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2024年03月20日

アーティスト 斉藤由貴

 斉藤由貴と聞けば、ほとんどの人にとっては、アイドル女優、せいぜい、歌手ぐらいの認識しかないでしょうが、私にとっての彼女はアーティストでした。

 と言いますのも、彼女は、当時(1980年代)としては珍しい、文系のアイドルでして、自分の歌の作詞をいっぱい行なっていたのです。もちろん、当時も著名なシンガーソングライターでしたら大勢おりましたが、でも、作詞だけに特化した本格派アイドルとなると、かなり希少だったのです。

 しかも、当時のアイドルは、戦略なのか、どのアイドルも、一、二曲ぐらいなら作詞も行なっていたのですが、その内容は、たいていは無難な恋愛歌でした。その点で比べても、斉藤由貴の作詞は、バリエーションが広く、特にファンタジー風のものが主流で、そのへんも私の好みに合ったのでした。

 最初に、私が彼女の作詞を知ったのは、多分、「斉藤さんちのお客さま」(1987年)と言うトーク番組だったと思います。もちろん、彼女が主役の番組です。この番組の中で、彼女は自作の小説の朗読をして、さらには、エンディングが彼女の作詞曲「家族の食卓」だったのです。

 で、この「家族の食卓」と言う曲に惹かれた私は、さっそく、この曲が収録されているアルバム「風夢」(1987年)を聴いてみたのでした。すると、斉藤由貴がけっこうな量の作詞も行なっていた事を知り、なんとなくズブズブはまりだして、以後、彼女の作詞目当てで、彼女のアルバムを聴きまくるようになった訳です。

 ちなみに、「風夢」の収録曲(「風・夢・天使」「眠り姫」「体育館は踊る」)は、あまりにも気に入りすぎて、当時、私が作ったアマチュア映画のBGMにも使わせてもらった程なのでした。(おかげで、とても可愛いイメージの映画が撮れました)

 それ以降、私は、「LOVE」(1991年)まで、斉藤由貴のアルバムを聴き続けました。斉藤由貴自身は、その後も歌い続けていたのですが、私の方が聴かなくなってしまったのは、彼女の新作アルバムの発表が不定期になり、発売時期を私がすっかり見失ってしまったからです。でも、今更になって、その後の彼女の作品が聴いてみたいとも思い始めております。

 なお、斉藤由貴の作詞曲は、「風夢」以外にも秀作が多いのですが、私なりにオススメを選ぶとすると、やはり、アルバム「MOON」(1990年)こそがベストではないかと思います。このアルバムは、全作詞が斉藤由貴で、その上で、アルバムそのものも、彼女の演出による、ちょっとした物語仕立てになっているのであります。この「MOON」が、私の作品「秘密美少女ドクガール」に影響を与えた事については、確か、別の場所でも書きました。

 驚く事に、こうした斉藤由貴の作詞曲の数々は、いっさい、彼女のメジャーなヒット曲にはなっていません。斉藤由貴の歌と言えば、「卒業」とか「悲しみよこんにちは」とか「夢の中へ」ぐらいしか思い浮かばない人が大多数じゃないかと思います。でも、だからこそ、斉藤由貴の作詞曲ばかりを追っ掛けていた私は、逆に、彼女の通のファンを気取ったりもしていたのでした。

 まあ、最近の斉藤由貴と言えば、不倫騒動を起こしたお騒がせ女優のイメージを持つ人もいるかも知れませんが、斉藤由貴の作詞曲を聴けば、彼女がかなりの強い恋愛体質だった事がよく分かります。つい不倫しちゃったのも、この恋愛体質の負の側面だったのだと考えれば、なんとなく頷けたりもするでしょう。

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posted by anu at 10:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 自分の事

2024年03月05日

超巨大怪獣の系譜

「平成・令和生まれに捧げる特撮学」追加データ)

 日本の特撮ヒーロー界では、その始祖「月光仮面」(1958年)の時点から、早くも、等身大ヒーロー(月光仮面)vs 巨大怪獣(マンモスコング。身長15メートル)の構図を生み出していた。その後も、多くの等身大ヒーローが巨大怪獣と対峙した訳なのだが、やがて、「マグマ大使」(1966年)や「ウルトラマン」(1966年)などの巨大ヒーローが登場すると、巨大怪獣の相手はもっぱら巨大ヒーローが受け持つようになっていった。

 しかし、ヒーローが巨人化すると、今度は、怪獣の方ももっと巨大化して、巨大ヒーローを等身大ヒーロー扱いするようなシチュエーションも、しばしば見掛けるようになっていったのだ。いわゆる、超巨大怪獣の出現である。

 栄えある超巨大怪獣の第一号は、「ジャイアントロボ」(1968年)に登場したドロゴン(第21話「ミイラ怪人」)であった。ただし、ドロゴンは忍者怪獣の異名どおり、その忍法(?)を使って、一時的に超巨大化してみせたに過ぎず(ドロゴンの本来の身長は50メートル)、ヒーローのジャイアントロボを巨体で圧倒してみせるようなシーンもほんの僅かであった。

 さて、設定上では、ウルトラマンの身長が40メートルなのに対して、ゼットンアボラスなどの怪獣は身長60メートルとなっているので、これらの怪獣も十分に巨大な対戦相手になり得そうだったのだが、実際の映像上では、両者は同身長にしか見えなかった。このように、基本的に、怪獣図鑑などで公表されている怪獣の身長データは、超巨大怪獣かどうかの目安としては、まるで役に立たない。

 次にはっきりとした超巨大怪獣をお目にできた作品は、「帰ってきたウルトラマン」(1971年)だった。その第23話「暗黒怪獣 星を吐け!」の暗黒怪獣バキューモンは、明確に「怪獣」とは呼ばれていたのだが、その形態は、むしろ、ブラックホールのような天体現象を思わせるものであった。顔のある雲のようなデザイン画も残されてはいたのだが、それが映像上で使われる事もなく、視聴者にとっても、バキューモンはあまり怪獣っぽくは見えなかったのではないかと思う。

「帰ってきたウルトラマン」(1972年)では、第42話「富士に立つ怪獣」でも、富士山頂に乗っかるほどの巨体の怪獣パラゴンが登場したが、この巨大な姿は、実際には、蜃気楼による幻であった。(パラゴンの本当の体長は80メートル)続く「ウルトラマンA」(1972年)に出演したヒッポリト星人(第26話「全滅!ウルトラ5兄弟」)も、初登場時は200メートルもの身長で、防衛隊やヒーロー(ウルトラマンA)を怯ませたが、やはり、こちらも超能力で巨大な幻影を遠地に投影してみせていただけであった。(ヒッポリト星人の実際の身長は50メートル

 第二次怪獣ブーム(1971年〜)以降は、特撮ヒーローも、およそ等身大ヒーローの方が主流となっていき、巨大ヒーローや巨大怪獣のたぐいは、ほぼ円谷プロの独壇場となっていったようだ。

 そんな時代の流れの中で、1979年の「ザ☆ウルトラマン」では、ウルトラマンも、ついにマトモな形で、超巨大怪獣と対戦する事となる。そのお相手となった巨大怪獣が、第21話「これがウルトラの星だ!!第3部」の暗黒怪獣バゴン(身長938メートル)だ。「ザ☆ウルトラマン」に登場した怪獣は、総じて大きめだったのだが、その中でも、このバゴンは、シリーズ中盤の見せ場怪獣という事で、特に破格の大きさであった。

 もっとも、「ザ☆ウルトラマン」は、実写ではなく、アニメ作品であり、アニメの巨大ロボットものに関して言えば、すでに、ギルギルガン(身長70メートル。1975年「グレートマジンガー対ゲッターロボ」に出演)や無敵戦艦ダイ(全長420メートル。1975年「ゲッターロボ」に出演)などの超巨大な敵がいくつも登場していた。アニメだったら超巨大な怪獣・ロボットも簡単に表現しやすいのであり、そういう意味では、アニメのヒーローものでは、他にも、多数の作品で、超巨大な怪獣やロボットが、頻繁に出演していた。

 再び、円谷プロの作品の話に戻るが、1982年の雑誌グラビア作品「アンドロメロス」では、怪獣戦艦と呼ばれる超巨大怪獣群がぞろぞろと登場した。この作品は、主人公たちがすでに巨大ヒーロー、巨大宇宙人だったので、彼らが乗り込んで操縦する怪獣戦艦にしても、当然ながら、超巨大怪獣となった訳だ。グラビアならではの大胆な設定のキャラクターかと思いきや、「アンドロメロス」は1983年には実写化もされたので、動いている怪獣戦艦と、それと戦うヒーロー・アンドロメロスたちの勇姿も、きちんと映像で拝める事となった。(怪獣軍艦の身長は、ギエロニア1313メートルベムズン990メートルキングジョーグ960メートル

 この「アンドロメロス」以降は、しばらくは、ウルトラマンや巨大ヒーローもの自体があまり制作されない、超巨大怪獣にとっても不作の時代が続いたようである。

 その期間に制作された「電撃戦隊チェンジマン」(1986年)の敵軍の大将・星王バズーの正体は、全宇宙規模の侵略兵団の大ボスにふさわしい巨体であったのだが、その見た目はただの星(惑星型生命体ゴズマスター)であった。これは、分類的には、「ザ☆ウルトラマン」に登場した悪魔の星(第14話)の発展バージョンであり、「ウルトラマンダイナ」(1998年)のグランスフィア「ウルトラマンガイア」(1999年)のモキアンと同系列の超巨大怪獣である。

 1993年には、正規の特撮ヒーローものではないのだが、「ウルトラマンになりたかった男」と言う単発ドラマが放送された。この作品は、特撮ヒーロー番組において、そのものズバリ、超巨大怪獣をどう映像化するか、に取り組んだスタッフたちの物語で、本作の作中劇でのみの超巨大怪獣として、ゴッドキングが登場した。このゴッドキングを巨大に見せる方法としては、背景のスクリーンに写した巨大なゴッドキングの映像を、スクリーンの手前にいる着ぐるみのヒーロー(ウルトラマン)たちと戦わせる、と言う手法が用いられていた。

 ただし、現実の話をすると、この時期には、映画業界では、じょじょにCGが導入されるようになり出していた。1996年から、平成ウルトラマンのシリーズが始まると、そこには、CGを多用した怪獣がぞくぞくと登場して、各最終回のラスボス怪獣には、いずれも超巨大怪獣が採用される事となったのだ。

 ちなみに、この平成ウルトラマン・シリーズにおける超巨大怪獣たちの中でも一番印象深かったものを選ぶとすると、「ウルトラマンガイア」の中盤の見せ場に登場した巨獣ゾーリム(第26話「決着の日」)を真っ先にあげたいと思う。このゾーリムは、正統派の動物型怪獣でありながらも、あまりに図体がデカすぎて、巨大なワームホールからも頭だけしか出てこなかったと言う、実にユニークな演出で、その巨体っぷりをアピールしていたのだ。

 こうして、その後の円谷プロが制作するウルトラマン関連のテレビドラマや映画などでは、ラスボスには超巨大怪獣が採用されるのが恒例となっていったようである。その全ての名称はここでは並べないが、とりあえず、2009年の映画「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」に登場した百体怪獣ベリュドラ(身長4キロメートル)こそは、超巨大怪獣のまさに決定版だったのではないかとも思われる。

 このベリュドラは、単に超巨大であっただけではなく、直立した人間タイプの怪獣だったし、過去の無数の怪獣の合体キャラであった事や、最後の切り札のラスボス怪獣だった点など、実に、超巨大怪獣ならではの要素を全て兼ね備えたキャラクターだったのだ。

 この究極の大怪獣ベリュドラ登場以降も、超巨大怪獣がヒーローものに出演しなくなった訳ではない。超巨大怪獣は、ラスボスだとか見せ場の大怪獣などとして、今なお、多くのヒーローもので重宝され続けているのである。

posted by anu at 14:11| Comment(0) | TrackBack(0) | テレビ番組

2024年02月20日

ミラーマンの筆箱

ミラーマン.jpg
 ふと思い出しましたので、久々に、私が昔持っていた怪獣系グッズを紹介いたします。
 私が小学校で使っていた筆箱です。「ミラーマン」のキャラクター商品の筆箱です。

 何せ、もう50年も前の話ですから、かなり記憶が曖昧なのですが、それでも、この写真のタイプの筆箱が、私の持っていたものだったみたいです。ネットで調べてみたら、「ミラーマン」の筆箱は、他にも何パターンか存在していました。

 私が小学一年生になった頃は、「ウルトラマンタロウ」とか「流星人間ゾーン」「白獅子仮面」なんかが放送されていましたので、実際には、「ミラーマン」のキャラクター商品なんて、すでに型落ちだった訳ですが、それでも気にせずに使っていたあたりが、なんとも昭和らしいです。

 キャラが「ミラーマン」って事で、筆箱の内側に鏡でも付いていたらシャレていると思うのですが、そんな作りだったかどうかは、ちょっと思い出せません。鉛筆を置く部分は、持ち上げて、立ち上げられるような仕組みになっていたとは記憶しています。

 さて、こんな「ミラーマン」筆箱を持っていたにも関わらず、当時の私は「ミラーマン」の放送を見ていませんでした。見なかったのではなく、私の住んでいる地区のテレビでは「ミラーマン」は放送されていなかったのです。
 当時の私にとっての「ミラーマン」とは、雑誌のマンガや特写情報でのみ知っている存在なのでした。

 そのくせして、当時の私は、ミラーマンのソフビ人形とかも持っていました。ヒーローのソフビ人形と言えば、幼い頃の私は、帰ってきたウルトラマンとか超人バロム・1などのソフビ人形も持っていたのですが、それらは、関節部分が壊れて、手足が簡単にもげてしまい、すぐ使えなくなってしまいました。その点で、このミラーマンのソフビ人形はなかなか頑丈で長持ちしたものですから、私の怪獣オモチャごっこの世界においては、ミラーマンは、長きに渡って、ヒーロー(正義の味方)の地位を死守していたのでした。

2024年02月11日

「ボクたちの好きな異世界転生」解説

「ボクたちの好きな異世界転生」は、私の小説の中では、とっても不遇な作品です。

 岸田総理の「異次元の少子化対策」発言にインスパイアを受け、異世界ものに挑戦してみたのですが、もともと、私は、異世界ものには、あまり興味がなかったので、なかなか内容がまとまらないし、筆も進みませんでした。そもそも、今の私は、どちらかと言うと、大長編の「アケチ大戦争」の方が書きたかったのです。

 そんな訳で、「ボクたちの好きな異世界転生」は、かなりやっつけ仕事の作品になってしまったのでした。ですから、書きあげた部分を読み返してみても、作者の私自身がそれほど面白いとは感じられません。それでは良くないって事で、いちおう完結した後でも、力づくで続編部分を足してみて、だらだらと新ストーリーを展開してみたのですが、その事によって、ますます、まとまりのない作品になってしまいました。

 最初こそ、異世界ものと言うテーマにこだわったオムニバスにしていた(「こちら勇者課」「闇の勇者」「明日のわたし」「異世界に行きたい」など、書かずじまいで終わったエピソードも多数あります)のですが、途中からはヤケクソになり、終盤では、「世界最後の日」「小説家になりたい!てん末記」「読んではいけない」など、完全に、私本来の作風に変わってしまいました。

 この作品は、近いうちに、非公開にしてしまう予定です。作者の私自身、失敗作だと自覚していますので、お勧めはしませんが、読むのでしたら、今のうちです。

「ボクたちの好きな異世界転生」

posted by anu at 13:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

2024年01月09日

ミミック1号

 宝箱の形をした人食い生物のことを「ミミック」と言うのだそうです。中世の伝説やおとぎ話などに古くから登場していた怪物のような感じもしますが、実際には、そのような昔の伝承は存在せず、近年のRPGゲームやファンタジー物語の中で、はじめて使われだしたモンスターなのだとも言われています。

 このミミックは、宝箱に擬態していて、本物の宝箱と勘違いして、蓋を開けた犠牲者をパクッと食べちゃう訳なのですが、本当に、これはごく最近に生まれたアイディアだったのでしょうか。カバンのたぐいが主人を食べちゃうようなストーリーは、けっこう過去の小説やマンガなどでもあったような気もします。

 で、最近、私のこのブログでも度々登場しているコナン・ドイル氏の作品を読み漁っていますと、「縞のある衣類箱」(1897年)なんて短編を見つけました。ネタバレしていますので、詳しい内容までは紹介しませんが、この作品に出てくる”箱”なんて、実質上、ミミックと呼んでもいいようなアイテムなのであります。

 どうしても、シャーロック・ホームズや「失われた世界」ばかりが取り上げられがちなコナン・ドイル氏なのですが、彼の書いた他の作品もいろいろと読んでみますと、けっこう、意外な発見が多いのです。

posted by anu at 13:47| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ・本

2023年12月28日

コラッツ予想(終)

 さて、ひとまず、コラッツ予想「コラッツの大木」に関して、私がブログ上で大っぴらにお話できるのも、ここまでです。残念ながら、コラッツ予想の証明までは至りませんでしたが、でも、それで良いのです。

 だって、コラッツ予想が本当に証明できましたら、そこには、数学者としての栄誉懸賞金の問題まで絡んできますから。懸賞金は、日本では1億2千万円、外国からも500ドルや1000ポンドなどの高額な金額が懸けられています。こんなネットの隅っこのブログなんかで、コラッツ予想があっさり解けてしまったら、それこそ、あとあとに大きな混乱を招いてしまう事でしょう。

 私が、このブログで、コツコツとコラッツ予想について書いてきたのは、そもそもは、私の閃いた「コラッツの大木」のことを紹介したかったからでした。
「コラッツの大木」を、すでに誰かが発見していたと言うのであれば、それでも良し。もし、このグラフ(コラッツの大木)を作成したのが、私が初めてだったと言うのであれば、それはそれで、コラッツ予想の問題に、私もいくらか貢献できたと言う事になりましょう。

 実は、私は、「コラッツの大木」の研究をまだまだ独自に進めており、さらに多くの事実も、すでに発見していたのですが、それでも、まだコラッツ予想の証明にまでは達しておりませんし、だから、ここでも、それらの成果を公開するつもりもありません。

 よって、私を出し抜いて、「コラッツの大木」を活用して、コラッツ予想を証明してやろうと考えた人がいたのならば、それも良いかと思っております。少なくとも、「コラッツの大木」の発案者が私である事だけ、こうやって、ブログ上に証拠として残せておければ、それだけでも、私は十分なのであります。

 もっとも、「コラッツの大木」の徹底解明は、きっと、皆さんが考えている以上に困難な事でしょう。その自信があるからこそ、私も、あっさり、一般披露してしまった訳なのであります。

 私も、「コラッツの大木」を使ったコラッツ予想の完全証明までは、あと寸前まで来ているのですが、どうしても、最後の部分が解けません。まるで、ルービックキューブを3面まで揃えて、そこで手詰まりしてしまったような感じです。

 どうも、この最後の部分を解く為には、恐らくは、より大きな「コラッツの大木」のグラフを作って、各部の相似性なども確認する必要があるようなのです。

 ただし、残念ながら、私の使っている一般用のパソコンでは、大きな「コラッツの大木」のグラフを書くには時間がかかりすぎますし、見やすいグラフにも描けそうにありません。

 そこでですが、今、私としましては、大きな「コラッツの大木」のグラフを書けるスーパーコンピューターをお持ちの大学やら研究者やらに、この先は協力してもらえないか、と考えている次第だったのであります。つまりは、正規の数学者や研究機関の方で、私の共同研究者になってくれる人が居ないか、と探しているところなのです。

 私の方は、懸賞金も栄誉も、全然、独り占めできなくても構いません。むしろ、「コラッツ予想の証明に一役買った」と言うだけでも満足なのであります。

 そんな訳で、もし、この私の駄文を読んでいる学者や研究家の方がおりまして、少しでも、私の話に興味を抱いたようなのでしたら、ぜひ、ご連絡をいただければ、とても嬉しい限りなのです。

2023年12月26日

コラッツ予想(その25)

 過去に、私と同じように、「コラッツの大木」のグラフを作成した人が居たのかどうかは分かりませんが、もし居たとすれば、その人だって、多分、ここまでは私と同じ事を考えついていた事でしょう。
 だって、「コラッツの大木」のグラフさえ有れば、今まで説明してきた内容なんて、どれも、容易に見つけ出せれるものばかりでしたから。

 しかし、コラッツ予想を立証までしたいのでしたら、ここからが難しいのです。

 何しろ、「「コラッツの大木」の中に、全ての整数が含まれている事を証明する」とは言っても、それには、それを断定できるだけの何らかの証拠とか数式が必要になってくるからです。

 でも、これまでの単純な法則性とは違って、「コラッツの大木」内での数字の順番の配置のルールにつきましては、どうも一筋縄ではいかないようなのであります。

 例えば、26までの数の配置を「コラッツの大木」スタイルで表記してみると、どんな感じになるのかを、ここでお見せいたしましょう。

コラッツ分岐3.png

 いかがでしょうか?

 1から順番に探してみてください。その配置のされ方は、あっちに飛び、こっちに飛びで、一見、ランダムであり、いかなる規則性も見当たらないのであります。

 これでは、何のルールやパターンも分からず、「「コラッツの大木」の中には、全ての整数が含まれている」などとは、とても主張できそうにはありません。

 恐らくは、ほとんどの人は、せっかく、ここまでコラッツの数式におけるパターンや法則性とかを見つけ出せたとしても、この段階で完全に挫折してしまうのではないかとも思われるのです。

2023年12月23日

入れ代わり少年の憂鬱

 藤子・F・不二雄先生のマンガ「ドラえもん」を読んでいますと、のび太くんとしずかちゃんが入れ代わってしまうようなエピソードがあります。

 エッチのび太くんの事だから、愛しのしずかちゃんに成れたのならば、真っ先に、自分のヌード(つまり、しずかちゃんのヌード)を見て、ニタニタしそうな感じもしますが、実際のマンガ内では、そのようなシーンは一度もありません。

 ストーリーに関係ない小ネタは端折ってしまった、と言えば、それまでですが、実は、同じ作者のマンガ「バケルくん」を読んでいたら、ちょうど似たようなシチュエーションがありました。

「バケルくん」の主人公の少年・カワルくんは、大好きな女友達のユミちゃんの姿に変身する事に成功するのですが、成り行きで、着替えをする事になります。

「あたしは本人だから、(ユミちゃんの裸を)見てもいいのよね」

 と、楽しそうに、服を脱ぎ出すカワルのユミちゃん。本当に全裸になってしまい、その姿(年相応に微乳)を鏡に写して、ガン見します。だけど、そのあと、彼はポツンとこう言います。

「ばかみたい。自分のはだか見たって、おもしろくもなんともないわ」


 世の中には、「転校生」「君の名は。」をはじめ、男と女の心が入れ替わってしまう物語がいっぱい有りますが、当事者たちの異性の性への認識なんて、意外と、こんなものなのかも知れません。

 そもそもが、肉体が変わってしまう以上、性欲だって、肉体に準じたものに変化してしまう訳であり、女になってしまったら、女の裸を見たところで、興奮しなくなってしまうのでしょう。

2023年12月21日

コラッツ予想(その24) ループの真相

 コラッツの数式を「コラッツの大木」の形に整え直す事によって、コラッツ予想の問題点の一つであったループの件についても、ある程度のもっともらしい理屈が得られた事になります。

 そもそも、コラッツの数式は、「1、2、4、1、2、4・・・」と、最後の部分が無限のループになっているのです。その為に、「他の数字でもループしている部分があるのではないか?」という疑問が浮かび、その事もまた、コラッツ予想の証明の妨げになっていたのでした。

 しかし、「コラッツの大木」のグラフでは、この「1、2、4、1、2、4・・・」の部分は、次のような構造になっています。

1
2
4、1、2、4、8・・・
8




 そう。この部分は、正確には、ループではないのです。「1、2、4」の先には、違う数列の「1、2、4・・・」が繋がる形になっているのです。ループではなく、第2の「2の倍数の数列」です。この「第2の「2の倍数の数列」」も、「4」のところから、第3の「2の倍数の数列」が発生している事になり、そのリフレインが永遠に無限に繰り返していくのです。その仕組みが、「1、2、4」だけで考えてしまうと、この部分のみがループしているようにも見えてしまったのでした。

「でも、1、2、4、は、概念的には同じ数字なのだから、やはり、これはループって事になるんじゃないか?」と、なおも反論する人もいるかも知れません。

 だったら、ループしていたのは、「1、2、4」だけではなく、「コラッツの大木」のグラフそのものだった、と思ったらいいのです。実は、このグラフ(コラッツの大木)の全部が、「1、2、4」を支点にして、無限にループしていたと考えられる訳なのです。

 世界の全てがループしているという、実に壮大なループの構造です。まるで、パラレルワールド(別次元)の世界観と言っても良いでしょう。あるいは、同じ鏡の表面をえんえんと繰り返し写していく合わせ鏡や、永遠回帰するエッシャーのだまし絵にも似ているかも知れません。

 とにかく、コラッツの数式は「1、2、4」だけがループになっていたのでは無かったのです。「1、2、4」は、「コラッツの大木」全体がループするに当たっての軸(中心点)に過ぎなかったと言う事です。何枚もの紙を一つに重ね繋げた際のホチキス部分みたいなものです。

 よって、「1、2、4」の部分だけが特殊なループ構造になっていた件につきましては、これで十分に説明できましたので、特に問題視する必要もなくなったと言えるでしょう。さらに、「コラッツの大木」を構築する法則性を見た限りでは、「1、2、4」以外の数字や数列がループになっている可能性も無いだろうと判断できます。

 そうなりますと、次は、この「コラッツの大木」の中に、全ての数字(正の整数)が組み込まれている事を確認すれば、いよいよ、コラッツ予想を完全に立証した、と言う事にもなりそうなのであります。

2023年12月19日

ドイルの秘境三部作

 名探偵シャーロック・ホームズの作者コナン・ドイルの小説「失われた世界」(1912年)は、恐竜も生き残っている陸の孤島(秘境)を描いた作品として、たいへん有名です。

 そのドイルが、「マラコット海淵」(1929年)という小説では、深海の秘境も描いていた事は、私も、以前、このブログの中で紹介しました。

 さて、陸、海ときますと、次はときそうなものですが、ドイルは、もちろん、空の秘境の物語も書いていたのでした。

 それが、1913年の短編「大空の恐怖」です。
 この作品では、なんと、地上4万フィート(約12キロ)の上空には、場所によっては、奇妙な生物がぞろぞろ住んでいる、という内容なのであります。まさしく、空の秘境の物語です。

 こんな「高空に生物が住んでいる」なんてアイディアは、科学的には早い段階で否定されてしまっており、同系列の作品は、その後、誰も手をつけなかったようにも思われがちですが、

 実際には、このドイルの「大空の恐怖」のイマジネーションは、東宝の怪獣映画「宇宙大怪獣ドゴラ」(1964年)や「ウルトラマンティガ」(1996年)のクリッターなどの、主に怪獣ものに引き継がれていたようなのでした。

posted by anu at 15:04| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ・本
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