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2015年06月14日

ずーずーのダメ主婦がある日突然社長になった結果

旦那が死ぬ2週間前くらいだったと思います。

突然、思いつきで、

「私、会社継ぐわーーーーーー!」

こう言い放ちました。

旦那は自営業で大工の様な仕事をやっていました。

(ちなみに家業を継いだわけではない)

住宅とアパートを建てる職人さんです。

社員は二人雇っていました。

私は、旦那の仕事に全くのノータッチでしたので、

書類一枚書いた事もないですし、経理もやった事ないですし、

なによりも、建築業ですので、女の何も知らない私が会社を引き継ぐという考えは持ち合わせていませんでした。

でも、なんか、ある日突然、思ったんですよね。引き継ごうって。

会社と言っても、別に事務所があるわけでもなく、

ただ、旦那が親方として独立してやっていたというだけで、立派なものではないです。

私が会社を継ぐ宣言をした時、旦那は「うん」とだけ言いました。

そして、死んでいきました。

何も引き継がずに・・・www

なーーんにも分からない。会社の仕組みも分からない。月報・出勤簿とやらを書かなければいけないらしく、

なにそれ?って感じで、それも分からない。賃金台帳というものを本社に送らなければいけないらしく、

それも、ちんぷんかんぷん。(親会社が大手住宅メーカーなので、やる事が色々ある)

やり方や、やる事、なに一つ、私に教えずに、旦那は死んでいきましたw


旦那が死んだ時に、うちの社員の職人さん(まともに顔を合わせた事もないほとんど初対面)に、

これから、私が会社を引き継ごうと思っているので、辞めずに、続けてくれますか?

と聞きました。そうすると、「う〜ん」と困っていました。

他の人から聞いたのですが、その方は、うちの旦那と仕事がしたかったから、うちで働いてくれていたそうで、

旦那がいないなら、辞めると言っていたそうです。

もう一人の若い職人ジャス(あだ名)は続けてくれると言ってくれました。

今、建築業界では、求人を出しても、職人はすぐに辞めます。長くて3カ月です。

そもそも、求人を出しても、応募が全くきません。人材不足です。

もし、2人のうち、どちらかに辞められたら、確実に会社はつぶれます。

しかし、有り難い事に、「このまま働く」と言ってくれました。

そして、親会社に出向いて、私が継ぐ事を所長さんに伝えると、

「奥さんがやったらいいよ。代表者名変えとくから。」と言ってくださいました。

とても嬉しかったです。

こうして、会社を継ぐ事になったのですが、

従業員にお給料を払わなければいけないプレッシャーがあります。

売上より、お給料の支払いが多くて、マイナス9万だった事もあります。

マイナス9万は、貯金から払いました。その月の自分達の生活費もないわけですから、

それも貯金から払いました。

旦那が死んだのをいい事に(ちょっと言い方悪いですけど)

社員が、交通費を出してくれと言いだしました。

給料の他に、交通費1万円、月報代1万円、お茶代3万円を支払う事にしました。
日当も1000円アップしました。1日1000円アップさせると、月にして、だいぶ上がります。

夏と冬にボーナスも払っています。

職人の世界では、交通費は出ないのが一般的です。それにボーナスもなし。これは普通の事です。

しかし、働いてもらっている訳ですし、自分達の取り分は少なくなってもいいから、
少しでも、要望を聞き入れようと思いました。


職人さん達は、自宅から直行直帰ですので、今、どこの現場をやっているかも
私には分かりませんし、いつ休んだのかも分かりません。

ですので、口頭で、何日出勤したと言われた日数分のお給料を支払っていました。

(今は、ずる休みしていないか、チェックしています)

噂によると、休憩時間をめちゃくちゃ長く取っているらしいですwww
そして、さっさと仕事を切り上げて帰る時もあるらしいですwww

そりゃ、現場に親方がいないから、自由ですよね。

でも、私がとやかく言う資格はありません。感謝するのみです。

2人が働いてくれているおかげで、今の生活があります。

ジャス(日本人24歳)は、結構やる気があって、

色々な資格を取りました。(私が講習代を払っています)

他の班に、無資格だと、バカにされるのがイヤっていうのもあると思います。

しかし、お酒ばっかり飲むので、いつも、「前借させてください」と私に言ってきます。

お金がある時は、前貸ししますけど、私、未亡人なんだけどな・・・。って悲しくなります。

あまりにも、前貸ししてくれと毎回毎回言われて、私も本当にお金がないと言っても聞き入れないので、

「お金がなくて、もう死にたい」こー言ったら、ぴたりと、止まりました。
(軽々しく、死ぬという言葉を使ってごめんなさい。)

ジャス攻略法をマスターした瞬間でした。


ま、そんなこんなで、会社を継ぐ事ができました。

未だによく仕組みが分かっていませんが、なんとかなっています。

ただ、いつ潰れるか分からないので、その時が来てもいいように、私は

アフィリエイトを頑張ろうって思っています。

会社を継いで、初めて気づいたこと、

「うちの旦那さんって社長だったんだな」

頑張り屋さんだったんだな〜って誇らしく思いました。

つづく・・・。





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34歳の時に夫を肺がんで亡くしました。 2023年現在44 歳です。 主人と病院に行った時には余命1年の宣告で末期でした。 1年半の闘病生活の末、43歳で永眠しました。 大学1年生の息子と高校2年生の息子がいます。 次男は新潟の高校の寮に入っています。 野球少年です。 私の父親は私が16歳の時に自殺。 弟は統合失調症という精神病の為、入退院を繰り返し、 今でも働けず。 私は祖父母の養女の為、子供の時は両親とは一緒に 暮らしていませんでした。 やっと掴んだ、優しい旦那様、温かい家庭、 それも死別という形で終わりましたが、 3人でなんとか生きています☆ 旦那が先に死んだ事により、旦那の親が亡くなった時に相続争いになり、弁護士のお世話になりました。 そして、別件ですが私の実の母親が私が相続するはずだった 養母のお金をすべて使い込み、現在調停中。 最高のヘタレが、人並みになるまでの記録
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