「思い出したか、色々と。」ヒロキ叔父さんの生き霊というか、青い光の魂はゆっくりと、幽霊の吾朗太さんの前でゆらゆらとゆらめいている。。。あまり時間がない、もうすぐヒロキおじさんの肉体が目を覚ましてしまいそうだと、ヒロキおじさんの霊は言いながらも幽霊でも甥っ子の吾朗太に会うことができて嬉しいのかヒロキ叔父さんの魂は吾朗太がだんだんと生前の自分を思い出していく事が嬉しいようだ。
「確かに。。えっと、マナベが、女。翼ってマナベを引き取って一時的に母親だった女を助けようとして。。俺もなぜか手を貸した気がするなんでだろう、俺には関係ねーし、俺の闇金のZの客で支払いができない女を売り飛ばした事すらあるのに。。。返せない金を借りる奴が悪いし。。でも。。。」
マナベの父親孝之の女で、真鍋の一時的な母親だった翼が金を借りていたのは闇金X。闇金エックスで、通称ポメ金。吾朗太さんの舎弟のポメラニアンの金吾の闇金でなかなかタチが悪い。風俗店も持っていて、その風俗店の若い男のスタッフに色恋営業をさせて男をキャストのヒモにさせて店で働かせて、闇金の客にする。。。あれは店と闇金がグルだろう。どんどん借金をさせて、キャストを酷使して給料はキャストのヒモが取り上げて会社に上納する
ポメラニアンの金吾というのは吾朗太さんより少し歳下で。もともと亡くなった父親の蓮気の剣崎組の幹部銀次の子どもで。幹部が蓮気を崇拝して吾朗太さんも、金吾の父親の銀次から若、若と可愛がってもらっていたし、金吾が産まれる時に組長、畏れ多いですが、吾朗太さんの吾の字をくださいと、文字かぶり真似していいか、蓮気に許可を得ていました。親バカなのか、自分が銀次で、銀だから息子には金を。そして、尊敬する組長の寵愛する跡取り若の吾朗太さんの吾の字を名前に入れたいとの事でした。
吾朗太さんは、幹部の銀次の子どもの金吾とは小さい時はよくつるんだしそれから時が経ってからも、金吾には闇金経営も相談されたり教えたりしたし。組長の子どもと組長を崇拝する幹部の子どもでアイツの父親の銀次は、組長の蓮気が抗争で撃たれて死んだ時に俺が代わりに死ねば良かったんですと身代わりになれなかった事を蓮気の息子の四朗や吾朗太さんに土下座して号泣したけど四朗が、「親父は、突然いつかこうなる可能性はいつでもあったしいつ死んでもおかしくないのだから、銀さんは絶対死ぬ事は考えず、金ちゃんもいるのだし。これも組長から与えられた生命だと思って大切にして欲しい」と。死んでお詫びしますと号泣する金吾の父親を慰めて金吾の父親は、恩人の尊敬する組長の蓮気亡きあとも子どもだった四朗や吾朗太さんの世話をよくしてくれました。あの時に。。。父親の蓮気亡き後の吾朗太さんは。。金吾の父親の銀次が四朗には内緒で、吾朗太に「実は、生前に組長がヤクザの実家に合わない大人しい四朗の坊ちゃんを、三太夫さんのように可哀想だから、カタギの家に養子にやろうかと考えた事が何度もあったけどそれでも。。四朗は幹部や若い衆になかなか可愛がられているし、吾朗太の教育にもいい。確かにうちはヤクザだし、吾朗太は跡取りだが幾らヤクザでも、人として失ってはいけないものはある清濁伏せのみ、奥深く育って欲しいし任侠の精神というものがある
金吾は、父親が蓮気を崇拝したように名前の文字を一つもらった蓮気の息子のの吾朗太さんを崇拝し吾朗太の舎弟の1人になった
ては四朗は素直だ、大人しくてヤクザには向いてないが素直で優しいし無償の精神がある裏切らない信用もあるそういう奴ははっきり言ってそうそうはカタギでもなかなかいない。。どう育てたらこんないい子になるんだという本人は全く気づいてないかもしれんが、天にどんどん宝を積んでいく性格をしている。誰しも歳をとれば、幾ら体力に自信があるものも必ずピークをすぎて、体力や肉体は衰えていく。。だが、生きとし生けるもの、心は年齢に関係なく精神性や心はいつまでもどこまでも成長する事ができるのだ。四朗は奇跡的にヤクザの組に産まれたのに、素直さや誠実さの尊い神性がある成長の為にはそんな奴を身近に置く事だ。」里親に出した三太夫さんも尊い神性のある性質だが、彼はもうヤクザの剣崎家とはきっちり縁は切った。三太夫は、あまりにも賢く飛び抜けて優秀だし四朗同様に、ヤクザには全く向いていないこのまま剣崎家に置いておくのはあまりにも三太夫が可哀想なので父親の蓮気は三太夫の幸せを想って里子に出して縁をキッパリ切ったのだ。息子達も父親蓮気の言う事は絶対なので吾朗太と母親が一緒の実の兄。。。三太夫は中学に上がる前に子どものいないいい家柄の夫婦に貰われていったのだ。
剣崎組ヤクザとはきちんと縁を切るという約束で父親の蓮気や四朗や吾朗太、、、剣崎家には、三太夫がどこの家に里子に出たかは約束だし、本人の幸せの為に三太夫を追わないし。。プライバシーを守る為に教えては貰えなかったけど。。。
だけど。。。実際には。三太夫は蓮気の約束をまもらなかった。。。蓮気が亡くなって剣崎組の組長死亡がニュースに出ると
蓮気が亡くなった事に思うところあるのか
三太夫は内緒で四朗に連絡を取っていたのだ。
四朗は学校へ行って蓮気がじゅうぶんに遺産を遺したのでパテシィエの専門学校へ行きながら結婚前学生時代から婿入り先の銀座イシナベーヌでアルバイトに励んでいて。三太夫に対して四朗は自分だけがどうしてヤクザに合わないのに、母親の要に虐待されているのに。。。三太夫みたいにカタギの家に里子に出してくれないんだと、恨む事は全くなかったようである。それどころか、三太夫はずば抜けて優秀だからいい家柄の人が欲しくて当たり前だ自分は平凡だし。。。これと言った取り柄はないし
蓮気に寵愛されている異母弟の吾朗太にもむしろ、吾朗太がいてくれてよかった父親が吾朗太を寵愛してくれるから、自分はヤクザにならなくて済む絶対にヤクザだけはなりたくないそれなら無職の方がマシだし蓮気にプレッシャーをかけられる事なく、家の雑用を済ませばいいしと、吾朗太の存在に感謝すらしていたようである。。。
「人が成長するには。。。神性の尊さの輝きある人をそばに置きかぁ。。。」吾朗太さんもポツリとつぶやく。。
だから。。マナベも。。。あの翼って女は、10歳上だろうが特別綺麗じゃなかろうが。。。天使のように女神のように。。。
マナベにとっては特別だったんだ。。
2024年04月28日
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