2013年02月02日
己の中に潜む葛藤と戦い続ける男の前に現れた、一人の女・・・ 彼女に出会い、男はまだ体感した事のない危険なロマンスに恋焦がれていく。
皆さん、こんばんは
先日、とても寒い日があり、心と体を冷やそうと暖かい缶コーヒーを買おうとしたんですが、その時だけ、お金を入れる為に手袋を外し、お金を入れ、ボタンを押したものはいいものの、あまりの寒さに手袋を装着するのに必死で、その場を立ち去り、電車の中で一息ついた瞬間に缶コーヒーを取り出す事を思い出し、違う意味でため息が出てしまった僕がお送りするNO,movie NO,life!!のお時間でございまする
さて、今夜お送りする映画は、リクエスト作品をご紹介したいと思います。
よくよく考えれば、毎週土曜日は、リクエスト作品をお送りしている気がします(笑)
いやはや、ありがたい事でございますよ
そんな中で本日は蓮見さんから教えて頂いた、「トゥルーロマンス」でございます。
僕自身、タイトルを聞いた時に、純愛モノの映画かな?とイメージしていたんですが、それは全く逆で、アクションシーンや少し過激なバイオレンスな表現が魅力的な作品だったんです
それもそのはず、脚本は「キル・ビル」シリーズや「ホステル」などを手がけたクエンティン・タランティーノであり、監督はトム・クルーズ主演の大ヒット作「トップガン」を手がけた映画監督、映画プロデューサーでもあるトニー・スコットなんですね。
そして、見逃せないのが豪華キャストも注目ポイントなんです。
主人公演じるクラレンス役のクリスチャン・スレイター・彼の父親役でデニス・ホッパー、そして、新スターウォーズ三部作でメイス・ウィンドウ役のサミュエル・L・ジャクソン、おまけに薬でぶっ飛んでテレビばかり観ている、ただのチョイ役・若き日のブラッド・ピットなどなど・・・・
他にも様々な俳優が登場しているんです。
これだけ、有名どころが揃っているとお互いの存在で潰しあってストーリーがない映画になるのでは・・・・?
と思われがちなんですが、全くそんな事は無く、それぞれの俳優の持ち味を出しながらもストーリーともしっかり絡んでいて違和感無く見ることが出来るんです
それでは、ここで激しい恋に落ちた男と女が、暗黒街と警察を向こうに回し、逃亡を続けるさまを描いたラブ・サスペンス映画「トゥルーロマンス」のストーリーをご紹介しましょう。
デトロイトのコミック・ブック店で働くクラレンスは、プレスリーとカンフー映画に夢中の若者。
誕生日の夜、場末の映画館で千葉真一の映画3本立てを観ていた彼は、アラバマというキユートな女の子と知り合う。
ベッドの中で彼女は、実はクラレンスの店のボスから、「誕生日のプレゼントに」と頼まれたコールガールであることを明かすのだった。
だが、2人は激しく愛し合い、翌日には結婚してしまう。
クラレンスは、アラバマの元ヒモであるドレクセイに話をつけに行くが殺されかかり、逆に相手を殺してしまった。
あわてて持ち帰ったスーツケースには、大量のコカインが入っており、翌日、クラレンスは元警官の父、クリフォードに会い、妻のアラバマを紹介すると共に、警察の捜査状況を聞く。
2人がロサンゼルスに向かった後で、ヴィンセンツと名乗る男がクリフォードの元へ現われ彼を拷間し、2人とコカインの行方を突き止めようとした。
果たして、クラレンスとアラバマの運命は・・・・
先日、とても寒い日があり、心と体を冷やそうと暖かい缶コーヒーを買おうとしたんですが、その時だけ、お金を入れる為に手袋を外し、お金を入れ、ボタンを押したものはいいものの、あまりの寒さに手袋を装着するのに必死で、その場を立ち去り、電車の中で一息ついた瞬間に缶コーヒーを取り出す事を思い出し、違う意味でため息が出てしまった僕がお送りするNO,movie NO,life!!のお時間でございまする
さて、今夜お送りする映画は、リクエスト作品をご紹介したいと思います。
よくよく考えれば、毎週土曜日は、リクエスト作品をお送りしている気がします(笑)
いやはや、ありがたい事でございますよ
そんな中で本日は蓮見さんから教えて頂いた、「トゥルーロマンス」でございます。
僕自身、タイトルを聞いた時に、純愛モノの映画かな?とイメージしていたんですが、それは全く逆で、アクションシーンや少し過激なバイオレンスな表現が魅力的な作品だったんです
それもそのはず、脚本は「キル・ビル」シリーズや「ホステル」などを手がけたクエンティン・タランティーノであり、監督はトム・クルーズ主演の大ヒット作「トップガン」を手がけた映画監督、映画プロデューサーでもあるトニー・スコットなんですね。
そして、見逃せないのが豪華キャストも注目ポイントなんです。
主人公演じるクラレンス役のクリスチャン・スレイター・彼の父親役でデニス・ホッパー、そして、新スターウォーズ三部作でメイス・ウィンドウ役のサミュエル・L・ジャクソン、おまけに薬でぶっ飛んでテレビばかり観ている、ただのチョイ役・若き日のブラッド・ピットなどなど・・・・
他にも様々な俳優が登場しているんです。
これだけ、有名どころが揃っているとお互いの存在で潰しあってストーリーがない映画になるのでは・・・・?
と思われがちなんですが、全くそんな事は無く、それぞれの俳優の持ち味を出しながらもストーリーともしっかり絡んでいて違和感無く見ることが出来るんです
それでは、ここで激しい恋に落ちた男と女が、暗黒街と警察を向こうに回し、逃亡を続けるさまを描いたラブ・サスペンス映画「トゥルーロマンス」のストーリーをご紹介しましょう。
デトロイトのコミック・ブック店で働くクラレンスは、プレスリーとカンフー映画に夢中の若者。
誕生日の夜、場末の映画館で千葉真一の映画3本立てを観ていた彼は、アラバマというキユートな女の子と知り合う。
ベッドの中で彼女は、実はクラレンスの店のボスから、「誕生日のプレゼントに」と頼まれたコールガールであることを明かすのだった。
だが、2人は激しく愛し合い、翌日には結婚してしまう。
クラレンスは、アラバマの元ヒモであるドレクセイに話をつけに行くが殺されかかり、逆に相手を殺してしまった。
あわてて持ち帰ったスーツケースには、大量のコカインが入っており、翌日、クラレンスは元警官の父、クリフォードに会い、妻のアラバマを紹介すると共に、警察の捜査状況を聞く。
2人がロサンゼルスに向かった後で、ヴィンセンツと名乗る男がクリフォードの元へ現われ彼を拷間し、2人とコカインの行方を突き止めようとした。
果たして、クラレンスとアラバマの運命は・・・・
中古価格 |
さて、今夜お送りしている「トゥルーロマンス」なんですが、僕が始めて見て印象に残っているのは、「感情の赴くまま行動する」というクラレンスとアラバマのシーンでした
映画の冒頭でも、彼の誕生日プレゼントという名目でコールガールでもあるアラバマと出会い、その翌日には結婚・・・そして売春婦でもある彼女を愛してしまったクラレンスは、アラバマのボスでもあるドレクスルを殺してしまうんです。
その後、彼女の着替えと間違えコカインを手にしてしまった二人は、一生安泰を夢見てコカインを大物監督に普通より安く売りさばき、大金を得ようと考えているんです。
普通だったら怖くてコカインなんて運べませんよね。
しかし、彼らは、何も恐れずに自分のやりたいように行動していく・・・
でも、何故彼らはそのような度胸が付いたんでしょうか?
僕の勝手な感想なんですが、この作品の主人公でもあるクラレンスは、どちらかと言うとあまり目立たないタイプの人間なんです。
そんな彼が、このような行動に振り切ったのはアラバマの影響が大きかったのかな?とも思えたんです。
言ってしまえば、彼女はクラレンスと違い外の醜く澱んだ世界を知っているのに対し、クラレンスはそれとは逆にいつものテリトリ内でしか生きていけない人間なんですね。
その彼が、アラバマと出会うことで今まで経験した事のないような、見たことのない世界を見ることができるかもしれない・・・と感じていたのではないでしょうか?
勿論、彼女に対しての「愛」は存在はしているとは思うんですが、でも、それだけでコカインを運び、ぶっ飛んだ危険な行動を取る彼の姿を見ていると、僕自身そう感じてしまうんです
その証拠に彼が一人で鏡に向かうシーンがあるんですが、その時に彼の憧れるエルビスの姿が映し出されるんです。
その演出を見て思うのが、クラレンスの中で一番の存在であるエルビスと自分の心の中にある「もう一人の自分」が重なってしまい、彼の内に秘めている「本心」を劇中で描いているんです。
彼自身、心の中では常に「何かぶっ飛んだ事をしたい」と思っていながらも、なかなか踏み出す事が出来ない・・・そんな葛藤を抱えている人間なのかもしれません。
なので、この燻っている感情を解き放ったのがアラバマの存在なんですね。
この辺りは、以前ご紹介したロバート・デ・ニーロの「タクシードライバー」と似ている描写かもしれません。
そんな彼の内なる感情を解き放ったアラバマなんですが、クラレンスと予測不可能で危険な行動をしている彼らでも、やはり「愛」という感情で繋がっているという事が伺えるシーンがたくさんあるんです。
その中でも印象的だったのが、ホテルの部屋でアラバマが悪人にボコボコに殴られてしまい、彼女を車に乗せて走るシーンがあるんです、その際にクラレンスが運転している方に彼女の頭をもたれさせている演出なんです。
そして、映画のラストでクラレンスが銃で撃たれ、その場から離れアラバマと一緒に車に乗った時に、彼女が運転をして、クラレンスが彼女の方に頭をもたれさせているんです。
このシーンを見て思ったのが、彼らの間には確実な「愛」というものが存在しており、言葉が無くても意思疎通が出来るぐらいに愛し合っているという意味も伺えるシーンでもあったんですね。
あと、よく耳にするのが、「危険な逆境を乗り超えた男女は特別な関係になる」という言葉を
ご存知でしょうか?
僕が、この作品を見終えてすぐに思い浮かんだ言葉がこれだったんです。
まさしく、アラバマとクラレンスが体感している状況がまさしく同じ状況だと思いませんか?
銃を持ち、コカインを売りさばく為に危険な行動をしたり、お互いが傷ついたり、その中でも、必ず愛しい人の為に、自分を犠牲にしてまでも守り続ける気持ちなど・・・・。
なので、今作のタイトルでもある「トゥルーロマンス」、直訳すれば「真実の愛」となり、この意味がぴったりな演出だな、と感じると同時に、鬼才・クエンティン・タランティーノの色でもある過激なバイオレンスシーンも取り込みながらも、バランス良く仕上がっている作品でもあるんですね。
他にも、クリストファー・ウォーケンとデニス・ホッパーのシーンが僕自身印象に残っています。
クラレンスの父親役であるデニス・ホッパーが、クリストファー・ウォーケン演じるマフィアに尋問されているシーンなんですが、明らかに不利な状況に置かれているデニスが、クリストファーに彼の祖先の話をして彼を罵るんです。
勿論、デニスの周りにはクリストファーの仲間がいっぱいいるんです。
この危険な空気感が凄くドキドキ・ハラハラしてしまうんですよ。
いつでもクリストファーが、銃を取り出してデニスを殺せる雰囲気なんですね。
僕自身「心の中で、デニスにもう悪口言うの止めてよ〜」と思ってしまうぐらい・・・緊張感のあるシーンでした。
この場面以外でも、このような危険な空気感を演出しているシーンがたくさんあって、見所満載なんですよ
ある一人の女性と出会う事で、自分の運命さえも変わってしまう・・・彼らのクールでホットな感情に巻き込まれ、その中で幸せを追い求める男女の物語、「トゥルーロマンス」。
是非、ご覧下され。
そして、こんな素晴らしい作品を教えてくださった、蓮見さんに感謝!!!
映画の冒頭でも、彼の誕生日プレゼントという名目でコールガールでもあるアラバマと出会い、その翌日には結婚・・・そして売春婦でもある彼女を愛してしまったクラレンスは、アラバマのボスでもあるドレクスルを殺してしまうんです。
その後、彼女の着替えと間違えコカインを手にしてしまった二人は、一生安泰を夢見てコカインを大物監督に普通より安く売りさばき、大金を得ようと考えているんです。
普通だったら怖くてコカインなんて運べませんよね。
しかし、彼らは、何も恐れずに自分のやりたいように行動していく・・・
でも、何故彼らはそのような度胸が付いたんでしょうか?
僕の勝手な感想なんですが、この作品の主人公でもあるクラレンスは、どちらかと言うとあまり目立たないタイプの人間なんです。
そんな彼が、このような行動に振り切ったのはアラバマの影響が大きかったのかな?とも思えたんです。
言ってしまえば、彼女はクラレンスと違い外の醜く澱んだ世界を知っているのに対し、クラレンスはそれとは逆にいつものテリトリ内でしか生きていけない人間なんですね。
その彼が、アラバマと出会うことで今まで経験した事のないような、見たことのない世界を見ることができるかもしれない・・・と感じていたのではないでしょうか?
勿論、彼女に対しての「愛」は存在はしているとは思うんですが、でも、それだけでコカインを運び、ぶっ飛んだ危険な行動を取る彼の姿を見ていると、僕自身そう感じてしまうんです
その証拠に彼が一人で鏡に向かうシーンがあるんですが、その時に彼の憧れるエルビスの姿が映し出されるんです。
その演出を見て思うのが、クラレンスの中で一番の存在であるエルビスと自分の心の中にある「もう一人の自分」が重なってしまい、彼の内に秘めている「本心」を劇中で描いているんです。
彼自身、心の中では常に「何かぶっ飛んだ事をしたい」と思っていながらも、なかなか踏み出す事が出来ない・・・そんな葛藤を抱えている人間なのかもしれません。
なので、この燻っている感情を解き放ったのがアラバマの存在なんですね。
この辺りは、以前ご紹介したロバート・デ・ニーロの「タクシードライバー」と似ている描写かもしれません。
そんな彼の内なる感情を解き放ったアラバマなんですが、クラレンスと予測不可能で危険な行動をしている彼らでも、やはり「愛」という感情で繋がっているという事が伺えるシーンがたくさんあるんです。
その中でも印象的だったのが、ホテルの部屋でアラバマが悪人にボコボコに殴られてしまい、彼女を車に乗せて走るシーンがあるんです、その際にクラレンスが運転している方に彼女の頭をもたれさせている演出なんです。
そして、映画のラストでクラレンスが銃で撃たれ、その場から離れアラバマと一緒に車に乗った時に、彼女が運転をして、クラレンスが彼女の方に頭をもたれさせているんです。
このシーンを見て思ったのが、彼らの間には確実な「愛」というものが存在しており、言葉が無くても意思疎通が出来るぐらいに愛し合っているという意味も伺えるシーンでもあったんですね。
あと、よく耳にするのが、「危険な逆境を乗り超えた男女は特別な関係になる」という言葉を
ご存知でしょうか?
僕が、この作品を見終えてすぐに思い浮かんだ言葉がこれだったんです。
まさしく、アラバマとクラレンスが体感している状況がまさしく同じ状況だと思いませんか?
銃を持ち、コカインを売りさばく為に危険な行動をしたり、お互いが傷ついたり、その中でも、必ず愛しい人の為に、自分を犠牲にしてまでも守り続ける気持ちなど・・・・。
なので、今作のタイトルでもある「トゥルーロマンス」、直訳すれば「真実の愛」となり、この意味がぴったりな演出だな、と感じると同時に、鬼才・クエンティン・タランティーノの色でもある過激なバイオレンスシーンも取り込みながらも、バランス良く仕上がっている作品でもあるんですね。
他にも、クリストファー・ウォーケンとデニス・ホッパーのシーンが僕自身印象に残っています。
クラレンスの父親役であるデニス・ホッパーが、クリストファー・ウォーケン演じるマフィアに尋問されているシーンなんですが、明らかに不利な状況に置かれているデニスが、クリストファーに彼の祖先の話をして彼を罵るんです。
勿論、デニスの周りにはクリストファーの仲間がいっぱいいるんです。
この危険な空気感が凄くドキドキ・ハラハラしてしまうんですよ。
いつでもクリストファーが、銃を取り出してデニスを殺せる雰囲気なんですね。
僕自身「心の中で、デニスにもう悪口言うの止めてよ〜」と思ってしまうぐらい・・・緊張感のあるシーンでした。
この場面以外でも、このような危険な空気感を演出しているシーンがたくさんあって、見所満載なんですよ
ある一人の女性と出会う事で、自分の運命さえも変わってしまう・・・彼らのクールでホットな感情に巻き込まれ、その中で幸せを追い求める男女の物語、「トゥルーロマンス」。
是非、ご覧下され。
そして、こんな素晴らしい作品を教えてくださった、蓮見さんに感謝!!!
中古価格 |
【サスペンス映画の最新記事】
この記事へのコメント