗太さんは。。叔父貴の寺は厳しい寺というけどなんて。。。しょうもない。。と言ったらバチが当たるかもしれないが。。
俺が寝泊まりしている木蓮寺のブー子が聞いたらブー子からしたら。。とんでもないカルト宗教じゃないかとびっくりするだろうな。酒なんかも。。。飲みたいのに、禁酒だからと言って般若湯とかごまかして影でコソコソのむ方がわるいうちは寺だけど神様が居る神社にすら進んでお酒やお金を供えるので神様ほどの偉い存在に供えるぐらいだし、お酒やお金はいいものに決まってるだから綺麗な飲み方楽しいお酒ならお酒も大歓迎だし。酒や金で失敗するのは、神様も愛するようなこんな素晴らしいものをうまく生活に生かせない方が悪いのだ酒も悪い飲み方をする奴にバチが当たるし、お金も悪どい儲け方をする奴にバチが当たる、全国の蔵元や海外の酒造の会社のオーナーさんも檀家さんというか、信者としてそうだ、そうだとお酒のお供物を深い感謝とともに持ってやってくるらしい。
ヒロキの叔父貴の寺は結婚も肉食も酒もダメなベジタリアンの女人禁制寺らしいが。。。木蓮寺からしたら、じゃあ植物だって生き物じゃねーか、生命は土に還ってやがてバクテリアや植物の養分になるのだし。というところだろう。それに。。。女人禁制なんて人権侵害か男女平等にして、仏様はもっとおおらかだぞーと、いう事になるだろうがブー子も、お釈迦さんが、苦行の果てに苦行の無益さを知った断食や滝に打たれるより、断食するなら、お腹いっぱいの時に断食をして、腹が減ったら断食をすぐやめればいいし、自分の無理のない範囲で思いやりを込めて
福祉に寄付したり、役に立つ説法や手の足りない地域の行事などのお手伝いをする方がよほど困った人の役に立って
苦しみ厳しい事ばかりしてもいい事はないと言っている人や世の中を幸せにするのが宗教じゃないのかなんて言っていたよな。。
それを考えると真面目ってなんだろうなと思ういろんな人のものの考え方や解釈は十人十色でだから仏教も開祖が一人なのに伝えられる弟子の解釈や考え方でいろいろな宗派に別れるのだ
なんて。。。事はヒロキの叔父貴には口が裂けても言えないが
ヒロキ叔父さんの魂は、だんだんと薄っすらしてきたもうすぐ、肉体のヒロキ叔父さんが目を覚ますのだろう。肉体のヒロキ叔父さんはボケて昔の事を覚えていない。でも、眠っている間はこうやって魂だけになり浮遊して昔の事もはっきりと覚えているという。
その、ヒロキ叔父さんの魂は
「マナベ君は。。。寺男としてうちの寺に匿われてから、本格的に僧侶になりたいと言ってきたんだ。でも、ウチは。僧侶になれば、結婚も肉食もダメで酒も飲めなくなる、マナベ君は若いし、それに、施設で育ったというが、家庭の幸せを知るためにも自分の家庭を持った方がいいと説得したよ。寺男なら、やめて一般社会に戻って結婚すればいいし。それで、マナベ君も暫く寺男で住み込みで働いて、いずれ社会復帰するはずだった
でも。。。結局は。。。あの子は。。また父親に裏切られたんだよ。命懸けの事だし、ああ、この父親は信用したらダメだなと、マナベ君の話しに直感で見抜いたワシは猛烈に反対したが、マナベ君がドナーとして適合した臓器を父親に提供したんだが。。。。。。」
まてよ。。。あっ。。。
モヤモヤと、何かを思い出すような思い出さないような、吾朗太さん。。。
そうだ、確か。。そうだ。。。俺が死ぬ前にマナベが。。。父親の臓器移植のドナーに適合したって。。生体臓器移植。。。なんかそんな話が。。
あっ。。。
吾朗太さんも、ふと、マナベ氏に関する生前の事が、蘇ってきました。
2024年02月10日
マリッジセレブレーション。。。379いつかの無数の灯火の。。。
なんて事だ。。。幽霊の吾朗太さんは、。。
俺は更生しようとしていた矢先。。。死んだんだ。。。これからいい時を。。。というか、そりゃあ。。すぐには、いい時なんかくるかわからないし。なかなか自分なんか変えられないだろうけど。。もしも生きたまま自分を変えられてヤクザな生活からすっかり足を洗って生まれ変わって新しい人生をやり直せるなら逆境だろうが波瀾万丈だろうが、乗り越えてみせるぐらいの自信はあったのに。なんでだ。。。誰が邪魔しやがったんだよオヤジも死んだし、ヤクザをやめるのはちょうど良かったんだオヤジは俺を寵愛してくれて跡取りに決めていたけどそれでも、俺がヤクザにはならない、カタギに更生すると本気で思えば、俺の事は絶対に尊重して自分の代でヤクザを辞める決心がついていただろう。まぁ、俺がまだ小学生の時にオヤジが死んでうちの組は解散したけど元々の組員はそれからも俺や四朗の面倒を見たり世話してくれたり、俺はそれから反社会の東京邪神軍に出入りして相変わらずヤクザみたいな生活は変わらなかったけど。。。それでも。。。そんな俺でもマナベも。。。アホとは言え。。。太陽の元表に出て人生やり直しを、と。そういう気持ちはあったんだ。生きていれば幾らでもやり直しがきく。少し、マナベの事で思い出してきた事がある。なんか。。。確か。アイツは自分のオヤジがどうとか。。俺に言ってきたが。。なんだっけ。。大事な事で。。。幽霊の吾朗太さんは、少しずつ少しずつ記憶のカケラをゆっくりと拾い集めるように取り戻していきます。
それにしてもまともに生きようと、決心して死ぬなんてな。。。
ヒロキ叔父さんの魂の光は、「あっ。。そろそろ。。ワシの肉体が眠りから覚めそうな気配。。そろそろ戻らんと。。」
「えっ、、、もう帰るのちょっと、俺さ、叔父貴んとこにマナベとヤクザから足を洗いたいって相談に行ったんだよな。で、俺が急に居なくなって行方不明で。こうやって死んでたんだろ」戻りそうになるヒロキ叔父さんの魂に焦って吾朗太さんは問いかけます、いつ、今度はこの魂に会えるかわからないし、それどころか。。。
もう会えないかもしれないし。「だから、ワシはね反社仲間に多分足抜けを妨害されたんじゃないかと思ってた。お前はいろいろお前の仲間達を知りすぎただろうし、今更裏切るのか、とね。まぁ、ただ、お前は反社の仲間からリンチや殺されたかは。。ワシは知らないが兄さん。。。お前のオヤジさんの蓮気兄さんが、吾朗太がいなくなってから。。ある日ワシの枕元に立ってヒロキ、吾朗太ももう、こちらの仲間入りをするヒロキが出家してうちの因果や因縁を供養しようとも大事な一人娘の真央が必死で庇おうとも。。。やっぱり、ダメだったと、もの凄く泣いていたんだよ。ワシは。なんて言ったらいいか。お前は。。。吾朗太はもう死んだんだ、とその時わかったワシは、瞑想中に時々。。。時空の歪みの中の生命のろうそくの部屋に入って吾朗太の生命のろうそくが何度か消えそうになったのを見て本当はいけないんだが何度かつい。。。元気いっぱいそうな蝋燭から炎を継ぎ足したり生命の生死は自然なものなのに。。それに手を加えて。。吾朗太だけ特別扱いして助ける。。。
そんな。。。僧侶としてやってはいけない個人的な事を。。。何度かやってしまって。。。
「お。。。オイ、それで。。、叔父貴の身には。。やってはいけない事を。。」
それには。。。答えたくないのか。。。ヒロキ叔父さんの魂が答える事はなかったのですが。。。
吾朗太さんの頭の中にどうも、ヒロキ叔父さんの修行している厳しい寺の仏様らしき声がヒロキ叔父さんの代わりに吾朗太さんに問いかけてきます
この世のどこかに。。あるいは、この世とあの世の狭間に。。厳しい修行を積んだ者のなかでも一部のものにだけ見える。。生命の灯火が、燃える無数の蝋燭がある果てしなく広い洞窟があるという。実際には実在しないかもしれないが。。。特殊な修行を積んだものの心の中にある時突然に蜃気楼のように現れては消える不思議な場所かもしれないが。
ヒロキの叔父貴はいつか瞑想時にその洞窟を偶然見つけては吸い込まれるようにして入って行くと星の数のように無数の長い短い、燃え上がったり、消えかかる蝋燭の中から、なぜか、いつもひとつだけ輝いている蝋燭を見つけるその蝋燭は。。。輝いているのに。。。見かけるといつもいまにも蝋燭が消えそうになっているのだ
あっ。。。その蝋燭には吾朗太の名前が書いてあった本当はやってはいけないんだろうけど。。ヒロキさんは、無数の灯火のなかで。。炎をわけても大丈夫な蝋燭をかざして。。。慎重に消え入りそうな吾朗太の蝋燭に思わず炎をわけあたえる。。。蝋燭の炎は蝋は溶けて消えるとはいえ、
分け与えても減るわけではない。分け与えればもう一つに火が付くし燃え盛る、炎は増えるばかりだと、これは盗みではないし分け与える方の蝋燭の炎が消えるわけではない。。。ほんの、ちょっとだけ助けを借りるだけだ、と無理矢理言い聞かせて。。
そうだ、これはきっと現実ではない、私の瞑想の中の出来事なんだ。。。夢の中で、現実ではない。夢の中だから、世を捨てた私欲を捨てたはずの私でも。。。勝手な事も許されるかもしれない。。。妄想だ、夢の中の出来事だ。。
あの瞑想の中での洞窟から戻るたびにヒロキさんは甥っ子の可愛さあまりに、また勝手な事をしてしまった、と。一切飲まず食わずの十日間修行をする
だけど。。。
仏様は、厳しい修行に励んで世のため人のために尽くすヒロキ叔父さんを少しは甘えてもとヒロキ叔父さんが吾朗太さんの蝋燭の炎を継ぎ足している事に少しはめをつぶりましたが、生命には生命が決めて産まれてきた寿命があるそれが自然というものだし、私欲に甥っ子ばかりを特別扱って近しい身内だからと言って私欲で
助けてはいけない
もうこれ以上はと。。。
ヒロキ叔父さんが幾度となく
瞑想をしようとも。。。生命の蝋燭の洞窟へはもう行けなくしてしまいましたし
吾朗太さんも突然いなくなって。。吾朗太さんとともにヒロキ叔父さんの寺に反社会からの足抜けを相談しにきたマナベ君から吾朗太のアニキが突然いなくなったと。ヒロキ叔父さんは相談されたのですが。。。実はもう、ヒロキ叔父さんは以前枕元に亡くなった兄の蓮気さんが立って吾朗太が残念だがこっちに来る事になりそうだと、大泣きしているのを見て吾朗太さんが亡くなった事をなんとなく感じ取っていたのですがマナベ君には、いつか、必ず吾朗太は帰ってくる裏社会を抜けるのは命懸けだ吾朗太はあまりに裏の社会を知りすぎたので悪い仲間から一時的に姿を消すと。どうも、吾朗太を不審に思っている輩がいるようで。。。吾朗太は本気で闇社会から足を洗いたいと
私の知り合いの寺に匿ってもらっているのでそこは、ヤクザの手が及ばない強力な縁切寺だし
暫くマナベ君とは今は一緒にはいない方がいいお互いに裏社会から、足をキッパリ洗って何年かして生まれ変わってからまた吾朗太と会うがいい、今は正念場で大事な時だマナベ君も、暫くこの寺で身を隠しなさいうちもヤクザが来ても入れないようにするしと、いかにも吾朗太が生きているように嘘をついてマナベ君もすっかりその、今は一時的に危険だから吾朗太は身を隠しているだけというヒロキの叔父さんの嘘を信じてマナベ君は真剣に更生しようと。。。
何年か経ち、本当はヒロキ叔父さんは死ぬまで認知症になる事などない運命でしたが。。
とうとう生命の蝋燭の炎を勝手に操作した代償に。。ヒロキさんから思い出も記憶も奪いヒロキさんは認知症になり
「バカだなぁ。。。俺なんかのために。。生きてきた記憶なんかなくさなくても良かったのに。。。。」またこんなにも大事にしてくれた人がいたというのに。。犠牲を伴ってくれた人がいたのに。俺は。。好き勝手に生きてきて。。裏切るが如くに俺は死んでしまったんだ
吾朗太さんは。。知らず知らずに涙が溢れて。。生きている時に、俺は泣いた事なんかあっただろうか。。。
「こうやって、わしの肉体が眠る間に魂になってわしは穏やかな時間と確かな自分自身を取り戻す事ができる。いつかの数々の温かい思い出も。。。それ以上は望まないし。もうそれだけでじゅうぶん。。」ヒロキ叔父さんの魂がよりいっそうと輝きを放ちて悟ったように言う。。。今が、悲しいわけじゃないんだ。。。
吾朗太さんは。。。
「マナベは。。。マナベは。。俺を待っていた、というのか。。。死んでしまったのも知らずに。。。今、あのマナベは」
俺と違って
マナベは小さい時から親に捨てられて人に裏切られてきた。闇社会から足を洗おうと、俺と誓ったようなのに。俺は死んでアイツからも逃げたようなものだ
俺は更生しようとしていた矢先。。。死んだんだ。。。これからいい時を。。。というか、そりゃあ。。すぐには、いい時なんかくるかわからないし。なかなか自分なんか変えられないだろうけど。。もしも生きたまま自分を変えられてヤクザな生活からすっかり足を洗って生まれ変わって新しい人生をやり直せるなら逆境だろうが波瀾万丈だろうが、乗り越えてみせるぐらいの自信はあったのに。なんでだ。。。誰が邪魔しやがったんだよオヤジも死んだし、ヤクザをやめるのはちょうど良かったんだオヤジは俺を寵愛してくれて跡取りに決めていたけどそれでも、俺がヤクザにはならない、カタギに更生すると本気で思えば、俺の事は絶対に尊重して自分の代でヤクザを辞める決心がついていただろう。まぁ、俺がまだ小学生の時にオヤジが死んでうちの組は解散したけど元々の組員はそれからも俺や四朗の面倒を見たり世話してくれたり、俺はそれから反社会の東京邪神軍に出入りして相変わらずヤクザみたいな生活は変わらなかったけど。。。それでも。。。そんな俺でもマナベも。。。アホとは言え。。。太陽の元表に出て人生やり直しを、と。そういう気持ちはあったんだ。生きていれば幾らでもやり直しがきく。少し、マナベの事で思い出してきた事がある。なんか。。。確か。アイツは自分のオヤジがどうとか。。俺に言ってきたが。。なんだっけ。。大事な事で。。。幽霊の吾朗太さんは、少しずつ少しずつ記憶のカケラをゆっくりと拾い集めるように取り戻していきます。
それにしてもまともに生きようと、決心して死ぬなんてな。。。
ヒロキ叔父さんの魂の光は、「あっ。。そろそろ。。ワシの肉体が眠りから覚めそうな気配。。そろそろ戻らんと。。」
「えっ、、、もう帰るのちょっと、俺さ、叔父貴んとこにマナベとヤクザから足を洗いたいって相談に行ったんだよな。で、俺が急に居なくなって行方不明で。こうやって死んでたんだろ」戻りそうになるヒロキ叔父さんの魂に焦って吾朗太さんは問いかけます、いつ、今度はこの魂に会えるかわからないし、それどころか。。。
もう会えないかもしれないし。「だから、ワシはね反社仲間に多分足抜けを妨害されたんじゃないかと思ってた。お前はいろいろお前の仲間達を知りすぎただろうし、今更裏切るのか、とね。まぁ、ただ、お前は反社の仲間からリンチや殺されたかは。。ワシは知らないが兄さん。。。お前のオヤジさんの蓮気兄さんが、吾朗太がいなくなってから。。ある日ワシの枕元に立ってヒロキ、吾朗太ももう、こちらの仲間入りをするヒロキが出家してうちの因果や因縁を供養しようとも大事な一人娘の真央が必死で庇おうとも。。。やっぱり、ダメだったと、もの凄く泣いていたんだよ。ワシは。なんて言ったらいいか。お前は。。。吾朗太はもう死んだんだ、とその時わかったワシは、瞑想中に時々。。。時空の歪みの中の生命のろうそくの部屋に入って吾朗太の生命のろうそくが何度か消えそうになったのを見て本当はいけないんだが何度かつい。。。元気いっぱいそうな蝋燭から炎を継ぎ足したり生命の生死は自然なものなのに。。それに手を加えて。。吾朗太だけ特別扱いして助ける。。。
そんな。。。僧侶としてやってはいけない個人的な事を。。。何度かやってしまって。。。
「お。。。オイ、それで。。、叔父貴の身には。。やってはいけない事を。。」
それには。。。答えたくないのか。。。ヒロキ叔父さんの魂が答える事はなかったのですが。。。
吾朗太さんの頭の中にどうも、ヒロキ叔父さんの修行している厳しい寺の仏様らしき声がヒロキ叔父さんの代わりに吾朗太さんに問いかけてきます
この世のどこかに。。あるいは、この世とあの世の狭間に。。厳しい修行を積んだ者のなかでも一部のものにだけ見える。。生命の灯火が、燃える無数の蝋燭がある果てしなく広い洞窟があるという。実際には実在しないかもしれないが。。。特殊な修行を積んだものの心の中にある時突然に蜃気楼のように現れては消える不思議な場所かもしれないが。
ヒロキの叔父貴はいつか瞑想時にその洞窟を偶然見つけては吸い込まれるようにして入って行くと星の数のように無数の長い短い、燃え上がったり、消えかかる蝋燭の中から、なぜか、いつもひとつだけ輝いている蝋燭を見つけるその蝋燭は。。。輝いているのに。。。見かけるといつもいまにも蝋燭が消えそうになっているのだ
あっ。。。その蝋燭には吾朗太の名前が書いてあった本当はやってはいけないんだろうけど。。ヒロキさんは、無数の灯火のなかで。。炎をわけても大丈夫な蝋燭をかざして。。。慎重に消え入りそうな吾朗太の蝋燭に思わず炎をわけあたえる。。。蝋燭の炎は蝋は溶けて消えるとはいえ、
分け与えても減るわけではない。分け与えればもう一つに火が付くし燃え盛る、炎は増えるばかりだと、これは盗みではないし分け与える方の蝋燭の炎が消えるわけではない。。。ほんの、ちょっとだけ助けを借りるだけだ、と無理矢理言い聞かせて。。
そうだ、これはきっと現実ではない、私の瞑想の中の出来事なんだ。。。夢の中で、現実ではない。夢の中だから、世を捨てた私欲を捨てたはずの私でも。。。勝手な事も許されるかもしれない。。。妄想だ、夢の中の出来事だ。。
あの瞑想の中での洞窟から戻るたびにヒロキさんは甥っ子の可愛さあまりに、また勝手な事をしてしまった、と。一切飲まず食わずの十日間修行をする
だけど。。。
仏様は、厳しい修行に励んで世のため人のために尽くすヒロキ叔父さんを少しは甘えてもとヒロキ叔父さんが吾朗太さんの蝋燭の炎を継ぎ足している事に少しはめをつぶりましたが、生命には生命が決めて産まれてきた寿命があるそれが自然というものだし、私欲に甥っ子ばかりを特別扱って近しい身内だからと言って私欲で
助けてはいけない
もうこれ以上はと。。。
ヒロキ叔父さんが幾度となく
瞑想をしようとも。。。生命の蝋燭の洞窟へはもう行けなくしてしまいましたし
吾朗太さんも突然いなくなって。。吾朗太さんとともにヒロキ叔父さんの寺に反社会からの足抜けを相談しにきたマナベ君から吾朗太のアニキが突然いなくなったと。ヒロキ叔父さんは相談されたのですが。。。実はもう、ヒロキ叔父さんは以前枕元に亡くなった兄の蓮気さんが立って吾朗太が残念だがこっちに来る事になりそうだと、大泣きしているのを見て吾朗太さんが亡くなった事をなんとなく感じ取っていたのですがマナベ君には、いつか、必ず吾朗太は帰ってくる裏社会を抜けるのは命懸けだ吾朗太はあまりに裏の社会を知りすぎたので悪い仲間から一時的に姿を消すと。どうも、吾朗太を不審に思っている輩がいるようで。。。吾朗太は本気で闇社会から足を洗いたいと
私の知り合いの寺に匿ってもらっているのでそこは、ヤクザの手が及ばない強力な縁切寺だし
暫くマナベ君とは今は一緒にはいない方がいいお互いに裏社会から、足をキッパリ洗って何年かして生まれ変わってからまた吾朗太と会うがいい、今は正念場で大事な時だマナベ君も、暫くこの寺で身を隠しなさいうちもヤクザが来ても入れないようにするしと、いかにも吾朗太が生きているように嘘をついてマナベ君もすっかりその、今は一時的に危険だから吾朗太は身を隠しているだけというヒロキの叔父さんの嘘を信じてマナベ君は真剣に更生しようと。。。
何年か経ち、本当はヒロキ叔父さんは死ぬまで認知症になる事などない運命でしたが。。
とうとう生命の蝋燭の炎を勝手に操作した代償に。。ヒロキさんから思い出も記憶も奪いヒロキさんは認知症になり
「バカだなぁ。。。俺なんかのために。。生きてきた記憶なんかなくさなくても良かったのに。。。。」またこんなにも大事にしてくれた人がいたというのに。。犠牲を伴ってくれた人がいたのに。俺は。。好き勝手に生きてきて。。裏切るが如くに俺は死んでしまったんだ
吾朗太さんは。。知らず知らずに涙が溢れて。。生きている時に、俺は泣いた事なんかあっただろうか。。。
「こうやって、わしの肉体が眠る間に魂になってわしは穏やかな時間と確かな自分自身を取り戻す事ができる。いつかの数々の温かい思い出も。。。それ以上は望まないし。もうそれだけでじゅうぶん。。」ヒロキ叔父さんの魂がよりいっそうと輝きを放ちて悟ったように言う。。。今が、悲しいわけじゃないんだ。。。
吾朗太さんは。。。
「マナベは。。。マナベは。。俺を待っていた、というのか。。。死んでしまったのも知らずに。。。今、あのマナベは」
俺と違って
マナベは小さい時から親に捨てられて人に裏切られてきた。闇社会から足を洗おうと、俺と誓ったようなのに。俺は死んでアイツからも逃げたようなものだ
2024年01月27日
マリッジセレブレーション。。378あるひとときの美しい夢のように。。。
吾朗太さんは生前の記憶を無くしていて、最近ようやく自分が吾朗太で家族の事は少しずつ思い出してきたけどかと言って、まだまだ完全に生前の記憶が戻らず。。なんせ、おそらくは勝手に寄ってきて。。。たくさんいたであろう女の事なんてなんにも思い出せない。と、美しく青く輝きを放つヒロキ叔父さんの魂に言うと
「マナベ君の事で、覚えてる事はあるのか、」
幽霊の吾朗太さんにヒロキ叔父さんの魂が言います。「ウーン。。。なんとなく。。顔は四朗にそっくりだけど。。手のつけようがないぐらい悪い奴だった。。だけど俺には逆らわなかったな。。俺を崇拝してて。。まぁ、何人もそういう奴らはいたけどマナベは俺のためなら命をかけて鉄砲玉になるぐらい。。そこまで、アニキ、アニキと。。崇拝していたような。。」「確かに。。男性というのはできる男やイケメンに嫉妬する反面。。。面倒見がいいとかきっぷがよくて内面外見遥かにかなわない相手になら。。嫉妬を通り越して憧れるだろう。。」ヒロキ叔父さんの魂の言葉に吾朗太さんは照れ臭くこそばゆい。。。
「俺が。。できるって。。アホではないにしろ。。それほど賢いとは思えないし。それに反社だろう、俺は。暴力を振るったり暴れたり。。いいわけないじゃん。マトモじゃない。」もう生前のヤクザみたいな生活。。。あまり思い出したくない。。。やっと、自分のルーツ、オヤジや兄、家族の事は思い出せたまぁ、産まれはヤクザだけど。。。三太夫や四朗の兄貴達のようにキッパリヤクザと縁を切ってカタギの中でもかなり優秀で幸せで裕福で善良な一般人だろう。
それでも。。自分の源を少しでも思い出したのは安心感があるだけど。。なんかもう、環境それ以降のどこまで行ってもヤクザの子はヤクザでしかない生き様は思い出したくなかった早く生まれ変わって。。今度は。。。学生になったり、まともな起業家を目指したり。。。あれこれと生きているからこそできるチャレンジや自分を生かす方向性を今から時々夢を見たりする。来世があるなんてバカバカしいかもしれないが。。。生きている頃の俺に来世がある、なんて言ったら頭が狂った奴
なんて考える。だけど。。幽霊になった今は。。もう一度やり直したい気持ちでいっぱいだし、来世もきっとあると信じたい。。ある意味死んだ事はやり直すチャンス。。
「だけど、吾朗太は。。父親や四朗や三太夫や若い衆や。。歳上の男たちから可愛がられて育てられて。幼い頃だけど金にも愛情にもじゅうぶんだったろう。四朗から聞いたが吾朗太が産まれた時に母親のなつめさんが亡くなり吾朗太は常に自分が産まれた事でなつめさんを殺したようなものだという悩みにずっとつきまとわれていたようだな。。、でも、四朗がそれは絶対に違う、なつめさんが欲しいから吾朗太を産んで、自分の命を捧げても吾朗太をこの世に望んだ子なんだよ。。。それをわからないと。子どもをつくるのも産むのも親が決めた事。。。と言われて目が覚めたようだな。。。」
吾朗太さんにはヒロキ叔父さんの言葉が深く刺さり身に染みるそう、俺は。。。確かに。。
望まれて産まれてきて周りから大切にされてきた。。。というのに、自分は30歳にもならないうちに死んでしまったどういう死に方をしたのかはわからないけど、本当に生命まで犠牲にして自分を産んでくれた母親には申し訳ないとしか言いようがない。そりゃあ、ヤクザの生活をしていれば若いうちに亡くなる可能性は普通の人よりも高いかもしれないけど。。。でも。。授かった生命をこんなに早く失ってしまい。。いったい母親はなんのために俺の犠牲になったんだろうと思うしだから、俺は自ら自殺なんかしない俺はろくな奴じゃないけどでも、俺は自分が好きだし。俺がもっとまともな生活をしていれば。。誰かに殺されるとか事故に遭ったり。。しなかったかもしれないのに。。。多分、俺が死んだ原因は殺害か事故か。。そのどちらかだろう。病気というのは聞いてもないし自分の生前を調べていたブーコからもそんな話しは出なかったし。まぁ。。。事故というのもどうも俺は誰かと一緒にガヤガヤするのが好きであまり単独行動はしなかったようだし。事故なら、誰かいたら通報するだろうし。人には言えないヤバい現場で事故に遭っても闇医者に連れていくだろう。
誰か証言者や一緒にいたやつも共に事故に遭えば亡くなったら発見されなくても
あいつもこいつも居なくなっておかしい、となる。一人急にいなくなるならどっかに飛んで逃げてる、日頃やばい事やってるからだと。。。俺らの世界ではそうおかしくはないし。となると。。。1番可能性があるのは俺が誰かに殺されたという事だ。薄々。。殺された。そんな可能性が高いとは思ってる。「生きて。。いるんか、マナベは。羨ましいな。マナベ。。。いま、どうしてるんだろ。。やっぱりヤクザ。。。あっ。。。そう言えば、アイツ。。。アイツの事で覚えてるってのは、親がいなかった事だ。俺もマナベと出会った時は親父はとっくに死んでたし。でも、マナベは確か親は中坊。。14歳のガキ同士が、産んだ子どもでいらないから親に施設に捨てられたらしい。。。何度かは、とっくに別れたどっちかの親に引き取られた事もあったみたいだけど。結局はどっちともうまくいかなくなって再婚するから邪魔だとまた施設に入れられたり。。。それでアイツはぐれて親と絶縁したみたいだけど。」そうだ、オヤジに寵愛されて甘やかされて、俺が子どもの時に親が亡くなってもじゅうぶんな金を遺して、本妻の異母兄の四朗を味方につけるようにしたり
若い衆も幹部も優しいし、それこそヒロキの叔父貴も出家したのにもかかわらずわざわざ後見人として手続きをしてくれたり。。。身内や周りは愛してくれて
当たり前の
俺にはそういう親が全く信じられなかった、母親はわざわざ自分の命を繋いでくれたし。親はそれが当たり前であり作ったり、産んだりするのは親達の都合や意思や決断なので。。
子どもを産んだからには子どもを愛して子どもが幸せに生きるように支援するのが親だと思っていたのだ。だから、オヤジはわざわざヤクザに全く向かない三太夫の兄貴を泣く泣く手放してカタギの家に養子に行かせたり四朗にもヤクザになる事を強いず、ゆくゆく知り合いの調理関係に就職を頼む予定だったみたいだし。。。ヤクザの家に産まれても、ヤクザに向かない三太夫や四朗はヤクザを継がせない、子どもがそういう性質に産まれたのは親のせいだし、子どもが悪くない。親は子どもの為には折れて尽くして配慮する、作ったり産んだり責任がある。。
親はそれが当たり前ぐらいに思っていた。だけど。。。実際には。。ヤクザの幹部やら若い衆や、俺の仲間。。反社会のグループ。。。子どもの頃にマナベのように親が離婚していらないとなすり合いにされてどっちもいらないから施設に捨てられたり親戚をたらい回しにされたり今時片親家庭も珍しくないしそれでも親がまともならいいが親から虐待されたり暴力を振るわれたり再婚相手に酷い仕打ちをされたり施設や里親も金目当てだったり散々な幼少期を経て仕方なくヤクザになったものもたくさんいた俺みたいに単に親がヤクザだから末っ子だろうが、オヤジの決めた大切な跡取りだし、ヤンチャでカタギの生活に向いてないから真面目に働きたくないからヤクザになるというだいたい決まっていて自分も納得してある程度望んでいた流れでヤクザになった
奴らばかりではないようだ。なるのが当たり前とか自然になるべくしてなった、のではなく。なりたくないのに
なんでこうなってしまったのかというやつだろう。。
木蓮寺の
ブーコが、よく吾朗太さんは愛されて育ってきたのがよくわかる。甘やかされたけど、愛されて。。そりゃあ、女には冷たいけどさーいいものは人に教えたくないというタイプと、いいものをいいから積極的に人に教えて早く幸せを分かち合うタイプがいるが吾朗太さんは明らかに人と幸せを分かち合うタイプだと思うというのだ。多分吾朗太さんは騙したり振り回したり。。散々な女性問題は別として。。。
知らない間に、いい影響をふれあう人に与えているとすら言うのだ自分というのはそれが当たり前でありそんな事イマイチわからない。。まぁ、だけど確かに生きている頃は周りに支えられてきたし俺がもう一度、生まれ変わりたいように人生は楽しかった、人生は楽しいものだと考えていた気がする。。。魂はそれを本能的に覚えている。。
ヒロキ叔父さんの魂は、なにか思案に暮れる吾朗太さんに
「吾朗太が急に居なくなった時は。。マナベ君は落ち込んでいたものの、こういう生活をしているからある日突然何も言わずにお互いに消えていなくなる事はいつか覚悟していたし、どれだけ仲良くしても俺らの反社同士は本当に親友同士にはなれないかもしれないが、いつかまた、アニキは帰ってくるし、アニキにまた会えるって。。吾朗太は裏社会生活事情があって突然姿を消して、死んでいるとは思ってないようだ。」
「えっ。。。叔父貴、それはどういう事なんだよだって、叔父貴は坊さんで。。全く裏社会に関係ねーだろ。。。むしろ、ヤクザと関わったらやばいんじゃねーのんか聖職。。。ってまぁ、そりゃ、ヤクザが駆け込み人生相談とか、今後の生き方に説教とか、そういうのあるかもしれんけどさ。」
そうだ、森沢ベルモ。。。ブーコの木蓮寺もヤクザも警察も来てたな。。。一般に寺はヤクザと付き合ってはいけないらしいが木蓮寺は悪事を持ちかけない以上は
宗教的には信者、人間として普通には墓や弔いや法要もあるので
個人的に関わってはいいらしい。アイツの家の宗教は宗旨宗派を問わず受け入れし実にユルユルにユルイ。。婚活寺や縁結びでも有名で結婚も大賛成だし結婚もしてはいけない女人禁制の厳しいヒロキの叔父貴の寺もあるというのに
結婚は子孫繁栄や少子化対策になりむしろした方が良いという教えらしいし。子どもを産むために健康である証拠なのに女性の生理を汚らわしいとか汚れと考える寺や神社の方がおかしいだからうちは生理中の女性でも問題なく参拝していいと言っていたおおらかさに惹かれて切羽詰まって死を考えたり、駆け込み寺のように
突き詰めた人が木蓮寺で木蓮和尚と話しをしてなんとかなるさとか、もう少し生きてみようとか死ぬのが馬鹿らしくなるとかそういう考えもあるのかと、目が覚める場合もたくさんあるらしい。
豊かな現世利益もおおいに結構なので幅広い信者がいてたくさんの寄付金や贈答品が毎日ひっきりなしに集まってくる
近所の檀家の子どもやヤクザや警察も何人か子どもの頃からの木蓮和尚の躾の教え子らしく特に仲のいい警察達が
勝手に木蓮寺の隅にある寄附品が置いてある茶室に出入りして勝手に冷蔵庫を開けて飲んで食べて寝たり物を持ち帰ったりやっているブーコに、おい、アイツら泥棒だっと教えに行ったらブーコはキョトンとして
「あれは近所の警察で和尚が小さい頃から近所のお兄さんとして檀家の人達に感謝の返礼として近所の子どもに料理や習字や掃除を教えたり宿題を見たり躾けしたり面倒見たり昔から付き合いがあるから茶室にありあまる寄附のお酒や食べ物を食べたり飲んだり奥さんと喧嘩したら避難所みたいに泊まったり門下生の人達に好き勝手にしなさいって開け放してるのよ。公務員がここのものをもらおうと仏様のお下がりで全く罪にならないし。うちもありあまる寄附品をあまらせるより浮世離れした癒しの拠点地として茶室は解放してるのあそこは檀家の人は勝手に入ってくつろいでいいし。まぁ、でもヤクザの人はお寺に迷惑がかかるからと寄附はしてくれるけど無闇にはお寺に来たり茶室でくつろがないのよね。多額の寄附してくれて。。別にいいんだけどあまりヤクザが出入りするのは良くないし受け入れてくれるお寺も他にないし木蓮寺も出禁になったら困るからなんだって。」なんて。。言ってたっけ裏も表も。。寺だといろんな奴が相談に来たりいろんな奴が助けを求めるのか。。でも。。マナベが。。寺になんか。。どうして。。どうしてもマナベがヒロキの叔父貴と結びつかない
ヒロキ叔父さんの魂は「吾朗太が突然にいなくなってマナベ君は、もともと何度か会っていたワシのとこに来たんだよ。ある日突然幾ら親しくしてても居なくなって消える環境だとは思うけど兄貴が突然何も言わずに居なくなった、って。そりゃあ、まだ反社だけど兄貴。。。反社を辞めるから揉めて輩に拉致されたのかそれとも。。辞めたくないから俺から逃げたのか。。って。。」
「お。。俺が、マナベも。。ヤクザみたいな生活を辞めるって。。生前そんな事が。。」
なんだって。。俺は、おれは真面目に生きようと考えてはいたのか、何度か、マナベとヒロキの叔父貴に相談して。。。その矢先に。。。
「マナベ君の事で、覚えてる事はあるのか、」
幽霊の吾朗太さんにヒロキ叔父さんの魂が言います。「ウーン。。。なんとなく。。顔は四朗にそっくりだけど。。手のつけようがないぐらい悪い奴だった。。だけど俺には逆らわなかったな。。俺を崇拝してて。。まぁ、何人もそういう奴らはいたけどマナベは俺のためなら命をかけて鉄砲玉になるぐらい。。そこまで、アニキ、アニキと。。崇拝していたような。。」「確かに。。男性というのはできる男やイケメンに嫉妬する反面。。。面倒見がいいとかきっぷがよくて内面外見遥かにかなわない相手になら。。嫉妬を通り越して憧れるだろう。。」ヒロキ叔父さんの魂の言葉に吾朗太さんは照れ臭くこそばゆい。。。
「俺が。。できるって。。アホではないにしろ。。それほど賢いとは思えないし。それに反社だろう、俺は。暴力を振るったり暴れたり。。いいわけないじゃん。マトモじゃない。」もう生前のヤクザみたいな生活。。。あまり思い出したくない。。。やっと、自分のルーツ、オヤジや兄、家族の事は思い出せたまぁ、産まれはヤクザだけど。。。三太夫や四朗の兄貴達のようにキッパリヤクザと縁を切ってカタギの中でもかなり優秀で幸せで裕福で善良な一般人だろう。
それでも。。自分の源を少しでも思い出したのは安心感があるだけど。。なんかもう、環境それ以降のどこまで行ってもヤクザの子はヤクザでしかない生き様は思い出したくなかった早く生まれ変わって。。今度は。。。学生になったり、まともな起業家を目指したり。。。あれこれと生きているからこそできるチャレンジや自分を生かす方向性を今から時々夢を見たりする。来世があるなんてバカバカしいかもしれないが。。。生きている頃の俺に来世がある、なんて言ったら頭が狂った奴
なんて考える。だけど。。幽霊になった今は。。もう一度やり直したい気持ちでいっぱいだし、来世もきっとあると信じたい。。ある意味死んだ事はやり直すチャンス。。
「だけど、吾朗太は。。父親や四朗や三太夫や若い衆や。。歳上の男たちから可愛がられて育てられて。幼い頃だけど金にも愛情にもじゅうぶんだったろう。四朗から聞いたが吾朗太が産まれた時に母親のなつめさんが亡くなり吾朗太は常に自分が産まれた事でなつめさんを殺したようなものだという悩みにずっとつきまとわれていたようだな。。、でも、四朗がそれは絶対に違う、なつめさんが欲しいから吾朗太を産んで、自分の命を捧げても吾朗太をこの世に望んだ子なんだよ。。。それをわからないと。子どもをつくるのも産むのも親が決めた事。。。と言われて目が覚めたようだな。。。」
吾朗太さんにはヒロキ叔父さんの言葉が深く刺さり身に染みるそう、俺は。。。確かに。。
望まれて産まれてきて周りから大切にされてきた。。。というのに、自分は30歳にもならないうちに死んでしまったどういう死に方をしたのかはわからないけど、本当に生命まで犠牲にして自分を産んでくれた母親には申し訳ないとしか言いようがない。そりゃあ、ヤクザの生活をしていれば若いうちに亡くなる可能性は普通の人よりも高いかもしれないけど。。。でも。。授かった生命をこんなに早く失ってしまい。。いったい母親はなんのために俺の犠牲になったんだろうと思うしだから、俺は自ら自殺なんかしない俺はろくな奴じゃないけどでも、俺は自分が好きだし。俺がもっとまともな生活をしていれば。。誰かに殺されるとか事故に遭ったり。。しなかったかもしれないのに。。。多分、俺が死んだ原因は殺害か事故か。。そのどちらかだろう。病気というのは聞いてもないし自分の生前を調べていたブーコからもそんな話しは出なかったし。まぁ。。。事故というのもどうも俺は誰かと一緒にガヤガヤするのが好きであまり単独行動はしなかったようだし。事故なら、誰かいたら通報するだろうし。人には言えないヤバい現場で事故に遭っても闇医者に連れていくだろう。
誰か証言者や一緒にいたやつも共に事故に遭えば亡くなったら発見されなくても
あいつもこいつも居なくなっておかしい、となる。一人急にいなくなるならどっかに飛んで逃げてる、日頃やばい事やってるからだと。。。俺らの世界ではそうおかしくはないし。となると。。。1番可能性があるのは俺が誰かに殺されたという事だ。薄々。。殺された。そんな可能性が高いとは思ってる。「生きて。。いるんか、マナベは。羨ましいな。マナベ。。。いま、どうしてるんだろ。。やっぱりヤクザ。。。あっ。。。そう言えば、アイツ。。。アイツの事で覚えてるってのは、親がいなかった事だ。俺もマナベと出会った時は親父はとっくに死んでたし。でも、マナベは確か親は中坊。。14歳のガキ同士が、産んだ子どもでいらないから親に施設に捨てられたらしい。。。何度かは、とっくに別れたどっちかの親に引き取られた事もあったみたいだけど。結局はどっちともうまくいかなくなって再婚するから邪魔だとまた施設に入れられたり。。。それでアイツはぐれて親と絶縁したみたいだけど。」そうだ、オヤジに寵愛されて甘やかされて、俺が子どもの時に親が亡くなってもじゅうぶんな金を遺して、本妻の異母兄の四朗を味方につけるようにしたり
若い衆も幹部も優しいし、それこそヒロキの叔父貴も出家したのにもかかわらずわざわざ後見人として手続きをしてくれたり。。。身内や周りは愛してくれて
当たり前の
俺にはそういう親が全く信じられなかった、母親はわざわざ自分の命を繋いでくれたし。親はそれが当たり前であり作ったり、産んだりするのは親達の都合や意思や決断なので。。
子どもを産んだからには子どもを愛して子どもが幸せに生きるように支援するのが親だと思っていたのだ。だから、オヤジはわざわざヤクザに全く向かない三太夫の兄貴を泣く泣く手放してカタギの家に養子に行かせたり四朗にもヤクザになる事を強いず、ゆくゆく知り合いの調理関係に就職を頼む予定だったみたいだし。。。ヤクザの家に産まれても、ヤクザに向かない三太夫や四朗はヤクザを継がせない、子どもがそういう性質に産まれたのは親のせいだし、子どもが悪くない。親は子どもの為には折れて尽くして配慮する、作ったり産んだり責任がある。。
親はそれが当たり前ぐらいに思っていた。だけど。。。実際には。。ヤクザの幹部やら若い衆や、俺の仲間。。反社会のグループ。。。子どもの頃にマナベのように親が離婚していらないとなすり合いにされてどっちもいらないから施設に捨てられたり親戚をたらい回しにされたり今時片親家庭も珍しくないしそれでも親がまともならいいが親から虐待されたり暴力を振るわれたり再婚相手に酷い仕打ちをされたり施設や里親も金目当てだったり散々な幼少期を経て仕方なくヤクザになったものもたくさんいた俺みたいに単に親がヤクザだから末っ子だろうが、オヤジの決めた大切な跡取りだし、ヤンチャでカタギの生活に向いてないから真面目に働きたくないからヤクザになるというだいたい決まっていて自分も納得してある程度望んでいた流れでヤクザになった
奴らばかりではないようだ。なるのが当たり前とか自然になるべくしてなった、のではなく。なりたくないのに
なんでこうなってしまったのかというやつだろう。。
木蓮寺の
ブーコが、よく吾朗太さんは愛されて育ってきたのがよくわかる。甘やかされたけど、愛されて。。そりゃあ、女には冷たいけどさーいいものは人に教えたくないというタイプと、いいものをいいから積極的に人に教えて早く幸せを分かち合うタイプがいるが吾朗太さんは明らかに人と幸せを分かち合うタイプだと思うというのだ。多分吾朗太さんは騙したり振り回したり。。散々な女性問題は別として。。。
知らない間に、いい影響をふれあう人に与えているとすら言うのだ自分というのはそれが当たり前でありそんな事イマイチわからない。。まぁ、だけど確かに生きている頃は周りに支えられてきたし俺がもう一度、生まれ変わりたいように人生は楽しかった、人生は楽しいものだと考えていた気がする。。。魂はそれを本能的に覚えている。。
ヒロキ叔父さんの魂は、なにか思案に暮れる吾朗太さんに
「吾朗太が急に居なくなった時は。。マナベ君は落ち込んでいたものの、こういう生活をしているからある日突然何も言わずにお互いに消えていなくなる事はいつか覚悟していたし、どれだけ仲良くしても俺らの反社同士は本当に親友同士にはなれないかもしれないが、いつかまた、アニキは帰ってくるし、アニキにまた会えるって。。吾朗太は裏社会生活事情があって突然姿を消して、死んでいるとは思ってないようだ。」
「えっ。。。叔父貴、それはどういう事なんだよだって、叔父貴は坊さんで。。全く裏社会に関係ねーだろ。。。むしろ、ヤクザと関わったらやばいんじゃねーのんか聖職。。。ってまぁ、そりゃ、ヤクザが駆け込み人生相談とか、今後の生き方に説教とか、そういうのあるかもしれんけどさ。」
そうだ、森沢ベルモ。。。ブーコの木蓮寺もヤクザも警察も来てたな。。。一般に寺はヤクザと付き合ってはいけないらしいが木蓮寺は悪事を持ちかけない以上は
宗教的には信者、人間として普通には墓や弔いや法要もあるので
個人的に関わってはいいらしい。アイツの家の宗教は宗旨宗派を問わず受け入れし実にユルユルにユルイ。。婚活寺や縁結びでも有名で結婚も大賛成だし結婚もしてはいけない女人禁制の厳しいヒロキの叔父貴の寺もあるというのに
結婚は子孫繁栄や少子化対策になりむしろした方が良いという教えらしいし。子どもを産むために健康である証拠なのに女性の生理を汚らわしいとか汚れと考える寺や神社の方がおかしいだからうちは生理中の女性でも問題なく参拝していいと言っていたおおらかさに惹かれて切羽詰まって死を考えたり、駆け込み寺のように
突き詰めた人が木蓮寺で木蓮和尚と話しをしてなんとかなるさとか、もう少し生きてみようとか死ぬのが馬鹿らしくなるとかそういう考えもあるのかと、目が覚める場合もたくさんあるらしい。
豊かな現世利益もおおいに結構なので幅広い信者がいてたくさんの寄付金や贈答品が毎日ひっきりなしに集まってくる
近所の檀家の子どもやヤクザや警察も何人か子どもの頃からの木蓮和尚の躾の教え子らしく特に仲のいい警察達が
勝手に木蓮寺の隅にある寄附品が置いてある茶室に出入りして勝手に冷蔵庫を開けて飲んで食べて寝たり物を持ち帰ったりやっているブーコに、おい、アイツら泥棒だっと教えに行ったらブーコはキョトンとして
「あれは近所の警察で和尚が小さい頃から近所のお兄さんとして檀家の人達に感謝の返礼として近所の子どもに料理や習字や掃除を教えたり宿題を見たり躾けしたり面倒見たり昔から付き合いがあるから茶室にありあまる寄附のお酒や食べ物を食べたり飲んだり奥さんと喧嘩したら避難所みたいに泊まったり門下生の人達に好き勝手にしなさいって開け放してるのよ。公務員がここのものをもらおうと仏様のお下がりで全く罪にならないし。うちもありあまる寄附品をあまらせるより浮世離れした癒しの拠点地として茶室は解放してるのあそこは檀家の人は勝手に入ってくつろいでいいし。まぁ、でもヤクザの人はお寺に迷惑がかかるからと寄附はしてくれるけど無闇にはお寺に来たり茶室でくつろがないのよね。多額の寄附してくれて。。別にいいんだけどあまりヤクザが出入りするのは良くないし受け入れてくれるお寺も他にないし木蓮寺も出禁になったら困るからなんだって。」なんて。。言ってたっけ裏も表も。。寺だといろんな奴が相談に来たりいろんな奴が助けを求めるのか。。でも。。マナベが。。寺になんか。。どうして。。どうしてもマナベがヒロキの叔父貴と結びつかない
ヒロキ叔父さんの魂は「吾朗太が突然にいなくなってマナベ君は、もともと何度か会っていたワシのとこに来たんだよ。ある日突然幾ら親しくしてても居なくなって消える環境だとは思うけど兄貴が突然何も言わずに居なくなった、って。そりゃあ、まだ反社だけど兄貴。。。反社を辞めるから揉めて輩に拉致されたのかそれとも。。辞めたくないから俺から逃げたのか。。って。。」
「お。。俺が、マナベも。。ヤクザみたいな生活を辞めるって。。生前そんな事が。。」
なんだって。。俺は、おれは真面目に生きようと考えてはいたのか、何度か、マナベとヒロキの叔父貴に相談して。。。その矢先に。。。
2024年01月11日
マリッジセレブレーション。377追憶の流れ愛おしい時間。。。
えっ。。。
記憶の片隅にどこか懐かしい声がすると。。ボーっとした光が吾朗太さんの目の前に現れました。。。
えっ。。えー。。。
「あ。。。あの、その声は。、叔父さん、ヒロキの叔父貴、、。」目の前のもの寂しい青白い光からは確かに。。聞き覚えがある、ヒロキだ。。。でも、なんで、ヒロキは俺が産まれる前からヤクザを嫌がって剣崎家とさっさと縁切りして厳しい寺に入っていてでも、オヤジが亡くなった時にオヤジの身内がヤクザでゴタゴタしているので後の手続きなどは、小さい子どもがいるし特別にヒロキの叔父貴がいろいろとやってくれたとは聞いてるけど。。でも、俺はガキの頃から悪い仲間や女や年少やらとろくに実家に帰っていなかったとは思ったんだが。。。それから、生きてた頃の記憶は親や兄貴達とか、うろ覚えぐらいで、他は。。まだほとんどあまりないけどなんか、それにしてはヒロキの叔父貴の声はすぐわかった。。で。。でも、なんで、こんな、、幽霊の俺がビビるのはおかしいけどいったい、なんなんだ、この状況。。。まさか、ヒロキの叔父貴は死んで幽霊の俺には青白い光のようなものに見えるとかいったい、これは夢でも見てるのかパニックな吾朗太さんに。。。
青白い輝きは。。。ますますの輝きを増して。。あまりにも眩しいほどに美しい。。吾朗太さんとその青白い光だけが。。めまいがしそうにまぶしくて。。クラクラする。。。
太陽のもとの昼下がりのにぎわしい海辺の
空間から完全に隔離されていて切り取られるように静寂に包まれていました。吾朗太さんは幽霊でもう既に死んでるし、死ぬ事を思えばもうそれ以外はなにも怖くないのに。。得体のしれなさという死ぬ以外にはない恐怖が一瞬襲ってきたかと思うと、すぐに、怖くない、俺はもう死んでいるからこれ以上死ぬ事はないそれに。。。ヒロキの叔父貴は味方だ、絶対に味方だ。。。と安心感のような穏やかさと熱い気持ちがなぜかふっ、と自然と湧いてきた「吾朗太。。。覚えていてくれたか。。。あぁ。。やっぱり。。お前はいなくなった時のまま。。。」
「あ。。。あのう、叔父貴、叔父貴どうして、そんな光のような。。魂って言うのか、叔父貴も俺みたいに。。まさか、、死んだんか」
「死んではない。。私はちゃんと生きているさ。肉体は今も生きて東京にある。でも、今、生きている肉体次元での私は今の自分も昔の自分も時々しか思い出せないぐらいで。思い出してもすぐ忘れて。。でも、こうやって魂ははっきりときちんと自分も自分の過去も覚えていて魂だけ、こんなふうに肉体は眠っている時に時々浮遊して散策する事を許されて。魂が浮遊する時だけ自分らしい自分に戻ってほんの少しの時間だけ、私の肉体は今は東京の施設で眠っている。」
あっ。。。そう言えば、木蓮寺のブーコ。ベルモも、前に生きている認知症の婆さんの魂が木蓮寺に突然浮遊してきてベルモにわざわざ懺悔しにきたみたいな話しをしてきた。亡くなるちょっと前の婆さんで100歳を超えていたらしいが。死期が迫っているのを本能的に感じ取り、それは覚悟しているけど、このまま自分の犯した重大な罪を
懺悔しなければ死んでも死にきれないと。。悪さなんて。。墓場まで持っていけばいいものを。どうしても持っていけなかったんだろう。そういう事もあるんか、ぐらいに特別興味なく話していたけど。
「あっ。。。さっきまで、四朗がこの店にいたんだって。俺の骨がこのプルメリア島で発見されてそれで三太夫の方が先にプルメリアの警察署に行って話しをしてきてくれたみたいだけど四朗はどうしても三太夫と都合が合わなくて今日わざわざ東京から来てくれて警察署に行く前にこのみせに立ち寄ったらしいけど。」ここは海の家クワタの外なので吾朗太さんは言いました。
ヒロキさんの魂は。「四朗、あの子には申し訳ないといつも思ってる忙しいなか時々施設に顔を出して時には奥さんや連れ子の男の子達まで顔を出してくれる事すらある奥さんの連れ子で私とは血の繋がりもないしもうあの子達も大きいしやる事がいろいろあってもそれでも顔を出して見舞いに来てくれる事もあって。。。元が優しいのもあるかもしれないけど、多分、四朗の育て方がかなり良かったんだろう。感謝しかないけど、肉体の私はそれすらもわからず、こうやって魂に還った時に感謝するしかないけど、でも。。私は肉体の時には四朗にはいつもマナベ君と言ってしまうし肉体の時には四朗をお前の部下だったマナベだと思い込んでしまうんだ。で、こうやって魂になって浮遊する時間になるといつも罪悪感が。。」
吾朗太さんはその言葉にはっとして。。。
「マナベ。。って、俺とよくつるんでた奴だろ。。。叔父貴はなんで坊さんで山奥で修行してたのに俺らの反社のマナベをよく知ってるんだよ。確かに俺もうっすらとマナベって奴が俺の部下で四朗に見かけはよく似てたってぐらいは覚えてるけどあいつも俺といっしょでめちゃくちゃだった奴だろ、確か。わざわざ、ボケた叔父貴が四朗に間違えてマナベって思い込むって、マナベを知っているのか。。。」
マナベはあいつはまだヤクザでもやってるのか。よくわからんがあいつもめちゃくちゃだったし俺みたいにもう死んでてもおかしくはない。喧嘩ばっかりだったし俺も人の事は言えないけどな。それに、車やバイクも、俺は酒はあまり飲めないし好きじゃないからほとんど飲まなかったけどアイツはザルで飲酒運転なんか当たり前だったからなそのうち事故って死ぬぞと俺が言ってもその時はその時だと。。。
俺に憧れて東京邪神軍に入ってきて
俺の言うことはきいて俺も可愛がってたとなんとなく覚えてるけど。外見は四朗に似ておとなしそうだったから、それがコンプレックスで鏡に向かってメンチを切るというか、ガンを飛ばしまくるキメ顔の練習してたなぁ。俺は逆にお前はそのギャップ、確か、ヤクザに見えないところが生かせるのにって言ってたけどな。オヤジの蓮気もヤクザに見えないヤクザを重宝してた。真面目そうに見えたり爽やかそうにいかにもいい人に見えて恐ろしかったり相手を騙す武器になったり、悪い事して逃げてもどこにでもいる容姿は目立たないから目をつけられにくいし。一般のカタギの生活に溶け込みやすい。イケメンやインパクトがあり特徴的な容姿だと目立って仕方ないし。整形して悪い事をして逃げてもイケメンや特徴的な顔のやつは自分の顔に愛着があってよりよくする整形ならいいかもしれないが、
自分が自分じゃなくなるほどに
逃亡生活用にガラッと別人になるぐらいに顔を変えてしまうのにはかなり抵抗があるはずだ。そのてん、平凡な容姿だと一度はイケメンに産まれてみたいとか、全く別人になるという事に前向きな可能性も高いし、容姿で妬まれる事もない。顔は大人しいが、実は凶悪。。。
そういうギャップある空気も鋭利な武器だし。なんて事を俺はマナベに言ってたと思う見かけは確かに四朗にそっくりな奴だったけど。マナベは、ゴローさんは生まれつき顔で悩んだ事もないだろうし、文句なんかないだろうし、すっごいイケメンだからそう言うけど俺みたいに、不細工ってわけじゃねーが、どこにでもいるようなありふれたよくある顔の奴って男だろうが女だろうがなんでこんな顔に産まれてきたんだって悔しくて悩むもんなんだ、なかなか顔と名前が一致されないしジュッパヒトカラゲ扱いされる俺みたいに横着すぎて地元で名前が知れ渡りまくっても名前だけ独り歩きしてるような感じで、いざ噂の本人を見てやれ!って事になったらなんだ、イケメンでもないし、不細工じゃないけどインパクトもねーな、アイツパッとしねーなぁってガッカリされるし。なんてよく言ってたっけ。
そんなもんかねと思いながらもまぁ、マナベを含めて、平凡な容姿の奴らはなんとかして必死でモテたい褒められたい様だった。
「なんで。。って。。ああ。。。そうか。。お前は。。いなくなって。。それで、ここで亡くなってたし。。覚えていないんだなぁ。仕方ない。。」寂しげにヒロキの魂がいいます。
「俺が。。俺が。このプルメリア島で死んだ時。。叔父貴やマナベもなんかあったのかよ、さっきまで四朗の様子を見てたさ。話しかけられないけどそしたら、叔父貴がいまは山寺から降りてボケて施設に入って四朗がたまに施設に見舞いに行くけど叔父貴は、ボケてていつも四朗の友人のマナベと間違えられるって話していて。ボケた叔父貴が四朗にマナベ君、吾朗太は元気かとか、吾朗太がいなくなった事もわかってないみたいだけどでも、厳しい修行僧の叔父貴がなんで吾朗太の友達をよく知っているみたいな感じなんだろうって不思議がってて、まさか、まさか叔父貴。。厳しい修行僧生活に嫌気がさして。。俺らと悪巧みしたんじゃないだろうな。」
つい、吾朗太さんはあまりにも自分に何があったか知りたくてボケたなんて。。叔父のヒロキさんにかなり失礼な事だとは思いながらも。。。失礼な言い方をしてしまう。少しでも自分が死んだ原因がわかれば。。と思えば。。だが、それにはヒロキさんは答えないかのように。。。
「あの子も。。。いろいろあって。。大変だったけど、まだ、生きてるただ、あの子はもう、昔のあの子じゃない。」
時は流れて
時代が変わり人が変わっていく。。。それが自然の事。。。だが、いったい。。
何があったんだ。。死んでしまって。。時が止まったままの俺は。。。吾朗太さんは急速に自分だけが取り残されていく感覚に陥り。。。
記憶の片隅にどこか懐かしい声がすると。。ボーっとした光が吾朗太さんの目の前に現れました。。。
えっ。。えー。。。
「あ。。。あの、その声は。、叔父さん、ヒロキの叔父貴、、。」目の前のもの寂しい青白い光からは確かに。。聞き覚えがある、ヒロキだ。。。でも、なんで、ヒロキは俺が産まれる前からヤクザを嫌がって剣崎家とさっさと縁切りして厳しい寺に入っていてでも、オヤジが亡くなった時にオヤジの身内がヤクザでゴタゴタしているので後の手続きなどは、小さい子どもがいるし特別にヒロキの叔父貴がいろいろとやってくれたとは聞いてるけど。。でも、俺はガキの頃から悪い仲間や女や年少やらとろくに実家に帰っていなかったとは思ったんだが。。。それから、生きてた頃の記憶は親や兄貴達とか、うろ覚えぐらいで、他は。。まだほとんどあまりないけどなんか、それにしてはヒロキの叔父貴の声はすぐわかった。。で。。でも、なんで、こんな、、幽霊の俺がビビるのはおかしいけどいったい、なんなんだ、この状況。。。まさか、ヒロキの叔父貴は死んで幽霊の俺には青白い光のようなものに見えるとかいったい、これは夢でも見てるのかパニックな吾朗太さんに。。。
青白い輝きは。。。ますますの輝きを増して。。あまりにも眩しいほどに美しい。。吾朗太さんとその青白い光だけが。。めまいがしそうにまぶしくて。。クラクラする。。。
太陽のもとの昼下がりのにぎわしい海辺の
空間から完全に隔離されていて切り取られるように静寂に包まれていました。吾朗太さんは幽霊でもう既に死んでるし、死ぬ事を思えばもうそれ以外はなにも怖くないのに。。得体のしれなさという死ぬ以外にはない恐怖が一瞬襲ってきたかと思うと、すぐに、怖くない、俺はもう死んでいるからこれ以上死ぬ事はないそれに。。。ヒロキの叔父貴は味方だ、絶対に味方だ。。。と安心感のような穏やかさと熱い気持ちがなぜかふっ、と自然と湧いてきた「吾朗太。。。覚えていてくれたか。。。あぁ。。やっぱり。。お前はいなくなった時のまま。。。」
「あ。。。あのう、叔父貴、叔父貴どうして、そんな光のような。。魂って言うのか、叔父貴も俺みたいに。。まさか、、死んだんか」
「死んではない。。私はちゃんと生きているさ。肉体は今も生きて東京にある。でも、今、生きている肉体次元での私は今の自分も昔の自分も時々しか思い出せないぐらいで。思い出してもすぐ忘れて。。でも、こうやって魂ははっきりときちんと自分も自分の過去も覚えていて魂だけ、こんなふうに肉体は眠っている時に時々浮遊して散策する事を許されて。魂が浮遊する時だけ自分らしい自分に戻ってほんの少しの時間だけ、私の肉体は今は東京の施設で眠っている。」
あっ。。。そう言えば、木蓮寺のブーコ。ベルモも、前に生きている認知症の婆さんの魂が木蓮寺に突然浮遊してきてベルモにわざわざ懺悔しにきたみたいな話しをしてきた。亡くなるちょっと前の婆さんで100歳を超えていたらしいが。死期が迫っているのを本能的に感じ取り、それは覚悟しているけど、このまま自分の犯した重大な罪を
懺悔しなければ死んでも死にきれないと。。悪さなんて。。墓場まで持っていけばいいものを。どうしても持っていけなかったんだろう。そういう事もあるんか、ぐらいに特別興味なく話していたけど。
「あっ。。。さっきまで、四朗がこの店にいたんだって。俺の骨がこのプルメリア島で発見されてそれで三太夫の方が先にプルメリアの警察署に行って話しをしてきてくれたみたいだけど四朗はどうしても三太夫と都合が合わなくて今日わざわざ東京から来てくれて警察署に行く前にこのみせに立ち寄ったらしいけど。」ここは海の家クワタの外なので吾朗太さんは言いました。
ヒロキさんの魂は。「四朗、あの子には申し訳ないといつも思ってる忙しいなか時々施設に顔を出して時には奥さんや連れ子の男の子達まで顔を出してくれる事すらある奥さんの連れ子で私とは血の繋がりもないしもうあの子達も大きいしやる事がいろいろあってもそれでも顔を出して見舞いに来てくれる事もあって。。。元が優しいのもあるかもしれないけど、多分、四朗の育て方がかなり良かったんだろう。感謝しかないけど、肉体の私はそれすらもわからず、こうやって魂に還った時に感謝するしかないけど、でも。。私は肉体の時には四朗にはいつもマナベ君と言ってしまうし肉体の時には四朗をお前の部下だったマナベだと思い込んでしまうんだ。で、こうやって魂になって浮遊する時間になるといつも罪悪感が。。」
吾朗太さんはその言葉にはっとして。。。
「マナベ。。って、俺とよくつるんでた奴だろ。。。叔父貴はなんで坊さんで山奥で修行してたのに俺らの反社のマナベをよく知ってるんだよ。確かに俺もうっすらとマナベって奴が俺の部下で四朗に見かけはよく似てたってぐらいは覚えてるけどあいつも俺といっしょでめちゃくちゃだった奴だろ、確か。わざわざ、ボケた叔父貴が四朗に間違えてマナベって思い込むって、マナベを知っているのか。。。」
マナベはあいつはまだヤクザでもやってるのか。よくわからんがあいつもめちゃくちゃだったし俺みたいにもう死んでてもおかしくはない。喧嘩ばっかりだったし俺も人の事は言えないけどな。それに、車やバイクも、俺は酒はあまり飲めないし好きじゃないからほとんど飲まなかったけどアイツはザルで飲酒運転なんか当たり前だったからなそのうち事故って死ぬぞと俺が言ってもその時はその時だと。。。
俺に憧れて東京邪神軍に入ってきて
俺の言うことはきいて俺も可愛がってたとなんとなく覚えてるけど。外見は四朗に似ておとなしそうだったから、それがコンプレックスで鏡に向かってメンチを切るというか、ガンを飛ばしまくるキメ顔の練習してたなぁ。俺は逆にお前はそのギャップ、確か、ヤクザに見えないところが生かせるのにって言ってたけどな。オヤジの蓮気もヤクザに見えないヤクザを重宝してた。真面目そうに見えたり爽やかそうにいかにもいい人に見えて恐ろしかったり相手を騙す武器になったり、悪い事して逃げてもどこにでもいる容姿は目立たないから目をつけられにくいし。一般のカタギの生活に溶け込みやすい。イケメンやインパクトがあり特徴的な容姿だと目立って仕方ないし。整形して悪い事をして逃げてもイケメンや特徴的な顔のやつは自分の顔に愛着があってよりよくする整形ならいいかもしれないが、
自分が自分じゃなくなるほどに
逃亡生活用にガラッと別人になるぐらいに顔を変えてしまうのにはかなり抵抗があるはずだ。そのてん、平凡な容姿だと一度はイケメンに産まれてみたいとか、全く別人になるという事に前向きな可能性も高いし、容姿で妬まれる事もない。顔は大人しいが、実は凶悪。。。
そういうギャップある空気も鋭利な武器だし。なんて事を俺はマナベに言ってたと思う見かけは確かに四朗にそっくりな奴だったけど。マナベは、ゴローさんは生まれつき顔で悩んだ事もないだろうし、文句なんかないだろうし、すっごいイケメンだからそう言うけど俺みたいに、不細工ってわけじゃねーが、どこにでもいるようなありふれたよくある顔の奴って男だろうが女だろうがなんでこんな顔に産まれてきたんだって悔しくて悩むもんなんだ、なかなか顔と名前が一致されないしジュッパヒトカラゲ扱いされる俺みたいに横着すぎて地元で名前が知れ渡りまくっても名前だけ独り歩きしてるような感じで、いざ噂の本人を見てやれ!って事になったらなんだ、イケメンでもないし、不細工じゃないけどインパクトもねーな、アイツパッとしねーなぁってガッカリされるし。なんてよく言ってたっけ。
そんなもんかねと思いながらもまぁ、マナベを含めて、平凡な容姿の奴らはなんとかして必死でモテたい褒められたい様だった。
「なんで。。って。。ああ。。。そうか。。お前は。。いなくなって。。それで、ここで亡くなってたし。。覚えていないんだなぁ。仕方ない。。」寂しげにヒロキの魂がいいます。
「俺が。。俺が。このプルメリア島で死んだ時。。叔父貴やマナベもなんかあったのかよ、さっきまで四朗の様子を見てたさ。話しかけられないけどそしたら、叔父貴がいまは山寺から降りてボケて施設に入って四朗がたまに施設に見舞いに行くけど叔父貴は、ボケてていつも四朗の友人のマナベと間違えられるって話していて。ボケた叔父貴が四朗にマナベ君、吾朗太は元気かとか、吾朗太がいなくなった事もわかってないみたいだけどでも、厳しい修行僧の叔父貴がなんで吾朗太の友達をよく知っているみたいな感じなんだろうって不思議がってて、まさか、まさか叔父貴。。厳しい修行僧生活に嫌気がさして。。俺らと悪巧みしたんじゃないだろうな。」
つい、吾朗太さんはあまりにも自分に何があったか知りたくてボケたなんて。。叔父のヒロキさんにかなり失礼な事だとは思いながらも。。。失礼な言い方をしてしまう。少しでも自分が死んだ原因がわかれば。。と思えば。。だが、それにはヒロキさんは答えないかのように。。。
「あの子も。。。いろいろあって。。大変だったけど、まだ、生きてるただ、あの子はもう、昔のあの子じゃない。」
時は流れて
時代が変わり人が変わっていく。。。それが自然の事。。。だが、いったい。。
何があったんだ。。死んでしまって。。時が止まったままの俺は。。。吾朗太さんは急速に自分だけが取り残されていく感覚に陥り。。。