あれから。。。吾朗さんが生きていた頃。。。少しずつ、少しずつよみがえる。。多分、生きている事自体が幸せで、死んだ事が最大の不幸ぐらいに。。自分は幸せだったんだ、。。そんな感覚がある。。
「あの時。。俺は。。。マナベの頼みで。。。なぜか、マナベの女の債務整理を手伝った。。なんでか、よくわからない。別に俺には関係ねーし。なんだろう。。。」闇金、ポメ金でポメラニアンの金吾のとこのエックスで金を借りそもそもアイツんところは。風俗の店も持っててそこのスカウトやスタッフが女をひっかけて闇金とグルだろう。わかった時はズブズブでもう遅い無限地獄に堕とされるさ。とは言え。。俺も
俺がまるで、吾朗太さんが独り言のように。目の前に揺らぐヒロキの叔父貴の魂に言うヒロキの叔父貴の魂は。。。「借りは。。。」「借りは。。。あっ。。あ、借りは。。。返す貸し借りは無しだ。。。」そうだ、貸し借りは無しだ俺は思い出した女好きの金吾には。。。ヤバい女に散々手を出して揉めるたびに俺が間に入ってやったんだ。可愛い弟分だからといって。。手を出した女の相手は。。。だいたいヤバい奴らで。。。まぁ、だいたい俺より下の奴らだったから悪いなと、俺が出ていけばポメ金に女を取られた奴らは理不尽でもオレに逆らえないので。。黙って引き下がるしかなかった。
でも、女盗られる奴もアホだけどそれに、女なんかすぐ来るだろう歩いてれば棒に当たるじゃねーけどいろんなタイプの女が、掃いて捨てるほど勝手に寄ってくる。。めんどくさいならサッサと捨てるというのは吾朗太の兄貴だけですよーなんて、お世辞かもしれんけど。。まぁ、モテモテの実感あるし。。小さい頃から言われるから俺はちょっと一般とは感覚が違うかもしれないけどそんなものまずは、基本の基本。。生きて他人とやっていくにたは。。言うまでもねーのは清潔感だろうしあとは、顔が悪かろうが性格だの能力だの。。。面白いとか、かゆいところに手が届く優しさとか、金を稼ぐだの、必ずどこか自分でも自信があって、他人から褒められて自他とも認める優れているところを武器にして自分の自分らしいキャラクターを強みにしてけばいいんだし。ホストの時も自分からあまりにも離れたキャラクターを演じるなそんなものは息詰まるホストの自分と素のプライベートの自分は違うにしろあまりにも素の自分とかけ離れるキャラクターでやっていくと違和感や精神がやられると、オレは。。上の誰かから教わったような感覚がある多分、オレをホストにスカウトしたマヒルとかいうヤツだろう。まだ。。マヒルって奴はあまり思い出せないが。。もともとオレは歳上の男からも可愛がられやすい。父親の蓮気に寵愛されて幹部や若い衆に若とチヤホヤされて。いつも特別扱いそんなのそれがいつもの昔からの当たり前だったんだけど。でも、マヒルだか、確かに死んだオヤジみたいに、特に抜きん出て大切にしてくれたそんな存在が必ずあったはずだ。そうだ。。。多分、マヒル。。。そいつが、多分言っていた。
出会う奴らも自分も、客も、起きた事にも各々の宝を見つける事だ。全てのもんには必ずキラリと輝く宝があるとな。
ポメ金にしても。バカだけど。ガキの頃からの可愛い
弟分だからムカついてぶん殴ったりもあったけど、マジでヤバい時はほっとけなくて。。そこんとこは随分と面倒みてやったが。。。吾朗太さんは。。俺は末っ子だし小さい頃から周りから当たり前にチヤホヤされてどこかで。兄貴風を吹かせる事に憧れて。若い衆や悪仲間の兄貴分というのはなかなか悪いもんじゃないし。記憶にあるオヤジが面倒見がよくて、親分とか呼ばれて親しまれるのを見てそれがずっと、刻まれて死んでからもなお、俺の心にある。ヤクザとは言えオヤジの尊敬できる輝くところを。。。思い出して良かった人の優れた特徴というのは気付けば、暖かく自然に身に沁みるオヤジの人がよく育つには素直なやつを置くのが最高だと言う気持ちはよくわかる善人の人のいい素直な四朗を置けば四朗のいいところに感化されていったり周りの奴の長所もあっ、こいつここがいいやつじゃんとなるオヤジもヤクザとは言えヤバい性格一辺倒では人はついてこないし、ヤクザ同士はヤクザでも、一般人に対しては紳士でなければならないし。ヤクザだからこそ、人よりすぐれた宝。。。長所を伸ばさねばならない。オヤジの面倒見のよさ確か町内会や祭りに寄付したり被災地に寄付したり自分も行く事も時々で若い衆を炊き出しやボランティアに行かせたり町内会やら面倒な掃除やら地域の交通整理やらカタギに見える若い衆を地域へ日頃の感謝としてボランティアに行かせていた。
それを見て育って人の面倒見たり世話をするのも悪くないと思って。それに。。。いつも一方的に世話になるばかりのすぐ上の兄貴の四朗の嫁になる女性をろくでもない元旦那から助けて四朗が円満に結婚できるように裏で手を回して四朗には絶対できない。。裏の力を使うのはなんなんだが。。。四朗にいつもの恩を返した時はスッキリしたやっと借りを返せた四朗からしたら、四朗が中学の時に首をくくろうとした時にフラフラ遊び歩いて実家によりつかない俺がたまたま偶然、実家の本妻の要の金でも盗もうかと家に気まぐれに立ち寄ったらものすごいタイミングで、四朗の自殺未遂現場にでくわして四朗の自殺を止めた事に生命の恩人だと感謝してくれていたけど、俺からしたらあんなのはたまたま偶然だし四朗が自殺しようとするのを見たら、止めて当たり前の事だとしか思わない。
それに、絶対に手を挙げてはいけないと決めていた四朗を、自殺をしようとした事で、思わず思いっきりぶん殴ったのだ物心ついた時から横着いのとは喧嘩はするし、気に入らないと女は殴る蹴るの俺なのに。。。、異母兄の四朗には絶対手を挙げたり金を借りたり無心する事が嫌で嫌でどうしても絶対やるまいと思ったし、まさか四朗を殴る事なんて来ないだろうと思っていた。だからもう、殴ってしまったし。。絶対にやるまいと決めてた事を破った四朗が若い頃新宿でチンピラに絡まれた時に俺がたまたまホストかなんかの仕事で新宿をウロチョロしていて発見して「オイ、俺の兄貴になんかようか、それなら弟の俺が代わりに話をしてやる。兄貴は素人だ、手を出すな」と凄んだ俺の顔を見て、チンピラは真っ青になって謝ってすぐに逃げたがまぁ、オレも顔は広いし撃たれて死んだが剣崎組みの剣崎蓮気の跡取りになるはずだったヤツという事も、その俺が四朗を兄貴と呼んで。。。四朗は剣崎組みの息子という事を知って殺されるとでも思ったんだろう。。。情け無いあれも、たまたまオレが通りかかったまでだし、四朗も剣崎組みの息子だからビビられてチンピラは逃げたって事だし、四朗への借りは
イーブンではない。まだまだ四朗には借りがあるとそんなどこか後ろめたい俺だけど四朗の人生を変えるような大きな事でやっと四朗に借りを返せたと思った時はあれこれ奔走しても面倒だろうと大変だろうとこっちが感謝したいぐらいだったな。あれは、違和感と心地よさと。誰しもあるかもしれない。。忘れていたあの感覚。。。誰かが心から感謝してくれるというのがわかるのに。。。やったのは、動いたのは自分の方だが、
なぜか、自分の方こそ何倍も感謝したくなっているあの感覚。。。身体がふわっと、心身が、というか魂からとんでもなく軽く心地よく自分の背中に天使の羽がいつのまにか生えたような感覚。。。そう、俺は。。。生きている頃にあの喜びしみわたるというあの幸せが何度かあったんだ。結局は、エグい事ばかりしまくってたからいったん罪滅ぼしの浄化だと言って、マナベの女。。。翼って女を
もうじゅうぶん返済しただろう。あれはオレの舎弟の女だと言って話しをつけた。マナベは。。。あれからなんだか変わった。相変わらずチンピラだったけど。金を貢いできた全ての女を切り翼と付き合うようになって女好きだし女に暴力を振るうマナベだったけど他に女の影をみなくなったし。
翼には、俺が知る限り暴力を振るった事はなかったろうさ。ああ。。。でも。。
結局は。。。翼は。。末期の癌で。。亡くなったか。。再会した頃、既に余命宣告されていたとは報告されていたけれど。。。大切なものを失ったマナベ。。。
「あれから、奴は。。どうしてる」吾朗太さんは、目の前のヒロキ叔父さんの魂に問いかけます。
2024年05月09日
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