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2023年11月27日

コラッツ予想(その16)

 前回の最後に出来上がったグラフを、再録しておきます。

コラッツ分岐.png

 いかがでしょうか。どうやら、横に伸びた数列につきましても、一定の法則に従って、分岐が発生しているようなのであります。

 分かりやすく、横の数列の最初の奇数の数字だけを抜き出して、並べてみましょう。

1
5
21
85
341
1356
5461


 最初の「1」は、実質上、縦にある2の倍数の数列と同じものです。それを踏まえて、これらの数列のそれぞれの分岐の仕方を表記してみますと、

1   3番目の数字から、一つ置きに分岐
5   2番目の数字から、一つ置きに分岐
21   分岐なし
85   3番目の数字から、一つ置きに分岐
341   2番目の数字から、一つ置きに分岐
1356  分岐なし
5461  3番目の数字から、一つ置きに分岐

 とまあ、三種類の分岐パターンが、順番に繰り返されているらしいのが、分かるのです。

 もちろん、これは、本当でしたら、もっと沢山の長い数列を作成してみて、それらを実際に検分してみてから、断言すべき結論なのでありましょう。
 しかし、庶民用のパソコンの計算機で、このグラフの巨大なものを作るのは、かなりの労作業であり、あまりにも不向きです。それに、この結論はほぼ確定のはずなのであります。さらには、なぜ、こんな分岐パターンのループになっているのかも、よおく調べていけば、論理的にも説明できるのではないかと思われます。

 つまり、私が今作成している、コラッツの数式の新しいグラフとは、そこまで、ち密な計算が全体に行き渡っており、一貫した法則性によって構築されているグラフなのであります。

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