そして、それも二日で終わりました。
今日、従業員(24歳)から電話がかかってこう言われました。
「給料をあげてください。そうじゃないと、こっちも張り合いがでませんし」
こいつに、おととい4万円の前貸しをしたばかりだ。
いつもは10万円前貸しはざらだ。
こいつは金融会社に借金をしているらしく、私に電話がかかってくる。
それでも、こいつに電話がかかってきた事は伝えていなかった。
酒に全部金を使ってしまう、だらしのない男だ。
シングルマザーに育てられ、中卒で色々な仕事をやったのち、うちの会社に入って勤続5年だ。
一般の職人の世界で交通費やボーナスを払っている会社はまずない。
それをやっているにも関わらず、まだ金をせびるこいつ。
自分も、母子家庭で育って、家計が大変な事を分かっていないのか?
自分さえよければ、うちがどーなっても構わないのか?
私の給料は年間100万円ほどしかない。
確かに、ほとんど何もせずに、100万入ってくるのはありがたい。
しかし、個人事業税や軽トラ購入代、雇用保険代を考えれば、
私はそれほどもうかっていない。
むしろ、精神的ぷれっしゃーがある。給料を払えなかったらどうしようというプレッシャーだ。
この電話に出たのは、長男の歯医者の治療を待っている時だった。
待合い室で、私は泣いた。
シクシク泣いた。
こんなに毎日つらいのに、追い打ちをかけるように、まだ苦しめますか。
そうですか。上等です。
イヤならやめろ!
今まで、従業員に辞められる事を私はおそれていた。
会社がつぶれるからだ。
しかし、こいつは、もはや私にとって毒以外のなにものでもない。
このまえ、資格取得の為の講習代25.000円を払ってやったのに、
恩をあだで返すなら、それでいい。
今の時代、職人の求人を3万円出して募集しても、応募が来ない。
そして、働いてもすぐに辞める。
それでも、将来の事を考えて、長い目で見て、
新しい社員獲得をしようと今日思った。
ある意味、今日、このバカ野郎からの電話は私にとってまた新たな野望の
火つけになった。
そしてもう一つ、休んでいるはずの学校の先生が、今日は授業をやりに4時間だけ出勤したらしい。
頼むから来ないでくれ。他のお母さんも大騒ぎしている。子供達もざわついている。
今日はすごく優しかったらしい。
人間そんなに簡単に変われる訳がない。
来るなら、休むな。
休むなら来るな。
担任1人のせいで、クラスの子供達40人に精神的苦痛が伴う。
せっかく二男が学校に楽しく通えるようになったのに、
また登校拒否になるのは勘弁だ。
話は変わるが、ネットで「幸せになる方法」みたいな事を調べたら、
世界中には飢餓で苦しみ、1日も何人も亡くなっている人がいるから、
それに比べたら幸せだ。的な事が書いてあった。
結局は、自分よりもあわれな人間を見下して、
あいつらよりは、マシだから、自分は幸せなんだ。がんばろう。
そういう意味ではないとは思うが、そんな風にも受け止められる記事だという印象だ。
そこで幸せを感じるのは、少し違うのではないか。
食べるものがないけれど、自分は幸せだと思って生きている人、
沢山いると思うし、
「可哀そう」という目で見るのは、少し失礼な様な気がする。
今は、やっていないが、旦那が生きている頃は、
ユニセフに寄付をしていた。
赤ちゃんがワクチンを受けられずに亡くなるのが嫌だったからだ。
今は、他人の事なんか、構っていられない。
自分達の生活でいっぱいいっぱいだ。精神的にも、金銭的にも余裕がない。
1歩進んで2歩下がる。
人生はワンツーパンチなんですね!w
ナイスチーターでーーーす☆
ミニストップのソフトクリーム食べたら、なんか、幸せな気分になれました。
別に飢餓の人と自分を比較しなくても、アイス1個で幸せになれましたよ。
ま、なんだかんだいって、私は従業員の給料を上げようと思っています。
いつも頑張ってくれているので、「このバカ野郎!やめちまえ!」と思いながらも、
感謝の気持ちもあります。
どーにでもなれーーーーーーえ〜い!
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