2018年02月15日
全ての犯罪が合法になる最悪の12時間!!ある一家の長く絶望に満ちた恐怖の夜が今幕を開ける!!
皆さん
こんにちは!!
最近、毎朝の楽しみであるコーヒーの自動販売機が突如として姿を消してしまい100円で買えた同じコーヒーがこのところ130円を出して買わないというけないという苛立ち感と、毎回その自販機だけ130円投入した時に、なぜか30円だけが戻ってきてしまう現象に、僕の中で「この自販機はもしかして、僕には100円で売ろうとして誠意で毎回30円をわざと落としてくれているけど、会社の命令で仕方なく130円という値段設定でコーヒーが落ちるように自販機自身が調整されているのかもしれない」となぜか、+2℃の自販機にほのかな温かさを感じてしまう僕がお送りするNO,movie NO,life!!のお時間です。
さて、今夜ご紹介したい作品はイーサン・ホーク主演の2013年公開のホラー映画『パージ』 。
「1年に一晩だけ殺人を含む全ての犯罪が合法になる」という法律が導入された世界を描いたサスペンス映画でございます。
さぁ、今回も何か色々と問題がありそうな作品が飛び出しましたよ(笑)
このような法律があるはずもないんですが・・・もし制定されたらみなさんならどうしますか??
この法律を制定した事により、アメリカの経済は黒字になり、犯罪もかなり減少されているみたいで、この「パージ」=「浄化」の法律には少なからず反対派も存在しますが、正当化する人々も多数存在しているんです。
なぜかというと、普段人間の心の中に秘めている「闇」「憎しみ」「恨み」「妬み」など年に一度、制御の無い発散をする事で、人々はそれらの感情を浄化し、フレッシュな気持ちでまた新しい一日を過ごしていけるからなんです。
これにより、犯罪もパージ制定前より格段と減少し、この法律でこの「パージの夜」を安全に過ごす、粛正される人間の飛び火がかからない様に防犯システムも強化・・・それによりセキリュティーシステムがバカ売れでこの相乗効果でアメリカ経済も黒字になっていく・・・という仕組みなんですね。
いやはや、何という法律を作ったんでしょね!!
しかも、他のサスペンス映画と違い、いきなり頭のおかしい人間が家に侵入して殺人を犯していくという強引な流れではなく、きちんとパージという法律がベースになり、その上にちゃんとした理由があって家に侵入し、主人公達も事件に巻き込まれていくというごく自然なストーリー展開も印象的な作品でした。
それではここで「1年に一晩だけ殺人を含む全ての犯罪が合法になる」というテーマを元に作られた「パージ」のストーリーを軽くご紹介しましょう。
舞台は、1年に一晩(12時間)だけ殺人を含むすべての犯罪が合法になる法律「パージ法」が制定された2022年のアメリカ。
ジェームズ・サンディンが勤務するセキュリティシステム会社は、パージ法のおかげで大繁盛。
妻・メアリー、娘・ゾーイ、息子・チャーリーとともに裕福な暮らしをしていた。
サンディン家は商売柄パージ法には賛成であり、自宅には最新のセキュリティーシステムを用意し、
パージの一夜が過ぎるのを家の中から一歩も出ずにやり過ごす予定だった。
誰も居なくなった監視ルームで、息子チャーリーは監視カメラのモニターに映る人影を発見。
見知らぬホームレス風の黒人男性が「助けてくれ」「奴らが来る、入れてくれ」と助けを求めていました。
完全に締め切られていた家の中で、チャーリーは迷いながらも家のシャッターを全て解除し、黒人男性を家の中に入れてしまう。
この異変に気付いたジェームズが慌ててシャッターを閉じようとするが、黒人男性は家の中へ。
その数分後、不気味なマスクを被った集団が訪れ「家に入れた男を1時間以内に引き渡せ」と要求。
彼らと黒人男性との接点は全く無く、ただ単に彼がホームレスという理由でパージしようとしているのだった。
さらに、引き渡さなければサンディ一家も同じ対象として攻撃すると宣言。
その後、彼らは何の躊躇も無くみせしめに、家の中を全て停電にしてしまう。
そして、このパージ法がもたらす長い「12時間」にサンディ一家はこの後、恐るべき真実と絶望を味わう事となるのであった!!
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今回お送りしている「パージ」という作品なんですが、僕的に一言で言ったら設定がぶっ飛んでました(笑)
今ままで様々なサスペンス・ホラーなど「殺人」が関わってくる=「恐怖」という作品がほとんどだったのに対して今作では殺人・犯罪を当たり前のように正当化しているテーマが逆転の発想だなと感じたんです。
しかも、もしかしたら今僕らが存在しているこの現在こそ、「もし」という可能性も含めたらこの「パージ法」という法律がなんらかの形で制定されるかもしれないというリアリティーも同時に思えました。
現に、常日頃から人間の心の底には深い闇であったり妬み・憎しみが閉じ込められこの感情を殺して今の世の中を生きている。
これが自分自身が止めれなくなった瞬間、我を忘れ犯罪に走ってしまうという現実は否定できない状況なんですね。(中にはどうしようもなく犯罪を犯してしまった方もおられるかもしれませんが・・・・)
今は抑えられているこの犯罪の数が今の倍に増加し、各国を挙げての国際問題に発展したら、各国の政府は「では、年に1日だけ、12時間の間だけは、犯罪を犯しても法には触れません」という法律が出てきそうな予兆・近い未来のリアルな現実も、今作では描かれているようにも感じました。
さて、今作ではこの「パージ法」を賛成派の家族が危険にさらされていく話なんですが、上記では恐ろしくリアリティーのある内容をお伝えしたのにも関わらず、恐怖や絶望に焦点を当てているのにも関わらず別の視点では、「家族愛」というテーマを同時に描かれているんです。
上記のストーリーで書いている通り息子のチャーリーが憐みの心で、全くの他人である男性を入れてしまい、何者か素性の全く知らない男性から家族を守るというサンディーの愛と、不気味なマスクを被った集団に襲われる事を防ごうとし、捉えた男を差出し男を犠牲にしてまで家族を守ろうとする愛、でも、サンディー以外の家族が男を犠牲にして私達家族だけが助かってしまったらおかしいと感じ、狂気に目覚めかけていたサンディーを止め、この絶望の状況の中でも本来の家族の在り方を必死に貫き通した描写など、一つのワンシーンにそれぞれが相手に対して望んでいる「愛」というテーマが飛び交っているんですね。
そして、家族の説得に目を覚ました彼は不気味な覆面をした集団と戦う決意をしたんです。
ここで思ったのが、このパージ法という法律が存在しなければ、この家族の本当の本音というものも知る事がなかったのも事実で、長女のゾーイは父に対して反抗的な態度ばかりだったんですが、実は上記に書いた父サンディーの行動に真っ先に止めに入ったのが彼女だったんです。「こんなのおかしい、絶対間違っている」「もう、あの頃のような頃には戻れない」と・・・・・
今まで、自分に対して悪態をついてきた娘からまさかの「家族を大事に想う本音」が垣間見れたからこそ、サンディーは我に目覚めたのかなと感じたんです。
もしかして、彼女自身、心の何処かではパージ法をどこか反対していたにも関わらず、実父はパージ法を称賛しさらにこの12時間を安全に過ごす為のセキュリティー装置の販売をしているからこそ・・・許せなかったのかもしれません。
そして、家族愛とは別に考えさせられた事は、物事はどう転ぶか分からない・・・つまり何が起こり得るか分からないという状況を見せつけてくれた作品でもあったんです。
特に印象的だったのが、息子チャーリーに対し、「なぜ、パージ法を称賛しているのに家は参加しないの?」という事に対して父サンディーは「家は必要ないから」と答えるんです。
当然、彼は普段の生活の中で何一つストレスを抱えながら仕事をしているという事はあり得ないんですが「殺人」を犯してまで人を憎むという事もなく、第三者の立場としてこのパージ法を傍観し、自分は自ら商品として売っている防犯システムに守られているという安全な場所で過ごしているんですね。
でも、チャーリーの出来心で家のロックをすべて解除してしまい男が侵入、さらに男を追って不気味な覆面の集団が押し寄せ、男を引き渡さないとサンディー一家も攻撃の対象となる。・・・という言われる始末!!
パージ法に犯された人間は欲を満たすために手段を選ぶはずもないので、サンディーが自信満々に商品として売っていたセキュリティー装置も脆くに崩れ去り、この崩壊と同時に彼が家族に誇ってきた仕事の意味も崩れ去ってしまったかのような状況だったんです。
そして、自分は絶対安全だと確信していたにも関わらず数分後には予想もしえなかった危険な状況に陥ってしまう。。。
この一連の流れを見た時に、本当に少しのズレで何が起こるか分からないという事を教えられた映画でもありました。
「1年に一晩だけ殺人を含む全ての犯罪が合法になる」という法律のもとに繰り広げられる恐怖と絶望の12時間を描いたサスペンス映画「パージ」
是非、ご覧下され!!
今ままで様々なサスペンス・ホラーなど「殺人」が関わってくる=「恐怖」という作品がほとんどだったのに対して今作では殺人・犯罪を当たり前のように正当化しているテーマが逆転の発想だなと感じたんです。
しかも、もしかしたら今僕らが存在しているこの現在こそ、「もし」という可能性も含めたらこの「パージ法」という法律がなんらかの形で制定されるかもしれないというリアリティーも同時に思えました。
現に、常日頃から人間の心の底には深い闇であったり妬み・憎しみが閉じ込められこの感情を殺して今の世の中を生きている。
これが自分自身が止めれなくなった瞬間、我を忘れ犯罪に走ってしまうという現実は否定できない状況なんですね。(中にはどうしようもなく犯罪を犯してしまった方もおられるかもしれませんが・・・・)
今は抑えられているこの犯罪の数が今の倍に増加し、各国を挙げての国際問題に発展したら、各国の政府は「では、年に1日だけ、12時間の間だけは、犯罪を犯しても法には触れません」という法律が出てきそうな予兆・近い未来のリアルな現実も、今作では描かれているようにも感じました。
さて、今作ではこの「パージ法」を賛成派の家族が危険にさらされていく話なんですが、上記では恐ろしくリアリティーのある内容をお伝えしたのにも関わらず、恐怖や絶望に焦点を当てているのにも関わらず別の視点では、「家族愛」というテーマを同時に描かれているんです。
上記のストーリーで書いている通り息子のチャーリーが憐みの心で、全くの他人である男性を入れてしまい、何者か素性の全く知らない男性から家族を守るというサンディーの愛と、不気味なマスクを被った集団に襲われる事を防ごうとし、捉えた男を差出し男を犠牲にしてまで家族を守ろうとする愛、でも、サンディー以外の家族が男を犠牲にして私達家族だけが助かってしまったらおかしいと感じ、狂気に目覚めかけていたサンディーを止め、この絶望の状況の中でも本来の家族の在り方を必死に貫き通した描写など、一つのワンシーンにそれぞれが相手に対して望んでいる「愛」というテーマが飛び交っているんですね。
そして、家族の説得に目を覚ました彼は不気味な覆面をした集団と戦う決意をしたんです。
ここで思ったのが、このパージ法という法律が存在しなければ、この家族の本当の本音というものも知る事がなかったのも事実で、長女のゾーイは父に対して反抗的な態度ばかりだったんですが、実は上記に書いた父サンディーの行動に真っ先に止めに入ったのが彼女だったんです。「こんなのおかしい、絶対間違っている」「もう、あの頃のような頃には戻れない」と・・・・・
今まで、自分に対して悪態をついてきた娘からまさかの「家族を大事に想う本音」が垣間見れたからこそ、サンディーは我に目覚めたのかなと感じたんです。
もしかして、彼女自身、心の何処かではパージ法をどこか反対していたにも関わらず、実父はパージ法を称賛しさらにこの12時間を安全に過ごす為のセキュリティー装置の販売をしているからこそ・・・許せなかったのかもしれません。
そして、家族愛とは別に考えさせられた事は、物事はどう転ぶか分からない・・・つまり何が起こり得るか分からないという状況を見せつけてくれた作品でもあったんです。
特に印象的だったのが、息子チャーリーに対し、「なぜ、パージ法を称賛しているのに家は参加しないの?」という事に対して父サンディーは「家は必要ないから」と答えるんです。
当然、彼は普段の生活の中で何一つストレスを抱えながら仕事をしているという事はあり得ないんですが「殺人」を犯してまで人を憎むという事もなく、第三者の立場としてこのパージ法を傍観し、自分は自ら商品として売っている防犯システムに守られているという安全な場所で過ごしているんですね。
でも、チャーリーの出来心で家のロックをすべて解除してしまい男が侵入、さらに男を追って不気味な覆面の集団が押し寄せ、男を引き渡さないとサンディー一家も攻撃の対象となる。・・・という言われる始末!!
パージ法に犯された人間は欲を満たすために手段を選ぶはずもないので、サンディーが自信満々に商品として売っていたセキュリティー装置も脆くに崩れ去り、この崩壊と同時に彼が家族に誇ってきた仕事の意味も崩れ去ってしまったかのような状況だったんです。
そして、自分は絶対安全だと確信していたにも関わらず数分後には予想もしえなかった危険な状況に陥ってしまう。。。
この一連の流れを見た時に、本当に少しのズレで何が起こるか分からないという事を教えられた映画でもありました。
「1年に一晩だけ殺人を含む全ての犯罪が合法になる」という法律のもとに繰り広げられる恐怖と絶望の12時間を描いたサスペンス映画「パージ」
是非、ご覧下され!!
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