2018年01月08日
本:解剖医 ジョン・ハンター数奇な生涯
近代外科学の祖と言われているジョン・ハンターさんの生涯をかなり濃密に語った一冊です。
普通の偉人伝にありがちの主人公(今回はジョン・ハンター)をえらくキレイに聖人君子の様に描写せずありのまま(?)なのかとってもとっても奇人変人ぷりを余すことなく記載しているとこが好きです。
このジョン・ハンターさん、
・解剖大好き
・死体がないなら作っちゃえ(!?)
・欲しい動物(若しくは人間でも)の狙いを定めたら完璧マーク
・ジキル博士とハイド氏のモデルになった
・梅毒の病態を観察するために自ら罹患してみた(!)
どうみても変人です。
でも完璧なまでの観察・実験主義で成果を上げ、当時、内科医より地位が低かった外科医の地位を向上させたのもそれまでは下剤や喀血頼みだった妙ちくりんな医療を近代医学まで引き上げたのは紛れもなく彼でしょう。
イギリス行って彼にゆかりのある博物館見て来たいです。
研究者って・・・変人なくらいが普通なのですかね・・・?
あ、TVドラマ「ER」の主人公(の一人)ジョン・カーターは彼の名前をもじったのかな?と思ってました。
新品価格 |
中古価格 |
漫画があったことに驚き。
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/7172278
この記事へのトラックバック