いじめっ子に忖度して、被害者は逆らえなかった。
いじめっ子に忖度して、周りの友達はいじめの止めに入らなかった。
いじめっ子に忖度して、先生はいじめっ子に注意できなかった。
いじめっ子に忖度して、学校はいじめの事実をもみ消した。
被害者が自殺して、全国ニュースになって、騒がれた。
学校は非難された。
先生は非難された。
周りの友達は非難された。
そして、いじめっ子も非難された。
「俺は、誰にも忖度してくれなんて言ってないぞ」
と、いじめっ子は慌てて、言い逃れをした。
こんないじめっ子の、どこに忖度する価値があるのだろう?
皆から善意や気遣いで忖度されていただけなのに、
調子にのって、それを受け入れていたようないじめっ子が、
やっぱり、一番悪い。
「いじめっ子の笑い話」