2009年09月18日
ヘルメットの白線!
おはようございます。
今日は、ヘルメットの白線!です。
自衛隊のかぶるヘルメット今では開発されたものが使用されていると思います。
私がまだ自衛官だった頃、誰もが知っているヘルメット。
小さい頃はテレビの前で釘付けになっていた忍者月光のようなタイプのものです。
かむっている姿は鉄のヘルメットと思っている方もあるのかも知れません。
中帽と鉄帽を合わせてヘルメットとしているのです。
呼び方は鉄鉢・・・鉄でできた鉢のようなものだったのでしょうか?
二つとも意味があってかぶっているのです。
外側の鉄帽だけでは意味がなく中帽(ライナー)あわせて初めて強度と
安全が確保されるのです。
私が自衛隊に入隊した頃には班長や・助教・区隊長に部隊長、それぞれ白い
ラインが入っていたのです。
階級章もどうよう線の数で階級等を表していたのです。
自衛隊の座学のときこのライン(白線)にまつわる話を聞いた事があるのです。
本来、銃・・・・一般に鉄砲やピストルと呼ばれるものは火薬が破裂して
弾が飛ぶのですがそのままでは銃口からでて1mも飛ばずに落ちるのです。
銃で撃った弾が威力や距離を飛ぶのには線条があり始めて前に飛ぶのです。
よく刑事ドラマなどで出てくる
犯人の撃った線条痕とは違うなど呼ばれるものです。
どんな銃でも必ず銃口の中に線の溝があり
その溝に沿って弾が回転し前に飛ぶのです。
火薬が爆発をしガスとなって銃口の外へ出る威力で球にも回転が加わる。
一つの溝だと一条痕、二つだと二条痕となり
溝の数が増えると威力も増すようなのです。
当然、遠くに飛ぶためにどんな弾も銃口から出ると回転をしているのですが
自衛隊のヘルメットはこの原理を利用したものだったのです。
弾が鉄の球体・・・・ヘルメットの丸みのあるものに当たったとき表面を破壊し
内部に入る時の進入角を計算し中帽の形や中帽と鉄帽の隙間を作っているのです。
表面の鉄を突き破るとき回転した弾は回転の方向に向かい角度ができる。
鉄帽を通る弾はまっすぐではなく斜めから来た球と同様の軌跡なのです。
この玉が鉄帽を通っても中帽の樹脂でできたものを
通らないように出来ているのです。
これは、あくまでも真っ直ぐにあたった場合と考えられるのですが・・・・
この時に鉄帽と中帽の間を通った弾が鉄帽と中帽の間を一回転して
外で出たそうなのです。
この時に中帽に黒く焼けたラインが一周できたことから当時の自衛隊では
階級を表すためのラインとして中帽に付けられていたのです。
遠くからはっきりと認識できるように白い線にしていたようです。
遠くからでも階級層がわかるように階級が上がれば白線も多くなるのは、
戦地で実弾の中をくぐりぬけてきた回数とも呼ばれ
一種の勲章のようなものだったのです。
遠くからでも白線の本数を見ると弾の下をくぐりぬけてきた
猛者とわかるものだったのです。
当時の自衛官がヘルメットを椅子代わりにしなかったのはヘルメットの形が
綺麗な球体でなければ意味を持たないことを知っていたからだと思うのです。
今でも工事現場に行ってもヘルメットに座らないのもこうした表れなのです。
工事現場に行くと責任の重くなるにつれラインの数が多くなるのも
昔の戦地で実弾の下をかいくぐり生き延びた猛者たち同様、
それだけの現場をこなしてきた表れだと思うのです。
明日は、射撃場の整備!です。
では、また。
今日は、ヘルメットの白線!です。
自衛隊のかぶるヘルメット今では開発されたものが使用されていると思います。
私がまだ自衛官だった頃、誰もが知っているヘルメット。
小さい頃はテレビの前で釘付けになっていた忍者月光のようなタイプのものです。
かむっている姿は鉄のヘルメットと思っている方もあるのかも知れません。
中帽と鉄帽を合わせてヘルメットとしているのです。
呼び方は鉄鉢・・・鉄でできた鉢のようなものだったのでしょうか?
二つとも意味があってかぶっているのです。
外側の鉄帽だけでは意味がなく中帽(ライナー)あわせて初めて強度と
安全が確保されるのです。
私が自衛隊に入隊した頃には班長や・助教・区隊長に部隊長、それぞれ白い
ラインが入っていたのです。
階級章もどうよう線の数で階級等を表していたのです。
自衛隊の座学のときこのライン(白線)にまつわる話を聞いた事があるのです。
本来、銃・・・・一般に鉄砲やピストルと呼ばれるものは火薬が破裂して
弾が飛ぶのですがそのままでは銃口からでて1mも飛ばずに落ちるのです。
銃で撃った弾が威力や距離を飛ぶのには線条があり始めて前に飛ぶのです。
よく刑事ドラマなどで出てくる
犯人の撃った線条痕とは違うなど呼ばれるものです。
どんな銃でも必ず銃口の中に線の溝があり
その溝に沿って弾が回転し前に飛ぶのです。
火薬が爆発をしガスとなって銃口の外へ出る威力で球にも回転が加わる。
一つの溝だと一条痕、二つだと二条痕となり
溝の数が増えると威力も増すようなのです。
当然、遠くに飛ぶためにどんな弾も銃口から出ると回転をしているのですが
自衛隊のヘルメットはこの原理を利用したものだったのです。
弾が鉄の球体・・・・ヘルメットの丸みのあるものに当たったとき表面を破壊し
内部に入る時の進入角を計算し中帽の形や中帽と鉄帽の隙間を作っているのです。
表面の鉄を突き破るとき回転した弾は回転の方向に向かい角度ができる。
鉄帽を通る弾はまっすぐではなく斜めから来た球と同様の軌跡なのです。
この玉が鉄帽を通っても中帽の樹脂でできたものを
通らないように出来ているのです。
これは、あくまでも真っ直ぐにあたった場合と考えられるのですが・・・・
この時に鉄帽と中帽の間を通った弾が鉄帽と中帽の間を一回転して
外で出たそうなのです。
この時に中帽に黒く焼けたラインが一周できたことから当時の自衛隊では
階級を表すためのラインとして中帽に付けられていたのです。
遠くからはっきりと認識できるように白い線にしていたようです。
遠くからでも階級層がわかるように階級が上がれば白線も多くなるのは、
戦地で実弾の中をくぐりぬけてきた回数とも呼ばれ
一種の勲章のようなものだったのです。
遠くからでも白線の本数を見ると弾の下をくぐりぬけてきた
猛者とわかるものだったのです。
当時の自衛官がヘルメットを椅子代わりにしなかったのはヘルメットの形が
綺麗な球体でなければ意味を持たないことを知っていたからだと思うのです。
今でも工事現場に行ってもヘルメットに座らないのもこうした表れなのです。
工事現場に行くと責任の重くなるにつれラインの数が多くなるのも
昔の戦地で実弾の下をかいくぐり生き延びた猛者たち同様、
それだけの現場をこなしてきた表れだと思うのです。
明日は、射撃場の整備!です。
では、また。