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2021年02月26日
私には漫画がある!という気持ちだけで生きてきたので…
「私のハジメテ」の連載が終わってから、
ここ3年の間、とってものんびり自由に漫画を描いていました。
TLもやめたし、たまにもらう女性向けミステリーの仕事だけ
ちょこちょこやって、その他はひたすら
自分の好きな漫画…
百合とかコミックエッセイとか描いていて、
いつか百合とかで充分な収入が得られれば理想的だな…
とおもって、それなりに努力してきました。
この3年間で、kindleインディーズで作った電子書籍は18冊。
がんばったなー、と思いつつ、
結果(充分な収入)が得られないまま…。
noteや個人出版でそれなりに稼げる作家さんというのは
ほんの一握り…なんです。
私のような売れてない漫画家は
どうあがいても無理…?なのかも。
あー、なんかももう、疲れてしまった…。
こんなに頑張ってるのに、これ以上どうすりゃいいのだ?
この3年ほどは、ありがたいことに過去の作品の印税と再録で
収入もなんとかあったのでやっていけたのですが
これ以上、印税と再録をアテにするのは危険すぎる。
それに、もったいない。
印税は貯金したい。
なので、
私、決意しました。
再び、仕事を必死のパッチで頑張ります!
幸い、新しいジャンルのお仕事をいただきました。
結構ページ数がある仕事なので
半年くらいかけてゆっくりやろうとおもっていたのですが
そんな甘いことをいえる立場ではない!
目標3カ月…いえ、4カ月?
で仕上げよう!
そしてこれからもっともっと
やったことのないジャンルの仕事にも挑戦しよう!!!
これは描けない、描きたくない、なんて
言いません!!
せっかく漫画は電子書籍のおかげで
まだ描かせてもらえるチャンスはあるし
稼げるチャンスもあるのです。
可能性は…
ある!
すべて私の頑張り次第!なのです!!
この3年間は、本当に…
自由にゆっくりさせてもらいました。
デジタルもだいぶ覚えたし、
なにしろ自分で電子書籍を作ることができたのだから
無駄には絶対なってない!と思う!
仕事のやり方は人それぞれ…だと思うんです。
この3年間の私のように、
個人出版で、自分の好きな漫画を自由に描いて、
仕事は適当に、やれる範囲でやることも
もちろんアリだと思うんです。
私も最近、ずっと悩んでいて
個人で描いてる百合とかコミックエッセイを
もっと描きたい…
という気持ちが大きくて、
でも、それでは収入が足りないから、
今住んでるマンションは贅沢だから
実家の側に引っ越して、
(今、母が一人暮らしだから週末は実家に毎週帰っているので)
生活費を抑えるようにしたら
今の仕事の量でもなんとかやっていけます。
そうすれば好きな百合を趣味として描けます。
そういう生き方もアリです。
実際、コロナとかいろいろな理由で
仕事が減って田舎に移住している人もいます。
そういう生き方は、決して負けではなく
いい結果になると思う。
私も…
そういうふうにするべきかな…
と、ずっと考えていたんです。
でも…
どうしても、漫画で稼ぎたい。
漫画の仕事をもっとしたい。
今の生活…
引っ越しもいいんだけど、
それならもっと仕事部屋を広げたい
仕事しやすい所がいい。
趣味…ではなく
仕事として漫画を描きたい!
それは贅沢…ではなく
私が本当に、心から望み、そして
ずうっと本気で、努力してきたこと。
漫画は私にとって、趣味ではなく
仕事なんです。
こういう私の意地のような、執着のような気持ちは
私にとって、大事なものだけど
友人や知人を遠ざけてきたともいえる。
漫画に執着すればするほど
私は友人をなくし独りぼっちになってきたように感じます。
なぜかというと、今まで
「なんで漫画描くの?」とか「それ、誰が読むの?」とか
散々言われてきたからです。
漫画なんて趣味で読んだり描いたりするものだし、大人がそんなことするのは
おかしい…という目や
「どうしてあなたのような無名の漫画家に仕事がくるの?」と
不思議がられてきたからです。
すごく、くやしい…。という気持ちになって
そういうことを言われるとすぐに友人をやめたくなってしまい
実際距離を置いてしまっていたのです。
でも、それでも漫画を描きたいと思う。
私には漫画しかないし。
3年ものんびりしてしまった!
これからまた頑張ります!
2021年02月24日
お仕事がんばります!
今、とりかかっている仕事があります!
やっぱりお仕事で漫画が描けるのは嬉しいな♡
(なにしろ原稿料がでますから)
kindleインディーズ等で公開している百合は
自分で勝手に描いている同人誌のようなものですので
原稿料はでません。
しかし、こういう自分で勝手に描く漫画って
漫画家なら本来、描くべきものだと思うのです。
漫才師ならM1に挑戦するでしょう!みたいな感じで(違うかな?)
原稿料でないのになんで描くの?とも
訊かれそうなのですが、
誰にも何も言われずただ自分の描きたいものを描く…
のは、本当に必要です。
これがきっかけで新たな仕事につながるかも…というのも
もちろんあるし。
そして依頼されるお仕事ももちろん大事です。
仕事の場合は、私だけの意見では描けなくて
編集者さんや出版社さんの意見もちゃんと取り入れて
そしてそして、読者様に受け入れられなくてはいけない…!
お仕事ですので…。
本音を言えば、自分の好きな百合をもっと描きたい。
でも、そういうわけにはいかなくて。
生活のためにも、もっといろんな仕事を受けなくては
いけない…とも言える。
たとえば、以前描いていたようなTLもまた描くとか…。
でも、仕事ばっかりでは
心身共に潰れそうになるし、もう歳だし
前みたいに量産することが難しい…。
とちあえず今はいただいたお仕事を全うして
(今度こそ)ちゃんといい結果も出せるように
頑張ろう!と思います。
周りがどう言おうとも…
やっぱり私には漫画しかないし、
長年漫画ばかり描いてきたからこそ
仕事ももらえる。
たまにいるんですよ、
「なんで仕事もらえるの?」と聞いてくる人が…。
めっちゃ傷つきます。
あんたなんかの漫画、誰が読むの?
と言われているようなものです。
私は30年前デビューしてから
ずうっと漫画を描いて生きてきました。
だからこれからもずうっと漫画を描いて
生きていくつもりです。
今後、百合も仕事になるように
もっと頑張らなきゃなぁ…。
今、自分でも分岐点のような気がします。
ずうっと、これからも、
漫画を描いていけるように
頑張る!
2021年02月19日
Black Lily 黒百合短編集〜その後〜「秘密」編が完成しました!
ついに完成!
「秘密」の続編です!!
kindleインディーズですので無料です!
今回は楽しくて、ニヤニヤしながら描いていました。
めっちゃエロいです!
うふふ…
と、いってもアダルトではないですよ!
めっちゃマジメなエロ!なのです。
もっと早く完成させたかったけど
2ヶ月もかかってしまいました…。
次は「交換」編を描く予定なんですけど
他に仕事が入ってしまったので、
まだまだ完成は先になりそうです。
「人魚姫」の続きも早く描きたいなーとか
いつも思うけど
やっぱりどうしても、仕事の原稿を優先させないと
生きてけないので…
はやく自分の作品だけで充分収入を得れるように
なりたいです。
思う存分、好きな百合が描けるように、頑張ります!
2021年02月11日
ロマンチックに浸りたい!
ロマンチック・コメディが好きです!
つい最近、改めて観てハマったのが、「ブリジットジョーンズの日記」です。
公開された後にDVDになってからすぐに観ましたが、そのときは
なんだかよくわからなかった…(笑)
太めのモテなさそうなアラフォーが、なぜだか上司とイイ関係になって
そのあと結局幼馴染と結ばれて…「???」という感想で
続編もあったみたいだけど、興味なかったので観ていなかったのです。
それで今回、改めて見てみると、おもしろい!
多分、ブリジット役の女優さんは、この役のために
わざわざ太ったんだろうなーと、思いました。
ハリウッドの俳優さん、女優さんって、役に合わせて
太ったり痩せたり、歯を抜いたり(?)しますよね。
なんというか、きっと日常はセレブなんだろうに、
役が一般庶民なら、徹底的に一般庶民になりきって体型も変えてしまう!
というやりすぎな感じがなんか好きです。
まあとにかく、太めの、ちょっとだらしない体型のブリジットは
おばさんくさいところもあるのに、なぜだかキュートでセクシー!
こういう女性がモテてしまうのは、リアルで「わかるなー」という感じでした。
続編3話目は2017年ということで、2話目から10年以上経っていて、
さすがにだらしない体型、ではなくキャリアを積んで体型もスリムでしたが。
ユーネクストで1話から3話目までイッキに見放題で見れますよ!
私はテレビにつなげて観ていますが、PCでもスマホでも観れるみたいです!
他に私の好きなロマンチックコメディは、
「お買い物中毒な私」
「50回目のファーストキス」
「愛しのローズマリー」
など。
あまり知られてないけど、リンジーローハンの「ラッキーガール」は
超名作です!
ロマンチックコメディは、必ずハッピーエンドなのですが、
それまでの紆余曲折が楽しいし、洋画なので
いつもぶっ飛んでます。
ラストで好きな人と結ばれるのはわかってるけど、
それが納得いくくらい、主人公が魅力的に動くところが
難しい…!と思うのです。
なので、洋画のロマンチックコメディはめっちゃ勉強になるなぁ…。
私は男が一方的に愛してくれて幸せにしてくれるご都合主義なストーリーは
苦手なのです。
そういうのは自分の漫画でも描きたくない!
しかし「ブリジットジョーンズの日記」の3話目は、
ちょっと…だいぶ…
ご都合主義だったなぁ…。
「結局、女の幸せは男とベイビーかよ!」とも思ってしまいました…。
(まあブリジットが幸せならいいのですが)
これからの新しいロマンチックコメディは、
男に幸せを左右されない強い女性の物語がいいな!
2021年02月01日
今年の予定は…
「Black Lily 黒百合短編集〜その後〜」の「秘密」編は
20ページまで完成致しましたので、
これからLINEマンガインディーズ、ニコニコ静画に投稿していきます。
「秘密」編も、残るところあと約10ページとなりました。
好きな話なので、ラストページまで、自分でもたっぷり楽しみながら描こうと思います!
「秘密」編が終わったら、いよいよ
最終話の「交換」編がはじまります!
「交換」での登場人物は、少女漫画家とアシスタントです。
私が最も、ミステリーで描きたかった「少女漫画家」のテーマを
ついに描く時が来た!
とワクワクしています。
ミステリーで少女漫画家もの…は
ずうっと以前から描きたかった。
漫画では無理だろうし、いつか小説にできたらいいな…と
5年ほど前から考えていました。
でも、この5年の間にだいぶ事情が変わってきて、
自分でもこうやって勝手に漫画を発表できるようになったので
じゃあ、やっぱり漫画で…と思ったわけです。
漫画家とアシスタント、漫画家と編集者
という関係のしがらみや暗い部分を
どうしても描きたかった。
それも、ミステリーで描きたかったのです。
百合のミステリーという設定は
とてもちょうどよかった。
本当に描きたかったもの…
それを描ける日が来た!
…のですが、
なんせ仕事ではなく、勝手に、趣味で描いているシリーズです。
なので
原稿料がでません!!
Black Lily のその後編を描き始めて
3カ月。
そろそろ仕事しないとヤバいよな〜
とかなり焦っていたところ、
仕事がきました!
はじめてのジャンルなので、ドキドキ、緊張しています…。
私が描いていいのだろうか?というジャンルなのですが、
生活していくためには
仕事せにゃならんので
頑張ります!!
なので「交換」編は、しばらく描けず…
完成するのは、秋くらいになりそうです。
それまで待っていてください!
よろしくお願いいたします〜!
2021年01月14日
Black Lily その後「秘密」編がスタート!
「秘密」のその後、第一話が完成しましたので、
LINEマンガインディーズとニコニコ動画に投稿しました!
前回と同じく、10ページできた時点でアップしていくつもり。
3話で完結、の予定です!
今回はエロい話なので、LINEマンガでは削除されてしまうかなーと
心配だったのですが、(今のところ)大丈夫みたいです。
Black Lilyは、「女だけの世界」という設定なので
すべて女性。
そもそも男という生物は存在しない、という定です!
じゃあ子孫うまれないじゃん…
とかは、まあ置いといて…
男抜きの愛と恋と欲のみの世界を楽しんでください!!
男がはいるとね、いろいろと邪魔なんですよ。
純粋に、愛と恋の話が描けない…
と思うのは私だけでしょうか。
とか言いながら、女だけの世界は決して美しいだけのものではなく、
欲がむき出しになるのでは…と思って描いてます。
登場人物は結構、えげつないですが
現実の世界では、これ、男は結構やってますよね?
弱そうな女の子を支配したがるのは
男のやることです。
「瞳」は完結しています!
こちら!で読んでね!
kindleインディーズマンガだから無料ですよ♪
2021年01月12日
2021年はこれを頑張る!
noteにこんな記事を載せています!
↓ ↓ ↓
note「マンガや物語を描きたい人にオススメの2つの練習方法教えます!
1カ月前にnoteに載せた記事、「売れない漫画家が30年漫画家を続けてこれたワケ」が
私としては反響があって…
同じように漫画や小説を書く人からもたくさん
共感してもらえました!
それが私としては大きかった…
「あ、そうか、素直に思うことを私も書いてもいいんだ!」
と、悟った…というとおおげさなのですが、
「そうか、そうか」と
何となく納得したのですよね。
今まで、私は「創作について」「漫画について」「小説について」
などの記事を、読む側であって、
そういう記事を見つけては、読んで
「わかる、わかるわぁ」と
共感ばかりしていたのですよ。
それで、そういう誰かの書いた記事を読んでは
「私もその気持ち、わかる!だから私も大丈夫!」と
自分を奮い立たせていたのです。
しかし、ふと、気づいたのです。
あ、私も書けばいいんだ…
と。
「いやいや、私なんぞがそんなの書いても誰も読んでくれないっしょー」と
思っていたのですが、
そんなことはない!
だって、私は30年も漫画家を続けてきたのであって、
もっと堂々としていい!(と、思う…)
だから
「私はこう思う!」
「私はこういう考えだ!」
ということをもっと発信してもよいのではないか?と
おもったわけです。
別に偉そうなことを言うわけではなく
本当の気持ちを素直にありのまま、
文字にすればいいだけなのだ!
と気づいたのです。
今まではこのブログ(1日20人くらいしか読者がいません…)
でこっそり書いてきたことも
もっと考えて、推敲して、
ちゃんとした「記事」に仕上げて
これからはnoteにバンバン投稿していこう!
と思う!
それが今年の抱負です。
あとは仕事です…。
どうにか自力でセルフ出版でやっていけるように
頑張ってはいるけど、
やっぱり仕事がほしいです…。
原稿料が出ないとキツイな〜。
セルフ出版も、もちろん今後も
頑張っていくけど
仕事もちゃんと請け負って
やっていこう!と思いました。
真面目に…がんばります…!
仕事はいつも、ダウンロード数がよくないんだけど、
今年の私は何かが違う!(気がする!)
仕事でもちゃんと結果残せるような、
作家に…俺はなる!
なれる!…ような気がします。
エロでもドロドロでも
何でも描きます〜!頑張ります!
(*´ω`*)
2020年12月30日
2020年を振り返る!今年私は何かを成し遂げられたのだろうか?
今年も例年通りの日々でした。
いや、いや、大きく変化した出来事も(そういえば)ありました!
父が亡くなりました。
父には悪いけど、母は一人暮らしを楽しんでいるし、
誰も悲しんでないというか…。
肉親が死ぬということは自分にとってもっともっとショッキングな
一大事だと思ったけど、そうでもなかった…。
父が死んでも私自身の人生は続くわけで
私自身の課題もまだまだ山盛りなのです。
今年は半分くらい仕事で埋まりました。
ここでいう仕事、というのは
依頼されて描いた漫画のことです。
1月〜5月まではカドカワの「もしかしてウチの旦那、ヘタなのかもしれない」(3話)
8月〜10月まではミステリーサラの「無能パワハラ女上司に復讐を」という漫画を
描きました。
その他、過去の作品集「やりすぎ女図鑑」が発売されて
まあまあ、仕事はちゃんとしたのではないでしょうか。
で、その他の期間ですが、
「自分の漫画」を描くことに必死でした。
kindleインディーズマンガを中心に発表しています。
5月〜8月は「林檎とシナモン」
10月〜12月は「Black Lily黒百合短編集 その後 瞳」
を描いていました。
今後はもっとインディーズの作品を増やさないと…と
思います。
インディーズでは収入はほとんどないに等しいんだけど、
今後のために、コンテンツを増やしていくのが
正解…のような気がするんですよね。
今後、どんな配信システムが主流になるか
わからないし、
いつまでも依頼を待って…という仕事のやり方では
前に進めない!
とはいっても、依頼はほしい…仕事はほしい…
でも、自分の漫画を描きたい…。
うーん。やっぱり今年の年末も
毎年おんなじようなことばっかり言ってるなぁ〜
まあ私としては
文フリのためのピノコプレスももっと充実させたいし、
好きなことをもっと自由にやりたい!
「好きなことでは食ってけないよ」という常識は
もうそろそろ、廃れてもいいんじゃないかなと思ってます。
好きなことを真剣に掘り下げ新しいものを作りたい!
そしてそういうものが売れ、そうでないものは
廃れる…という正しい世の中がいいです。
生活のため…と半ばあきらめながら魂を売り渡した作品なんて
読みたかねーよ!と
みんな言ってほしい。
そして来年こそは、
「自分の漫画」で勝負したいです。
絶対、おもしろい漫画を描く!
という意気込みで今まで以上に頑張りたい!
今はBlack Lliy黒百合短編集 その後の「秘密」に
とりかかっています。
いや、これがねー…
めっちゃエロい(笑)
ネームは良い感じにできました!
なんとかヒットさせたいなー。
「秘密」を描き終えたら「交換」のその後です。
これはイメージだけできてるけど…
めっちゃおもしろい!
と、(自分では)おもっています。
はやく描き上げたいー!!
これからもエロい百合を描きたいので
応援してほしい!!
「やりすぎ女図鑑」もよろしくお願いいたします!!
2020年12月28日
私の尊敬する漫画家。峰なゆか先生は天才!
アラサーちゃん完結から1年…。
次の作品を待っていました!
で、やっと発売!「AV女優ちゃん」!!
元AV女優であるご本人の自伝的漫画です。
私は「アラサーちゃん」よりも先に「セクシー女優ちゃん」を
読んでいたので、(絵のうまさとギャグのうまさに一発でファンになりました!)
内容は少しかぶっているところがあった…
と、いうか、「セクシー女優ちゃん」と「アラサーちゃん」を
描き切ったからこその満を持しての「AV女優ちゃん」なのです!
相変わらずおもしろくて、辛口で、マンガとして素晴らしいんだけど
今回は、胸が苦しくなるようなエピソードも多かった…。
今まで見たいに笑いやギャグでは言い表せない、
女としての「辛さ」がところどころに見えました。
すべての女性に読んでほしい…と願わずにはいられません。
峰なゆかさんは、どこまでも本音でどこまでも純粋で、
とても正しい…!
だから若いころはとても生きづらかったと思う。
驚いたのは、元から騒ぎのメンバーだったということからも
わかるように、美女で巨乳で、世間でいう、女としての
魅力をおもいきり振りまいているように見えるのに、
中学生のころは暗いオタクだったということ…。
マンガが上手なのも「ああ、オタクだったからか!」と納得は
できるんだけど。
そして彼女がオタクで卑屈?だったワケとは
田舎にすんでいたということが原因だったということ。
ここがびっくりなんですよ。
峰さんは、アラフィフの私よりも
かなり若い世代、だというのに、
「女はビッチがイケている」とか「男は不良がモテる」とか
まるで、私の中学生時代のようではないですか!!
私は中学生のときに別マで「ホットロード」が大人気だった
時代を生きました。
そもときならわかるんです。
ハルヤマはかっこいいし、
チェッカーズの郁弥は不良っぽいところが魅力だし
「ヤンキー」「不良」はイケてたんです。
そして明菜もツッパリだし、
伊藤麻衣子も伊藤かずえも
不良少女と呼ばれていたんだし
それでみんな夢中になったし。
不良っぽい男子の「オンナ」であることは
自慢できるアレだったのです、昔は。
そして「処女であることは恥ずかしい」という価値観も
とても重く女子たちにのしかかっていました。
いえ、高校生ならば当然、処女でいいのですが、
問題は、「非処女がカッコいい」「イケている」という
価値観です。
当時の漫画やドラマの影響もあるんだろうなーと思いつつ。
私よりも若い世代の峰さんの時代もバリバリそうである…ということは
かなりショッキングでした。
田舎だからなのだろうか…?
いえ、そうではなく
田舎であろうが都会であろうが
こういう価値観は全然変わっていない、改善されていないということが
問題なんだ!と気づきました。
未だに「専業主婦になりたい」という女子が
土地に関係なくわんさか存在します。
…と、いう発言をすると「専業主婦で何がわるい!」という
意見も出てくるので、とても面倒なので
つい、そういう発言は控えてしまいます…。
言い訳や説明が、とてもめんどくさい。
女子は「やっぱり子どもは産んでおいたほうがいいのかな」と
まだ若いうちに「それが普通よ」と植え付けられてしまいます。
そこが問題。
「普通」という言葉で思考停止させられてるだけです。
話がそれましたが
「暗くてオタク」な女子は当然、スクールカースト下位なわけで
私は今まで、スクールカーストなんて気にするのって
高校生までだと思ってたんですよね。
だって社会人になって
「スクールカースト上位でイケてた」なんて
なんの自慢にもなりませんがな!と
鼻で笑ってたし、
「中学生や高校生はスクールカーストを気にしなければならないから
たいへんだなぁ…。大人はもう気にしなくていいからラクだなー・でへへ」と
呑気に考えていたんですよ。
でも、大人になっても、一生、スクールカーストの名残の中で
生きている人たちもいる…それも結構、大勢いる…
という事実は本当にショッキングなことでした。
卒業したら終わり、ではない…
これはキツイ問題です。
そういえばママ友サークルとか
スクールカーストのそれ、そのまんまっぽいしなー。
女性の問題にしても、騙されてAVに出演させられたとかの
問題もあるし
まだまだ課題は山盛りなのです。