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2019年12月07日

日本人のおしゃべりもケンカ腰?

この記事は1〜3分で読めます。

こんにちはニールです。僕は現在、ノードライン=ヴェストファーレン州の村でウーファーとして暮らしています。

ウーファーって何ぞやというご紹介
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火曜日に「ドイツ人はケンカ腰?」ということについて書きました。
そこで今回は逆はどう見えるのかということについて触れてみようと思います。

日本人のおしゃべり






僕たちは特に何も考えずに日本語で人とおしゃべりをしますから、外国人から見てどんな感じなのかというのはなかなかつかめない感覚だと思います。
そこで僕がこれまでいろんな外国人とこれについて話した内容についてご紹介します。

日本語は美しいと言うけれど


よく日本では「日本語は美しく聞こえる」ということを耳にすると思います。
はたしてそれは本当なのでしょうか?

僕の経験的には日本好きにはそう聞こえるというが正解かと考えます。
というのもアニメやマンガでしか日本語に触れていなかった人が、日常的に僕たちが話しているのを見て「美しく」というより、本当にその言葉が使われているという「現実で話している人がいるんだ」するということで美しくといえるのではないでしょうか。

また博識の高い人などは、日本語の細かい表現に対してそのように考えていることも多いようです。
例えば「お湯」や「熱湯」といった水の温度を別の言葉で表現できるのは日本語しかないレベルです。ドイツ語だと「Heißeswasser」(熱い水)、「Gekochtwasser」(調理された水)ということで水という大きなくくりの中に「お湯」や「熱湯」という言葉があります。英語でも同じですね。
日本語単語の表現力って実はすごいんです。

そのほかの人はそもそも日本語なんて全く理解できませんし、他の言語との共通点が少ないことから、しゃべっていることが意味不明すぎて「美しい」というより「秘密の暗号みたいですごい」とか「面白い」と思われがちですね。
そこから日本語に興味を持ったら「美しさ」が分かるようになるのではないでしょうか。


超早く話しているように聞こえるらしい


日本語を話すときに、すべての文字に母音が存在していますよね(aeiouのこと)。ローマ字入力をしたらよくわかると思います。
それが外国に人からは、超早口に聞こえるそうです。

それもそのはずで例えば「ブログ」という言葉もアルファベットで書くと「Blog」となり、「B」と「G」のような子音だけの発音が英語やドイツ語などでは存在し、母音は1つとなりますよね。しかしそれが日本語では「Bu Ro Gu」ということで3つも母音が出てきます。

こういったことが会話では無数に出てくることによって超早いということに聞こえるんだとか。
またすべての文字に母音が入るというのは、日本人の英語が「ジャパングリッシュ」と言われる(僕がそう言ってるだけかも…)のもこれが関与しているんですよね…

とにもかくにも、こういった理由から僕たちが普通に日本語を話しているつもりでも、外国人の人にとってはすごいスピードで会話しているように見えるようです。


無感情に聞こえるらしい


皆さんも中学の英語の授業などで「アクセント記号」とかいうのを習いませんでしたか? これって日本人が結構苦手とするところですよね… 僕も例外なく超苦手で適当にやっていました、というより今も感覚的にしかつけてません(笑)

それもそのはずで日本語はが外国語と比べて抑揚がある言葉が極めて少ないんです。母国語にないものが得意なはずないじゃないですか。他にも「LとRの違い」とか…

ちょっと本題から外れますが、外国語を勉強するうえでこれを習得するには、アクセント記号なんて見ていないでとにかくしゃべって経験を積むほうが早いと僕は思います。

そもそも言葉の抑揚って何だって思う方も多いかもしれません。
教科書的にこれを表現すると、ドイツ語や英語などの文の抑揚が「右矢印2下矢印2下矢印2.」となるところ日本語では極端に書くと「→→→→→→。」ということです。

確かに日本語って感情がこもらないと抑揚ってつきにくいですよね。
もちろん日本語に抑揚が全くないわけではないのですが、外国語の多くはそれ以上に激しいわけです。


ケンカしているように聞こえるらしい


これは上記の通り、無感情っぽくかつ超早く聞こえることでケンカしているように聞こえるんだそうです。
むしろ怒っている時のほうが感情もみえるし、より早くなりがちですよね。

なるほどこういうことか。
そして最近ではスマホを見ながら会話をする人も多いですから、より険悪な雰囲気に見えるんでしょうね。
ちなみにドイツでこれをしたら超失礼にあたります。というか日本でもマナー違反ですよね…

流石にケンカしているとまではいかなくても、感覚的なスピード感と安定した抑揚というのは、とにかくまねるのが難しいみたいです。
「Sushi」とか「Sake]とか単語を言うのは簡単のようですが、文章を真似してもらうと逆にこっちが何言ってるのか分からないとなります(笑)




いかがでしょうか。
今回の記事はすべて僕の経験がもとになっているので、この記事とは反対に他の文献などでは日本語が美しいと言われる理由というのも見られるかと思います。

また最初に書いた「日本語は美しいのか」というところに関しては、説明すれば分かってくれる人は多いです。ただ他人が見ているだけだとこのように感じられているんだということが分かったと思います。

たしかに「美しい」と言われることもある反面、このようにとらえられることもあるのはちょっと残念ですね。来年は外国人観光客も増えるでしょうから、せめて人と話すときは相手の顔を見たいものです。

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posted by ニール at 08:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 留学
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プロフィール
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ニール
幼少期の海外旅行を機に海外に興味を持つ。

高校時代には海外旅行のためにアルバイトをし、旅をする。
そこで訪れたドイツを留学先とする。

高校卒業後に単身ドイツに留学。
現地ではドイツ語を勉強しながら、日本語や文化のセミナー開催やブンデスリーガベースボール2部てプレー。(語学学生ビザ)

日本に帰国し、短期大学を首席で卒業。
幼稚園教諭2種免許を取得。

オペアとして再渡独。 (オペアビザ)

ウーファーとして旅を続ける。(観光ビザ)
現在に至る
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