2022年09月28日
ドクガ怪人
「仮面ライダー」(1971年)のドクガンダー。
「仮面ライダーV3」(1973年)の殺人ドクガーラ。
「変身忍者 嵐」(1972年)の毒蛾くノ一。
変身ブーム初期(1970年代前半)の頃の毒蛾の怪人は、やたらと造形がリアルでした。本物の蛾の頭部みたいで、蛾の嫌いな私にとっては、もっとも見るのもイヤな怪人たちでした。
ちなみに、「ウルトラマンA」(1972年)に出てきた超獣ドラゴリーも蛾がモチーフの怪物だったのですが、ほとんど蛾の面影もなく、妙に安心させられます。
ティラノサウルス異聞
今から50年ほど前(1970年代)は、恐竜のティラノサウルスの復元図は、こんな感じでした。
ところが、1990年ごろから恐竜の研究が急速に進み、最近では、ティラノサウルスの姿は、こんなデザインの方が主流となってきました。
まるで違います。これで、近年の想像図の方が正解だったとするならば、昔の人は、全く存在しない動物を勝手に作り上げてしまった事になります。
もっとも、そもそもが、昔の学者たちは、この骨格だけをヒントに、その生体をイメージした訳なのですから、仕方がなかったのかもしれません。
われわれ人類だって、骸骨だけになったら、こんなもんです。
もし、地球人の実物を見た事のない知的生物に、この骸骨だけを見せて、肉付けを任せてみたら、きっと、グレイを作っちゃう事でしょう。やっぱり、骸骨のデータだけでは、(特に)体毛までは思いつきませんよね?
ところが、1990年ごろから恐竜の研究が急速に進み、最近では、ティラノサウルスの姿は、こんなデザインの方が主流となってきました。
まるで違います。これで、近年の想像図の方が正解だったとするならば、昔の人は、全く存在しない動物を勝手に作り上げてしまった事になります。
もっとも、そもそもが、昔の学者たちは、この骨格だけをヒントに、その生体をイメージした訳なのですから、仕方がなかったのかもしれません。
われわれ人類だって、骸骨だけになったら、こんなもんです。
もし、地球人の実物を見た事のない知的生物に、この骸骨だけを見せて、肉付けを任せてみたら、きっと、グレイを作っちゃう事でしょう。やっぱり、骸骨のデータだけでは、(特に)体毛までは思いつきませんよね?
2022年09月27日
大使と殿下
2022年09月19日
月世界最初の日本人
2022年09月17日
安田成美のナウシカ
映画「風の谷のナウシカ」(1984年)の劇場公開をタイムリーで知ってる世代には、もはや常識的な話なのですが、この映画のイメージソングは、女優の安田成美さんが歌っておりました。
諸事情により、映画の主題歌ではなく、イメージソングという点がミソです。主題歌じゃないので、この歌は、映画本編の中では、挿入曲という形ですら使用されていません。今でこそ、「映画本編で使われないテーマソング」というのは珍しくありませんが、当時は「なぜ?」と思ったものでした。
この歌は、テレビでの映画コマーシャルのBGMだったり、安田成美さん自身も歌番組の中で歌ったりしていて、バンバン流れていました。歌番組では、安田さんが高音の部分をうまく歌いこなせなくて、音程が外れていたのが、ひどく印象に残っています。
で、安田さんは、当時は、女優一本ではなく、歌手としても活動していく方向だったらしく、この「風の谷のナウシカ」も収録した、ズバリ「安田成美」(1984年)なんてアルバムも発売されていました。
この「安田成美」を聴いてみますと、その収録曲は、なんだか、アニメの挿入歌っぽい歌ばかりです。安田さんが女優として大成した現在となっては信じられない話ですが、当時としては、安田さんをすっかりアニメ歌手扱いしていた部分もあったのかもしれません。
2022年09月16日
「悪魔くん」の鳥人
今年は水木しげる生誕100周年という事で、来年は「悪魔くん」の新作アニメも公開されるそうです。
以前に放送されたアニメの「悪魔くん」(1989年)では、登場する12使徒のメンバーが、原作マンガ「最新版 悪魔くん」(1988年)のものとも微妙に異なっていました。
そのうちの一人、原作マンガの鳥人。
水木氏の著書「妖怪世界編入門」(小学館)で紹介されていた妖怪らしいのですが、「妖怪世界編入門」のものとはルックスが大幅に異なります。
どうやら、その容姿は、イースター島に残されている鳥人のレリーフが使用されたらしいです。
ところが、この鳥人、実際にアニメが始まりますと、12使徒の一人としては使ってもらえませんでした。
代わりに、採用されたのが、鳥乙女です。原作マンガの方でも、いつの間にか、鳥人は鳥乙女に置き換えられていました。
この鳥乙女も、元々は、水木氏の著書「世界の妖怪100話」(小学館)で紹介されていたキャラクターなのですが、やはり、ルックスやキャラ設定は大胆にアレンジされています。
水木マンガ的には、鳥人でも違和感はなかったのですが、アニメとしては、この変更は正解だったと思います。
12使徒にバラエティさを持たす目的で、「アニメっぽい美少女キャラ」を加えたのでしょう。ただし、この鳥乙女のルックスは、あまりにも非・水木タッチです。ほんとに、水木先生がデザインしたのでしょうか?
以前に放送されたアニメの「悪魔くん」(1989年)では、登場する12使徒のメンバーが、原作マンガ「最新版 悪魔くん」(1988年)のものとも微妙に異なっていました。
そのうちの一人、原作マンガの鳥人。
水木氏の著書「妖怪世界編入門」(小学館)で紹介されていた妖怪らしいのですが、「妖怪世界編入門」のものとはルックスが大幅に異なります。
どうやら、その容姿は、イースター島に残されている鳥人のレリーフが使用されたらしいです。
ところが、この鳥人、実際にアニメが始まりますと、12使徒の一人としては使ってもらえませんでした。
代わりに、採用されたのが、鳥乙女です。原作マンガの方でも、いつの間にか、鳥人は鳥乙女に置き換えられていました。
この鳥乙女も、元々は、水木氏の著書「世界の妖怪100話」(小学館)で紹介されていたキャラクターなのですが、やはり、ルックスやキャラ設定は大胆にアレンジされています。
水木マンガ的には、鳥人でも違和感はなかったのですが、アニメとしては、この変更は正解だったと思います。
12使徒にバラエティさを持たす目的で、「アニメっぽい美少女キャラ」を加えたのでしょう。ただし、この鳥乙女のルックスは、あまりにも非・水木タッチです。ほんとに、水木先生がデザインしたのでしょうか?