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2023年06月26日

建設コンサルタントは長時間労働でブラックだと思う


私は社会人になってから、測量設計会社、建設コンサルタント会社など数社を転職してきた。

測量会社は専門的なスキルが高めの割に給与が月給13万円程度と安く、バブル崩壊後に財政難となり公共事業縮小もあり現在の測量業社数は16年連続で減少しており、相変わらず高い給与は望めない。

測量会社は退職して正解だった。

その後の建設コンサルタントの会社は残業がとてつもなく多く、年間で定時に帰れる日が数日しかなく

ほぼ毎日が深夜まで残業で月の残業時間が100から150時間であることがほとんどで

特に12月から翌年の4月上旬までは繁忙期であり、日曜日に休めるればよいほうだった。

ひどい人だと1週間自宅に帰れないで毎日会社に泊まって仕事をする人もいた。

ほんと激務で若くないと務まらない状況だった。

今現在はどうかというと、働き方改革もあったが、その前に建設コンサルタントが労働基準法を守っていないことや訴訟がおきて

労働基準監督署から査察がたびたびあり、業界として残業削減に取り組まざる得ない状況で

だいぶ労働環境が改善してきたが、まだ長時間労働が多く

会社によっては一人にすべての業務を任せて完結させる激務の会社も多い。

コンサル会社も個人にすべての責任を押し付けてやらせるとうつ病をはじめメンタル疾患になる人が多発するので

現在では一人に負担がかからないように数人グループで、数件案件をもつグループ制でやっている企業が増えたようだ。

それでも激務でブラックな建設コンサルタントが多いので60歳近い私は体力的にも精神的にも建設コンサルタントの仕事に就くことは躊躇している現在である。

よって転職エージェントがネットで建設コンサルタントがブラックのなのはごく一部の企業などと述べていることにイラつくのだ。

建設系の転職エージェントは転職の斡旋をしただけで数百万円の報酬が入ってくる。

よって、報酬をもらうことが目的であるから、建設コンサルタントはブラックが少ないと嘘を述べていると思う。

私は現在、転職活動をして面接を受け、あまり長時間労働など業界体質が変わっていないと肌で感じる。

もちろん、一部の大手コンサルや中堅クラスの数少ないコンサルタントは会社の存亡と継続を考え

若手や中高年労働者に負担がかからないように本気で取り組みや試行錯誤をしているまじめな会社も少数だがあることは知っている。

建設コンサルタントで働いたことがない人材エージェントが、コンサルの大変さ勉強量の多さを知らないと思う。

人材エージェントは実は建設コンサルタントがゼネコンほど激務でないとか誤った情報を述べている記事もあった。

それは違うと思う。

実をいうと私は近年、大手派遣会社から大手ゼネコンへ施工管理補助で働いた経験がある。

私が派遣で働いた現場事務所のゼネコンの現場責任者は確かに激務だと思うが建設コンサルタントほど自分で根詰めて毎日仕事をしていない。

1次や2次の下請けの管理をしている時間、臨場して現場を確認したりしている時間もあるし、

現場は人や機械で施工しているからコンサルほど根詰めて手早く仕事をしていない分激務でないと思う。

コンサルでは自前で難解な構造計算や解析を自分でやって製図までしなければいけないし、比較設計のための検討業務が多いが、

ゼネコンでは技術的に専門性の高いものや構造解析などは本社の設計部や外注の専門業者が行うことが多い。

ゼネコンの現場責任者は工程管理、安全管理、原価管理、品質管理など所定の目標のために

いろんな業者に依頼してマネジメントしていることが多い感じだ。

それと、設計コンサルのように図面を一から書くのではなく、コンサルが書いた詳細図を修正するなどの図面編集がほとんどだ。

コンサルの大変なところは何もないところからいろいろな検討業務を行って、詳細図を作ってゆくのに時間がかかるのだ。

もちろん広範な技術や知識が必要だし、とにかく手早く図面を書かないと自分の給与が稼げないので大変だが

ゼネコンではそうではない。それが大手ゼネコン、

地元の建設会社は現地確認測量、丁張、原価管理、安全管理、工程管理など少数で行い大変だと思う。

でもコンサルタントも建設会社の施工管理職も拘束時間が長く、長時間労働で精神的なストレスが半端ないことでのメンタル疾患が多いことは確かだ。

建設コンサル業務もゼネコンでの現場管理業務も経験したことがない人材エージェントが

コンサルや施工管理はブラックでないと述べるのは違うと思う。

今でも激務でブラックな会社が多いのが事実だと思う。

ただ、公共事業の建設業界では人手不足の業界であるから、他業種から入職はしやすいと思う。

それと高速道路や新幹線、県道、市町村道、上下水道など公共インフラは遠距離間および近距離間の物流や人の移動などを効率化し

我が国の発展、地域の発展、産業の発展、国民生活の発展、国民経済の発展に寄与している。

また河川やダム、上下水道分野では堤防やダム整備を行うことで水害や洪水被害、土砂災害などの自然災害から国民の生命と財産を守り、上下水道分野の進展で衛生環境に大きく貢献して赤痢はじめ感染症を激減させて
国民の健康にも貢献してることは事実であり、社会に役立つ仕事ではある。

いままで公共事業の建設コンサルタントの仕事をしてきて社会には貢献してきた。

今後は社会にも役立ちつつ、自分の人生が満足するように生きようと思う。

建設コンサルタントをやってきて後悔していることは仕事に忙殺されて結婚もできず、子供家庭も持てなかったことだ。

私の人生は滅私奉公だったのだろう。
posted by 土木技師 at 08:00| 公共事業の問題


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